カプチーノはお熱いうちに
劇場公開日 2015年9月19日
解説
「あしたのパスタはアルデンテ」のフェルザン・オズペテク監督によるヒューマンラブストーリー。南イタリアのレッチェのカフェで働くエレナは、性格も生き方もまったく違うアントニオと運命的な出会いを果たし、そして2人は恋に落ちる。13年後、ゲイの親友ファビオと始めたカフェが成功し、結婚したアントニオとの間には2人の子宝にも恵まれたエレナは多忙ながらも充実した日々を送っていた。しかし、そんなエレナを襲ったのは、自身が乳がんに冒されているという残酷な現実だった。主人公のエレナには「パリより愛をこめて」のカシア・スムトゥニアク。
2014年製作/112分/R15+/イタリア
原題:Allacciate le cinture
配給:ザジフィルムズ
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数年前に観たのだけど最近ふっと思い出した作品。そういえばレビュー書いてなかったなと今更書きます。
本作は中盤から物語が大きく動きます。悲しい、切ない、生きるとは何か…さまざまな感情が込み上げてきて泣きじゃくったなぁ。
こういった悲しい物語は日本を舞台に描くとより悲しくなってしまうのに対し、イタリアが舞台になれば少し緩和されるのはまさにイタリアマジック!相手が病人であろうがセックスは外せないのね。
夫役の人の容姿の激変ぶり、役作りのために相当頑張りましたね。
primeやネットフリックスで配信してほしいなぁ。
2019年2月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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「あしたのパスタはアルデンテ」も含めてこの監督、人生のちょっとした厳しさや哀しみを前向きに描くのが上手いですね。良くも悪くも人の気持ちや環境は必ず変化するし、遅かれ早かれ誰もが死んでしまいます。アラフォーで癌になる人もいるしそのまま生きる人もいるし死んでしまう人もいる。人生の不条理さと人間の逞しさの両方を垣間見る事ができました。イタリア映画らしく、フィルムが美しかったです。
2017年11月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
男女の友情って複雑…。
でも、それが逆に面白いのかもしれません(笑)
嫌いだったはずなのに、やっぱり気になる…⁈
好きだと思っていたのは全て演技?
そんな、真逆の感情のぶつかり合いが、意外な結果になることってあるんですね(笑)
その時は知らなかった事が後から分かると、「そんな事考えてたの?」と驚きの連続でした。
浮気?
二股?
離婚?
様々な不安がいくつも浮かび上がりますが、最終的に親友の一言が全てをまるっと収めてくれました(笑)
ジョルジュというゲイの男意味深な態度が全ての原因の引き金だったとは…。
ヤダもう(笑)
本当は末期ガンに侵された妻を、夫が愛してくれる悲しくも切ない愛の物語のはずだったのですが…。
複雑な四角関係に、そんな愛のエピソードも霞んでしまったというのが本音です。
ガンの妻を献身的に愛し続けた夫の愛はもちろん素晴らしい。
でも、それ以上にジョルジュの愛されキャラっぷりにまんまと私も虜となりました(笑)
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