シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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怪獣映画に能書きをつけてみたら
この映画が劇場公開された当時、ものすごい評判だったが
映画館に行く暇もなく
その後、レンタルDVD で見て その後 配信の有料コンテンツで見た。
言いたい事も やりたい事も たぶんわかったと思う。
ハリウッド物と違って、ほとんど個人に焦点を合わせる事なくただただ、国家機能VSゴジラ。
民衆は ひたすら逃げ惑う つぶつぶであり
その誰かに焦点を合わせたりという エコ贔屓 は、ない。
だから エンターテイメント性に欠けるし
警察や国家(内閣)の奮闘ぶりは 地味というか
つまり
面白みに、欠ける。
役人 警察トップの描写に終始
興味深いと思う人もいれば
つまらーん と思う人もいるだろうなあというのは想像できる。
失望
実在したらどうする?過去シリーズにない新しい角度のゴジラ映画
~ポケモントレーナーみゆきは、95点の経験値をもらった!~
2016年に公開されたゴジラ映画。
子供の頃に観たことのあるゴジラとは全くの別物でした。
まさに、シン・ゴジラというタイトルに相応しいです。
突如として謎の巨大生物が日本に現れたら一体どうするでしょうか。
次々と進撃してくる生物に対し、日本政府側が対抗策を練りますが中々防衛に出られない状況が事態をどんどん悪化させます。
その生物をゴジラと呼び、そのエネルギー源はどこなのか、どう倒せばいいのか謎を究明していきます。
今までのゴジラ映画はほとんどが対抗する生物が現れて沈静化するのですが、どういう結末になるのかは、ぜひ実際にご覧ください。
地球に未知の部分がある以上、何が起きても不思議ではありません。
そんなリアルな部分を描いてくれている映画です。
★大好きなポケモンに例えると★
バンギラス
暴れ出したら誰がどう止めればいいのか?大迫力と緊張感のある映画
日本にゴジラが出現したらどうなるかがリアルだ
2016年邦画で「君の名は。」に並び日本アカデミー賞のタイトルを総なめにした作品。
ゴジラのインパクトで海外でも話題になった。
内容としてはゴジラの特撮シーンとビジネスチックな会議シーンが描かれており、
リアルにゴジラが出現したらこうなるのかとつい感じさせられた作品。
個人的には最後のゴジラの尻尾が映るシーンは中々考えさせられたなぁ。
大人なゴジラ
庵野秀明監督という事で見たわけではないですが、期待値以上に面白かった。
無敵のゴジラをどーするか、これがメインではあるけれど、人間側のストーリーには色んなメッセージが込められていて、深刻な事態なのに風刺を挟み込む脚本の出来の良さに感動しました。序盤の内閣の指示云々、中盤2度目のゴジラ上陸での出来事、終盤国際社会を巻き込んだ政府の対応、そして終始根底にある、ゴジラのエネルギーの源や、ゴジラの破壊行動だけではない弊害など。ラストカットも意味深。
関東圏の方には、見知った街がドンドン破壊されていくので共感を得やすいと思います。関東圏外の人間にしたら、立川から都心の距離感とかさっぱりですからね。ゴジラの破壊行進や俯瞰でのゴジラは圧倒的で手に汗握る。
実写で演ってるのにアニメみたいなカット割りも、庵野秀明イズムなのか、エヴァイズムなのか。台詞と画面上の情報量の多さもアニメ的。すべて良い意味です。
しかし演者はビミョーかな。
皆台詞の多さ故の棒読み感はある。主演長谷川はこーゆーシリアス役より、「地獄で何故悪い」のちょっとコミカルな方が合ってる気がする。石原は某英会話教室の広告塔よろしく過剰な英語台詞だし。
その他豪華キャストがちょこっとずつ出て来て、「あ、諏訪太朗だ」「ここでモロ師岡か」とかマイナーキャスト(若干失礼)に気持ち奪われてると話追いかけるの忘れちゃうし。
流石だなと思ったのは、安定の余貴美子。
さっきは褒めとして書きましたが、
画面上の情報量に加え、台詞も情報過多で、何を言っているのかさっぱり分からん所が多く、字幕で見たいと思ったのは私だけかな。
とまあ色々書き連ねたのを見て分かる通り、今回のゴジラはズバリ、
「大人の為の怪獣映画」であり、未成年なんか分かりっこない。
作り手はそれで良いと思っていて、観る側は覚悟が必要。
パニック映画でなく政治と人間によるドラマ
フィクションだけど、日本人の底力を見た!
モスラのようなvs巨大怪獣シリーズのようなパターンではなく、第1作目のような人間対ゴジラの図式の作品っていうのが良かったです。しかも、現代の東京が舞台。もちろん、フィクションだけど、舞台がリアルな日本ということで、現実に起こっている脅威として感じられた。
前半部分は、人間対ゴジラというよりは、官邸内の内輪の話。原因不明な状態、正体不明な生物に対して、建前重視な対応や、有効な手立てが打てない官僚たち。まさに、「会議は踊る、されど進まず」状態。。その姿に苛立ちながらも、今の日本の官僚をリアルに描いているようで、よりこの作品をリアルのように感じる形になった。その中で、鋭い洞察力で、最適解を進言し続ける矢口さんは、主人公という役得でズルいけど、カッコよかったですね。
そして、姿を現すゴジラ。一瞬、ゴジラ第1形態のビジュアルが「ナンダコレ?」的な感じだったけど、そんなことは一瞬でどうでもよくなる。突然に始まる理不尽な破壊、その中で逃げ惑う人々、逃げ遅れ犠牲になる人々。首都東京で僕たちと同じ日本人が恐怖に陥れられる展開に圧倒されました。ただ、ここから日本人の反撃が始まる。巨災対での議論、米国大使登場、ゴジラ命名、巨災対での再議論とスピーディな展開が続きます。彼らの淡々とした口調でゴジラの生体に迫る姿はまさにプロ集団!という感じで痛快でした。
そして、ゴジラ第4形態出現!アメリカ版ゴジラのような恐怖すら感じるような迫力はなかったけど、自衛隊の怒涛の攻撃(この攻撃シーンもなかなかの迫力ありました!)に全く無傷。。もうどうすりゃいいんだという絶望感が十分に伝わりました。このあたりから、最初は優柔不断だった総理が徐々に、強い決断力を持ってことにあたっていたのが印象的でした。「自衛隊の弾を国民に向けるわけにはいかない!」「私にはここで見守る義務がある!!」前半、全て決断を人任せにしていたのとは正反対な人物に変わりカッコよかったです。どこかで期待してた官僚の火事場の馬鹿力を見れましたね。しかし、追い打ちをかけるように総理以下主要閣僚がまとめて犠牲になるゴジラの無差別破壊攻撃が襲う。この展開はホントにショッキングで、茫然となりました。。
さらにさらに、トドメを刺すように、国連軍が東京に原爆を落としゴジラを抹殺する計画を敢行。。もはや、ストーリーの中にどっぷり浸かっていた僕にとっては、作中の人々と同じレベルで悔しさを感じてこみ上げてくるものがありました。そして、東京を壊滅させないために日本中が一丸となって、ヤシオリ作戦のあたる姿は感動で自然と涙が出てきました。最後の矢口さんの演説はもうちょっと長尺でやったほうがもっと感動できたかな。フィクションだけれども、日本人の底力が見れてホントに感動しました。「この国は、スクラップ&ビルドで立ち上がってきた。また立ち直れる。」名言です。
前田敦子とか、ピエール瀧さん、斎藤工さんなど、有名な俳優たちがモブキャラ役で出てたのは、ビックリしました。あと、野村萬斎さんのゴジラ演技はお見事でした。
最後に、ヤシオリってなんの略だったんでしょうか?それが結局分からず。。
※ロクでもない感想です※
金ローで見ました。どうでもいい話ですが、過去「どうせシン・ゴジラ見ないやろ」とネタバレを早々に読んで早々に内容忘れてたんですけど、シン・ゴジラ見ながらツイッター見てちょっとしたネタバレを見た結果、過去の記憶が呼び戻されて楽しさ半減してしまいました、ヤバイ(ヤバい)
↓視聴時のつぶやき↓
鷺巣詩郎、相変わらず音楽のセンスが良すぎる/第1形態と第2形態の目の感じが非生物っぽい不気味さでSUKI/日の沈みと入りが、絶望と希望のスイッチになってる構成/「前半部では優柔不断・各方面に流され気味な総理が成長していく様も描かれるのでは」と当初予想していましたが普通に違った/「庵野、エヴァの続きはよ」とか言ってゴメンな
あの後ゴジラが東京のランドマークになるのかもしれないの、ちょっと面白いな…???
面白いけど疲れる
本当にゴジラが出てきたら、日本はどうなるのか
なぜこうなったのか・・・
全くもって愚作と言いたい。
庵野監督はゴジラというアイコンを借りて、映画監督としてでは無く、一個人としてただ自分の作りたかったものを作ってしまった。
つまりエヴァンゲリオンの実写化である。
自衛隊を好きなように撮り、ほぼ同名の作戦を実行し、エヴァの音楽まで使ってしまった。
まさに公私混同である。
そして大半は必要のない早口で役者が喋りまくるの政府官邸の群像劇なのだが、庵野監督のバイブルらしい岡本喜八監督の映画を元にしてるのかオマージュしてるのか分からない。喜八監督のそれをうわべだけなぞった代物で、見て聞いていて疲れるだけだし、役者の無駄遣いでしかない。傑作「日本のいちばん長い日」との違いは緩急の付け方や絶妙なカメラワーク、無駄の無さだと思う。
シン・ゴジラはそれらが無く、まるで喧しいクラブミュージックを延々と聴かされてるようだ。
そして散々庵野流リアリズムに沿って進めてきた物語も、最後の電車特攻(なぜかゴジラの体にそってかけ上がる)と、ポンプを伸ばしたまま爆走出来てしまうポンプ車、どう考えても横向きのゴジラに凝固剤を流し込んだって喉の中に入らないのに、それをどんどん取り入れるゴジラで、見るものの頭を混乱と失笑の渦に巻き込む。
この映画でゴジラはただの「もの」でしかない。
脅威でも、警告でも、自然の代弁者でもないのだ。
こんなゴジラ映画を見たく無かったし、作ってほしく無かった。
しっぽに込めた謎かけもオタクが喜ぶだけで必要ない。
この映画を好きな人を否定するつもりはないし、人それぞれ評価も違って当たり前だと思ってる。
わたしには到底受け入れられなかっただけだ。
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