シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
全398件中、301~320件目を表示
期待せずに、でも必ず観に行ってくれ
テロップの出し方や音楽、ヤシオリ作戦というネーミングなど、庵野監督セルフオマージュだけに留まらず、過去の特撮映画や岡本喜八監督にリスペクトを捧げる箇所が多いが、そんなのは別に知らなくても十分楽しめる。
庵野ファンじゃなくても、ゴジラファンじゃなくても楽しめる。
初めに怪獣が出てきた時は、良い意味で裏切られた。あの間抜けな表情の怪獣に笑った。
大日本人にも出てきそうな怪獣。
あのくりっくりの目は、エヴァ3話に出てきた敵の目と同じ目ですね。
それが後にゴジラに進化するまでの形態であると知りブチ上がる。ゴジラ、変体するのか!!!
中盤の夜のシーンは白眉。
ゴジラが首都圏に上陸し、東京をメチャクチャにする光景を見てテンション上がった!
俺の知ってる東京が粉々だ!!
家の最寄の駅まで破壊されてテンションマックス。
思わず「スゲェ…!」と呟いた。
自衛隊の戦車や爆撃も迫力あって、ゴジラ作るとなると日本人はみんな協力体制になるんだな、とゴジラの偉大さを再確認。
だいたいテレビ局が映画製作に関わるとろくな事に無らないのに、今作は民放5局が製作に関わっていて、面白い映画になってる!
凄いことだぞ!
米国が東京に核攻撃しなくてはならない状況になるシーンでは何とも複雑な気持ちになった。仕方ないけど、やるしかないけど、でもそんなこと到底容認できないよ!!と泣きながら思った。
しかし日本人の手でゴジラを倒しに行く。それは良いんだがやり方がシュール過ぎる笑
福島原発を表してるのはいいんだけど、
まるでゴジラの歯の治療みたい。上手くいきすぎ。でも楽しいから良い笑
ゴジラが活動停止する設定なんかもエヴァっぽいですね。
新幹線や電車がゴジラに特攻隊よろしく突っ込んで行くところも良かったなぁ〜
東京だもん、やりたくなるよな笑
にしても庵野さんは顔を攻撃するのが好きな人だな。エヴァでもシンゴジラでも、やたら顔を攻撃する。あれ、ドキッとするから良いよね。
ラストで、屋上から東京を眺めながら2人が会話するシーンがあるが、背景の建物の壁が小さな星模様が並ぶデザインになってて、まるで星条旗の様だったのがちょっと気持ち悪かった…どう受け取ったらいいんだあれ…
牧教授の正体だとか、ゴジラの尻尾の秘密だとか、秘密が多いので、そこはファンが様々な憶測をしていて、そういうのを読むのも楽しい。良い映画というのは鑑賞後に語りたくなるものだ。
日系アメリカ人エージェントは、かなりサムくて、観ながら赤面してしまった。ゴジラなんかは世界中が見るんだからこんな鼻クソな英語喋らせないでくれ!!てかどうみても100パー日本人じゃん!こいつが大統領になるってのかい!と思ったが、それ以外は満足である。
ハリウッド版ゴジラの10分の1以下の製作費にも関わらず、面白さは余裕で越えてきたって感じだ。シンゴジラを見てしまったら、ハリウッド版ゴジラなんてゴジラじゃないよ!
そう思うような素晴らしい作品だった。
でもハードルは上げたくない。
ぜひ期待しないで見にいってもらいたい。
次作では、PG13とかにしてグロ描写が増えたら良いな。エヴァみたいにトラウマになるようなバイオレンス描写が見たい☻
庵野秀明のオマージュ三部作
DAICON FILM 帰ってきたウルトラマン
巨神兵東京に現わる
シン・ゴジラ
を庵野秀明監督のオマージュ三部作と呼ばせて頂きます。
帰ってきたウルトラマンで出てきた、熱核攻撃が本作にも出てきて、ニンマリ。
最終盤にゴジラの口から凝固剤を注入するシーンは、口から凝固剤が溢れ出るような描写のほうがリアルなのでは?などとつまらないことを考えてしまいました。
必見‼︎
娯楽作品としては、最高!ゴジラが短時間に進化して行く姿もすごいし、人知を超えた生物と言いながら人知で勝利して行くのも、娯楽物らしくて健全。
想定外の危機に当たってあたふたする総理大臣の姿は、福島原発事故の時の総理大臣もこうだったのではないかと思わせ、可笑しかったり腹立たしかったり。(結末は、周りのチカラを使えたか自分に固執したかで変わるよね)
何はともあれ、面白く見ることができる作品。
オタクは喜ぶ
エヴァ・ゴジラです
自分はナディアもエヴァもリアルタイムで視聴し、はまっていた
けど今作に関してはあまり好評価はしないつもりです。
原因は演出過剰にあります、庵野監督の政治(っぽい)や軍隊描写は独特で好きですが、それ2時間ほぼ休まずにやるものではないと、いかに内容はあると見せかけて実はそんなにない、だらだらと時間を消費してるだけ、オタクなら喜ぶでしょうけど。
最近似たような例でいうと、「帰ってきたヒトラー」も歴史ネタ満載ですが、ネタをいちいち細かく説明したり、同じネタで天丼したりはしない、風刺も現実事情に基づいて視聴者に問いかける
が、エヴァ、じゃなくてシンゴジラは架空の人物のキャラ位置を予め設定し、その無能っぷりを主人公と対比させつつ笑いを取ろうとする、それは風刺ではなく、人をバカにしてるというんだ
災害映画という面も見受けますが、大抵な時間は狭い部屋の役人話、故に災害映画ではない、災害なら平民を出すべき。
所々アメリカと相対的に描写したりする部分はあるが、評価にもヒーロー主義と違うとか、とりあえず見当違い
そもそも映画中に足引っ張ったりする無能が多く、結局組織トップで有能な主人公「達」が仕切る、これはヒーロー「達」にすぎない
現状を覆せば良くなる描写もあったが、これは80年代の感性で、個人的にはもう懐かしい気すらする、描写は現代なのに。
トップが亡くなった終盤に、この国を良くしよう的な発言した主人公に、80年代のアニメ「メガゾーン23」に自分が正義と思ってクーデターを起こす軍人のように思える、ゴジラを殺し役にさせたに過ぎず、主人公も本当はゴジラなんてどうでも良いだろうと
原爆に対する考え方も古く、戦争しといて自分がやられないと思ってたか?原爆以外は可哀想じゃないと?放射能だけ傷跡残るのか?
反戦反核したいのなら被害者面は禁物、開き直りは論外
と、所々「またかよ」と思う部分、話しに関してはイラつくや飽きる部分も多い、前日楽しんで早寝して行ったが、最後の仕掛けの時すらも眠気は感じた
良かった所
ゴジラの印象が無機質でホラーに違い、それ故かこのゴジラ何しに来たと疑問を持つ、理由も明かされていない
自衛隊戦闘やゴジラの熱線描写
アニメで例えば、絵のうまいアニメーターが監督務め初めて、作品が作画は凄いけど話はそれほどでもって感じ、まして映画はその監督のことよく知らない一般人も見る
あと某女優の演技が大根
おもしろかった。。。
すごいな。
インデペンデンスデイに勝るとも劣らない。
政治家の、やり取りがまたすごい。少し滑稽だけどそれがリアル。
庵野秀明はすごいな。
新幹線や在来線ぶつけるシーンはほんとに最高。
おもしろかった。
東京湾に浮かぶ無人のクルーザー、海底から突然発生した水蒸気爆発、ア...
東京湾に浮かぶ無人のクルーザー、海底から突然発生した水蒸気爆発、アクアラインのトンネル崩落。不穏な前兆の後に来襲する巨大生物に対応を迫られ狼狽する日本政府。怪獣映画としてあまりにもちゃんとしていたギャレス・エドワーズ版『ゴジラ』の後に続く東宝ゴジラは敢えて昭和テイストを滲ませた映像で描く極めて日本的な群像劇。突如出現した巨大生物を前に政府内で繰り広げられる会議また会議、各省庁内のアウトロー達で構成された災害対策本部ではシャワーも浴びないメンバー達がおにぎりを貪り食いながら対策立案、妙に人間臭い筋立ては極めてアニメ的で、『機動警察パトレイバー the Movie』辺りを彷彿とさせる、というか幼体ゴジラは完全に使徒テイスト。賛否ありますが私は好きです。
面白かった!これぞ庵野作品って感じ
映像も見事だが、何よりも力を総動員してゴジラに立ち向かう姿が良い。
「ニッポン対ゴジラ」ってキャッチコピーも納得。
旧エヴァとかラブ&ポップとかを考えると、あと味の悪いエンディングも覚悟してたけど、ちゃんと終わってよかった。
日本全国の工業プラントや世界中のスパコンを使うところは感動的。
東京が壊滅してるシーンは、3.11を連想した。
アメリカが爆撃するまでは、ゴジラは「ただ歩いていただけ」なのも皮肉がきいてる。
私は初代ゴジラ世代じゃないけど、多分至る所にオマージュされてるシーンがあるんだろうなぁ。
なお、面白くて、興奮して、良い映画だったけど、庵野監督はアニメを作っている方が似合ってると思う。
シン・エヴァンゲリオンに期待。
【気に入ったセリフ】
・それ、どの役所に言ったんですか?
・好きにすればいい
・仕事ですから
折角のリアリティー仕立てだが
日本橋トーホーシネマズで、東宝映画「シン・ゴジラ」を観た。ゴジラ・シリーズの中で、子供向けの作品ではなく、大人向けでもある第1作目に近いテイストを目指しているが、出来としては今一だ。
一番、重視しただろう、ゴジラ対策にリアリティーを高めようとした作品で、戦後の政治状況、官僚機構のパロディになっているのだが、くどくて、日米安保に頼りながら自ら決断できずにアメリカ政府を批判をするストーリー立ての部分が安直で痛い。
また、ゴジラの形態がなんだかキモい。
でも、石原さとみは可愛い(^-^)/
駄作・・・
まずゴジラ映画として見るとかなりがっかりします。
監督の庵野氏になぜ東宝はゴジラを託したのか?これだけの豪華な俳優陣が
出演しているにも関わらずまったく生かされていない。
余談ですが以前、エヴァンゲリオンをどんなものか?と見たことがあります、
最初はすごく手が混んでいてロボットアニメ!と思うのですが5話位の中盤から話がごちゃごちゃになりそれて行きあっという間に最終回になり、え??と言う形で終わります。このゴジラもほとんどエヴァだ!と感じました。大量のヘリや戦車、庵野氏は好きなんですね。それと首相官邸やアクアライン地下などとにかく説明文が出てきて目が疲れますしまるで字幕映画のようで頭が疲れます。
大した破壊もなくゴジラ?とは言えないです。劇場で映画が始まる前にどんなだろうね?と話していた子供達や家族連れが映画が終わった後にはがっかりししゅんとしてしまっていたのがすごく可愛そうでした。目が何処にあるの?ただ岩のようなゴジラに感動もなんにもありません。DVDでても見ないです。価値が無いです。
ここ10年で一番つまらない作品でした。
破壊神ゴジラの原点に立ち返った名作
愚息と久しぶりに『シンゴジラ』を観に行った。
最後にに観たのは彼が、小学生の頃だったから、実に12年ぶりのゴジラである。
ゴジラが最初に陸自と対峙するは武蔵小杉、多摩川丸子橋だから、近場の二子玉の劇場ほど、今回のゴジラ映画に相応しい場所はない。
さて、映画の内容だが一言で云うならば、上質なポリティカル・フィクション。政治家や官僚たちのドタバタ群像劇を見ていると、庵野秀明監督が敬愛してやまない岡本喜八監督の終戦の詔勅を巡る人間ドラマを描いた『日本のいちばん長い日』を思わせる。
ネタバレになるので詳細は省くが、3.11における菅内閣のドタバタ劇、福島原発がそのままゴジラに置き換わったものと思って頂きたい。
だから、劇中ゴジラに対してアメリカが過剰なまでに介入するあたりは、3.11の原発事故時もかくやと思わす程リアリティがある。
そう云うタフな内容だから、当然の事ながら映画館には、姦しい餓鬼どもとママ連中ははピクサーのバカアニメの方に行っている。その意味で、近来稀に見る餓鬼相手でないゴジラ映画だ。
この映画を観ていて思ったのは、漫画家岡崎京子の言葉。
「私は世界が終わってしまうといった世紀末の終末感より、むしろ"世界が終わらないこと"のほうが怖い。
終わらない、この日常をジタバタ生きていくことのほうが恐ろしい」
ゴジラと云う異物が突如現れ、今まで確かなものとしてきた日常が、無慈悲に破壊し尽くしていく様は、観ていて実に悦楽的である。
今回のシンゴジラは、破壊神ゴジラの原点に立ち返った名作である。
(^<≡≡≡≡ ガオー ゴジラ!
これが日本映画だ!
店舗がよく、そんなに押し付けてこないまさに娯楽映画。ゴジラで無くてもできるストーリーではあったが、ゴジラというキャラがいるので話が頭に入りやすい部分が多かったと思います。
インデペンデンス・デイのストーリーがハリウッド(米国)のスタンダード(テンプレ)のように
この映画の流れ
少し無能な感じのする政府→会議が多くて後手後手の対応→被害が拡大→それなりの対応をするが遅い→出世コースから外れた異端児が能力を発揮→個ではなく群で勝利をつかむ
まさに日本版インデペンデンス・デイ的なものを感じました。
反米的メッセージ?
反米的メッセージ、アメリカへの嫌味ををちょこちょこ入れてくるのはやめるべきだった
しかもアメリカ人が姑息な手を使うような、日本をばかにするような、日本を見捨てていくような描写もある
世界で公開、アメリカで公開する以上、特定の国への批判になるようなものはいただけない
ゴジラというのは核とかそういうものありきのものだが、そこに特定の国を出して、誰かのせいっぽくしたり、被害者面するようなことは避けるべきこと
しかもどれだけ時間がたったのか
戦後に生でゴジラを作って、見ていた人々といま見る人々は違う
核を積極的に使うことが良くないことなど誰だってわかる話
そして原因とされてしまうようなことがなければ、核が使われることなどなかったことも俺はわかる
被害者面される日本、日本人だからよくわかるが、これをアメリカ人が見たら気分のいいものではないことは容易く想像できる
俺がアメリカ人だったら正直怒る
悪気がなくとも顔さえ写さないような演出もひどい
アメリカ人の変わりに日本の上手なんだかよくわからない英語を使うのも・・
そんな話し方にするなら本当にペラペラのハーフの人間とか使った方がよほどいいんじゃないか?
そしてあの時代に生きた人がこのゴジラを見る可能性は極めて少なく、見るのは若者が多いと想定されることはわかるはずなのに
当事者不在の批判はやめてほしいね・・
しかもアメリカは日本にとって他にない同盟国
以下を知らない人間が多いが、
日本の対アメリカ輸出は13兆
輸入は7兆
という6兆円もの貿易赤字(日本にとって6兆円もの黒字を出してくれている超お得意様)をしてくれているのである(2014年外務省、財務省等データ。間違ってたら困るので一応調べてください)
かつ、日本の周りで有事になったとき必然的に協力してくれる国はこの国をおいて他にはない
他に助けてくれる国といって思い浮かぶ国が存在するだろうか?
台湾?いやいや
それほど厳しい情勢
そしてトランプ氏が人気を誇り排他的感情が高まるいま
深刻によろしくない
何か不可解な悪意を感じないと言えないほど何回も政府関係者が嫌味を言う
たかが映画でもそこに誰かを貶めるような要素が少しでもあれば、その国の全体的感情が悪くなるのは必至
考え過ぎか?
映画を作るときはそういう情勢についてもシビアに考えなければならない
映画一本でも国民感情は悪化する
そんなのは日本人は知ってる話
その部分を除けば迫力あるシーンは圧倒的でいいとは思う
政府関係者のやり取りも映画「宣戦布告」を彷彿とさせる日本の危ういリアルさを感じる
だが、アメリカ批判があるとも知らず、日本のゴジラを見てくれるであろうアメリカの人々に自分は謝罪します。
申し訳ないです。im so sorry
悪気がないとはちょっと言えない思想が入ってる感じがします
見てみておかしいなと思う人がいたら書き込んであげてください
映画のレビューに自分の思想的なものが入ってしまい、これ読んでくれた人もすみません。
あくまで一個人の見解で、正しいとは限らないので見る方は見て確かめてください。
「絶対つまらない!」なんて言っててゴメン!
ゴジラが進化するアイデア、その観せ方、ストーリーの進め方、画の綺麗さ、その画をどんどん切り替えて畳み込んでくるやり方、どれもこれも凄くて観てて楽しいんだよね。
庵野秀明って、そういう技術は凄いけど、特に主張はないんだろうなと思ってた。
最初のゴジラへの攻撃シーンってミリオタへのサービスみたいになってるけど、そこでちょっとひいて「あれ、この映画も、結局、映像技術だけでテーマないか?」と思い始めたの。
そこからテーマがきたね。「日本に三度目の核兵器は落とさせない」ってのは「俺もそう思う。闘え!」と登場人物を応援したくなったもん。
あと3.11もかけてきてんのね。全体的に「日本がんばれ!」っていう庵野監督のメッセージかな。
《ゴジラ》って、核兵器のことや、文明と自然の戦いみたいなテーマを最初から背負った作品なんだよね。だから語るべきものを持たない庵野秀明でも《ゴジラ》を撮れば「語るべきもの」が手に入るんだろうなあ。
語るべきものを手に入れた映像職人が存分に腕を振るった傑作だと思うよ。
雑感
思ってたより大分面白い(観る前はハズレなのかなとか思いつつ見に行った)
まず第一形態がうちの犬にそっくりだった。
新幹線爆弾とか、あーって思った。
今までのゴジラの中で一番強い。
アクアラインの天井が壊れるとかこわい。
全部CGで作られているらしいが、
ハリウッド版のようないかにも、CG感はなかったと思う。
概して良かったです。
2014年のハリウッド版が酷すぎて、もうゴジラは作らなくていいよと思ってたのであまり期待せず観ましたが概して良かったです。有名女優は3名しか出ていない硬派な作品でした。科学者、技術者の影が薄い、というか科学者はちょっとバカにされている点が非常に残念。やしおり作戦がいつの間にそんな準備したの?という詰め込みようなのが気になりましたが、ここは娯楽作品の部分ですね。しかし作戦実行中、防護マスクでセリフがほとんど聞き取れないのは良くなかったです。最後の最後は、ゴジラ風化後に人骨が重なるように構成されていたという画でしょうか? 暗示なのか何なのか…? あと、過去の作品の音楽が鳴り出すと完全にモノラルなのでスケール感が激減でした。意見が別れる点かな。
日本のCGはここまで来たか!
4DXで観ました。 初めての4DXは、かなり椅子が動くのと水がそこそこ掛かり風とかを感じ、まぁまぁ楽しめたかなと思う。
ゴジラの内容は、街で暴れるシーンやビルが光線でぶった斬られるシーンなど日本のCGもかなりやるなぁと思いながら見た。
あんなに口や背びれ、シッポから光線を出されたらなかなか倒せないし、やはり最後は核爆弾しかないかなと思う。
口から血液凝固剤を飲まされて固まってすぐに死ぬのが納得できない。(体内の血管とかに注入出来れば死ぬのはわかるが‥‥)
あと政治家の話が半分くらいで、ちょっとつまらない!
(あの、CMのおじさんは、俳優さんだったのか 素人のおじさんだと思っていた)
まぁ、映画の日やレイトショーで見る金額だと見てももいいかな!
ハリウッド版より面白い!最強!
まさにゴジラ映画!
311後に描くゴジラってこういうことだよね。個人的にリアルなゴジラを見たかったんだ。
政治家・官僚を中心人物に置いたのが新鮮。いかにもなやり取りが楽しい。
ゴジラに新しい要素をちゃんと入れて、迫力もあった。
ゴジラを退治するのにスーパーメカじゃなくて消防車的なのを使うところとか、作戦感が萌えツボだ。福島原発事故の時の消火ヘリを連想させる。
人間の愚かさを描くのがゴジラ映画。そういう意味で「シン・ゴジラ」なのだろう。311だけでなく様々な意味で国防・国体と向かい合わなければならなくなった時代を反映した映画だった。それもふまえて原点回帰の良作だと思う。
反戦・反核ではなく好戦・核武装のプロパガンダ
映像はいいですよ。邦画によくある安っぽいCGもミニチュアのチャチさもない。映像だけ見れば合格点。
ゴジラをゴジラたらしめる最大の要素は「反戦」「反核」。
それがこのシン・ゴジラにはまるでない。むしろ逆に軍拡を煽り、戦争を礼賛している。
ゴジラが出た、正義の自衛隊に駆除させよう!
自衛隊で歯が立たなかったからもっと強い米軍に駆除してもらおう!
自衛隊がやられたのは自衛隊を縛る法があるからだ!動かしやすいように規制を緩めよう!
…………どこをどう見ても反戦ではありませんね。好戦的すぎます。
そして核の方も反核どころか核武装を推進したい意図がありありと見えます。
最終的にゴジラの凍結に成功するという結末は日本が核保有国になったとみて間違いない。なにしろ水でも空気でもありとあらゆる元素を放射性元素に転換する夢の原子炉が東京のど真ん中に出来たんです。
しかもゴジラが作る放射性元素は半減期が20日程度の、比較的クリーンな核。ゴジラの核で作った核爆弾なら放射能汚染はほとんどない、「使いやすい核」です。
これまでのゴジラ映画と関連しないリブート作というのは知っていましたが、まさかゴジラの根幹である「反戦」「反核」を完全に捨てるとは思ってもみませんでした。
その他の点では……
・野党が一人もいない
リアル志向なのに与党が全議席獲得しているとでも?
・主人公がなぜか最初からアクアライン崩落の原因は巨大生物と見抜く
トンネル直上で海が沸騰しているというただそれだけの状況からなぜ巨大生物を連想したのか?
映画の最初の数分でこの荒唐無稽さは大いに白けます。
・災害映画なのに被災者の描写が平和すぎる
「正義の自衛隊」に助けられて非難するシーンと、ゴジラの凍結が成功して喜ぶシーンくらいしかありません。
災害映画であるならこういうシーンをもっとちゃんと描くべきでしょう。
・市民の描写が国会議事堂前でのどんちゃん騒ぎ数秒だけ
必死にお国のために働く偉大な与党議員様と、その苦労も知らずどんちゃん騒ぎするだけの馬鹿な国民の対比が醜悪。
・アメリカが東京への核攻撃を主導していながら、米軍は義勇軍よろしく日本を助ける
「日本が好きだから米軍は日本を助ける」って御都合主義すぎませんか?
軍隊は政府に従うものですよ。
・主人公の政治家が最後の作戦の際に自衛官に要約すると「お国のために死ね」と激励する
その暴論で多くの人を死なせ国を滅ぼしたのが太平洋戦争でしたね。
・ゴジラが直立した後はほぼ棒立ち
動かすとフルCGのゴジラが破綻するからでしょうか?
・ヒロインがルー語を使う
シリアスな雰囲気にルー語をぶち込まれたら失笑するしかありません。
・怪獣映画なのに大部分が政治家同士の会話劇
怪獣映画、ゴジラ映画を見たいのであって、安っぽい熱血政治家のヒューマンドラマを見たいわけじゃないんです。
自民党万歳、自衛隊万歳、米軍万歳、日米安保万歳!
臆面もなく堂々とそう叫べる人は気に入ること間違いなしです。
興行的には成功するかもしれませんが、作品としては「ゴジラ」に止めを刺した墓標です。
(以下8/3追記)
特定の思想に染まっていると……などの本レビューに対する批判的な意見を頂戴しております。
私としてはこの映画を手放しで絶賛する方こそ、軍拡・核武装を是とする思想に染まっているか、ただ「日本のゴジラ映画だから素晴らしいんだ」と無条件で傑作と看做す思考停止をしていると思えます。
東京への核攻撃を防いだのは確かにヤシオリ作戦によるゴジラ凍結ですが、そこに義勇軍?として加わった米軍の行動の根拠は日米安保です。
これのどこが日米安保に懐疑的・批判的なのですか。ほぼ全面的に安保賛成ではありませんか。
謎のチャートの分析やフランスの協力を得るための見返りは何ですか?
ゴジラという「夢の原子炉」ですよ。日本に協力すればあらゆる元素を放射性元素に転換する夢の原子炉ゴジラを利用できるようになるんだぞ、と、核を餌にして「核保有国」フランスをはじめとする各国の協力を「買った」のではありませんか。
核は東京を焼き尽くす最終兵器として描かれたと同時に、ゴジラを退けた日本人に与えられたご褒美としてこそ強く描かれています。
本作のゴジラは福島第一原発を怪獣に擬したものというのは多くの意見が一致する所ですが、本作ではその制御に成功しています。
原子力は人間が制御できる、事故が起きても収拾できる、「アンダーコントロール」だ、と原子力の危険性を矮小化し利用を推奨しています。
また野党が一人もいないというのは、この大事において当然召集されるはずの臨時国会さえなく、スクリーンに一人も登場していないという意味です。
まさか国会前でどんちゃん騒ぎをしていたのが野党議員だ、というわけではないでしょう。明らかに意図的に野党の存在を無視しています。
繰り返しになりますが、原発、米軍、安保、軍拡について、ほぼ全面的に肯定のメッセージを送るプロパガンダ映画です。
期待と不安
鑑賞するまでは期待以上に不安要素が高かった。
だって、庵野の実写物ってなんだかなーってのばっかりだし、樋口に至っては「特技監督」に専念した作品なら「平成ガメラ三部作」等凄いと思わせる物は有るが、監督までやってる作品は微妙なものばかり。しかも前作が進撃ですよ?そりゃ不安にもなりますって(苦笑)。
で、鑑賞しましたシン・ゴジラ。
不安は吹き飛び期待以上!と言いたいけど・・・余りにもエヴァ臭漂いすぎ。
お金(VFX)が掛かる所を上手く絞って吟味して作っているのは好感持てたし、良い出来のVFXだった。
画の切り替えが早くて多いし、飽きさせない作りなのも良い。
けど、その画のアングルや場の設定がどっか(ぶっちゃけエヴァ)で観たこと有るのが多くてげんなりする。途中、ゴジラが使徒みたいになっちゃうしさ。
一番許せないのが音楽。これはゴジラ映画であってエヴァではない。あんなまんまエヴァのBGM使わないで・・・開いた口がなかなか閉められなかったわ。
そういうエヴァ要素がなけりゃ、出来が言い分楽しめただけに残念です。
あ、ゴジラの第一形態が鱧かウツボにしか見えない。個人的には凄くショックだった。
ゴジラの存在は、未来、現在の姿かも
ハリウッドのゴジラを観て以来だったので酢が、展開、内容、キャストすべて
から目が離せなくて困りました。
総理には大杉漣、脇を固める大臣や参謀には余貴美子、柄本明、自衛隊は國村
隼人、それ以外にも、ちょっとした出番なのに、おっ、この人が出てるなんて
驚きです。
お疲れ様ですと片桐はいりさんが配っているおにぎりがおいしそうだっし。
霞ヶ関の面々のやりとりや机の上に並んだレッッノートをみて。
おおっ、壮観と思ったり。
ゴジラが出現のたびに進化し,驚異的な力を見せるシーンも凄いです。
進化、神の作った完全生物、思わずエヴァを連想したけど。
これはゴジラ怪獣です。
そして完全な排除ということが困難であるという現実が話が進むうちに明確に
なってきます。
日本が混乱に陥るだけでない、外国もその脅威に怯えている懸念しているとい
うのを伺わせながらも、あちらさんは無茶苦茶ばかりいう。
若いもの立ちも必死ですが、老いた人達も賢明に戦っています。
総理の後釜に座った老体も、なかなかの古狸ではないかと思いました。
ゴジラは完全に死んだワケではない。
これから共存しなければいけないという現実の光景は、今の現代、そのままではないかと思いました。
全398件中、301~320件目を表示