山河ノスタルジア

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

「罪の手ざわり」で第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門脚本賞を受賞した中国の名匠ジャ・ジャンクーが、1人の女性と彼女に思いを寄せる2人の男の人生を1999年、2014年、2025年という3つの時代と社会を通して描く人間ドラマ。99年、山西省・汾陽(フェンヤン)の小学校教師タオは炭鉱で働くリャンと恋愛関係にあった。しかし、タオはリャンの友人で実業家のジンシェンからプロポーズを受け、ジンシェンと結婚。リャンは故郷の街を離れることとなる。タオとジンシェンの間には男の子が誕生し、子どもはダラーと名づけられた。14年、タオはジンシェンと離婚し、ひとり汾陽で暮らしていた。タオの父親の葬儀に出席するため、数年ぶりに戻ってきたダラーからジンシェンとともにオーストラリアに移住することを知らされる。25年、オーストラリアの地で中国語をほとんど話さない生活を送っていたダラーは、母親と同世代の中国語教師ミアと出会う。

2015年製作/125分/PG12/中国・日本・フランス合作
原題または英題:山河故人 Mountains May Depart
配給:ビターズ・エンド、オフィス北野
劇場公開日:2016年4月23日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第68回 カンヌ国際映画祭(2015年)

出品

コンペティション部門
出品作品 ジャ・ジャンクー
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9

(C)Bandai Visual, Bitters End, Office Kitano

映画レビュー

3.0go westは印象的に残ったが

2021年7月2日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
ジョニーデブ

4.5山河故人

2020年10月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

はっきりいって感情を移入することが難したかった。あらゆることが中途半端になっていて、一つのテーマを継続していないから、観終わった後、さあレビューを書こうという気になれなかった。

まず、これが中国の映画かもなにかも知らないで予約して、いざ、DVDを取りにいったら、
中国語で『山河故人』と書いてあった。監督や俳優の名前もまったく馴染みがなく、まあ、観てみるかと軽い気持ちでみ始めた。

個人的に、中国の文化大革命あたりの映画に感情移入ができるし、好みである。一般論だが、中国人の、特に女性の力強さは文革の歴史からきていると思っている。それに、四十年前に中国を訪問したことがあって、それに私の故郷ではないが郷愁のようなものを感じるし、批判を浴びるかもしれないが、批判承知で、日本人のルーツだと感じている。

この私にとって、文革時代の良さを1999年以降の文化のなかで見出すのが難しかった。この時代は監督の言うように中国の端境期で、モダン中国に変わっていった時代らしい。技術だけでなく、人間の心より、金を稼いでアメリカ流の、資本主義を好む時代に突入していった。この時代にタオは伴侶として、リャンを選ばなかった。タオが自分で選んだ道だが、山西大学の法律科を卒業して実業家になったジンシェンの富の魅力に勝てなかったのではないかと思う。しかし、愛するもの全てを失ったなかでタオが生きていくところは文革のなかで生きていった人を思い出した。

炭鉱夫のリャンは石炭のようにモダン中国から取り残されていく存在だった。かれの控えめな性格も。ここをもっと描いてくれたら、私好みの映画になったのにと思った。

山西省・汾陽(フェンヤン)は監督の故郷だそうだ。映画の始め『黄河』とサインが見えて、黄河の雪解けのとうとうと流れる河に引き込まれそうになるくらい美しかった。素晴らしくて、私の知っている中国が汾陽(フェンヤン)で見て、見つかるかなと期待した。

タオが餃子を作っている時、『タオ』と言う声で彼女は振り返った。このシーンが我々に、息子との巡り合いの希望を持たせた。
最後のシーンで、リャンがGo West を一人で踊る美しいシーンがあるが、いままでの人生を『故人』しているが、『山河』のように人生は続いていくと思わせた。

それに、この2曲の対比はwestに行くか、伝統に戻るかの端境期にぴったりの選択だと思った。
https://www.youtube.com/watch?v=LNBjMRvOB5M Go West
https://www.youtube.com/watch?v=ZVeT_xoGm9Q サリー・イップ の珍重

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Socialjustice

5.0群衆の物語

Jさん
2020年8月23日
iPhoneアプリから投稿

儚い無常な人生
生まれ出会い死んでいく
その過程に1つとして同じ物語は無い

人間関係や時代の背景、問題提起など
様々な要素を絡み合っている

全てを完結にしないのが
個人的にはこの映画の良い点に感じる

コメントする (0件)
共感した! 1件)
J

3.53つの時代は上手く描けているように

2018年4月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

みえる(画角を変える等)し景色はダイナミックで美しいが、いまいち主題が見えてこない。リャンズーがどうなったかほったらかし。
ゴーウェストで始めてゴーウェストで〆るのもいいがだから何?とも思う。
結局1,5倍速で見てしまった。
サリーイップの歌は良い。
パートパートもなんとなく良いような気はするが結局何が言いたいのかが?中国人じゃないと分からないのかも
飯が美味しそうに見えないのもちょっと

コメントする (0件)
共感した! 1件)
消されるので公開しない

他のユーザーは「山河ノスタルジア」以外にこんな作品をCheck-inしています。