バケモノの子のレビュー・感想・評価
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日本のアニメーション作品で初めてスペインの映画祭に選出された話題の...
期待して子供と見に行ったら裏切られる
細田守作品に期待して、かなり前のめりに見に行ったのですが、ちょっとがっかりしました。
キャラクターはみんな魅力的で、それぞれが生き生きとストーリーに絡んでくるのですが、肝心の熊徹と九太の結びつきが弱いうえに、彼らの強さの裏付けと戦いの背景、厳しい修業の日々などの描写が非常に弱く、一郎彦との因縁も弱く、ラストのうねりにつながらなかった。
もともと、細田作品は、世界観に肯定的な主人公が主流だったのに、今回は世界を否定するような主人公で、異質なうえに、余りにも宮崎駿の世界観を意識しすぎた演出に陥ってしまったように見えます。
これは、監督本人よりも、周りの雑音がそうさせたとしか、思えないのですが、いずれにしても、成功作品とは言えない出来栄えでしょう。
特に子供には退屈な内容でしょう。
2015.7.14
ラストが勿体無い!
発想が面白い
2015年。原作・脚本・監督:細田守。
細田守監督は独自の世界を構築する能力に優れている。
それを展開してラストへ持って行く才能がまた凄い。
都会で孤児になった蓮9歳は親戚の世話になることを拒否して渋谷を放浪していた。
するとバケモノの熊徹に誘われて、人間界からバケモノの住む《渋天街》に紛れこんでしまう。
熊徹に弟子入りするものの、教え方を知らない熊徹。
熊徹となぜか切磋琢磨して蓮はキュウスケとして、バケモノ界に棲家を見つけて17歳に成長する。
成長とは、剣術の達人になることを意味した。
破天荒で欠点だらけの熊徹のキャラクターが秀逸でした。
師匠というよりライバルみたいな、父親というよりは先輩的な。
宗師(バケモノ界の長老)を競う大会があって、まるでドラゴンボール的!
熊徹と猪王山は、宗師の座を懸けて死力を尽くして戦うことになる。
それが熊徹の弟子のキュウタと猪王山の息子・一郎彦との代理戦争に発展する。
良く考えると破綻もあるストーリーです。
ラストで同じく人間の子であった一郎彦と死闘を繰り広げ、倒したキュウタ(=蓮)は、
あっさりと実の父親の元へ帰り勉学に励む・・・という結末も。
あまりに平凡で優等生的で、ちょっと肩透かし。
そしてラストでラスボス(クジラがラスボスって珍しいけど、)に変わる一郎彦が、
超能力を発揮して、大爆発を起こしたり、車が衝突したり、地下鉄が停止したりと・・・
やり放題なんだけれど、かなり違和感を感じた。
キュウタを育ててくれた熊徹への恩とか、バケモノ界の人脈より勉学を取るのか?
結局は「人間界と人間として生きること」を選ぶんだな!
とか思ったけれど、熱中して楽しめた。
細田守監督作品は好きだと確認する映画でした。
過去鑑賞
後半は説明不足でついていけず
不評は心にしまっときなよ
細田監督の世界観に引き込まれる
劇団四季でもミュージカル上演中のアニメーション映画。夏休みの定番といえば、アニメーション映画。
そんな理由から観てみました。
タイトルから内容は想像できなかったです!
細田監督は、ありえそうでありえない世界観を描くのが上手いですよね。
育ってきた環境が違う人間と「バケモノ」が、共に生きるとはどういうことか。共存とは何か。
そんなことも考えさせてくれます、
「キミとなら、強くなれる。」というフレーズが印象的なハラハラ、最後はじんわり感動する作品でした!!
無骨な
偶然異世界に紛れ込んでしまった少年がバケモノの弟子となる。 反発し...
最高 友情モノに弱い自分にはドンピシャ 何度観てもいい 何度観ても...
最高
友情モノに弱い自分にはドンピシャ
何度観てもいい
何度観ても泣ける
熊鉄が熊鉄で良かった
猿と豚にお礼を言うシーンがすごくジーンとくる
その後2人で九太を褒める所も心温まる
九太と熊鉄、不器用な2人はぶつかってばかりいたけど心は絆で繋がっていた
少しの間だったけど種族や血を越えた親子の絆があった
子は親を見て育つ
だからどれだけぶっきらぼうでも親となる存在は必要
だけど育つのは子だけではない
親も子に育てられる、学ばさられる
普通に面白かった。エンドロールに入る時の歌詞がびっくりしたけど・・・笑
違和感はあるものの・・まぁまぁ楽しめた
バケモノの熊徹と人間の少年・九太の交流と成長を描いた作品。
■チコという白い生き物は母親?
母親の写真の横でピーナッツ食べてるチコの表情が母親っぽかったので
母親の分身的なものかな?って思うんだよね。
漣と楓にしか見えてないようだけど、なんだったのかな?
説明ないから謎のまま。
■最初の異世界への入り方が【千と千尋の神隠し】っぽい
主人公が不思議な世界へ迷い込み、本名とは違う”別の名前”をつけられ、
そこで様々な経験をする。はい、まさに千と千尋と一緒。
■前半良かったが後半から面白くない
前半の渋天街での修行時代までは良かったものの、
人間界に戻り渋谷と渋天街を行ったり来たりする後半は詰め込みすぎかな。
■なぜ図書館?
8年ぶりに人間界に戻って一番最初に向かった場所が図書館。なぜ???
本好きというフリはなかったよね。
この時はまだ人間の学校に行きたいという気持ちは無かったはず。
普通なら思い出の場所とか行くと思うんだけどなぁ。
8年ぶりの人間界なのに妙に落ち着いてるし。
とにかく説明が欲しかったかな。
■なんで鯨??
闇落ち一郎彦が特殊能力使って鯨になったんだけど、
父親に憧れてたんだから猪になればいいのにw
偶然道に落ちてた本を拾って「鯨」という字を見たから?
そもそも一郎彦は鯨って読めたんだろうか?
赤ん坊のころからずっとバケモノ界で育ってきたはずですよね。
彼も時々人間界に行き来してたのだろうか?
■九太と熊徹の絆に感動
血は繋がってなくても深い絆で結ばれている。
『あるだろ。胸ん中の剣が!』この言葉が全てですよね。
もちろん自分にとっての”大切なもの”という意味なんでしょうが、
神になって九太の胸の㊥の剣になった熊徹。
『あるだろ。俺たちの絆が!』って言ってるように
私には感じました。最高に泣けますぅ!!
多少違和感や謎が残るものの、最後はちょっと感動しちゃいました。
もうちょっと分かりやすい脚本だったらもっと良かったのになぁ~。
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