アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち

劇場公開日:

アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち

解説

ナチスドイツによるホロコーストの実態を全世界に伝えるために奔走したテレビマンたちの実話を、テレビドラマ「SHERLOCK シャーロック」のワトソン役で知られるマーティン・フリーマン主演により映画化。1961年に開廷した、元ナチス親衛隊将校アドルフ・アイヒマンの裁判。ナチスのユダヤ人たちに対する蛮行の数々とはどういうものだったのか、法廷で生存者たちから語られる証言は、ホロコーストの実態を明らかにする絶好の機会だった。テレビプロデューサーのミルトン・フルックマンとドキュメンタリー監督レオ・フルビッツは、真実を全世界に知らせるために、この「世紀の裁判」を撮影し、その映像を世界へ届けるという一大プロジェクトを計画する。プロデューサー役をフリーマン、ドキュメンタリー監督役をテレビシリーズ「WITHOUT A TRACE FBI 失踪者を追え!」のアンソニー・ラパリアがそれぞれ演じる。監督は「アンコール!!」のポール・アンドリュー・ウィリアムズ。

2015年製作/96分/G/イギリス
原題:The Eichmann Show
配給:ポニーキャニオン
劇場公開日:2016年4月23日

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(C)Feelgood Films 2014 Ltd.

映画レビュー

5.0アイヒマンと同じ地平にいます。

2024年7月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 3件)
マサシ

2.5アイヒマンvsTVマン

2024年5月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

知的

人類史上最悪の蛮行、ホロコースト。
そのホロコーストの実態やナチスドイツの大罪を世界に広く知らしめたきっかけ。
1961年に開かれた、元ナチスの親衛隊将校でホロコーストの指揮を執ったアドルフ・アイヒマンの裁判。
この裁判は世界にTV中継され、尽力したTVマンたちがいた…。

実話に基づくストーリー。
題材的にも興味惹かれ、期待していたのだが…、
期待していたものとちょっと違った。
もっとスリリングな裁判劇かと思ったら、世紀のTV中継に奔走するTVマンたちのドラマがメイン。
マーティン・フリーマンらは熱演し、実録映像を挿入した裁判シーンは一部ドキュメンタリーのようでもあるが、メインのドラマ部分はいささか単調で盛り上がりに欠ける。それに、何だかTVドラマ的な作りも気になって…。

実録映像の中にはホロコーストの映像も。
おびただしいユダヤ人の死体、ゴミのように処理される。
余りの酷さに言葉を失うTVマンたち。
その時、アイヒマンは…。
微動だにせず、その映像を見ている。
何を思っているのか…? 自分のした事に誇りを感じているのか、表情には出さないが後悔しているのか…?
アイヒマンが遺した言葉。人一人の死は悲劇だが、万単位は統計上の数字に過ぎない。

どうしたらこんな事が出来る…?
本当に人なのか…?
いや、人だから出来るのか…?

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近大

3.0映画としてよりも

2023年3月18日
PCから投稿

映画としてのクオリティは低い。ドラマ性もエンタメ性も皆無に近い。どこか演者に感情移入できない壁を感じた。ただそこにある実写映像は衝撃的で、これが「普通の人」が行えるというのが業の深さを感じ取った。

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asa89

4.0本物の映像ってのが価値あり

2018年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

難しい

 まずは裁判所内での撮影が許可されるかどうかという困難に直面する面々。裁判所の壁を改築してテレビカメラ用のスペースを作るという作業。この最初の部分が緊迫感を醸し出す。さらにはソ連のガガーリン、キューバ危機など世界の関心がそちらに向けられるのではないかという懸念もあった。

 撮影監督であるレオ・ホロヴィッツ(ラパリア)は調整室でカメラマンに常に指示を与える。「アイヒマンを撮れ!」と。収容所の悲惨な真実の証言を聞いても動じない、ふてぶてしい態度をとるアイヒマン。罪を認めるかどうかという焦点に釘付けになっているプロデューサー・ミルトン(フリーマン)やテレビクルーたち。実際に強制労働をさせられていた1人のカメラマンが気分が悪いと交替させられたり、証人自身が公判中に倒れたり、ホロコーストの悲惨な状況を物語っている。

 テレビドキュメンタリーを撮る模様を映し出す映画なんてのも珍しいが、ホロコーストの悲劇の実際の映像をアイヒマンに見せたりするシーンが印象的。本物の映像はやはり違う。『ヒトラー最後の代理人』に登場したルドルフ・F・ヘスの名前も挙げられていた。

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kossy

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