ヒメアノ~ルのレビュー・感想・評価
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文句無し!面白い!
評判良かったので探しまくって、なんとか上映劇場見つけ鑑賞。
タイトル出てくるのがメッチャ遅いんだが、『ああ、そういう事かぁ』と。タイトル後のブッ飛ぶ展開は凄まじい。こんな展開差ある映画は観た事無い。V6森田のキレキレな行為は、(演技?本来?の)モゴモゴな不気味喋りと相まって、ここ最近の悪党ではナンバー1だ。
また、タイトル前のバイト先輩の不気味さもかなり良い!
手抜きの無い、脚本含めしっかりと作られた映画だ。殺戮シーンは、失禁含めR15ギリのリアリティさ。この種の映画は、少し前までは韓国映画が上手かったが、今作はそれらを上回る程の面白さだ。
ラストの犬回避シーンに、少し救われた。ま、これも狙いだわな。
これはエンターテイメント
原作を読んだ人こそみてほしい。 個人的には原作より映画版のがずっと...
麦茶で号泣。
何か酷いものを圧しつけられたような窒息感に喘ぎ、
ラストでそれが緩むと涙がボロボロ溢れてくる作品。
さすが吉田恵輔と思う二部構成のようなラブコメと
隣り合わせの悪夢が入れ替わる中盤で森田剛が息を
吹き返す。止まらない殺人がなぜ快楽になったのか
理由を突き詰めると、過去の凄惨ないじめが精神を
歪めたことは判明するのだが、かといって無差別に
人間を殺すこと自体に肯定はできない。ギリギリの
アンバランス態勢で作られた不協和音だらけの場面
で、何とか取り戻そうとする主人公の濱田岳が必死
になればなるほど悪夢が増す流れも秀逸すぎるのだ。
オタクな先輩のムロが見せる狂気と森田のサイコが
どこか共通しているようで異質だった展開も上手い。
いじめや差別による復讐に端を発する無差別襲撃が
後を絶たない現在でも、彼らの真意を探ろうという
試みはなかなか成功しない。理解できないものへの
拒絶は恐怖心から生まれている気がしてならないが、
裏切りという行為を本人に悪意がないところで発生
させる友情と恋愛の確執には、それが子供であった
としても深くトラウマとして刻まれることが分かる。
何よりも辛いのは、森田と岡田があのまま仲良しで
学校生活を終えていたら何かが変わっていたのかも
しれないと考えてしまう鑑賞後の自分がいることだ。
(まさか息子が殺人鬼になるなど親も想定できないし)
今更ながら鳥肌体験、これは凄い!
まず森田剛が凄い。終始、圧倒された。視線、口調、佇まい、その全てが観てるこちらを不安にさせる。濱田岳も素晴らしい。挙動、雰囲気、リアクションに笑わされてしまう。二人のコントラストがこの物語に命を吹き込んでいる。
途中、ある映画的仕掛けを経て物語は一気に加速する訳だが、この演出が秀逸。背中に冷たいものが走り、鳥肌が…。エログロ描写が満載で、あんなに笑いが起きていた館内も静まりかえるけど、耐性ある人は必見!
ちなみに映画での森田は生まれながらの人格破綻者であるサイコパスではない。感情をむしりとられ、尊厳を踏みつけられ、強者に捕食されてしまったのだ。自分だったら??飼っているペットに愛情を注ぎ、遊びに来た友人をもてなす。私達と何が違うのか。
最後に一言。もんじゃでは土手をしっかり作らんかい、この童貞がっ!
森田くん
凄く不快な気持ちになる。スゴイ!
岡田くんまた遊びきてよ
やりきれない。
無努力な若者の、後味の悪い映画
ビル清掃のパートタイマーで働いている岡田、清掃会社の同僚の安藤から、想いを寄せているカフェで働くユカとの恋の橋渡しを頼まれる。
安藤と二人でカフェにいると、ユカのストーカー→→高校の同級生の森田と再開した。
高校で酷いイジメにあい、いじめたやつを殺して今ではサイコキラーと化した岡田
主な登場人物は、この4人
・W主人公的(世間に流されている岡田、世間に背を向けてしまった森田)
・無努力の若者が、何かしら世の中のせいにしている感
・女の子の方が積極的な(性も含め)世相を反映
唯一の救いは、森田剛の演技が良かった位か
ちなみに
映画.com 3.9
Yahoo!映画 4.3
ヤバすぎる傑作!
とにかく酷いことばかり起こるし、とってもイヤ〜な映画なハズなのに、、、
何故かめちゃめちゃ面白かった!
凄まじい暴力に、エロと笑いがはさまって、感情が激しく揺さぶられるからか?
こんな映画を面白いと感じてしまう自分は、ちょっと頭がおかしいんじゃないか?と思ってしまった。
しかし、これこそ映画の醍醐味だとも思う。
と言うか、これが映画で本当に良かった。
昨今は、こんなアブない奴がすぐそこにいてもおかしくない恐ろしい世の中だが、本作では、そんな人にも痛々しくも切ない人間性が感じられて、鑑賞した後には不思議な穏やかさと、何とも言えないやるせなさが残った。
もはやアイドルとは呼べなくなる主役の演出は、ホントにヤバい奴にしか見えないし、演出も素晴らしい。
特に、不穏な曲が流れ始めてから予想外のタイミングでアレを出された時の切れ味と、そこからのゾクゾク感、2つの行為を細かくスイッチしてみせる演出がサイコー過ぎて、コレはヤバい傑作だ!と確信した。
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