Drawing Days
劇場公開日:2015年8月8日
解説
ミュージカル「テニスの王子様」や映画「あしたになれば。」で活躍する若手俳優・小関裕太の主演作品。監督と脚本は監督デビュー作「小川町セレナーデ」で新藤兼人賞銀賞を受賞した原桂之介。古びた電気店で働く浦瀬夏生。趣味の絵を描くために、給料の大半を画材につぎ込んでしまう夏生は貯金がまったくなかった。アパートの更新料と弟の大学合格祝いのため、夏生は給料の前借りを電気店社長の松田に申し出る。一方、長年連れ添った夫を半年前に亡くしたばかりの倉持佳乃は、夫は絵を描いてばかりいて面白くなかったから、せいせいした、などと強がる。そんな佳乃が、ひとり暮らしとなった家をルームシェアすると言い出し、それを耳にした松田が「最適任者」として佳乃に夏生を紹介する。こうして、19歳の夏生と60歳の佳乃の奇妙な共同生活が始まった。主人公・夏生を小関が演じ、共同生活を送る佳乃に根岸季衣。古舘寛治、須藤理彩が脇を固める。
2015年製作/86分/日本
配給:アミューズ、ライブ・ビューイング・ジャパン
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
2015年8月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
とても良かったです。良質な映画を見たな~という印象。
19歳の青年と60歳の女性が心を通わせ、それぞれが前へ踏み出すストーリーに、見終わった後なんともすがすがしく、幸せな気持ちになりました。
不器用な主人公のもどかしさと、絵を描く時だけ雰囲気がグッと鋭くなるのが印象的。主人公の描く油絵も素晴らしく、絵を描くシーンは音楽もあいまって引き込まれました。
俳優陣の演技は全体的に間をたっぷりとっていて、掛け合いはテンポが良くて面白く、メリハリがあります。
地方の海辺の街の空気感が出ていて、笑えるところも多く、終盤は感動で少し涙もにじんだりと、充実した時間でした。
女性陣の「~だわ」口調が少ししつこく感じるのと、あと5~10分長くしてルームシェアでの日常をもっと見てみたかった気はしますが、良作だと思います。
もっと暗くひたすら絵を画く作品かと思ったが、人懐こく明るい青年が実は絵が好きなんですという話を爽やかにやってみましたという感じ。
ちっぽけな悩みや障壁も、この世代の若者にしたら厳しい話しなのか…この青年は出来すぎな程恵まれている印象。