われらが背きし者のレビュー・感想・評価
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淡々と
ビリー・マトロック役のマーク・ゲイティス目当てで観に行ったけれど、ステファン・スカルスガルドの下り坂に入ったロシアン・マフィアぶりに目が離せなかった。
ストーリーは意外性やアクションとは無縁でしたが、登場人物たちの行動が淡々と描かれていて、物足りなさは無し。
ル・カレ原作にしては分かりやすかった。
地味ながら味わい深い
スパイもの(というのか分からないけど)ながらアクションはほとんどなく、分かんなくなっちゃうような複雑な謎解きもない地味な作品だが、文化部系素人スパイといった趣のユアン・マクレガーが好演しており味わい深い。
巻き込まれ系といってしまえばこれほどのものはなかろうという感じだが、微妙な腹の括り方も含め良いバランス。
ただ、ナオミ・ハリスの嫁は原作通りの人種設定なのだろうか?なんとなく非現実味を感じるし、クレイグ・ボンドを連想させるところもあるので、別の人の方が良かったのでは…?
ほぼアクション無しで、潜在的な恐怖感と迫り来る緊迫感と国家に対する...
ほぼアクション無しで、潜在的な恐怖感と迫り来る緊迫感と国家に対する失望感だけで、スパイ映画をギュッと創り上げた監督と脚本家と俳優に天晴れと言いたい!
派手さを求めてはいけない
裏切りのサーカス未鑑賞。
良くあるマフィアの話しとしてはアクション・ドンパチ少な目。
ストーリーは読めてしまったので、驚きも少な目。
出オチというわけではないけれど、冒頭シーンが最も衝撃を受けた。
なかなかよかった
話の構成がなかなかよかった。
いい男がたくさんででた。
ふつーはそうしないでしょって
突っ込みたくなるけど
あえて、やってくれる。
なんかそこがエンタテイメントってきが
してきた。
あとねー映像も綺麗だったなー
Blu-ray買ってもいーかも。
あとあのおじさん好き。
憧れるし、友だちになりたい。
上質なサスペンス
それなりに期待して観に行きましたが、期待を外さない内容でした。
ハリウッド映画みたいな派手なアクションはないけど、ずっと張り詰めた緊張感で話が進んでいきます。
ラストは予想も出来るけど、そのラストで良かったです。
とにかくキャスティングがバッチリだと思いました。
ステラン・スカルスガルドの家族愛、とても良かったです。
娯楽作品と言うよりはジョン・ル・カレの原作ファンに向いた作品と言えると思う。
TOHOシネマズ西宮OSで映画「われらが背きし者」(Our Kind of Traitor)を見た。
比較的マイナーな映画だと思うが、TOHOシネマズ西宮OSの12番シアターはそこそこの客がすでに座っている。
楽に映画を見たいので左右が空いている席を買ったのに、左右とも席は埋まってしまった。
主演のユアン・マクレガーの映画を見るのは2013年の「ジャックと天空の巨人」以来である。
ユアン・マクレガーの妻役のナオミ・ハリスは「サウスポー」、「007 スペクター」、「007 スカイフォール」と出演作は多い。
弁護士であるナオミ・ハリスの尻にしかれる夫ユアン・マクレガーは大学教授である。
2人は休暇中のモロッコでロシアンマフィアの亡命にかかわる事件に巻き込まれる。
上映時間は109分。
原作者のジョン・ル・カレが製作総指揮を務めているので大きく期待した。
ジェイソン・ボーンシリーズやジャック・リーチャーシリーズほどのアクションも無く、
娯楽作品と言うよりはジョン・ル・カレの原作ファンに向いた作品と言えると思う。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
信義
家族を守りたい男、偶然知り合った男、「なぜ自分を選んだのか?」のやりとり…ある種の絆が生まれ確かめあい2人が笑う。泣いた!
こういう男同士の信義の心、弱いんです。特にマフィアが絡むと…
信じられるものは信義
余談ですが、まっくろくろすけ(ボカシ)が出てくる度に心がザワザワする癖、いい加減治したい…
(映画に集中しろ!)
信義を重んじる男と男には、わずかの時間で友情が芽生えるものなのだ
冒頭、唐突に殺しのシーンから始まる。まるで、バッターが初球を様子見しようとしていたところ、内角高めにストレートを投げ込んでのけぞらされたような気分だ。
そして、ロシアンマフィアのディマが、モロッコでたまたま出会った大学教授のペリーにあることを依頼することから話が動き出す。
ディマは、これまで散々汚いことに手をそめてきたであろうに、いまさら身の危険を察して、せめて家族だけでも助けたいなんて虫がいい。ペリーも、モロッコ旅行は教え子との軽い浮気がバレた償いなのか、夫婦間がぎくしゃくしている。だけど、ディマの家族愛が本物と感じたペリーが彼のために尽くそうとするあたりから、二人に芽生えた信頼と友情が画面に心地よい緊張感をもたらしていく。そこに手を差し伸ばすMI6のヘクター。悪人だからと粗雑に扱っているように思えたが、実は彼には彼なりの正義があった。その背景が明らかになるに従い、だんだん人間味が出てくるのだから不思議なものだ。
モロッコやフレンチアルプスの風景も綺麗で、ため息がでる。
ドンパチが少ないのもいい。だからピストルを構えたときの緊迫感が、かえってリアリティを感じる。そしてすべてがうまくいかないのも、ほどよい焦らされ方だった。ラストのオチはなんともイギリスらしい。二人の出会いがフラグになっているなんてニクイ。
役者がみな適役で、とても上質なサスペンスだった。
裏切りのサーカスは全然理解出来なかったけど…
こちらは人間関係もストレートでわかりやすく静かに緊迫感がみなぎる仕上がりでした。
裏金ワイロ情報を提供する代わりに家族と共に亡命を要求するマファアの亡命劇に巻き込まれてしまった、ちょっと関係のギクシャクしだした夫婦のお話。
政府関係者も分け合って少人数しか仲間が揃わない上にこの夫婦も教授と弁護士という普通の夫婦。ドンパチとかハデなアクションは望めないな〜、と思ったらやっぱり全くなかった。が、面白かった。家族愛とラストの結末が気持ち良い出来でした。
久しぶりに邦題に納得
最近はバカな広報が思いつきで付けているのか、製作者の想いやや原題に付けられた意図と解離したふざけたタイトルが多いですがこちらはいくぶん納得。
内容はありきたりではありますが、ユアン・マクレガー 、ステラン・スカルスガルドが作品を作ってくれています。
しかしながら説明にある様に「世界中を股にかけ、、、」というスケールは感じられず、またマフィアも「こんなにこえーぞ」って感じが無いのでイマイチ緊張感が感じられずと言った感じでしょうか?
悪くは無いのですが、もっと「そう言う事か!」って感じの流れなら楽しめたと思う。
腐ってやがる
家族を守る為にマネーロンダリングの情報を大学教授に託しMI6に渡そうとしたロシアンマフィアと巻き込まれた大学教授夫妻の話。
裏切りのストーリーなのに誰が敵で誰が味方か解り易くテンポもイマイチ。身を隠しているのに余りにも非常識な娘も安っぽく又唐突で、折角の重厚なストーリーが勿体ない。
意外性もなく良い方向にも悪い方向にも中途半端な終わり方だし後一歩という感じかな。
爽快さはなく…
裏切りの連鎖というより、同時多発的に裏切りが進行し、最後に何を信じれば良いのか解らなくなる。
話的には、最後には正義が勝つなのかも知れないが、溜飲が下がるような爽快感はない…。
こんな話は日常に一杯転がっているんだろう…。
ル・カレ原作にしてはわかりやすかった
ジョン・ル・カレ原作の「裏切りのサーカス」が最初観た時、「・・・??」状態だった私は、「われらが背きし者」がル・カレ原作と知り、「大丈夫かな・・・」と心配しながら観に行ったのですが、杞憂でありました。
俳優たちがいいですね〜。
ユアン・マクレガー・・人のいい役がハマり役だと思いました。
ロシア・マフィア役のステラン・スカルスガルド・・どこか裏のありそう。
そして今回一番色々な顔を見せてくれたのが、MI6(イギリス秘密情報部)のヘクターを演じたダミアン・ルイス。
もっと派手なアクション・シーンがあればよかったな・・と個人的には思ってしまいますが、面白かったです。
モロッコ、パリ、イギリス、スイス・・と色々な光景も綺麗でした。
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