白いドレスの女

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白いドレスの女
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解説

激しい暑さにむせぶフロリダを舞台に、謎めいた女と出会った若い弁護士が遺産相続を背景にした恐ろしい罠にまきこまれてゆく姿を描く。製作はフレッド・T・ガロ、監督・脚本は「レイダース 失われた聖櫃<アーク>」の脚本を手がけたローレンス・カスダン、撮影はリチャード・H・クライン、音楽はジョン・バリー、編集はカロル・リトルトン、製作デザインはビル・ケニーが各々担当。出演はウィリアム・ハート、キャスリーン・ターナー、リチャード・クレンナ、テッド・ダンソン、J・A・プレストン、ミッキー・ロークなど。

1981年製作/アメリカ
原題:Body Heat
配給:ワーナー・ブラザース

ストーリー

その年のフロリダの夏は、とくにむし暑かった。事務所を構える弁護士ネッド・ラシーン(ウィリアム・ハート)は、親友で地元の検事であるピーター(テッド・ダンソン)と刑事オスカー(J・A・プレストン)と共に行きつけのコーヒー・ショップに入りびたり、暑さを嘆いていた。その晩、涼しさを求めて海岸沿いの野外ステージをぶらついていたネッドの前を、白いドレスを着た1人の女が通り過ぎた。栗色の長い髪、美しいボディ・ラインをもつその女に、ネッドは思わず目を奪われた。立ち止まりタバコを吸うその女に彼は声をかけるが、彼女は、自分には夫がいるといってつき離し・パインウッドに家があるとだけ言い残して立ち去った。幾晩かパインウッドをドライブして、やっと彼女を見つけたネッドは、彼女の名がマティ・ウォーカー(キャスリーン・夕ーナー)といい、夫が20歳も年上であることを知る。2階のベランダに沢山の風鈴をもつ彼女の豪邸を訪れた彼は、そこで無理やり彼女を抱いた。外出が多く、しかも中年じみた夫エドムンド(リチャード・クレンナ)にうんざりしていたという彼女は、ネッドに激しく燃えた。数度の激しい逢いびきの後、当然のように2人の間に殺意がめばえた。早速エドムンド殺害の準備を開始するネッド。爆弾のプロ、テディ(ミッキー・ローク)から特殊爆弾を入手し計画は実行された。マティは未亡人になり、しばらく2人は会わないで過ごした。そんなある日、ネッドはマティの弁護士から呼び出され、遺言状が変更されていることを聞く。当初、遺産の半分は姪のヘザーにゆくことなっていたが、それに疑問点が生じた。フロリダ州法律では疑問点がある場合は遺言状が無効になり全部がマティのものになるというものだった。その遺言状にはネッドとマティの親友メリー・アンのサインがあったため、エドムンドの死とネッドとはもは無関係でなくなってしまったのだ。そんな彼にピーターとオスカーも疑惑の目を向け、マティは相当の悪女だ、近づかない方がよい、と彼に忠告した。確かにマティには不審な行動が多かった。それをあおるように、テディから、マティが例の爆弾を買ったという情報。そしてメリー・アンも行方不明…。やがてネッドのもとにマティから電話が入り、ボート小屋への呼び出しがかかった。それは罠だった。ボート小屋の戸をあけたとたん爆発するというものだ。それに気づいたネッドは小屋の近くでマティを待ちぶせ、彼女に銃を向けた。ネッドの命令で戸を開けにいったマティが、やがて暗闇の中に消え、その直後、大爆発が起こった。彼女はやはりネッドを愛していたのだろうか…。彼女の死で事件は終ったかのように思えた。しかし、ネッドは信じなかった。彼の推測どおり、爆発した小屋で発見されたマティの死体は、メリーだった。

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映画レビュー

5.0アシカに芸を仕込んでいるかのような

あき240さん
2020年11月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

邦題はデパルマ監督の本作公開前年の大ヒット映画「殺しのドレス」にあやかったものだと思います
なにしろ無名監督と無名俳優の映画なのですから

胸元の開いた白いドレスは彼女の勝負服だったのです
ヒップラインがくっきりとでる赤いタイトスカートもそうです

原題はボディヒート
なる程的確なタイトルです
今ならそのまま邦題にされたでしょう

ブラックミュージシャン好きなら、クインシー・ジョーンズの1974年の同名の名盤をどうしても思い出してしまいますが、特段関係はないと思います
でも、そのアルバムと共通する何かがあると思います

泥のように湿って重い熱気が夜になっても続くだるさ
頭がどうにかなってしまいそうな暑さ
そのアルバムは、そんな夜の音楽でした
本作もそうです

大昔の白黒映画の時代のフイルムノワールの味わいが濃厚にあります
劇伴もどことなく昔風の音楽です
クレーンを多用したカメラが効果を高めています

観終わった後の満足感は、久々に映画らしい映画を観たそれです

マティはファムファタルでしょうか?
主人公のネッドが破滅させられたのですからもちろんそうなのかも知れません

でも、本人は何も悪くないのに、その美貌に男どもが勝手に狂って破滅してしまう
彼女はそんな存在ではありませんでした
彼女こそは毒婦という呼び方が、これ以上相応ピッタリな女はいない
そんな女でした
底知れぬ恐ろしさに、私達観客は主人公と共に恐怖を覚えるのです

主人公が夜に見かけてナンパしてスルスルとモノにしてしまう序盤の展開
それが実は向こうの思う壺であったとは

ひとつ展開が進む毎に、主人公は水族館で芸を見せたアシカのようにセックスを褒美に与えられていたのです

映画だけのお話?
いえ、美人の奥さん、彼女を口説き落としたと思っているのは男だけかも知れません
本当は向こうから仕掛けられてその気にさせられただけなのかも知れません
程度が違えども女はみんなマティみたいに男を手玉に取っているのかも?
そんなことを思ってしまいました

ラストシーンはどこでしょう?
アカプルコのように見えました
また新しい獲物が彼女の毒牙にかかったようです
蛇足?
とんでもない
このラストシーンの意味
あの証拠の眼鏡はどこにいったかを教えてくれているのです
最後の最後でマティが掛けていたサングラスがクローズアップされているではありませんか
男のようにレンズだけ取り替えてあるのです

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あき240

3.5どす黒い心を純白の服で隠す悪女…良いねぇ

2020年1月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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もーさん

3.5かっこいい女

Kayoさん
2019年10月8日
Androidアプリから投稿

キャスリンターナはかっこいい女の一人!もっと昔からステキな人はいましたがアメリカではこの人がハシリです!

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Kayo

3.5とても面白かった

2019年3月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

知的

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吉泉知彦
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