レヴェナント 蘇えりし者のレビュー・感想・評価
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どうやって撮ったの?
なんだこの縦横無尽に駆け回るカメラは…冒頭(は『死霊のはらわた』を思い出した)から「どうやって撮影したの?」の連続。スクリーンの手前にあるけど無いことになっているはずのカメラをどうしても意識してしまうと思ってたらラストで…いやあれは反則。笑っちゃったよ
そして本作は記念すべきディカプリオのアカデミー賞受賞作でもある。熊・人間・自然に蹂躙され続ける様はディカプリオがアカデミー賞に辿り着くための地獄めぐりの様にも見えた。おめでとう!とはいえやはりこれは「撮影の映画」だろう。エマニュエル・ルベツキが凄過ぎる…
すべてのカットに美しさと強さがある。特に冒頭からディカプリオが熊に襲われるまでは文句無しに素晴らしい。ただ物語としては美しい風景カットとディカプリオが蹂躙される展開があまりにも律儀に交互にあってちょっと退屈かなとは思った
あとディカプリオ=キリスト的な描き方はしつこいと思ってしまう人もおるかもしれんけどあれはあれでいいんです。西部劇(特にマカロニウエスタン)において主人公はキリストでいいんです。一回死んで蘇る。『荒野の用心棒』のイーストウッドもそうだったように
最後にイニャリトゥのアカデミー監督賞受賞について。これは「こんな作品よく完成させましたね。お疲れ様でした賞」の意味合いが少なからずあると思う。俺からもお疲れ様でした。でもそれならジョージ・ミラーにあげてよって
ジャックニコルソン化進むレオ様
先週観たスポットライトは、各出演者のセリフが多く視覚に訴えるモノも少なく睡魔に襲われる事も・・・・^^;
この映画は、ビックリするほど台詞少なく表情と唸り声と映像演出だけで2時間半・・・・^^;
熊に襲われるシーンは、目を覆いたくなるくらいリアルで後すざりする凄さでしたが、助かったとしてもあそこまで復活するには数年かかるような瀕死の重傷・・・
あの極寒環境で、生き延びるのは事実を基にしててもチョット無理があるよね^^;;;
ただレオ様が、以前顔真似してた大御所ジャックニコルソンが憑依してるような演技は、オスカーに値する素晴らしさでした。☆4
凄く感動したか、と問われれば どうなんでしょう?
凄いですね!ただ、ただ凄い!
役者の演技も、カメラワークも、
美しく、荘厳な自然の風景も、
心を打たれます
しかし、主人公のグラスに
心を打たれて感動するかというと
そうではなかったです。
なぜかというと、この物語の
一番の主人公の行動の原動力!
生命を過酷な環境で繋ぎ続けて
いられた、理由の大きい所は
殺された、息子の復讐を果たす事!
そこが、一番主人公に同調出来る
シンプルな動機だと思うのですが、何故かその部分がとてもあっさりというか、印象が薄いため、今一つ心が熱くなりませんでした!
むしろ、極寒の中でのサバイバルや、
クマに襲われたシーンが凄すぎて、
『復讐』、より『サバイバル男』という印象のほうが強すぎてしまった感がありました!
もっと、親子関係の深さや、父親(グラス)の情が強く伝わるような、場面をもっと増やすべきなのでは!
普通の、人の感性からすれば
あの過酷な状況では、たとえ愛する家族を奪われた事への怒りと復讐心すら、どうでもよくなってしまうような、過酷サバイバルです。
そういった意味では、邦画の方が
心の微妙な変動や感情の表現をストーリーに絡めて描くのは、上手いと思います。
それでも、敵役のジェラルドは、とても復讐したくなるというか、怒りを一身にうける悪い男を上手く演じていたと思います。
最後の闘いの行方も、
とても印象的でした!
ありか、無しかでいえば
断然あり!の作品です
クマに襲われる危険がある方は
是非ご鑑賞を!
リアルに、イメージトレーニングできます!!
真面目なエンターテインメント
自然の描写が素晴らしい。音と音楽の融合が絶妙。坂本龍一にこだわった理由がわかる。
ディカプリオは、不思議とどんな役でもディカプリオでしかないのだが、この過酷な役柄を演じても決してレオ様というものが常につきまとう。それ故の善し悪しはあるのだろう。ただ、これだけ身を犠牲にしてやっとオスカーを手にしたことを思うと人気俳優と呼ばれることの辛さを垣間見てしまう。なにせ必ずしもこの映画がレオナルド・ディカプリオ史上最高の演技とは思えないのだから…
映画の完成度は見事。イニャリトゥ監督の真の実力を見ることができた。前作は大都市が舞台で、今回は大自然。常に何かにチャレンジしている印象。それでいて結果も残しているのだから、以降、見逃せないアーティスト。
今回の作品も間違いなく素晴らしいが、ストーリー性があまりにも強すぎるためなのか、後半は完全に飽きてしまった。わかりやすい結末なはずなのに、無理やり分かりにくく終わっている印象がする。含みを持たせるのであれば、単純な復讐劇で終わらせてほしくなかったなーと思ってしまった。
とにかく分かりやすい作品だったので、一生懸命、真摯につくった、エンターテインメントだと思う。
レオ様あらためて主演男優賞おめでとうございます。作品ですが・・・
まず、注目したのは主演のディカプリオはセリフが少ないということは知っていたので実際見たらズバリ言うと!主演より助演・脇役の方がセリフが多いということ。ストーリー展開上そうならないとこまるのは仕方ないのでしょうが、主演はセリフより息づかいの方が多いという斬新さ(割合で言ったらセリフ3:息づかい7(ぐっさん調べ))
私はIMAXで観たのですが音が良すぎて息づかいがはっきり聴き取れちゃいました。
それでも素晴らしい表現力を見せてくれるのがそう
レオナルド・ディカプリオ!!
セリフが少なくても存在感が強い、そうそれが
レオナルド・ディカプリオ!!
主演男優賞も当たり前でございますな。
そしてさりげなく思いますが、長回し撮影が多い!!クマとの対決シーンもそうですが、ネタばれになるので言えませんが、演じる側にとってはこれは大変だろって思うシーンがいくつかあるのでこれはぜひ本編でご確認を。
ディカプリオもすごいですが、助演もわすれてはいけません。
なんといっても、今回の悪役(フィッシジェラルド)のトムハーディ!久々に100%こいつ悪い奴だなぁ~~って思っちゃいますよって当たり前か(笑)
なんてったって、クマに襲われて重傷の主人公(グラス)を足手まといだから置き去りにしてやろうぜってわれ先に考えて誰も目撃者がいない中、反抗した息子を殺してしまうまさに久々のザ・悪役!!私も、久々に上映中に悪い奴だなぁ~って小声でしか言っちゃいました。
グラス(主人公)もなんとか生き延びたけど息子のかたき討ちのために大自然の中フィッシジェラルドを追い続ける、はたしてどのような結末になるか注目です。(ちなみにディカプリオとトムハーディは「インセプション」でも共演しているのでそっちもぜひレンタルでご覧あれ。)
ストーリー展開を盛り上げる大自然の映像も凄いです。
自然光だけで見せる映像、あまり音楽も入れず自然の音がほとんどなので全体的に静かな作品と言えるでしょう。
この作品はポーニー族など少数民族が出てきます。すべてをなくされて大きな組織からの残虐なシーンが出てきますが、この当時は時代の流れという理由があったとしても私としてはひどいと痛感させられました。(日本でいうと映画「ラストサムライ」みたいなことです)
ラストシーンでは何を伝えたかったのか、観た人によっては感想が変わっていくでしょう。
いろいろなことを考えさせられる作品ではありますが、これもイニャリトゥ監督の手腕があってからこそのこと。
イニャリトゥ監督といえば、ご存知の通り前作「バードマン」は第87回作品賞を受賞しました。「バードマン」と比べて好きな作品といえますが、ズバリいうと上映時間が長い!!息子を殺された主人公の復讐劇ではあっても余分なシーンを切って最大でも2時間10分ぐらいにまとめることができたようなストーリー展開だったと私は思いましたが、そこはぜひ劇場でご覧あれ。
とくにIMAXで観ると息づかい聴き取りやすいよ(笑)
ルベツキーとトムハーディあっての作品
《息子への愛》は、人をこんなにも強くさせるのか?
ひん死、裏切り、極寒、復しゅうーーこの男の「生きる力」が、見る者すべての胸を打つ極限のサバイバル・ドラマ!
レオナルド・ディカプリオが念願のアカデミー賞主演男優賞を獲得した「レヴェナント 蘇りし者」が、本日公開。
目の前で息子を殺害され、ひん死の状態で極寒の荒野にひとり置き去りにされてしまった伝説のハンターが、息子への思いだけを頼りに決死のサバイバルに挑む。壮絶なドラマが、ついに幕を開けるーー
本作のタイトル「レヴェナント」とは、「黄泉の国から戻った者」という意味。極寒の荒野にひん死の状態で置き去りにされながらも、凍りついた川を泳ぎ、木の根を食べ、先住民の攻撃をかわし、300キロにおよぶ魂の徒行を繰り広げたという、実在した伝説のハンターの壮絶なサバイバルが描かれる。彼はなぜ死の淵から這い上がり、「黄泉の国から戻った男」となれたのか。それは、愛する妻との間に授かった最愛の息子、目の前で失ってしまった我が子への思いの力に他ならない。圧倒的な力で描かれる父と息子の固く尊い絆に、心が強く揺さぶられるのだ。
凄い!!!
とにかく無茶苦茶な映画。主演はディカプリオということだけど、ほぼ彼のセリフなんてない。
カメラワークは「トゥモロー・ワールド」の19世紀アメリカ版ともいえる臨場感あふれるハンディカムでスタートする。矢は背後から横から頭上からも、目の前の人物がいとも簡単に死体となっていく。凄まじいバイオレンス。このあたり、「プライベートライアン」の冒頭のシーンが好きならば気にいると思う。ちなみに具体的な説明はないが、バッファローを捉えて革をはぎ、それを加工している現場のようで、そこにインディアン達が現れて瞬く間に死体の山。どうやらインディアン達は族長の娘が白人にさらわれたと言うことで、探し回っているらしい。
最初のインディアンとの戦いを生き延びた10人程度は主人公のガイドさんに従って山を越えようと船を捨てて山中へ。そして暫くしたら何故か野営から外れてひとりでふらふらとしている主人公のすがた。嫌な予感は的中し熊に襲われ、瀕死となる。隊長は彼が死ぬのを見届けなさいと仲間3人に主人公を託していなくなる。隊長不在をいいことにトムハーディは本人に了解を得てレオ様を殺そうとすると、その姿をレオの息子が発見し…
物語はザックリ言うと、息子を殺した仇をとってやる!と復讐の為にサバイバルで生還し、間接的に復讐を遂げるという話。
ただ、リアリズムなのか話を単純化しないようにするためなのかはわかりませんが、トムハーディを悪にしようとしている割に彼側の事情も描いてしまっているため、最後に爽快感がない。彼自身インディアンに頭の皮を剥がれたと言う暴力の被害者である。主人公はそもそも何故ひとりで熊のいる森の中に入ってしまったのか。フランス人たちはどうなったのか?様々な不思議が残る。これらを余韻として楽しむかどうかは人によるかもしれない。ただ、この映画を単なるエンタメとして見に来るような人は少ないと思うが、、、。
ラストに関してはご都合主義にも感じたが因果が巡り巡って救いをもたらすというのは「アモーレスぺロス」「バベル」「21g」を思い起こす部分もあるが、人生ってそういう事あるよね?という監督の人生観なのかも知れませんね。
とにかく圧倒的な臨場感、ノンストップで繰り広げられる血みどろのサバイバル、そして後半は復讐の物語。
最後に妻の幻影がいなくなって、それを見つめる主人公のカメラ目線で終わるが、なんだかよくわからなかった。
もう少し考えてみたい。
人と自然と
音楽よい
凄惨なシーンにくぎ付けであっという間に終わった。そういう意味で退屈はしないが、冷静に考えれば大げさに作っている面も多々ある。もっと吹雪を避けられる所で野宿できないものか?レオ様が、いないと砦まで帰れないって言って運んでいたのに、みんな無事に帰ったのはなんで?緊急避難という意味でいけばフィッツジェラルドは絞首刑になるほどの罪か?隊長だって一瞬そうしようとしたくせに、お金をやるから最後まで面倒みろなんて。まあ、フィッツジェラルドははなっから金目当てなところはあるけど、だからってあんなに正義の味方になるのは虫が良すぎる。しかもレオ様とフィッツジェラルドを追っかけはじめたら「(フィッツジェラルドじゃなくて)インディアンだったら?」とネガティヴ発言ばかり。ちょっと無理なキャラクター設定。
レオ様は念願のオスカーで、それはファンとしてもうれしいけれど、このくらいの演技ならずっとしてたと思う。
龍一さんはさすがのできでした。
映像がクリア
サバイバル&サバイバル
凄く良い。
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