V/H/S ファイナル・インパクト
解説
ファウンドフッテージ形式のホラーオムニバス「V/H/S」シリーズ最終章となる第3弾。数台のパトカーに追われて走るアイスクリームバン。その近所に住む青年ケビンはカーチェイスの模様をスマホで撮影しようと家を飛び出すが、パトカーを見失ってしまう。やがて、家でスマホを見ていたケビンの恋人が突然鼻血を出してどこかへ消えてしまい……。監督には「デッドガール」のマルセル・サーミエント、「悪魔の毒々パーティ」のグレッグ・ビショップ、「ブラック・ハッカー」のナチョ・ビガロンド、「モンスター 変身する美女」のジャスティン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッドら気鋭のクリエイターが集結した。
2014年製作/アメリカ
原題:V/H/S: Viral
スタッフ・キャスト
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3.0.
2019年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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自宅で鑑賞。'13年の『シンドローム』、『ネクストレベル』に次ぐシリーズ第三弾で日本劇場未公開の全四話からなるPOVオムニバス作、原題"V/H/S: Viral"。シリーズのフォーマットであるビデオテープの蒐集場所がこれ迄のお屋敷内からマジシャン宅のブレーカー奥にある隠し棚に変更され、その設定自体が蔑ろな扱いになる。時間を追うごとに判り難い展開になるが、画面や描写は悪くなかった。アンビエントな音楽も新鮮で印象的。併録されている角川傘下の発売元エクリプスの懐かしい「予告編集」が一番愉しめた。60/100点。
・各話のブリッジに設けられた"Vicious Circles"と云うエピソード、携帯電話を介して何かが蔓延するアイデアはS.キングの『セル』を彷彿させる。収録されている四話の中では、A.ムーアヘッドとJ.ベンソン監督の「Bonestorm」が一番、佳かった。
・終盤、"ICE CREAM"と書かれた問題のワゴン車内でアップロードをする際、モニターの一つに第二作『V/H/S ネクストレベル('13)』収録のエピソード「Safe Haven」の一コマが紛れている。亦、各話の繋ぎに写し出される荒い画像の一つに第一作『V/H/S シンドローム('13)』収録の「Amateur Night」に登場する謎の女“リリー”が見られる。
・当初、R,ゾンビに監督としてオファーがあり、一旦受けたが、製作側と打ち合わせを進める段階で不安を感じ、R,ゾンビ側が参加を辞退した。
・鑑賞日:2016年1月6日(水)
2017年10月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
シリーズ最終章となった本作は、残念ながら急激なレベルダウンをしてしまったようだ。前作にも前々作にもやや残念な作品があったものの、全体の雰囲気と新しい風を吹かせてやるぞ的なノリで乗り越えられた感があった。しかし、シリーズ三作目となると新しいものを観ているという感覚は残念ながら薄れてくる。それはシリーズの定めでもあるだろうが、それよりもメインストーリー含むそれぞれの話に魅力が無さすぎる。かなり長尺に感じたマジシャンとFBIの戦いを描いた「DANTE THE GREAT」や、ナチョ・ビガロント監督の「PARALLEL MONSTERS」などはSFっぽいストーリーでどうもこのシリーズっぽくない。特に「PARALLEL MONSTERS」は衝撃的なデカチン怪物が出てくる。これは怖がらせたいというより笑わせたいのだろうか。どういう話し合いをしたらそんな設定が思い浮かぶのか。全く考えられない。
だが、一番の敗因はメインストーリーだろうか。今までの殺戮ビデオがスマホなどのインターネット機器を通して拡散される様を描いているのだろうが、絶対に本編とは全く関係の無いシーンがあったりなどとにかく散らかっている。この手の作品に細かいことを言ってしまうのは間違いかも知れないが、最終章ならばもっと魅力のある話にして欲しかった。
16年23本目は人気POVオムニバス映画の3作目。私自身POV映画に興奮するのと、1,2作目がなんだかんだわりと良かったので観てみたけど、3作目である本作はPOV推しにする必要がかなり薄いただの意味不明ヲチホラーの連発映画でしかなかった印象。話の大筋のヲチも???って感じ。また、1,2作目はなんだかんだで見つけたビデオテープの内容を観る、って設定だったけど今回はYouTubeに投稿される動画っていう設定でVHSですらないし、それは良いにしても、短編の導入がノイズを挟むだけで唐突なので、なにもかもがいきなりに感じましたね〜、、。
ただ、短編は結構面白かったです。それもPOVにする必要あんのか?って感じでしたが嫌いじゃなかったです。
オムニバス短編①がクールだった。売れないマジシャンがふしぎなマントを手に入れて超能力者になった!ってストーリー自体は面白かったんだけど、これ最初モキュメントだったりマジックCGがチープだったりでPOVらしさはまるでゼロ。(B級ホラーのチープCGは個人的には大好きなんだけど、POVにするならあまりチープすぎると白けちゃうかな〜)もったいな〜。
あとオムニバス短編③不良少年がメキシコに出張してスケボーしてたら謎の骸骨軍団に遭遇したのでぶっ殺せ〜!ストーリーはホラーではないけど映像がめちゃくちゃスタイリッシュで好きでした。FPSしてるみたいな映像!
V/H/Sシリーズにありがちな下ネタシーン、というか下ネタホラーもしっかりあって(②)そこはちゃんとしてるな〜とおもった。短編3本しかないし本筋は意味不明なのでう〜んでしたが短編がわりと良かったので観て後悔とかはないかな、、。短編が全体的にスタイリッシュでPOVじゃなくていいな〜
2016年3月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
話としては、約4つのエピソードのオムニバス。軸としては、猛スピードでパトカーから逃走するアイスクリーム屋の車のカーチェイス。ヘリも空から車を追ったり何やら大捕物の様子。それを野次馬根性でスマホで撮影しようとするケビン…しかも恋人アイリスが謎の行動。
場面は変わりマジシャン・パラレルワールド・スケボー小僧etc.のエピソードになる。
POV式なので場面が切り替わる度に、何だったの?とポカーンとなってしまうけどグロあり戦いありと笑ってしまう場面もある。
個人的にはマジシャンエピソードが好き♪結構アクションとか格好良かったりw
最後はキューブリック作品?もどきを観たような感覚にもなり、あれっ?もしかして面白かった?って一瞬なるが、それはほんの一瞬w
結局…「で?なに??」で終わってしまう。たぶん話の軸がしっかりしてないのが原因(マジシャンエピソードは結構しっかりしてるけど)
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