スライ・ストーン
劇場公開日:2015年5月16日
解説
伝説のファンクミュージシャン、スライ・ストーンの波乱に満ちた半生について、オランダ人監督のウィレム・アルケマが20年以上の取材の末に完成させたドキュメンタリー作品。幼少時から教会でゴスペルを歌い、9歳でシングルレコードをリリースしたスライ・ストーン。1966年に結成したファンク・ロックバンド「スライ&ザ・ファミリー・ストーン」で爆発的な人気を獲得し、今なお根強い人気を誇っている。75年の解散後はソロ活動を開始。しかし麻薬所持などで何度も逮捕され、長年消息不明状態となる。時折姿を見せては大衆を驚かすスライの生い立ち、栄光と挫折、友情と裏切り、元マネージャーを詐欺横領で訴えた5年間におよぶ裁判、そして2015年の勝訴まで、ベールに包まれていたスライの波乱の半生が明らかとなる。
2015年製作/90分/オランダ
原題:Dance to the Music
配給:キュリオスコープ
スタッフ・キャスト
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スライは、まだ生きてると思うけど昔のアルバムしか見ないなあと、若い時思っていた。
なるほどそうだったのか。
ナレーションがドイツ語で、スライに人生をかけてる愛らしいオランダ人の双子のオタクさんがキーパーソンとしてスライ探しに活躍。そこがまたアメリカの諸事情から一歩下がった目線で良い。
個人的には、ジミヘンへのインタビューで、ポップス(ポピュラーミュージック)で気になるアーティストは?と質問されて、あの渋い声でジミヘンが「Sly」とつぶやくシーンが最高の瞬間だった。
ブラックパンサーとのエピソードも、へえそうだったのか、と、スライの政治的なのかそうでもないのか、もっと政治露出なかったのはなんでか、などよくわからなかっただけに、回答を得た。よくわかりました!
年老いた今、金髪モヒカン姿でいろいろ清算しながら再スタート、娘のツアーに参加するスライ、人生いろいろあってまだまだいつからでも何歳からでもどこからでも転がれるんだなって、スライの老人力に、元気と希望をもらったラスト。
2020年4月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
オタクの双子が微笑ましくて、目標が達成されて良かったけれど、伝記本は完成したのか?
スライの経歴からバンドの生い立ち、メンバーが順番に登場して、当時の関係者の話など興味深く。
中学の時に目当てはジミヘンで"ウッドストック"を観たときに"スライ&ザ・ファミリー・ストーン"が登場し、鮮烈に度肝を抜かれた記憶がある。
メンバーが皆元気そうで、スライに会う為に奮闘する物語にコメディ要素が加わり、果たして会うことが出来るのか!?
深いようで軽めに描かれている感じがして、そこがまた楽しくもあり、最後まで飽きずに観れた。
2016年2月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
スライへの愛が存分に詰まった作品。
ミュージシャンのドキュメンタリーフィルムは、お金稼ぎ要素が多い作品もあるのですが、この作品は真っ当なドキュメンタリーフィルムなので、楽しめます。スライ、ご健在です。
2016年1月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
自分がかつて音楽が好きだったことを強烈に思い出させてくれた一本。
わざわざ遠征して出会った作品が、こうした良い仕事だと本当に幸せ。
起承転結があり、そしてそこに監督の愛がある名ドキュメンタリ。
関係者にすべて当たる学徒の真面目さと、その編集が凄く上手い。
そして随所に挟まれる音楽がやっぱり…
自分の遺伝子の中に、SWと同じくらいの要素でファンクが刻まれていることを思い出させてくれた作品。