バケモノの子のレビュー・感想・評価
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アニメの美しさには感動です! バケモノのキャラも個性が出てて素敵で...
涙腺崩壊
個人的には「雨と雪」のほうが好みですが
絆の話
流石、細田守先生ワールドですな!
タイトルなし(ネタバレ)
面白かった!きゅうた人間のくせに強すぎない?バケモノたちが人間レベルってことかな。最後結局人間という名のバケモノバトルでしたね。役所広司のくまてつの声よかった!
いつも胸の中に。
描かれている街同様にとてもパラレルな世界観が満載の物語。
体験したことはないが、あり得そうな事象にとても惹かれる。
ビルの脇道をクネクネ歩くと入口登場なんてファンタジーだし、
のちに行ったり来たりすることになる九太の運命の分かれ道が
ここにあることが明示され、知力や体力や精神力を成長させて
いく子供たちが必ず通るだろう迷い道になっているのが面白い。
母親が死に独りぼっちになった少年は、ある日バケモノである
熊徹と出逢い(反発しながらも)弟子入りをする。大人のくせに
悪ガキにしか見えない精神性の低い師匠(父親)に辟易しながらも
次第に心を通わせ、互いに独りぼっちだった寂しさを埋めていく。
確かに男の子が子供の頃はスポーツで体力をつけさせようという
親が多い。そして子供の方も親が喜ぶのが自信に繋がりどんどん
技能を開花させたりするものだが、時期がくると子供自身が自分
の方向性と向き合うようになり、続けるか辞めるかのような選択
を勝手に行うようになる(これも自立だよね)。今まで言うことを
聞いていた子供がなんで突然に?なんてワナワナする親を尻目に、
子供はどんどん自分の世界を構築していく。あぁ、もう子供じゃ
ないんだこの子は。という寂しさを味わった体験を、その通りに
表現しているような気がした。子供がどんな風に成長し、その後
親とどんな風に向き合うかを(定石通りに)じっくりと描いている。
SFとカンフーと名作が入り混じった独特の感性と美術が見事で、
アクションもドラマも楽しめるところが相変らず上手いと思った。
声優陣も有名俳優を使っているので冒頭顔がチラチラするのだが、
あとは気にならない。熊徹は顔までソックリで笑えるし、両脇を
固めるリリーや大泉も面白い。特筆は人間界の少女・楓を演じた
広瀬すずで、あまりの声の安定感に驚いた。声優もできるのねー。
(バケモノが単純で人間が複雑という描き分けは妙に説得力あり)
ストーリーの つじつまが許せるくらい、 与えてくれるものが大きい。
とにかく
これはおとぎ話で、
ファンタジー映画。
サマーウォーズのストーリーが
秀悦だったために、
がっかりする人も多いかもしれない。
けどガチガチのストーリーもいいけど、
想像力をはたらかせながら観るのも、
楽しみのひとつ。
何より、
ストーリーのつじつまが許せるくらい、
与えてくれるものが大きい。
メッセージがちりばめられていて、
監督のアプローチがよく計算されている。
おのおののキャラがよく体現している。
だから世代によっていろんな
感じかたが出来るんだろうな。
子どもたちは、空想の夢物語で充分楽しい。
けどパラレルワールドをメタファにして
現実が浮き彫りにされるから、
学生は思春期に押し寄せてくる心の闇や、
自分は何者なのかという不安に対して
勇気をもらえる。
その全てを背負ってきたオトナにも、
家族の絆や思いやりの大切さを
を再認識できる。
僕は2児の父親なので、感銘的だった。
子どもに支えられてきたんだろうなぁと、
こみあげてきた。
友達同士や親子で、
感じたことを語り合えるんじゃないかな。
声はよかった。
役所広司さん、宮崎あおいさん、
染谷将太さん、広瀬すずさん。
よくここまで集めたね。
それだけでも、楽しめる。
特にリリーフランキーさんは、
さすがの存在感だ。
アニメーションのグラフィックスや
エレメントも素晴らしい。
気持ちのいい空と、
都会のクールさがよく対比していた。
シブヤのディテールは
かなり綿密に取材したんだろうな。
温かいバケモノ世界と、孤独の群集のシブヤ。
対比の描きが上手だから、
バケモノ界よりも、
圧倒的に人間界の方が怖かったなぁ。
クライマックスの、
シブヤでのダイナミックな戦闘シーンも、
クラフトのクオリティは高く、
見入ってしまった。
ハリウッドでも、ウケそう。
どの世代も自分ごとにできて、
観た後は少し強くなれる。
夏休みにふさわしい、
上質なアニメだと思うよ。
イマイチ乗れない…
「オオカミこども」に大感動して、それ以来の細田作品だったので期待して観たが、今作にはイマイチ乗れなかった。
アニメーションや背景など、絵的には文句なしの出来。特にアクションシーンの動きの滑らかさは異常で、ちょっと他では見た事がない感じだった。
しかし、何故か登場人物にはあまり感情移入できないままクライマックスを迎え、そのまま終了。元々涙腺はユルい方だが、この映画では少しも刺激されなかった。
物語の構成などはしっかり出来ていたと思うので、何故こんなに共感できなかったのかハッキリわからないが、見終わった後の印象としては、全体的に理屈っぽくて感情に訴えてこない、ということ。
過去の細田作品と違い、今作の脚本が細田監督オンリーだったのが、その要因の一つかも知れない。
まさかの。
まず、九太の成長に心を奪われました。
熊鉄もそれとともに成長していき、本物の親にしか見えませんでした。
最後に熊鉄が心の剣に変わった時は涙で溢れました。
最初はあんなに乱暴だった熊鉄がたくさんの年月を九太と過ごしたからこその剣に変わったのかな。と思いました。
とりあえず、
話はまとまりませんが是非オススメです。
一つダメ?といったら失礼ですが嫌だった所といえば、広瀬すずを声優に持ってきたところですなね。
初めてだというのもありますけれど、少しカタコトで声のはぎれがよすぎでした。
棒読みに少し感情つけた感じにも聞こえました。
けれど、熊鉄の役所広司さんは似合いすぎて素晴らしかったです!
久々に充実した映画を観ることが出来てよかったです!
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