クリード チャンプを継ぐ男のレビュー・感想・評価
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師から弟子、親から子への完璧なバトンタッチ
アポロクリードの息子、アドニスクリードとかつてのライバルの息子を弟子に取ったロッキーバルボアの2人が世界ヘビー級チャンピオンを目指し共に歩む姿を描いた、ロッキーシリーズのスピンオフ1作目。 今作のためにロッキーシリーズを全て鑑賞し、すっかりボクシング(を見るの)にハマり、はじめの一歩を全て見たり、歴代最高のKO集をYouTubeで見たりと一時期の個人的なボクシングブームのきっかけとなった作品。 アポロの息子にロッキーの指導が加わったウルトラハイブリッドことアドニスを主役に偉大な父アポロと比較される葛藤とクリードではなく、アドニスとして名を馳せる栄光への道を描いた作品。 ボクシングシーンのクオリティの高さに胸が熱くなり、思わずすげェとつぶやくレベル笑。 リアリティを求めたからか知らんが血の量は歴代最高クラス。 実際何度か当たってると思うんだよなぁファイナルんときもそういうのあったらしいし。いたそ笑。 また歴代の作品(正式にはスピンオフだが)と比べると音楽が相当良い。4のPVみたいなシーンがあるわけじゃなくて、BGMとして流れてる音楽が良い。まさかロッキーでこんなエレクトロだったり、ヒップホップだったり、DJサウンドが聴けるとは思わなかったサントラ欲しいあとビアンカかわいい。 印象としては音楽も含めてスタイリッシュになったなって感じ。ロッキー独特の泥臭さはないかも。 ファイトシーンのクオリティの高さと要所要所の歴代のオマージュ(コンラン戦とか特に)が良かったから文句は無し! またスピンオフと謳っているが、決して衰えないロッキーの存在感がすごい。 すでにボクサーとして動ける体ではないし、後半には癌が発覚し、痩せこけるほど衰弱する姿を見せるが、今までになかった新しいロッキーで新境地とさらなる可能性を見せてくれたと思う。 続編も大いに期待。 本家に負けない長寿シリーズとなってほしい。 2016年04月29日(金)1回目@目黒シネマ 2019年02月02日(土)2回目
一人でブルーレイで見て本当に良かったというくらいわんわん泣いてしま...
一人でブルーレイで見て本当に良かったというくらいわんわん泣いてしまったからメンがヘラってると同時に普遍的に心にグッとくるストーリー。
やばっ、おもしろ
ロッキー作品、ボクシンク、ついでにサッカーも好きな自分には物凄く楽しめました。
ストーリーは王道ロッキーという感じで、かなりベタですが、シリーズ全作観てる自分には、主人公が時折見せるアポロ感、ロッキーと叩くパンチングボール、街のヤツらを引き連れてのダッシュ、(生卵と薪割りは今作は無しか:笑)そしてアポロの星条旗トランクスにはかなり興奮して、泣きそうになりました。否、泣きました。
何よりアポロの息子がロッキーのセコンドでリングに立つという光景が胸熱!!アポロのフットワークとロッキーの一発があったら最強だわ(笑)
さらに、リアルボクシングの世界も映画の中に上手く入り込んでいて(というか、本物の人が多数でてるし!)楽しかった!
試合シーンは二試合目がワンカット?で見入ってしまった。
ストーリー序盤、猫パンチから、ロッキーがトレーナとなった後、腰の入ったパンチになる主人公の描写もニクい!
スタローンも特殊メイク以外、良かった!あれ、ガチで痩せて俳優魂見せてくれたら本当に名作だったと思います。(それだとスタローンっぽくないか:笑)
ロッキーシリーズを途中へこたれながらも今まで観てきた人へのご褒美映画という感じでした。
消化不良
恵まれて機会を与えられた者にはハングリーとは異なる苦悩がありそれを乗り越えていく姿を描く。そのテーマ性は面白いが消化不良感が残った。体裁は見繕ってそれなりの関心も示すが、熱量はさほどでもなく心底はどうでもいいと思われている、そういった冷たい世間像というのを期待したが、それって日本人的なのかな。わかりやすいメディア論調や明らかにムカつくことができる心ない言葉を浴びるが、私の勝手な想定とはちと違う。落ち込むのは、本当はもっと分かりにくい表現だったり、当人の誤解や被害妄想が引き起こすものだったりするんじゃないのかなと、私のツボとは違った。勝手な定規で見ていた私も悪いかもしれないが、そもそも当人が尋常ならざる実力を備えているし、彼女も簡単にいい感じになるし、感情移入もできない。進行性難聴やガンも、そもそもテーマから外れているし、ドラマを盛り上げる為の飾りに見えてしまった。
スタローンの老っぷりは終始名演。最後のファイトシーンも凄く良かった。現在フィラデルフィア感も最初のロッキーとは対照的でよかった。
ロッキー好きにはいいのかな。
しつこくない程度に昔のロッキーシリーズの回想が出てくるので、「あ、懐かしい」となるけど、全体的に衰えたロッキー・バルボアが中心となっているので、なんだか切ない。ただ、ストーリー的には予測できてしまうことが多く、ロッキーシリーズをそれほど崇拝しているわけでもないせいか、エンタメとしてはあまり楽しめませんでした。
現代的な息子
アポロの息子がロッキーに鍛えられるという、単純だけど往年のファンにとっては夢の展開。息子もかなり現代っ子気質で良く描かれている。 ただ、個人的にそんなにボクシングものに興味が無いので入りコメはしなかった。
21世紀になって観た映画で最高の作品。
タイトルは冗談で言ってないですよ。 そんなに本数を観ているわけではないですが 往年のロッキーファンとしては 最上級の賛辞を捧げざるを得ない傑作。 リメイクでも、リブートでも、 単純な新シリーズでもない。 「クリード・スタイル」という、 新たな「魂の伝承」の様式を生み出した。 劇場に3回足を運びましたよ。 隣のパート7は大入りなのに こっちの7作目はいずれもスカスカでした。 挙句に スタローンはアカデミー逃すし トニーバートンは亡くなるし。 でもね。 まだ観てない人は、DVD発売を待ってぜひ観てください。 無理は言いませんが、できれば6本の予習もして。 「ロッキー」のタイトルの意味と 「クリード」のタイトルの意味。深いですよ。 「不良じゃないのにボクシングをやってる」の意味は? それは、恒例のシーンでわかる仕掛けになっています。 そして「自分がただのゴロツキでない」ことを 証明するために闘ったバルボアさんに対して アドニス君は何のために闘うのか? それが伝わった瞬間に、すべての謎は1点につながり 涙腺はもう崩壊。全身の毛穴から汗が噴出します。
受け継ぐのではなく勝ち取れ
フルートベール駅でを撮ったライアン・クーグラー監督作。言わずと知れたロッキーシリーズであるが、クリードシリーズの始まりでもある。
結論から言うと傑作。ロッキーザファイナルで一度しっかりと終わっていたのだがそれをも超える素晴らしい出来。製作過程からしてもいわゆるロッキーで金儲けしよう、というゲスな映画ではない。スタローンの想いが詰まったロッキーという傑作を凌ぐほど良くできている。
熱い、ひたすら熱い、とにかく熱い。その熱さは製作陣、観客ともに燃え続けたロッキーの魂の熱さだ。ロッキーは言う「掴みとれ、敵は鏡に写った自分だ」これこそ全てである。2015年に相応しくブラッシュアップした脚本、若い力を非常によく感じる。
音楽も秀逸でフィリーソウルやサンプリングを駆使しゴングの音も音楽へと変わる。フィラデルフィアという街の持つ音楽感がよく分かり、音楽でその土地を再現する手法としてヒップホップを用いたのはクール。
主演のマイケル・B・ジョーダン、テッサ・トンプソン、そしてスタローン。役者も素晴らしいのだが監督のライアン・クーグラーは見事評価も勝ち取ったと思う。
映画自体が持つ熱量は飛び抜けており、物語も映画としても完成度は申し分ない。スタローンの想いを継承し評価も得た。これはロッキーではない、クリードなのである。
新シリーズ、最高の幕開け!
過去シリーズを全て観返して鑑賞。ロッキーや彼を取り巻く人々や環境に、すっかり思い入れが強くなった状態だったので、今作のあらゆる場面に胸が熱くなった。 どうやって撮ったのか、至近距離で撮影されたリアルなボクシングシーンは圧巻だし、ロッキーはもちろん、今作の主人公を筆頭に新たに登場した人物もちゃんと感情移入できるキャラクターとしてしっかり描かれている。 音楽も良くて、クライマックスに満を持してあのテーマが流れた瞬間は鳥肌ものだった。 今作から新たにシリーズ化されるとしたら、これ以上の幕開けは望めないほど最高の出来だと思う。
ロッキーの色薄く
ロッキーは出てくる。ただ、ロッキーの話ではない。 以前も若いボクサーをトレーニングしたが、今回は上手くいった。関係ないけどスターウォーズのオビワンも最初(アナキン)は失敗したな…。 ロッキーのサクセス・ストーリーをトレースしながらも、別の話に仕上がっている。最後の試合は、手に汗を握った。次回作はあるんだろうな…。 そういう意味では、なんとなく今後の展開が読める気がするし、それが見て透けた分、握った手の汗は少なかったかな…。
昔のも観たくなった。
ロッキーをちゃんと観たことのない、私でも楽しめました。 ロッキーシリーズ好きな人には、たまらないんじゃないかと。 ボクシングシーンは痛くて、辛かった…。 でも、最後は感動してちょっと涙ぐんだ。 アドニス役のマイケル・B・ジョーダンの体がムキムキで素敵〜。 スタローンは年取っても、やっぱり格好良いなぁ。
スタローン、ペロペロ
元旦からユナイテッドシネマ豊島園にてクリード注入してきた。シリーズは一作も観たことがなく、予習もせずに観に行ったけど、結論から言うと…最っ高!!!最初はすっかり老いた感じのスタローンに「うそだろ、お前エクスペンタブルズでいまだに健在じゃねーか!」とツッコミをいれたくなったものの、見進めて行くうちにどんどん”お師匠感”が出てきて、もうおじいちゃんスタローンが可愛くて仕方がない!エイドリアンのお墓の前で老眼鏡かけながら新聞を読む姿はもう!スタローン、ペロペロ。マイ・インターンを観て、デニーロにキュンキュンした女子は、必見だと思う。元日からクリード観ようと集まった熱い観客達が多く、上映後は自然と拍手が沸き起こり、劇場内が一つになった気がして、ロッキーすげぇ!と胸が熱くなった。新年の幕開けにピッタリの素晴らしい作品です!オススメです!
2015年度公開作品No.1❗❗
最高でした\(^o^)/
2015年は往年のビッグタイトルが多数公開されましたが間違いなくNo.1ですネ。
『ロッキー1』をオマージュした作品の内容ですが全くいやらしさやあざとさもなく、ごく自然に受け入れられました。
まぁそれだけ『ロッキー』が素晴らしい作品であるという事ですが。
本当に素晴らしい\(^-^)/感動した\(^o^)/
もう「ロッキー映画」とは言わせないぜ!
「ロッキー・ザ・ファイナル」を観た時「シリーズ中の最高傑作ではないか!」と思ったのと同時に「これでロッキーシリーズも見納めだなぁ~」という一抹の寂しさを感じました。 しかし、その作品から8年、ロッキーシリーズは”まだ”終わった訳ではなかったのです。 我らが下町のヒーロー、ロッキー・バルボアは、その魂を引き継ぐ後継者をスクリーンに登場させたのです。 本作「クリード」の主人公は、ボクシングのチャンプを目指す一人の若者、アドニス・ジョンソンです。 実は彼、ある人物のDNAを引き継いでいます。 彼の本当のお父さんは、ロッキーの永遠のライバル。 あのアポロ・クリード、その人でした。 アドニスは少年の日々、すさんだ生活を送っていました。町のゴロツキと喧嘩を繰り返し、警察の留置場にごやっかいになることもしばしば。 ある日”いつものように”留置所生活を送っていた彼に、一人の黒人おばさんが訪ねてきました。名前はメアリー。上品で、教養もありそう。育ちの良さそうな黒人女性です。 「あんた、どうせ民生委員だろ」 アドニスはちょっとハスに構えてメアリーを見ます。 実はメアリー、伝説のボクサー、アポロ・クリードの実の妻だったのです。 メアリーにしてみれば、目の前にいるのは紛れもない、亡き夫の忘れ形見。 他の女性が産んだ子供とはいえ、一人息子に違いないのです。 メアリーは微笑みます。 「あなたを息子として引き取りに来たの」 こうしてアドニスはメアリー・クリードの元で成人を迎えます。一般企業にも就職し、社会人として順風満帆。穏やかな人生を送るかに見えたのですが……。 血は争えないといいますか、この辺りがアポロのDNAを引き継いでいるんでしょうね。実はアドニス、仕事の傍ら、メキシコのボクシングリーグでファイトしてるんですね。 結構いい成績を収めている。 そこで一丁、地元全米のプロリーグへチャレンジしたくなります。自分がナンバーワンになるには、どうしても頼みたいコーチがいます。 他でもない、自分の本当の父親、アポロ・クリードの永遠のライバル。そう、我らがロッキー・バルボア、その人です。 いてもたってもいられず、ロッキーの店に駆けつけるアドニス。 そんな彼を見て、 「アホいうな、おれはもう、ボクシングなんてやらん。見ての通り、老いぼれだ」 ロッキーはなかなか取り合ってくれません。 今ではイタリア料理の居酒屋を営むオヤジさん。 飲食店経営者の姿が、すっかり板についた感じがある、ロッキー。 おなじみの斜めにかぶった中折れ帽子。 だるそうに、くぐもった声でゆっくり語る、かつての栄光のボクサー。 その後ろ姿。背中から醸し出す、哀愁。 シルベスター・スタローン演じる、この初老の人物が、スクリーンで”若いモン”相手に、なだめるように諭し、語る姿を見て、もう涙が出そうになりましたよ。 本作では、ロッキーシリーズでお馴染みの、あのメロディーラインが、後半さりげなく挿入されるなど、ロッキーファンにとっては、まさに「涙モノ」の演出です。 もちろん、リング上での臨場感あふれるボクシングシーン。 そのキャメラワークの見事なこと!! 踊るようで、しかも滑らか。手ブレなんか一切ありません。 まるでこれは、かつての伝説のチャンプ、「モハメド・アリ」の名セリフ 「蝶のように舞い、蜂のように刺す」 そういうキャメラワークを使ってます。 わかってるなぁ~、この監督。 若干29歳のライアン・クーグラー。いい腕してますよ、この監督。 役者のアクションの段取りなど、何回も何回も、緻密に丁寧に確認したんだろうなぁ~、と思います。素晴らしいシーンの連続ですよ。 夢を追う若者の清々しさ、たくまさ。それを見守る老いたボクサー。 これから花咲く蕾と、枯れてゆく人生の対比の鮮やかさ。 そこには、なにか日本的な「もののあはれ、人のあはれ」さえ感じさせてくれます。 若い頃は上り調子、坂の上の輝きを目指して駆け上ってゆく。しかし、やがて人は知るのです。人間、誰しも老いる時が来る。 人生のくだり坂。気をつけないと、あっという間に転げ落ちる。 ちなみに登山での事故は、登りよりも圧倒的に下山時の事故が多いと聞きます。 この人生の下り坂、自分の生き様に、どのような決着、エンディングを見つけるのか? そんなロッキーの姿に、僕のような中年オヤジは、おもわず自分を重ね合わせてしまうのです。 「俺はうまく、くだり坂を下りられるだろうか?」と。 人生の枯れゆく姿を、本作において美しく映像として切り取ってみせた、若き映画作家。 ロッキーはもちろん登場するけれど、本作は「もう、ロッキー映画ではない」のです。 紛れもなくロッキー映画のDNA、バトンを受け取った「次の若き世代」が作り上げた、新たなボクシング映画の秀作の誕生。 スクリーンで、その瞬間に立ち会えたことを嬉しく思います。
素晴らしい!必見
前評判が良かったので、見に行ったのだが、泣けました! 実は「ロッキーファン」では無いのだが、これは良い。泣ける映画だと「あざとさ」が鼻につく場合があるのだが、これはそれも無く、映画の世界にそのまま入って行ける。
スタリオン
2016年劇場6本目。 最高。 全て予習してから見れば良かった。 台詞や演出でロッキーへのリスペクトを随所に表し、おそらくオールドファンも納得の出来でしょう。 映像技術の進歩もあり、試合のシーンの迫力はとんでもないことになっており、ラストのチャンプ戦はもう文字通り手に汗握る。 個人的には、スポーツものでクズの限りを尽くしてた実力者の敵が、試合で主人公を認めて急激に良い奴になる展開は狂おしいほど好きなので、その点も大満足。 チャンプ戦のクリードの最初のクリティカルヒットのシーンは自分の映画体験史上最も興奮したシーンかもしれない。 さて、サンドバッグ買ってこよ。
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