湯を沸かすほどの熱い愛のレビュー・感想・評価
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エピソードをきっちり回収しすぎ
宮沢りえ、杉咲花、オダギリジョーらの俳優の演技は心に染み入るものがあったけれど、ストーリーは作りすぎ、過剰でしかない。とりわけ、ヒッチハイクの若い男の登場や、宮沢りえが産みの母親に逢いに行くシーンなぞは必要なのか? 前半、杉咲花が高校でいじめられるシーンなどがよかっただけに、後半はダレた。ラストの銭湯の煙突の赤い煙……これもやりすぎだなぁと。
すべてのエピソードをきっちり回収するのではなく、もっと蹴散らかして、破たんをさせるほうが、作品に余韻が残ると思うのだが。まぁ周囲で泣いている人も多かったから、商業的には成功した作品なのだと思いますけれど。
本は良いが映画は・・・
抱擁
突っ込み所は少なくないのだが、これだけ余韻に浸れるのは私的に久しく...
なるほどータイトルの意味にはこういうことがあったのか!
沢山の感動したという情報は見聞きしていたが病気ものはどうもと見る機会を見送っていた
近くの名画座でやってたのでこれを逃したらと腰を上げて行った
見事に予想を裏切られました
オダギリジョーのしょうもない亭主の言動に`全くもう!'と声出してし言ってしまったり笑ったりー
が、こんなに声を殺すのが大変なほど泣けて来たのはどの映画以来だったろう??
宮沢りえはもちろんだが杉咲花が素晴らしい
愛が溢れて強くて魅力的な母ー宮沢りえのイメージではなかったが見終わった感想は宮沢りえだったからこそ`湯を沸かすほどの愛’が表現できたと思った
探偵さんが娘にママにはもう会えないんだよーと初めていうことが出来たのは湯を沸かすほどの愛に溢れた人との出会いと別れを娘が体験したから初めて言えたのだろう
こんな普通のことを描いて深〜い感動を与える映画って凄いーエンドは普通じゃないけど
花に埋もれた宮沢りえが美しい
見てよかった
全てに置いて無駄がない、素晴らしい作品でした
世間の高評価や賞レースの様子を見ている限り、普通の難病お涙頂戴物ではないんだろうなと、期待値高めで鑑賞しましたが、その期待値を大きく上回る感動に、涙腺が崩壊しっ放しの2時間強でした。
最初から最後までどこも印象深かったので、何から語ってよいのか分からなくなるぐらい、全てに置いて無駄がなく、全てが見所と言っても過言ではない作品でしたね。
これが商業映画デビューの中野量太監督のオリジナル脚本と言うのだから尚凄い、才能ある中野監督の今後の作品にも期待が高まります。
とりあえずブラマヨ吉田が同級生だったことは、もう売りにしなくても良さそうですね(笑)
しかし宮沢りえが演じた主人公・双葉のお母さんぶり、いや、おかあちゃんぶりが凄かった。
自分のことよりも常に家族のことを考える人、と言葉にしてしまえば、大なり小なり普通のお母さんも大体そう言う思考で生きている方がほとんどかとは思いますが、双葉はそんな言葉では語り尽くせないような行動力で、見る者をグイっと引き付けるおかあちゃんぶりだったと思いました。
心が広く、とにかく人間としての器が大きい、彼女の愛に触れたなら、間違いなく勇気を貰えるでしょうし、きっと大丈夫だと思えること確実でしょう。
一見厳しすぎると思えるシーンも、先を見据えての行動に思わず納得、これはまさしく聖母かな、こんな人間でありたいものですねぇ。
まあそれにしてもこの映画は泣けた、泣きっ放しだったなぁ。
でも山場の連発でグッタリとは言え、ユーモアにも溢れた作品でしたので、物凄く心地の良い疲労感だったりもするんですよね。
ダメ夫を演じたオダギリジョーがまたいい箸休め具合と言うか、ユルユルな雰囲気でホント憎めなくて、いい味出していたと思いました。
ダメ人間の私としては、妙に親近感、人間として完璧な双葉からほんのちょっとだけ解放されたい時があるのも、男としては少しだけ分かる的なで(行動に移しちゃダメですが)
女性陣の演技には泣かされっ放しでしたが、オダジョー夫に数合わせの探偵・駿河太郎に訳ありヒッチハイカー・松坂桃李に、男性陣には妙に癒された作品でした。
とは言えやはりこの映画は、宮沢りえと杉咲花&伊東蒼のいろんなものを超越した母娘の絆、これに尽きますね!
特に杉咲花の泣きの演技にはやられたぁ~、これぞ歴史に残る泣きの演技、各賞受賞オンパレードも至極納得の演技でした。
伏線が全て効果的に描かれていたのも印象的、よくもまあこんなに練られた脚本作ったなと感心しきりでしたよ。
でも、ラストは冒険に出ましたね、賛否両論、いや否の方が多しかな?しかし最後に爆弾を投下する監督さんの気概に私はやられましたね、素晴らしい映画でした。
心の汗(涙)を洗い流しましょう
何処にでもある母子家庭の日常から始まり、伏線を張りながら物語は進んで行く。
安澄は同級生からイジメられ、登校を拒否するが双葉は許さない。「戦え」と突き放す。
レビューでも言われているし、自分も「逃げればいいんだ。」と思ったけど、双葉も同じような経験をして、戦ったんだろうな。と想像すると「同じだよ」という言葉も納得した。
後半からテンポよく怒涛の伏線の回収が始まり、その都度感動。
子供にあれを言わせちゃー、そら泣くわ。って感じでお涙頂戴な点はあるが、嫌な感じは無く、素直に気持ちよく泣ける映画だった。
最後の赤色の煙は、背景白黒だったら良かったかな。
杉咲花の代表作となり得る一本
本当に熱い愛なのか。
面白くないかどうかで言えば、面白いです。泣けるかどうかで言えば、泣けます。
好きか嫌いかで言えば、嫌いな映画です。
余命3カ月の母の愛の物語。
演じるは宮沢りえ。演技は素晴らしいです。しかし、悲しいくらいに共感出来ません。
彼女は正しくひとり親の母の偶像です。作中で誰よりも正しく、誰よりも強いです。彼女の行動は全てうまく行きます。
そんなの人間じゃないでしょ。もっと葛藤して、打ちのめされて、それでも愛を貫く姿が心を揺さぶるのではないでしょうか。
ひとり親たる彼女はオダギリジョーの父性を肩代わりした結果スーパーマンとなってます。頑張れ、オダギリジョー、父性を獲得するんだ。
男性監督が家族を描いた作品としては悲しい結果です。
スーパーマンの母(兼父)がゴリ押して家族を再生させることは、愛なのでしょうか?相手を知って、相手と話して、ぶつかっていく心の交流に愛が見出されるものではないのでしょうか。
面白く、泣ける映画でしたが、余りに独善的な価値観は僕には合わなかったです。
生き生きとしたキャラクターを作り上げた杉咲花さんを見つけられて嬉しかったです。
残念です
僕がリスペクトする、尖った芸人たちが「めっちゃ泣ける」とラジオで紹介していたので、興味が湧いて観に行きました。
ラストのぶっ飛んだオチ、好きです★
そういうことか! と。やられましたねw
全体的に泣きの要素が多すぎるには、ウンザリしちゃいました。
「詰め込みすぎ」とレヴューした方もおられますが、ほんとその通りかな、と思います。
いいセリフ、いいシーンの連発も、映画制作の絶対数が圧倒的に足りてない学生さんの描いたシナリオみたいな感じで苦笑。
『不治の病いに冒された女性が入院する病室の窓の外で女性のために主要人物たちが心を込めたプレゼントを披露する』というよくあるハートフルなシーン。稚拙すぎません?
こういうの今更やるなんて。。。
最高の演技をしようと努力された宮沢りえさん以下全員が気の毒でした。
あれだけ予想外の展開をいっぱい用意するなら、とことん馬鹿げたコネディにしてみたら良かったのでは?
そしたらラストのアレも、ぐっと締まったのかなぁと思います。
って、こういうのは個人の好みですからね^ ^
実際に感動して号泣した方が多いみたいなので、この映画はこれで良いのかもしれません。
生涯ワーストかも…
評価が高くて期待して観たが、全然ダメ!
ヒッチハイカーが女性ドライバーとラブホに行って逃げたとか、小学生の娘の前で言うなよ!なんでみんなゲラゲラ笑ってんの?下ネタ大好物の僕が引いたわ。
安曇が虐められてる時も逃げるなとか言うなよ!逃げても良いよ!
他のエピソードも、なんかネットに転がってる良い話を集めた感じ。
銭湯の旦那、結局何もしてないじゃん。もう少し奥さんに対して最後くらいちゃんとしてあげなよ。
役者は皆上手くて安心して観ていられるが、脚本か演出の問題だよ。
ただ安曇役の杉咲花さんの演技は素晴らしかった!若いのにあれだけ身体張った演技、表情も出来ないと思う。
最後に言うけど、この映画サイコホラーですよ。葬儀の後なんで霊柩車は河原に行ったの?遺体は銭湯に有ったよね。で、釜がクローズアップされて赤い煙が… 湯船ではみんな仲良く浸かってる… これって双葉の遺体を焼いて沸かした風呂に入ってるよね?この事の意味か「湯を沸かすほど熱い愛」って事でしょ?
この映画を評価してる人って、虐めやネグレクトを肯定してるとしか思えない。それか昭和の教育思想で思考停止してる?
この映画を観て、最近観た映画で一番良かった〜って言ってる人!今すぐ「この世界の片隅に」を観に行って!
この作品の意味を知ったとき、気づいたら涙が出てました。 お母さんは...
うん、まあ
みなさんが驚いたりドン引きされているラストは、私はいい!と思いました。
しかしそこまでのプロセスが、こういうことをする人たちとして描かれていないので飛躍がある気がしました。そこまでの流れでは、ヒロインの母親以外は運命に流されているように思えたので。彼女への愛と彼女からの影響によって、こうした葬送を選んだという過程があまり丁寧に描かれていないからでしょうか。
双葉が安澄に手話を学ばせていたことはなるほど!と思いましたが、前半の伏線が伏線ですよ!と見え見えでした。
宮沢さんがこの役にはまっているとは思いませんが熱演で素晴らしい。そして杉咲花さん、将来が楽しみですね。
不気味だった
家族の中に血縁的に通常の人が誰もいないのだが、強い絆があって勇気付けられる。しかし、それでいいのかなと思うところが多々あった。
中学生の娘が学校でいじめにあって制服を隠されているのだが、母親は負けるなと鼓舞するだけで全く介入しない。たまたま娘が勇敢で自殺しなかったから結果オーライなのだが、だめだと思う。女の子の下着姿もショッキングでつらい。
オダギリジョーの隠し子の9歳の女の子が、お母さんがいなくなって1年くらいしか一緒にいないお父さんだけで、家も変わってしまい、一番つらい状況なのにあまりそこに着目されていない。多くの場合、彼女が一瞬すごくいい子に振舞ってそれから試し行動をすると思う。普通にいい子としてしか描かれていなかった。他の家族にも問題が山積みだから彼女としても自分をだしにくかったのかな。
宮沢りえに同姓で同年代の友達がいない。血縁のない女の子をわが子として養育するような人でもあり、急に人をぶっ叩いたり、大して知りもしないのに「腐った人生」呼ばわりするような人だから仕方が無いのかもしれない。宮沢りえの実親が面会を拒否する以外は、話せば分かる人ばかりの世界だった。
病院の庭でピラミッドで宮沢りえを励ましていたが自分がもしその立場だったらすごく嫌だ。やるのもやられるのも本当に嫌だ。そこに関係の薄い探偵やヒッチハイカーがいるのも、ずっと地元で生活してきたのに悲しい感じがする。
銭湯での葬式は格安葬儀なのかなと思ったが火葬はドン引きで、赤い煙も不気味だった。映画のタイトルロゴが非常におどろおどろしいのがぴったり合っている。ホラー的な不気味さを持つホームドラマだった。
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