クリミナル 2人の記憶を持つ男

劇場公開日:

クリミナル 2人の記憶を持つ男

解説

ケビン・コスナー主演で、CIAエージェントの記憶を脳に移植された囚人がテロリストとの戦いに挑む姿を描いたスパイアクション。米軍の核ミサイルをも遠隔操作可能なプログラムを開発した謎のハッカー「ダッチマン」の居場所を知る唯一の人物で、CIAのエージェントのビリーが任務中に死亡した。「ダッチマン」の脅威から世界の危機を救う最後の手段として、ビリーの記憶を他人の脳内への移植する手術が検討され、その移植相手として死刑囚ジェリコ・スチュアートが選ばれた。ジェリコは凶悪犯である自分自身と、脳内に移植されたCIAエージェントのビリーというまったく逆の2つの人格に引き裂かれながら、テロリストとの壮絶な闘いに巻き込まれていく。主演のコスナーほか、ゲイリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズ、ライアン・レイノルズ、「ワンダーウーマン」のガル・ガドットら、新旧スターが顔を揃える。監督は「THE ICEMAN 氷の処刑人」のアリエル・ブロメン。

2015年製作/113分/G/イギリス・アメリカ合作
原題または英題:Criminal
配給:KADOKAWA
劇場公開日:2017年2月25日

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(C)2015 CRIMINAL PRODUCTIONS, INC. All Rights Reserved.

映画レビュー

4.0実はかなり攻めたことをやっている。

2017年2月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

ケビン・コスナーがいい。これはスターダムから凋落していった姿をリアルタイムで見てきた身からすると驚くべき復活劇である。まさか還暦を越えて「野蛮な凶悪犯」の役をものにするとは! もちろん主人公だから物語上では善意に目覚めたりもする。しかし本作のコスナーは常に何をしでかすかわからない得体の知れなさをまとっていて、何やっても優等生キャラが抜けなかった過去とは完全に決別している。 コスナーの新境地が内容とみごとにシンクロしていたのが、後半の敵の女性を撲殺するシーン。敵とはいえハリウッドの娯楽アクションで大のオトナの主人公が戦闘能力を失った女性を叩き殺すなんてあり得ないはずなのだ。 でもこの映画を観て、越えてはいけない一線を越えた衝撃作だと思う人はいるまい。それはコスナーの演技の善と悪の振れ幅に説得力が宿っているからであり、その点だけでも実はとても攻めている、相当な野心作だと思うのである。

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村山章

3.5還暦過ぎのコスナーが新境地に挑むが……

2017年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

興奮

ケビン・コスナーが珍しく凶悪犯罪者役。幼児期の怪我で脳が一部損傷して共感力や罪悪感が欠落した後天性のサイコパスだ。その未発達の脳部位に、殺されたCIA工作員の記憶を移植するという導入部に興味をそそられる。 でもSF的な要素はそれだけで、あとは基本的に王道のサスペンスアクション。善玉イメージが強いコスナーが、敵でも一般人でも容赦なく叩きのめすのは最初こそ新鮮だが、次第に単調に。 そもそも記憶移植の手術はまだ研究段階で動物実験のみ、主人公が最初の被験者になるという設定なのに、すでに高度な手術装置が完成しているのが変。何人もの患者に実験を繰り返し、その都度マシンを改良して完成に近づけるものだろうに。これに限らず、辻褄があわない点が散見され、ストーリーに入り込めない。 ライアン・レイノルズが早々に殺される役で不憫。ガル・ガドットは平凡な母親役だが、得意のアクションを見せてほしかった。

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高森 郁哉

3.0これはちょっと…

2024年12月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

今日は仕事が休みだったので、 何を観ようかなぁと、チョイスしていたところ、先週観たラストミッションのケビン・コスナーさんが良かったので、こちらを選んだしだい。 ケビン・コスナーさんの鬼畜のような 犯罪者が観ていて不快になるレベル ストーリーはとても面白く 脇を固める俳優陣が大物過ぎてびっくり。 最後も上手くまとめすぎ感があったけど 面白かったです

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seiyo

4.0胸のすくラストに星1つプラス

2022年11月30日
PCから投稿

出てくる主人公は極悪人(これがケビン)、ネズミまでしか実証してない よくわからん医療技術で他人の記憶を入れられ、大活躍かと思いきや 相変わらずのクズ野郎ぶり。 しかしCIAのキレるだけの無能どもと、世界の破壊したいだけのサイコ 野郎の敵役のテロリスト(命を懸けて支援する同志がいるのが理解不能)。 主人公が変化するのも一因ではあるが、こんな人間模様のなかで主人公が 一番まともに見えてきて、次第にのめり込んでしまった。 ありがちではあるが、胸のすくラストに後味が良かった。

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ビン棒