「クリミナル」監督、ケビン・コスナーにあえて悪役をやらせた理由とは?特別映像で明かす

2017年2月23日 14:30

死刑囚役に挑戦
死刑囚役に挑戦

[映画.com ニュース]ケビン・コスナーゲイリー・オールドマントミー・リー・ジョーンズの名優3人が顔をそろえたスパイアクション「クリミナル 2人の記憶を持つ男」の特別映像が、公開された。メイキング映像とインタビュー映像で構成されている。

前出の3人に加え、ライアン・レイノルズガル・ギャドットマイケル・ピットといった人気俳優が脇を固める本作。核ミサイルの遠隔操作プログラムを開発したハッカー、ダッチマン(ピット)の潜伏先を唯一知っていたCIAエージェントのビル(レイノルズ)が、任務中に死亡。ダッチマンがテロリストの手に落ちることを恐れたCIAロンドン支局長のクウェイカー(オールドマン)は、死刑囚ジェリコ(コスナー)にビルの記憶を移植し、ダッチマンの居場所を突き止めようとする。

THE ICEMAN 氷の処刑人」で知られるアリエル・ブロメン監督は「この作品の主人公は最初は人間らしい感情を持っていない。彼が他人の記憶から感情を得る過程が、最も重要で魅力を感じるね。大がかりな話の中で、彼の心の変化を描き出していく」と作品の特色を解説。主役を務めたコスナーは「暴力的な作品に見えるが、感情に訴える場面も随所に描かれている。多面的な話には、いつも魅力を感じてしまう。ブロメン監督の作品だからアクションだよ。だが、主人公がいだく葛藤についても監督は重点を置いているんだ」とドラマ面での気配りについて語っている。

本作でコスナーは従来のイメージと異なる粗野で横暴なアンチヒーローに扮しているが、ブロメン監督は「ケビン(・コスナー)が演じるなら、完璧なジェリコになると思った。みんな、彼の愛すべき面はよく知っている。それを1度壊して再度見せてゆくんだ」と善人を演じることの多いコスナーをあえて配した理由を明かす。映像中には、出来上がったシーンをチェックしてブロメン監督とコスナーが笑みを交わす光景も切り取られており、ブロメン監督は「“よくある作品だ”と思うかもしれないが、登場人物の変化を見れば違うとわかる。アクション映画であっても共感を得られるのは、人間らしい感情に目覚めていく男の物語だからだよ」とコスナー演じるジェリコのドラマが大きな見どころだと強調している。

映像には、「ザ・ロック」「ダブル・ジョパディー」で知られる脚本家コンビのダグラス・クックとデビッド・ワイズバーグも登場し、「監督との作業は楽しい。登場人物を大切にする人だ。それぞれの役のセリフや役割に気を配り、役柄を明確にしておくのは重要なことなんだ。おかげで素晴らしい俳優が集まったよ」(クック)、「監督はロケ撮影が得意で、同時に8台のカメラを使う。だが、セットでの撮影も大切にしていて細やかな撮影が作品の核となっている」(ワイズバーグ)とブロメン監督の魅力を語っている。

クリミナル 2人の記憶を持つ男」は、2月25日から全国公開。

(映画.com速報)

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