日本零年 フクシマからの風 第二章
劇場公開日:2015年10月24日
解説
福島第一原発事故により計画的避難区域に指定された福島県飯舘村の様子をとらえたドキュメンタリー「フクシマからの風」の加藤哲監督が、同作の第2章として、3・11から2年後の世界をドキュメンタリーとドラマを交錯させる手法で描いた。福島の原発事故からちょうど2年目の3月11日、妻の咲子が突然子どもを連れて姿を消してしまう。残された夫は妻の郷里の福島へ向かうが何の手がかりもつかめず、東京に戻ってくる。そこへ福島のバーで出会ったサキという女性がやってきて、サキは妻が不在の家に溶け込んでいく。そんなサキもやがて姿を消し、入れ替わるように妻が戻ってくるが……。
2015年製作/91分/日本
配給:きろくびと
スタッフ・キャスト
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2015年10月30日
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鑑賞方法:映画館
メインはあくまでドラマなんだろう。展開もなかなか面白いとは思う。
フクシマという事実を盛り込む考え方も納得できるし、こういう映像を残そうとする意義も大いに理解できる。
しかし、ドキュメンタリー部分とドラマ部分があまりに水と油のような感じになっていて、正直、冒頭のインタビューなんかは邪魔でした。フクシマを盛り込みたいのであれば、本編のドラマ部分にどんどん情報を入れていけばいいのにと思ってしまう。
終わりもなんかフクシマが消えてしまうし、ああ確かにこの映画のタイトルは日本零年であったなぁと思わされ、フクシマはあくまでドラマのためのネタでしかなかったのかなと思ってしまった。
ストーリー展開はすごく面白いなぁと思っただけに、もったいない。