「母親の主張に説得力を感じない」湯を沸かすほどの熱い愛 根岸 圭一さんの映画レビュー(感想・評価)
母親の主張に説得力を感じない
嫌なことにも逃げずに立ち向かい、強く生きるというのが今作のテーマなのだろう。しかし自分には全く刺さらなかった。
まず、学校で虐められていて激しく登校拒否をする娘に、宮沢りえ演じる母親が、逃げてはいけないと言うのに全く説得力を感じなかった。逃げるとこの先の人生でどうして困るのか、逃げなかった場合はどんな良いことがあるのか。そういった具体的な内容が説教の中になく、ただ逃げてはいけない程度の主張しかない。そのため全く説得力が無い。
確かに、理不尽で嫌なことは大人になって社会に出てからも起こるし、我慢しなければいけない状況も出てくる。しかし社会は広い。そして大人には無数の選択肢があって、自分に適切な環境を自分の意思で選ぶことができる。虐めに耐える根性が無いと生きていけない訳じゃない。それでも学校での虐めに耐えて通うことにどんな意味があるのか、母親の主張には説得力が感じられない。
また、娘に何年も会っていない実の母親に会わせる必要性も感じられない。ここでもまた「逃げるな」というが、そもそも何で「逃げ」になるのか意味がよく分からない。この母親になぜか魅力を感じて様々な人が周囲に集まってくるが、その理由がよく分からない。そのため、強く生きるという今作のメッセージが全く伝わって来なかった。
終盤の、病床に付す母親に人間ピラミッドでエールを送るシーンも、いかにもお涙頂戴的で正直馬鹿馬鹿しかった。
先程のコメント深いですね。
何も対応しない学校への批判を込めて、ですか。なるほど、イジメに関しても見て見ぬふりをして無かったこと、外部の人間のせい、
にして目の前の子供達を守ったつもり、安澄を除いて。
おっしゃる通りかと。途中、汚い言葉遣い失礼いたしました。
すみません、お葬式の件安心しました。お骨のこともあるし無理ですよね。
前半まだましでしたが、後半収拾のつかない感じで、意味不明なシーンやセリフがわからなかったです。学校によっては、全員に体操服登校を認めているところもわりとあると思うので、話が理解しにくかったです。
こんにちは♪
共感ありがとうございます😊
安澄の制服隠しは、本来なら直ぐに担任に伝え探しまくれば解決するのです。
あの担任の言葉、「‥外部から誰か入って来て取って行った。」
寝ぼけてんのかーお前⁉️と言いたかったです。
学校が何もしないから安澄が下着になった。これもおかしいですよね。
あの朝の送り出すシーン、意味ないです。脚本家が、ムリヤリ、母が娘を叱咤激励するシーンを撮りたかっただけの為だと思います。娘に言う前に学校に電話して事情話して見つかるまで体操服で登校させて欲しいと言い、娘を安心させて登校させればいいのです。頑張らせる、というのはズレています。
体操服であっても学校規定の服ですから。式典は駄目でしょうが。
突然実母に会いに行け、も無茶です。人によりますが、思春期の女子なんてわけわからないのに。反抗しないいい子でしたね。
脚本家が変だと思います。
後半チグハグ、あのピラミッドの意味わかりませんでした。
他の方のレビューで目にしましたが、
銭湯でお葬式した後、双葉の遺体遠焼いてお湯を沸かしたのですか?ビックリ‼️