シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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過去を踏襲し、そして切り開くゴジラ
ゴジラとは一体なんなのか?
本作ではゴジラを終始、巨大不明生物と呼んでいる。すなわち、必ずしもゴジラという呼称でなくとも良い存在として捉えているのだ。
しかし、日本の怪獣という観点から見た場合、あの巨大不明生物はゴジラでなくてはならず、紛れもないゴジラなのだ。
恐怖、畏怖、嫌悪をその内に秘めた信仰の対象、現象に近い存在がゴジラという一個の「格」なのだと言えるだろう。
そういった、災害に近い存在であるゴジラであるが、自然災害が乗り越える対象であるのに対して巨大不明生物である以上、倒して越えて行くのが日本のあり方である、と思えた。
着ぐるみ同士のプロレスがゴジラとするならば〜という意見もあるが、本作、シン・ゴジラは日本人という中の人の着る日本という着ぐるみとゴジラという着ぐるみを着る巨大不明生物のプロレスとして捉えられるのではないか。
最終決戦において使用される武器は、電車やビル、輸送車と言った、世界と戦う日本人を包む『着ぐるみ』であり、戦った中にいるのは紛れもなく日本人なのである。
同時に、それらの無機的な着ぐるみはこれまでのゴジラ映画の中でゴジラによって破壊されてきた存在である。
すなわち本作は日本という国や人や事物がゴジラという概念に対して逆襲する物語である。
日本vsゴジラ
このコピーのとおり、初代から培われてきた作品を踏襲した、正統のゴジラなのだ。
音楽が「うる星やつら<完結編>」
ゴジラと自衛隊の戦闘シーンで流れる音楽が、アニメ「うる星やつら<完結編>」の「記憶喪失装置」との戦闘シーンの音楽とそっくりでした。
面堂終太郎の私設軍隊の巨大ロボが出てくるのかと思ったほどです。
作曲者が同じなのかと思い、調べましたが、違う作曲家でした。
↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=uwXCBHyIP7A
時間 01:06:40 頃
ストーリーは単純。上陸したゴジラをやっつけるだけ。
USAゴジラのような、ラブストーリーや家族愛がらみは一切なし。
なぜ、ゴジラは上陸してきたのでしょうか?
進化して完全形態になるが、ハリウッド映画のような「どんでん返し」はなく、「やっつけた→勝った?」で、終わり。
ターミネーター2のT-1000のように、凍ったあと復活してまた暴れるのかと思ったら、そのまま終わってしまい、がっかり…
「アメリカに輸出しても、アメリカ人には受けないだろうな」と私は思います。
でも、「日本のCGも、なかなかやるな」と感服しました。
「在来線爆弾」で、ゴジラをやっつけるシーンは圧巻!
なかなか迫力があって、良かったです。
いろんな意味で近くて怖い
東日本大震災から、いや、もっともっと前、阪神淡路大震災、9.11世界貿易センタービル破壊の頃から、リアルタイムで辛い報道を見て、自分は被災していないのにぐったり疲れ果てていました。シン・ゴジラで、被災していないのにダメージを受けた自分を重ね、圧倒的にどうしようもなく強いゴジラに踏みつぶされて焼き払われました。
でも、映画が終わるまでに、皆が自分の仕事をして、被害を食い止め復旧し復興してきたことも思い出せたのです。
どうしようもなく恐ろしく強く、心を通わせたり動きを読むことができないゴジラだったけれど、人間は考えて調べてみんなの知恵を寄せ合ってそれぞれが精いっぱい働きました。
日本は、まだできる、何が来ても乗り越えられる、と、勇気づけられた、そんな映画でした。
って上映中は考える余裕がないくらい、ゴジラが笑っちゃうほど怖かったのですよ。
もののあはれ
「ゴジラ」にあって「シン・ゴジラ」にないもの。
この心情がわからないからハリウッドゴジラもとんちんかんなんだよ。
「ダース・ベイダー」ってお手本があるじゃないの。
震災のように日本にとってただただ乗り越えなきゃいけない障害であっただけでゴジラである必要性を全く感じない。
しかも図体はデカイのに大して強くない。
主人公達が最も恐れていたのはゴジラより米国の核だというオチ。
こんなゴジラに畏怖の念を抱く事はない。
政治家と官僚じゃきっと何一つ省みないだろうしね。
造形に関してはCGじゃ表情出せない。特に目。ゴジラにだって感情があるんだよ。
ファーストゴジラをリスペクトしてるらしいけど、
庵野さんは本当にこれが撮りたかったの?
これから観るなら是非MX4DかIMAXで。
この作品、これまでのエンターテイメント性に溢れた「ゴジラ」映画として観ると肩透かしを食らうかも知れない。
寧ろ、総監督が庵野秀明氏だと言う事で実写版「エヴァンゲリオン」として観ると結構しっくり来ると思う。ゴジラが進化して行く様、全身から放射線光線を放つ姿はまさに“使徒”…。
で、恐らくこの作品で描きたかったテーマは、“日本の存亡に関わる大事が起きた時、日本国政府は、日本国民はどう動き対処していくのか”だと感じた。その大事の象徴として“ゴジラ”が使われたと思う。
そして、その対比として、現総理大臣役の大杉漣は本当に今風のイマイチ決断力に欠ける首相像だったし、事故によりその後を引き継いだ代行首相役の平泉成はのらりくらりしながらも決める時はきちんと決めれる…何か今後の日本国の理想的リーダー像を描いてる様な気がして、それもこの作品の1つのメッセージの様な気がした。
個人的に作品の意図や内容には納得出来たし、MX4D版で観たのでアトラクション感満載で楽しく観れた。MX4DシアターでなくてもせめてIMAX版で観れるなら是非お勧めしたい。映像や音響の迫力が段違いなので。恐らくDVDとかで観たらこの作品の魅力は半減しそう…。
とにかく、見方一つで全く違った解釈が出来る作品だと思う。賛否両論ははっきりと分かれるだろうなぁー。
(だからこれだけヒットしてるのかも知れないな…。)
ゴジラが怖い
みてない人はネタバレ知らない方が楽しめます!
まず最初に登場した怪獣、あれがゴジラだとはおもわず、ゴジラだったの!?と驚きがありました。
そこで引き込まれた人は多いと思います。
そしてなにより熱線を放出するシーンの絶望感がとっても新しくなおかつエヴァらしさがありました。キャラクターがオタク受けしそうな雰囲気は一般人には嫌われそうですがみる価値はあります。私は有識者会議で仮名の部分や無人の在来線の攻撃がツボでした笑
ストローで血液凝固剤攻撃は伝説級のダサさと面白さがあります。
日本が好きになる映画
シン・ゴジラ観た
和製パニックムービーの最高峰のひとつだと思う
日本が好きになる。
日本人で良かったと思える映画
エヴァよりリアル
踊る大捜査線よりリアル
リアルっぽい壮大な虚構
【以下ネタバレ含む】
ゴジラ対日本
無人新幹線爆弾から口火を切る
「ヤシオリ作戦」
その奥の手が
対ゴジラ最終兵器である東京都の底力
「無 人 在 来 線 爆 弾」
による魂の一撃!
伊福部昭の「宇宙大戦争 」がBGM
この一連のシーンを
大画面で観るためだけでも
劇場行く価値ありだと思います。
東京名物
ラッシュ時の超満員を毎日オンタイムで運ぶ在来線
普段特撮では破壊されるだけの在来線
今作は乗客の代わりに爆薬を満載してます。
11両編成の山手線が在来線上下10線で一斉に東京駅に雪崩れ込んでゴジラをぶっ倒すシーンはまさに壮観!
このシーン東京周辺在住なら胸熱間違いなし!
違うな!
ハリウッド版2014ゴジラと同じような人物の葛藤描写に重きを置いた演出。娯楽としての怪獣映画の要素は感じ取れない!
ゴジラが水棲生物から二足歩行生物への進化描写が必要なのか?
平成ガメラシリーズを踏襲したような政府対応のストーリー仕立て、何よりも、平成ギャオスのようなグロテスクなゴジラの風貌、裂けた口ヤゴのように割れた下顎からはギャオスのような切断光線、しかも途中で燃料切れ、・・・小さい目、小さい手・・・これゴジラじゃないよね?
猛禽類のワシミミズクのような黄色に黒の大きな目、キングギドラの首を締め上げる強靭な手、全てを灰燼に帰す放射能熱線!
これじゃないのかゴジラという怪獣は!
魚類?両生類?爬虫類?恐竜?そんなんじゃあないんだよ・・・ゴジラは!
次があれば、違う人に撮ってもらいたいね!
首都壊滅
ゴジラシリーズはこれで29作目らしく、このネタでよくそんなにたくさん作ったなぁとつい思ってしまう、それくらいゴジラのオリジナル・コンセプトはシンプルだ。
シン・ゴジラは、そのシンプルなオリジナル・コンセプトに真正面から取り組んでいる。
1954年に第1作が封切られてから60年余。
東京の都市化は、呆れるほど複雑だ。
都市化の極にある東京の脆弱さと 能天気さがゴジラの発生によって如実に描写される作品。
冒頭は東京湾内での異変、アクアラインの事故から始まる。
ゴジラは蒲田あたりに上陸したものの、途中で進撃をやめて湾に帰ってしまう。
同時に予定調和に徹する政治家やエリート(?)官僚の姿が描き出される。
さほど皮肉ぽくもなく、お手柔らかな表現。
とにかく、全く対ゴジラでは機能しない。
前例と出世にしがみつく官僚や支持率ばかりが気になる内閣の目は曇り、問題を直視できない。
もちろん映画ですからヒーローがいます。
長谷川博巳が、物事の本質を見抜く目を持ち、肝も太い若き官房副長官役。彼の集めた 各省の出世コースから外れたヲタクさんたちがいい仕事をしちゃう、というキモチヨサw
紅一点の市川実日子演じる環境庁課長補佐が良かったですね。
たまにいるよね こういう人。
間違ったこというとそっけなく くしゃんと潰しちゃうので、敬遠されがちだけれど、ほんとに頼りになる、そして実は心根の優しい人だったりする。
んで、彼女がゴジラが核エネルギーで動いてることを言い当てちゃう、んだったと思う。
各方面いっぱい人が登場して、自衛隊はもちろん、アメリカさんもぎゃんぎゃん口挟んでくる。
その窓口が石原さとみ演じる日系人女性。
たしか、進撃の巨人にも出てはったと聞きますが、上手い下手以前に持ってるオーラが可愛いコメディエンヌすぎて、英語もそこそこ上手いし 米系っぽく濃い仕上がりにもしてるんだけれど、どぉぉしても違和感。
とにかく話はトントンと結構調子よく進んで、どういう順番だったか?
セリフも理系っぽい難しい部分は全然わかんないし、問題解決経過はどんどん省略されるんで、あれよあれよ。
倍くらいにおっきくなったゴジラが再上陸、ばりばり移動して防衛戦突破してきちゃいます。
放射線満載の高温ビームを吐きまくり破壊の限りを尽くしちゃって、ソーリの乗ったヘリも撃墜。
ビーム吐きまくってエネルギーレベルが下がりきったゴジラは、エネルギー充填のため東京駅前でストップ。しばらく停止して、核分裂エネルギーをコツコツと貯めて、次の進化に備える、らしい。
進化したら飛べちゃうかもしれない。
そしたら、次はロサンゼルスの現れて破壊の限りを尽くすかも。。
もう捕獲はムリなんで駆除ってことになるんだけれど、アメリカは情報を隠していた負い目もあって、とにかく早いことやっつけちゃいたい。
で、熱核兵器の使用をせまってくる。
なるほどなぁ ...... 風化が危惧されるヒロシマ・ナガサキの記憶。
そして東電の原発事故。
他人事気分の首都圏住民や内閣だが「もし、東京のどまん中で核の暴力が起こったら」という設定なわけ。
いやいやいや、日本をつぶされてたまるか!ということで長谷川博巳ひきいる日陰者チームがシャカリキになります。
ゴジラの活動を停止させるべく、化学物質を投与して、凍結しちゃう、ヒシオリ作戦をなんとしても成功させるぞ! ヒシオリ ....折り紙でてきたからそれ?ヤマタノオロチ?折り紙のとこの説明は全然わかりませんでした(笑)
へっぽこ急造内閣も早く核攻撃やっちゃいたいアメリカを牽制するため、欧州方面工作に大活躍。やればできるんだねぇ、って海外紙に書かれちゃうほど(笑)
最終作戦は、日本存亡の危機に、自衛隊や米軍はもちろんのこと、各社からはコンクリートポンプ車やタンクローリーがかけつけ、 JR東海 は無人新幹線爆撃、 JR東日本は無人在来線爆撃の大盤振る舞い。
いや〜〜 全速在来線の雄姿たるや、びっくりぽん!
というわけで、東京中心部は壊滅ながらゴジラは凍結され、ここから復興の道をいくぞ......終
さて、ゴジラといえば伊福部昭によるテーマ曲
これがそのまんま使われていた。
中盤のゴジラ戦闘シーンも、たぶん伊福部作品?
名曲です。変拍子をうまく使いゴジラの持つコンセプトを描き出す音、これ再録音したのかなぁ?
音も昭和風でした。
全般にインパクトのある音でした。
満足。
ゴジラってどこまでがゴジラなの?
IMAXで鑑賞
低評価つけてなんだアンチかとか言われたくないので先に書いておきますが
僕はゴジラ大大大好きです。全作品を何度も見たし、毎日ゴジラのおもちゃで遊んでました。誕生日にもらったゴジラ大百科は今でも実家の本棚にあります。僕の映画好きの原点はまさにゴジラです。
またエヴァもテレビシリーズ、劇場版、新劇場版どれも見てます。
更に言うなら巨神兵、東京に現るも大好き。あれメイキング見るとほんと感動します。
樋口監督といえば平成ガメラも傑作だよね。ガメラ4僕はまだ待ってますよ笑
前置きはこんなもんで
とまあこんな僕が本作シンゴジラに低評価つけた理由は一つ、アレをゴジラとして受け入れられなかったからです。
作品としてはかなり完成度が高くおもしろいです。カメラアングルなんか、エヴァで見たまんまの景色を現実世界でも工夫すれば映し出せるんだなと非常に驚きました。
世の中を見る視点が一般人と違うんでしょうね庵野監督は。
映像の迫力も申し分ない。
ヤシオリ作戦なんかほんとすごい。東京の街そのものが次々にゴジラを襲う非常に熱い展開でした。スカッとしましたね。
ただ、
映画としての出来がいくら良かろうが
ゴジラ映画としては到底認めたくない思いです。
今作のゴジラは自己進化するという設定となってます。劇中では4段階進化しますね。
序盤に上陸したモゾモゾ動くアレは既に第2形態らしいのですが、
なにあれ!?12年ぶりにスクリーンに戻ってきた国産の初登場がアレとかふざけんなよ!?
ここで既に大いに失望しました…
続いて第3形態、やっと立ちます。手が生えます。吠えます。
いやその姿で聞きたくなかったその咆哮…
一旦退避してからの再上陸、第4形態でやっとゴジラらしくなりました。ふむふむやっとか。
しかしこれもなんか違う。ただ東京を歩いてるだけ。なにがしたいんだこいつ。
電車を噛み砕くとかしないの?目的そもそもなんなの?人類憎んでるわけではないの?
そんな中ついに背ビレが!光る!おお!
熱戦キター!!と思ったら完全にプロトンビームだよねあれ巨神兵じゃんしかもなんか下顎割れてるよ…
まあまあ、過去にも色んな色、色んなタイプの熱戦があったし、カッコいいのはカッコいいし全然アリだな!
と思ったら背中から出したよ…
まあまあ、VSシリーズだと体内放射ってのがあったしあれの延長と思えば全然イケる!背ビレこそゴジラのアイデンティティと言っても過言ではないからね!
と思ったら尻尾から出したよ…
はぁ…
しかも活動停止…?無限の生命力、エネルギーこそゴジラの脅威の1つでもあるのに半月お休みとか…
なんだよあれ…僕の知ってるゴジラじゃないです…なにあの化け物…完全に別物です…
最終作FWを見た時からいつかまた戻ってくることを期待していたゴジラはあんなんじゃないよ…
巨神兵やりたいならそっちでやろうよ
エヴァのBGM流して満足するならエヴァ作ろうよ
こうして7月に現れたゴジラは僕には全く響かないものでした
要は器の大きさ、感受性の豊かさみたいなのが足りないんでしょうね僕は。
昔のゴジラはよかったのにーってまるで懐古厨です。
事実みんなが高評価してるってことはみんなはアレをゴジラとして受け入れているということなんですよね。みんなの心の広さが羨ましいです…
じゃあ純粋に疑問なんだけどみんなはアレがどこまで進化したらゴジラとして認めないのかな?その線引きが気になるところではあります。
猛スピードで走り出したらアウト?
マグロ食べだしたらアウト?
分裂して群体になったら?
全身の赤い皮膚からもビーム出したら?
脱皮して銀色の皮膚とかになったら?
翼が生えて飛翔したら?
人間と同じ形になったら?
それってゴジラって言えるんですか?
みんなの中のゴジラってなんなんですか?
ゴジハムくんは貰えないのだ
久々のゴジラとても面白かったです!
怪獣ゴジラの恐怖がしっかりと伝わり、自衛隊や米軍の兵器が効かずどうする事も出来ない絶望感やゴジラがいる日本に各国が核兵器を撃つまでのタイムリミットが迫りくる緊張感、凄かったです。
今回のゴジラは口からだけでなくイデオンのように全方位に熱線を発射した時は衝撃的でした。鑑賞後は記念に約2000円のシン・ゴジラのソフビとパンフレットを購入して帰りました。シン・ゴジラ観て良かったです!
「4.5」と評価したのは映画自体は「5.0」なのですが途中雷で上映が中断してしまった為です、雷で中断は正直貴重な体験だったので「5.0」でも良いかなと思うのですが「4.5」とさせていただきました。
半分寝ててよい
リアリティ追求なのか、行政関連が正直、見ていてメンドクサイ。
たかがゴジラごときにそんなものは期待していないので、残業疲れもあって半分寝ていた。
攻撃シーンだけまじめに見た感じ。
エンドロールの音楽は昔のまま?作中で一番良かったカモ。
肝心のゴジラの造形は、なんだかアンバランスと言うべきか・・・
最初出てきたときは、昔のウルトラマンのようなチープさ。
おぞましさやおどろおどろしい感じは昔のヘドラ対ゴジラのほうが上か。
今作はさほどに恐怖心も持てず、自衛隊は立派だったものの、国民不在感が・・・
次回は今見るとチープなものの、おどろおどろしさでは随一?のヘドラ対ゴジラのリニューアルでお願いしたい(ゴジラ作品群ではほぼ無視されているような作品のようだが)。
官僚組織のリアリティはオミットしても良い。と言うより邪魔。
非常時の官僚組織の滑稽さを表現しているのかもかもしれないが・・・
ラストはご都合主義的にも感ずるが、まぁこんなもの?
ちょっと3.11を彷彿とさせる。
現実的には、そもそも瓦礫の山でトラック系の建機なんか現場に到達できないでしょ?福島じゃあるまいし。
あるいは列車爆弾とか。架線は切れているだろうに、ディーゼル機関車でも連結しているならまだしも・・・
さんざん、リアルな?政治ドラマ的なことをやっておいて(石原さとみですべてをぶち壊しているが)、現場があれかい!
総評としてアニメやゴジラにあまりリアリティを追求するのはいかがなものかと。ゴジラ自体がファンタジーなので違和感ありあり。
(9.11や3.11の現実のほうがあまりにすごいので、この種の映画で何をやろうが作り物感はぬぐえないが)
おバカ政治家と優秀官僚?と国民不在感(と東京一極主義?)・・・まさに今の日本を揶揄しているのかもしれないが・・・
すごい迫力、ゴジラ史上NO.1
イヤー、すごい迫力で、見ていて息苦しくなりました。
いつものように、予告編は見ないで、チラシも読まないで
行ったのが正解でした。
ゴジラの姿がだんだん進化していくらしく、
上陸した、最初の姿には、何あれと呆然としました。
つい、ゴジラ以外の怪獣も出てくるのかと思ってしまった。
それが、ゴジラが短時間の間に、進化を遂げていくなんてね。
それから、登場人物の多さにも驚き。
好きな役者さん、市川実日子さん、高橋一生さんなども
大勢の中の一人でした。
また、エンドタイトルに「野村萬斎」とあったので、
どこに出ていたのかと考えてしまいました。
帰宅して、初めて予告編を見て、関連ニュースを見て
野村萬斎さんの役割に納得しました。
ゴジラは全作品を見ていますが、
今作はフルCGだからかなあ、あの迫力は。
大ヒット、間違いなしでしょうね。
残念……
正直かなり迷った挙句の鑑賞でした。CG&VFX全盛の時代に巨費を投じた欧米作品をイヤと言うほど見せられスケールの大きさや迫力ある臨場感に慣れてしまっているのでこの手の邦画は見ないように決めてたんですがゴジラに敬意を払って劇場に足を運びました。
結果として素直な気持ち、これはゴジラ映画ではないです。私はエヴァに興味がないので庵野監督の事はあまり知らないけどコレは我らのゴジラじゃないなぁ……
ゴジラはフルCGだけに出来はリアルだが目がまるでダメ。
加えて街や鉄道のシーンは目を覆いたくなるよう悲惨さ……なんか中途半端な作り。
スミマセンがもう一つダメ出し、石原さとみさんの役割がメッチャ違和感アリ〓︎
ごめんなゴジラ、お前は悪くないよ。
やっぱ見なきゃ良かった・・・
(でも観ないとわかりませんからね^_−☆)
今年一番。
音楽や、ゴジラの動き状態はエヴァンゲリオンを彷彿させる演出で見事でした!
劇中のセリフの回し方、人のやり取り、カメラワークどれをとっても、今年一番よかったです。
主演の長谷川さんの鬼気迫る演技は感動しました。
「最後まであきらめずやろう」
ここにすべてがあるような気がしました。
期待せずに、でも必ず観に行ってくれ
テロップの出し方や音楽、ヤシオリ作戦というネーミングなど、庵野監督セルフオマージュだけに留まらず、過去の特撮映画や岡本喜八監督にリスペクトを捧げる箇所が多いが、そんなのは別に知らなくても十分楽しめる。
庵野ファンじゃなくても、ゴジラファンじゃなくても楽しめる。
初めに怪獣が出てきた時は、良い意味で裏切られた。あの間抜けな表情の怪獣に笑った。
大日本人にも出てきそうな怪獣。
あのくりっくりの目は、エヴァ3話に出てきた敵の目と同じ目ですね。
それが後にゴジラに進化するまでの形態であると知りブチ上がる。ゴジラ、変体するのか!!!
中盤の夜のシーンは白眉。
ゴジラが首都圏に上陸し、東京をメチャクチャにする光景を見てテンション上がった!
俺の知ってる東京が粉々だ!!
家の最寄の駅まで破壊されてテンションマックス。
思わず「スゲェ…!」と呟いた。
自衛隊の戦車や爆撃も迫力あって、ゴジラ作るとなると日本人はみんな協力体制になるんだな、とゴジラの偉大さを再確認。
だいたいテレビ局が映画製作に関わるとろくな事に無らないのに、今作は民放5局が製作に関わっていて、面白い映画になってる!
凄いことだぞ!
米国が東京に核攻撃しなくてはならない状況になるシーンでは何とも複雑な気持ちになった。仕方ないけど、やるしかないけど、でもそんなこと到底容認できないよ!!と泣きながら思った。
しかし日本人の手でゴジラを倒しに行く。それは良いんだがやり方がシュール過ぎる笑
福島原発を表してるのはいいんだけど、
まるでゴジラの歯の治療みたい。上手くいきすぎ。でも楽しいから良い笑
ゴジラが活動停止する設定なんかもエヴァっぽいですね。
新幹線や電車がゴジラに特攻隊よろしく突っ込んで行くところも良かったなぁ〜
東京だもん、やりたくなるよな笑
にしても庵野さんは顔を攻撃するのが好きな人だな。エヴァでもシンゴジラでも、やたら顔を攻撃する。あれ、ドキッとするから良いよね。
ラストで、屋上から東京を眺めながら2人が会話するシーンがあるが、背景の建物の壁が小さな星模様が並ぶデザインになってて、まるで星条旗の様だったのがちょっと気持ち悪かった…どう受け取ったらいいんだあれ…
牧教授の正体だとか、ゴジラの尻尾の秘密だとか、秘密が多いので、そこはファンが様々な憶測をしていて、そういうのを読むのも楽しい。良い映画というのは鑑賞後に語りたくなるものだ。
日系アメリカ人エージェントは、かなりサムくて、観ながら赤面してしまった。ゴジラなんかは世界中が見るんだからこんな鼻クソな英語喋らせないでくれ!!てかどうみても100パー日本人じゃん!こいつが大統領になるってのかい!と思ったが、それ以外は満足である。
ハリウッド版ゴジラの10分の1以下の製作費にも関わらず、面白さは余裕で越えてきたって感じだ。シンゴジラを見てしまったら、ハリウッド版ゴジラなんてゴジラじゃないよ!
そう思うような素晴らしい作品だった。
でもハードルは上げたくない。
ぜひ期待しないで見にいってもらいたい。
次作では、PG13とかにしてグロ描写が増えたら良いな。エヴァみたいにトラウマになるようなバイオレンス描写が見たい☻
庵野秀明のオマージュ三部作
DAICON FILM 帰ってきたウルトラマン
巨神兵東京に現わる
シン・ゴジラ
を庵野秀明監督のオマージュ三部作と呼ばせて頂きます。
帰ってきたウルトラマンで出てきた、熱核攻撃が本作にも出てきて、ニンマリ。
最終盤にゴジラの口から凝固剤を注入するシーンは、口から凝固剤が溢れ出るような描写のほうがリアルなのでは?などとつまらないことを考えてしまいました。
必見‼︎
娯楽作品としては、最高!ゴジラが短時間に進化して行く姿もすごいし、人知を超えた生物と言いながら人知で勝利して行くのも、娯楽物らしくて健全。
想定外の危機に当たってあたふたする総理大臣の姿は、福島原発事故の時の総理大臣もこうだったのではないかと思わせ、可笑しかったり腹立たしかったり。(結末は、周りのチカラを使えたか自分に固執したかで変わるよね)
何はともあれ、面白く見ることができる作品。
全396件中、281~300件目を表示