シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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2時間ずっと前のめり。
面白かった。
この世界には正義の味方も、スーパーロボットもいない。
ただただ、自分たち人間の力でどうにかしなければいけない。
どうなるのか気になって。
一言一句聞き逃したくなくて、買ったポップコーンにも手をつけず前のめりでした。
メッセージ性も強い、素敵な映画でした。
こんな面白い邦画が創れたんだ!
石原さとみは要らない
今ひとつでした
クリエイターとして?
石原さとみが・・・・。
米国版のゴジラや韓国の怪獣映画に飽き飽きしていた私は、「どうして、また、日本人がゴジラの映画を撮るんだよ」と思っていました。それ故、公開当時、この映画に全く関心が持てないでいました。しかし、時間が経っても観客動員も鈍らず、非常に多くの人から高い評価も得ていることから、「もしかして・・・」との期待が頭をもたげ、遅ればせながら観てきた次第です。
観終ってから感じたことは、
1.頭ごなしに、この映画をバカにしていた自分がバカであったということ、
2.ゴジラとは現在の世界において、大量破壊兵器であり、古臭い共産主義思想であり、過激なイスラム原理主義者であり、
3.現在の日本政府は国難の出来に対して、絶対に迅速な対応を取れないであろう、
ということです。私にとっては、ゴジラの造形や動きよりも、もろもろの政府高官の周章狼狽ぶりの描写が興味深かったです。特に途中から総理大臣に就任した平泉成に妙なリアリティを感じました。
1954年に公開されたゴジラの第一作をリアルタイムで観た人が味わった衝撃を、この映画から受けたような気がしました。
尚、☆を半分減らしたのは、石原さとみが明白なミスキャストだったからです。石原さとみが妙なアクセントの英語を駆使するたびにその画面だけが、薄っぺらなものになっているようでした。
キャスティングには細心の注意を払ってもらいたいものです。
いざという時にあんな感じになっちゃうんだなぁ…
本当に面白いのか疑心暗鬼で見に行きましたが、評判通りおもしろかったです!
いざという時にあんな感じになっちゃうんだなぁ…と。
恐ろしいです。
進化する前のゴジラがマヌケ面で笑えました
ヾ(≧з≦)ゞブッ
エヴァゴジラ
原点回帰
エヴァンゲリオン好きは是非!それ以外の人も是非!!
矢口蘭童は、金田一耕助か?
エヴァンゲリオン:テレビアニメ第一話と最終話を観て、「はいはい、こんな話ですねー。庵野、見切った!」つって、エヴァファンから「うをいっ!」と、度々マジ切れされる私が、「あらすじ読んだから、庵野監督が言いたいことはだいたい分かってるよ」つって、シン・ゴジラ観て来た人に、「うぐぐぐぐ」ってギリギリされる私が、やっと観て参りました!
"戦後は続くよどこまでも"
はてさて矢口蘭堂(長谷川博己)は、金田一耕助か!?
※役名は奥様:安野せんせの作品からとったらしいことは重々承知しています。
※注1 暴言注意。
※注2 ネタバレ?注意。
※注3 思い込み注意。
※注4 なげーです(笑)
以上、宜しくお願いいたします。
1954年、戦後9年に制作されたオリジナル・ゴジラは、戦争の痛みをなんとか乗り越えようとした日本人の心を、ぼっきり折る恐怖の対象として描かれてたと思います。
始まって40分以上も姿を表さないゴジラに、不安感が掻き立てられ、またあの苦しみがやってくるのか!という、逃げ惑う人達の恐怖というか、絶望が、観ているこちらにも、ひしひしと伝わって来ました。
本作は、ごてごてな政治家さん達の対応から3.11が思い出され、その点からゴジラ=災害として描かれてるという感想が散見されます。
でも災害であれば、憲法解釈云々の件は必要なくなりますし、自衛隊の立ち位置の問題、某国との侍従関係を語るシーンも必要ないと思います。
あと、アメリカがあの時と同じことをしようとするのを、日本が阻止するというストーリーが、やはりゴジラ=災害という描かれ方でないと思うんですよ、はい。
私はゴジラ=日本人に染み込んでいる恐怖(に近い、不安感)の対象として描かれていると思いました。それは、やっぱり戦争ですよね。近隣某国との関係ですよね。
なので私はやっぱり、ゴジラ=敵と観ました。
これ、きっと私だけだと思うんですけど、いや、言うと引かれると思うんですけど、いや、怒られると思うんですけど。
観てる間ずっと「(失礼をお許しください)観たか駿!ぶははははは」と、心の中で笑ってました。
ジブリ鈴木Pが宮崎駿監督の後継者は庵野秀明だ!とか仰ってましたが、庵野監督は宮崎監督とは全く違う思想の持ち主で、日本国が某国から主権を取り戻し、日本国を日本国民独自で守る=日本が"諸外国並"の憲法と自国を守る十分な備えを持ち、"諸外国並"の国家の存続を図るべき。
つまり、宮崎監督とは真逆の考えの持ち主であることが分かって、嬉しかったのです。
ほんと、見切ったとか言ってごめんなさい!
あと、岡本喜八監督リスペクトって、聞いたんですけど……。
確かに劇中、登場人物紹介テロップとか、ゴジラの研究をしていた牧教授の写真が、岡本喜八監督でしたよね?
でもここだけの話、あの写真が宮崎駿監督に見え、別な意味でざわざわしたのは私だけではないと信じたいです(笑)!
え、(失礼をお許しください)は、駿を殺した!?と。
ほんと、すみません。
だけど、夢の中で自分が登場人物の一人になるくらい"犬神家の一族"を何度も観てる私としては、失踪した?亡くなった?牧教授が残した暗号を解く為に、右往左往しているその道のスペシャリストの方々ってストーリー&その姿、会議で政治家さん達が、食い気味に、被せ気味に、早口で会話している姿、役者さん達がやや過剰に(特に石原さとみさん=犬神家の一族では坂口良子さんに匹敵する?)演技する滑稽な姿、的外れな提案をして観客を失笑させる政治家さん(名前忘れちゃった)の等々力警部ばりの「よし!分かった!」を彷彿とさせる姿を観るに、"エヴァ"とか"日本のいちばん長い日"つーより、市川崑「犬神家の一族」リスペクトだなーって勝手に思って、またまた嬉しくなったのです。
そう!"犬神家の一族"も、亡くなった犬神佐兵衛の遺言によって起こる惨劇がお話の軸です。そしてその根っこにあるのは、日本の古いしきたりや、伝統に縛られる、先祖代々や、本家や、分家と言った、切っても切れない血のつながり。
本作では政治家さん達の、切っても切れない縦横のいやらしい繋がりを描く反面、そこを潔くすぱっと断ち切きり、新しい若い政治家が活躍できるような思い切った脚本になっていて、あぁ、庵野監督って、こういうとこ凄いなって感動しました。
ほんと、すみません!
そこを切らなければ、政治家同士、派閥同士の足の引っ張り合いで、何事もごてごてになってしまう、今の日本そのまんまになってしまうし、それこそ同じようなテーマを扱いつつ、陳腐なアイドルの恋愛劇や人情劇にシフトして失敗した"日本沈没"みたいに、とっちらかってしまったかもです。
あ、今思えば"日本沈没"は、本当に勿体ない作品でした。阿蘇山噴火により、我が生まれ故郷の熊本が一番先に沈んで行くのを観て震えました。
本作では、ゴジラの炎で焼かれる街を観て震えました。
映画を観て、心の底から恐怖したのは初めてです。
"犬神家の一族"は、 閉塞感のある村で起こった陰惨な事件で、恐らく大都市に住んでいる人達にとっては別世界、「今どき、長男とか次男とか、本家とか分家とか、気にするのー?」な、ある意味ファンタジーです。
本作にも、似たようなことが言えると思います。
今までの日本で、政治家さん達があのように行動力と決断力を発揮して、事を丸く収めたことはない。
某国から主権を取り戻し、自分達で何か決めてやり遂げたことがないんです。庵野監督の脚本通りのことが起これば、日本も諸外国並に独立した国家となり得るのでしょうか?
そういった点で、途中からゴジラと政治家さんとのリアルとファンタジー(虚構と現実)が反転するところが面白かったですね。
そう、面白かったんですよ。
庵野監督、今まで本当に申し訳ありませんでした!
またハリウッドであれば、一市民が世界をとか地球を救う的なあり得ないパターンとなるところを、専門的な知識を持ったエキスパートでも、常にチームで戦う日本っぽさ。
従来の日本人の美徳であった、勤勉さ、献身的で思いやりのある、「人道」を重んじるところなど描いていて、好感が持てました。
てか、ラスト泣けた。
「希望」
もうひと頑張り、私もしなくちゃと思いました。
そういう映画、久々です。
PS
ゴジラ新作は2017年。なんと脚本が「虚淵 玄」です。
そう!"魔法少女まどか☆マギカ"の脚本チームですね。
つ、つーことは、ゴジラ=魔女かしらー?????
こ、これは、楽しみっす!
タイトルなし(ネタバレ)
世界観はエヴァのいないエヴァ。ゴジラの常に進化して希望の芽を摘んでいく姿は破壊力のある都会に現れた進撃の巨人。日本政府の対応が後手後手にまわる皮肉ったところが興味深かった。まさに311の原発の対応への皮肉。教授を呼んだのに役に立たないところは面白かった。ゴジラが毎回想定を上回る脅威になっていき、放射能と炎を吐きヘリコプターまで破壊してしまった時はもう人類は終わりだと絶望感を感じました。アメリカは大統領が意思決定するが、日本は誰が決定するのか?ラストの作戦実行までのタイムカウントがリアルだとより臨場感溢れる形にできたかな。
前評判に違わぬ出来栄え
庵野ゴジラ、大変良かった!116分と、比較的長い上映時間だが一瞬も退屈する瞬間がない映画は久々である。
何と言っても上陸後の圧倒的な破壊力!これぞ災害の象徴たるゴジラ!と思わず拍手したくなった。同時に、ビルが倒れ電車や車は小石のごとく跳ね飛ばされる様がリアルで、恐怖すら感じた。東日本大震災の復興も半ばで熊本大地震の直後と言っていいこの時期に公開していいの?と心配した。しかし、被災者に対する監督からのメッセージともとれる台詞を最後にキチンと挿入するあたり、心憎い配慮があるではないか。
「不明生物」出現時には「これがゴジラ?」と思ってしまったが、なるほどそう来たか!と思わず膝を叩きたくなった。ゴジラのフォルムそのものはこれまでの日本版を踏襲し、なおかつ背中や尻尾からも放射能を放出する姿はまさに無敵!さらにハリウッド版ゴジラへのオマージュか、無性生殖で子ゴジラを生み出そうとするあたり、庵野監督の遊び心と懐の深さを感じた。
また噂に聞いていたとおり、自衛隊の装備や兵器、政府の会議の様子は細部まで拘ったリアル感がある(らしい。本物を見たことはないので)。これも見どころの一つであり、オタク系の人たちでも納得の出来栄えではないだろうか。
ストーリーそのものはひねりも大どんでん返しもなく、第一作ゴジラのリメイクと言って良い。結末はほとんど分かっている。しかしその作り込み、細部へのこだわりによって映画の中に入りっぱなしの2時間であった。しいて言うのなら、尺の関係かキャスト(特に石原さとみ)のセリフ回しが早口すぎて、理解が追いつかない場面が多い。発言内容が理解できなくても全体的なストーリーはちゃんと分かるのだが、この点を考慮して4.5点としたい。
リアルリアルって
ゴジラ
今までちゃんとゴジラを見たことがない私からしたら、これが私の中でのゴジラになりました。
人間の廃棄した有害物質により誕生し、ゴジラのエネルギー源は核爆発とはほぉーとなりました。
その人間の生み出した偶然の最強産物を駆除するのに人間が犠牲を払う。
今地球がおかれている状況とリンクしているようで感慨深かったです。
そして、私は都内在住のため、東京の街をゴジラが破壊するのを見たときは、とても恐怖でした。
いつのまにかどこにどうやって逃げようかと真剣に考えてました。
最後に長谷川さん演じる矢口蘭堂の様な政治家が実際に日本いたらいいですね。
きちんとエンタメ
いい映画だと思います( ^ω^ )
これからの目指すべき映画であり出発点
今作におけるゴジラの倒し方は庵野監督の映画の作り方そのものを見せられているようだった。
牧教授という天才に対し、各分野の一癖ある変わり者たちが挑むというストーリーは宮崎駿という天才監督に対して、自分はこういう風に映画を作っていくのだという庵野監督の意思表示に思えた。
これまでの映画は一人の天才がいれば成り立ちえたが、これからの映画はそういう風にはなかなか作れない。必要なのはさまざまな分野のクリエイターが、目標に向かい可能な限り限り確度をあげていくことであり、それらを統括する監督が明確なビジョンを持つことである。
「この映画で日本映画の何かが変われば」と監督は言っていたがまさしくその通りの映画だったように思う。
庵野さん最高だぜ~(*^^*)
とにかく面白かった~!!
10式戦車どこまでが実写でどこからがCGなのか区別がつかず凄かったです。
石原さとみさんが色っぽくて好きになりました。
シンゴジラの第一形態~第三形態は気持ち悪かったです。
最終形態はかっこよかったです。
しっぽとせびれからの迎撃システムにはびっくりしました。
もう一度見たいです。
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