転落の銃弾

解説

マシュー・F・ジョーンズの小説「シングル・ショット」を作者本人による脚本で映画化し、一発の銃弾によって人生を狂わされていく男の運命を描いたクライムサスペンス。バージニア州西部の小さな町。農場を失い、妻からも愛想を尽かされた男ジョンは、山奥で密猟しながらひっそりと暮らしていた。ある日、ジョンは鹿と間違えて若い女性を射殺してしまう。彼女の持ち物から大金入りのスーツケースを発見した彼は、誘惑に抗えずその金を奪い去るが、やがて恐ろしい事件に巻き込まれていく。「コンフェッション」のサム・ロックウェルが孤独な主人公を熱演。共演にも「ファーゴ」のウィリアム・H・メイシー、「ブロークンフラワーズ」のジェフリー・ライト、「ハリー・ポッター」シリーズのジェイソン・アイザックスら演技派が揃う。

2013年製作/115分/アメリカ・カナダ・イギリス合作
原題または英題:A Single Shot

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映画レビュー

2.0しばらく立ち上がれなかった

2022年4月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

森林の中、一人で狩りをしていたら誤って人間を撃ってしまう・・・ガサガサと音がして、逃げるような動きが見えたら動物と間違ってしまうことも十分有り得るなぁと思った。大金があったのは、あんまり有り得ないかもしれないけど(苦笑)
 さて、揉め事で訳アリな金であることは間違いなさそうだ。ハッピーエンドになるのか、いや「転落の銃弾」てタイトルだから、どう巻き込まれるのか...そう思いながらスタートした。

 妻と別居状態なのは、おそらく仕事を転々として落ち着かない事と、ワイルドでダルそうな態度が原因と思われるが、個人的には「それで別れるの安易だな。妻もそんなに変わらないと思うんだが・・・」と感じた。

 「息子は秋から大学だ。親としちゃ鼻が高いが多分農場の後継ぎは居なくなる。外の世界の方が楽しいだろうからな。酪農はもう儲からねぇ。息子が居なくなって、その分女房にやらせるのは酷ってもんだ」 --- 農場をやってるオジさんが言ってたセリフですが、今の世の中を物語ってるようで沈んだ気持ちになった。田舎が外人に占領されていく日本。 「いつでも戻って来いよ、待ってるぞ」--- 本編とは繋がり薄いけど、のどかなシーンでいいですよ。

 「農場なんて嫌! 」酷いこと言うな。この妻、何様のつもり? 歳取ったら「のんびり農場も悪くないね」とか言いそうだなぁ。この夫婦は本能のまま生き、賢く生きれなかったわけで・・・前向きに頑張ろうとする場面が無くて観るのが辛い。

 主人公(S.ロックウェル)には、一緒に女遊びする友達が居たり、オジさんの娘?には一緒に農場やろうよと誘われたり「やり直せる」だけの人脈はあったように見えるが、どんどん深みにハマる展開だった。後半、指切られた時なんか銃の狙いは外れて娘に当たると思いましたよ(苦笑) ツイテない流れだったからね。

 密猟で生活~誤って殺し~鹿に見つめられ・・・出来過ぎのエンディングで、私はしばらく立ち上がることが出来なくなった。また、夕方のシーンが多く、映画内容と一緒で終始薄暗かった。

 お金だけあっても人生は充実しないと伝えたかったのかと思う。

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はむちん

2.0景色と

2015年2月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

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がい

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