ラ・ラ・ランド

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

「セッション」で一躍注目を集めたデイミアン・チャゼル監督が、ライアン・ゴズリング&エマ・ストーン主演で描いたミュージカル映画。売れない女優とジャズピアニストの恋を、往年の名作ミュージカル映画を彷彿させるゴージャスでロマンチックな歌とダンスで描く。オーディションに落ちて意気消沈していた女優志望のミアは、ピアノの音色に誘われて入ったジャズバーで、ピアニストのセバスチャンと最悪な出会いをする。そして後日、ミアは、あるパーティ会場のプールサイドで不機嫌そうに80年代ポップスを演奏するセバスチャンと再会。初めての会話でぶつかりあう2人だったが、互いの才能と夢に惹かれ合ううちに恋に落ちていく。「セッション」でアカデミー助演男優賞を受賞したJ・K・シモンズも出演。第73回ベネチア国際映画祭でエマ・ストーンが最優秀女優賞、第74回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)ほか同賞の映画部門で史上最多の7部門を制した。第89回アカデミー賞では史上最多タイとなる14ノミネートを受け、チャゼル監督が史上最年少で監督賞を受賞したほか、エマ・ストーンの主演女優賞など計6部門でオスカー像を獲得した。

2016年製作/128分/G/アメリカ
原題または英題:La La Land
配給:ギャガ、ポニーキャニオン
劇場公開日:2017年2月24日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第41回 日本アカデミー賞(2018年)

受賞

最優秀外国作品賞  

第89回 アカデミー賞(2017年)

受賞

監督賞 デイミアン・チャゼル
主演女優賞 エマ・ストーン
撮影賞 リヌス・サンドグレン
作曲賞 ジャスティン・ハーウィッツ
美術賞  
主題歌賞

ノミネート

作品賞  
主演男優賞 ライアン・ゴズリング
脚本賞 デイミアン・チャゼル
編集賞 トム・クロス
衣装デザイン賞 メアリー・ゾフレス
音響編集賞  
録音賞  
主題歌賞

第74回 ゴールデングローブ賞(2017年)

受賞

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ライアン・ゴズリング
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) エマ・ストーン
最優秀監督賞 デイミアン・チャゼル
最優秀脚本賞 デイミアン・チャゼル
最優秀作曲賞 ジャスティン・ハーウィッツ
最優秀主題歌賞

第73回 ベネチア国際映画祭(2016年)

受賞

ボルピ杯(最優秀女優賞) エマ・ストーン
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Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate. (C)2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

映画レビュー

4.0そりゃあ、やっかみたくもなる。

2017年2月28日
PCから投稿

泣ける

楽しい

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 8件)
共感した! 117件)
村山章

5.0ささやきのような、ため息のような歌唱がいい

2017年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

楽しい

ミュージカルといえば朗々と歌い上げる歌唱法の印象だが、主役の2人はあまり声を張らず、ミュージカル場面以外の台詞とほぼ変わらないボイスで歌うシーンが多い。それがいい。甘さや幸福感だけでなく、切なさや悲しさも多分に含むテーマによく合う。

冒頭から圧巻。渋滞した高速道路の車のボンネットや屋根も活用する群舞も躍動感いっぱいだが、それを長回しで撮るカメラが動く動く。歌とダンスとシューティングの見事なコラボだ。

ゴズリングがジャズピアニストの設定で、当然ソロやバンドの演奏シーンも豊富。サウンドワークで面白いのは、楽器の音はおおむねハイファイ指向なのに対し、ボーカル録音には少々奥にこもったレトロ感のある処理がなされている。往年の名作ミュージカルへのオマージュは、物語のプロットやダンスシーンに数多く盛り込まれているが、そうした細やかな音作りにも新しさと懐かしさを感じさせる工夫が凝らされている。

コメントする 1件)
共感した! 58件)
高森 郁哉

5.0こんなにも説得力がある"たられば"なら受け容れたい!!

2017年2月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

楽しい

興奮

今更、往年のMGMミュージカルやジャック・ドゥミーの代表作を引き出しとして引用するのは、もうやめよう。来るアカデミー賞で史上最多のノミネーションを勝ち取ったことだって、言うなれば後付け。はっきり言おう。「ラ・ラ・ランド」の魅力は現代のL.A.、つまり太平洋を隔てて東京とも地続きの町で、東京、または日本の町々にもいるに違いない、いて欲しい、夢に向かって命を削っている若者の切なさが、ファンシーでジャジーなメロディとダンスの中に丹精込めて散りばめられていること。だから、ストーリーなんてあってないようなものという見方にも異議を唱えたい。人生で諦めるべきでないことと、諦めるしかないことが、映画だけに許される魔法の手法によって視覚化されるラストの10分は、恐らく、そんな時間をまさに生きようとする、また、生きて来たすべての観客のハートを鷲掴みにするはず。こんなにも説得力がある"たられば"なら、喜んで受け容れたい。そう感じるに違いない。

コメントする 6件)
共感した! 150件)
清藤秀人

3.0想像より静かな映画 エンディングでルックバックを思い出した

2024年11月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

寝られる

少しの狂気が新しい色を作る

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共感した! 0件)
夜鷹