ラスト・ナイツ

劇場公開日:

ラスト・ナイツ

解説

「CASSHERN」「GOEMON」の紀里谷和明監督ハリウッド進出作品で、クライブ・オーウェンとモーガン・フリーマンが主演。「忠臣蔵」をベースに、よこしまな政治が幅を利かせる封建的な帝国での騎士たちの物語が描かれる。大臣への賄賂を断り、反逆罪を勧告されたバルトーク卿に死罪が下された。最も残忍な処刑方法によるその死罪は、愛弟子ライデンの手による斬首だった。バルトーク卿の首を自身の刀で落とすこととなったライデンと仲間の騎士たちは、無念の思いで復讐の時を待ち続けた。そして1年後、ライデン率いる気高い騎士たちは、主君バルトーク卿の不当な死に報復する戦いをはじめる。伊原剛志がライデンの最大のライバル・イトー役で出演。

2015年製作/115分/PG12/アメリカ
原題または英題:Last Knights
配給:KIRIYA PICTURES、ギャガ
劇場公開日:2015年11月14日

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(C)2015 Luka Productions.

映画レビュー

2.0映画にはなっている

2024年4月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

単純

Rotten Tomatoesなどで散々に言われていますが、ちょっと可哀想、でもその低評点ぶりが一足先の「47 Ronin」と殆ど同じ(あちらが一点高いのはキアヌ人気のお陰?)なのが、ごめん、面白い。

「47 Ronin」の物語りは、普通の日本人から見て滅茶苦茶なので(なんか異様なファンタジー突進力があったけど)、まさしく「日本人の新進大作監督が日本のサムライ復讐モノを西欧中世に置き換えて纏めました」な本作は、高評点は逆に好ましがらずももうちょっと認められてもよかったのでは、と長々言い訳のように考えてしまいました。
ただコレ、忠臣蔵リメイク作品の鑑賞に慣れている日本人中年層以上以外にとっては中盤以降、「ん、なにこれ?」「え、なんでこうなってるの?」「なんで皆納得してるの?」の連続ではないでしょうか。忠臣蔵やその日本式感動の仕方を知らない外国人観客には尚更でしょう。
更に海外評を見ると「万国民ごっちゃの異世界ファンタジーなのに魔法使いとかドラゴンとか出てこないしアクションが地味」とか言っていて、監督さんが敢えて抑えた映画の方向(47 Ro…と真逆)や拘り(SFXに頼らない)がもろマイナス要素になってしまった模様。

私としては、正直本作の監督さんはあまり好きな方ではありませんが、本作品が2時間アッサリではなくもっとドロドロ人間展開にしてNetflixのシリーズとして長くやれば格段に良くなったような気がします。

追記
こんなグダグタ長いレビューを書いて一年もしない内に配信の推薦で本作が出てきた時、いやーこれ既に見たことを全く忘れ去っていました。1/3位見て「なんかワザとらしいのに平板な展開で面白くないなあ」と、参考のためレビューを探したら自分のが出てきた。
そんな自分にバツが悪いので更にマイナス0.5⭐︎させてもらいましたゴメン。

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keebirdz

0.51時間を切って、結末が分かった。

2024年4月12日
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アンドロイド爺さん♥️

3.0忠臣蔵西洋伝 バルトーク騎士団

2022年9月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

単純

興奮

『CASSHERN』『GOEMON』でオリジナルや史実を好き勝手脚色し、賛否両論。
発言も物議を呼び、日本映画界から干された紀里谷和明。
そんな彼のハリウッド・デビューとなった2015年の作品。(…を今頃鑑賞)

うん、確かに『忠臣蔵』だね。
『忠臣蔵』をベースに、中世時代のような架空の帝国を舞台にした史劇アクション。
『忠臣蔵』を海外で映画化…と言うと、キアヌ再起不能かと案じられたかのトンデモ作『47RONIN』を思い出す。
紀里谷、またまたやっちまったか…と思いきや、最高とまでは言わないが、思いの外真っ当な作品であった。

前2作は個人的に辟易。何がダメって、“オレって天才”と自惚れているような意識。
CGてんこ盛りのビジュアルだけに偏り、肝心の中身はお粗末。
本人はドラマチックかつ哲学的に語ってるのだろうが、分かりづらく、それがかえって鼻に付く。
しかし本作は自身のスタイルを封印し、真摯にドラマを語っていく。

不当にも反逆罪を言い渡され、死刑となった主君バルトークを自らの手で斬首した騎士団隊長ライデン。
かつて酒に溺れ、荒れていた自分を救ってくれた敬愛者を失った心の喪失は計り知れない。
再び酒に溺れ、主君から与えられた騎士の魂である剣をも手放し、妻にも見限られ、堕ちた日々…。
が、全ては敵の目を欺く芝居だった!
一年かけて、部下が情報を集め、準備や計画を立て、決行の時がきた。
主君の復讐。ライデンの瞳に炎が燃える。
ここら辺、分かっていても奮い立つものがある。
西洋舞台にアレンジされても、『忠臣蔵』のスピリッツは日本人の心に響く。

クライヴ・オーウェンの誇り高き騎士像。
劇中のみならず、撮影時も監督の支えになったというモーガン・フリーマン。
実直な副官、協力者、憎々しい仇の大臣…。
助演キャストで特筆すべきは、伊原剛志。大臣側の騎士団の隊長。
主君の横暴と忠誠に板挟み。闘う際には相手への礼儀を欠かさず。身を落としたライデンをマークし、その境遇に胸を痛める。バルトークの遺族を侮辱した部下を有無をも言わさず処刑。
この漢も名君に仕えていれば…と思わずにいられない。
ライデン以外の騎士の描写はあまりナシ。あってもちょっと。
故にドラマとしては淡白だが、まあ分かり易さはある。
国や人種の垣根を越えたキャスティングは、今まさにハリウッドが求めているもの。

紀里谷作品では文句ナシに一番良い。
が、前2作と比べると成績は大幅ダウン。批評も芳しくない。
作品は常に賛否両論。本作も支持派からは監督の個性が失われたとの声も。
宿命か。紀里谷は賛否両論と闘い続ける。

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近大

3.0紀里谷和明監督がハリウッドデビューを果たした記念すべき作品。

2021年8月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy