日本のいちばん長い日のレビュー・感想・評価
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学校では教えてくれない真実 一流どころの役者が揃っている中、昭和天...
学校では教えてくれない真実
一流どころの役者が揃っている中、昭和天皇の本木雅弘の演技が輝いていた
ただ、登場人物が多すぎて…
原爆が、回避することが出来た現実を見せられ、当時の閣僚の判断の遅さが悔やまれて仕方ない
真剣さが伝わるか
封切りの8日に行き満席であきらめ、今回は再チャレンジ。
「正しいこと」「より賢明なこと」を肯定できない、その時代の空気に逆らうことができないもどかしさを知る。
忘れてはいけないのは、本当の犠牲者は画面で写るキャスト(ほとんどがエリート将校?)ではなく、戦場にいる多くの一般の兵士と帰りを待ち続けて支えた家族であることを忘れてはいけない。
「反対」と唱え、武器を放棄したとしても、国家どうしのいざこざは止められない。それだからといって、戦争を肯定してもいけないし、戦争による犠牲者を出してもいけない。
国の指導者たる器は、国民の身体、生命、財産が守られ、平穏な生活ができるよう大局にたつものでなければならない。
若者が目を向けるべき作品
私自身この作品にエキストラとして参加させていただきました。現場は背筋が伸びるような緊張感でした。戦争映画のあり方を学びました。
終戦がこんなにも難しいことだなんて、、、ほんとに難しい感情であの時代に生きた人にしかわからない誇りと責任があったのだなと感じた。役所さんの自決シーン本当に感極まった。桃李さんの演技には鳥肌がたった。名役者たちが必死に戦争を伝えようとしている映画をぜひ若者にみていただきたい。
日本国民の映画た
残しておきたいものは
モノにして残さなくては消えていく
本、映画にしなくては。
文句言う気満々だった本木雅弘が素晴らしくて驚いたから投稿!
どう考えてもモッくん=昭和天皇
はないだろーーーーー!って引いてた分、素晴らしくて息をのんだ。この作品に人間のユーモアとチャーミングさを感じては不謹慎だろうか。。
人間が引き起こした戦争を、人間が終結させる。命を懸けて得た平和である事を苦しく再び突きつけられる。
映画が日本を救う最後のチャンス。一人残らず観て欲しい。
役所広司、山崎努、山路和弘、堤真一と震えるような常連に加え、近年加わったキムラ緑子、赤間麻里子、戸田恵梨香、神野三鈴女性陣。知性、品格高き俳優陣の原田ファミリーが贅沢に配置。随所に出て来る度に、はっ!と喜びが湧く。松山ケンイチの贅沢な使用、次の作品に出演するんかな?
最近、どの監督のファミリーもタレント集合でイラっとするからこういうファミリーが理想的。
ただ
やはりこの時代の妻の存在に【女優】を見せられると、物語から気が削げる。骨太な映画にそっと寄り添う妻が原田映画にはしっくりくる。
日本人の男は軟弱だからな笑。欧米と家族のあり方が違うからだろうか。男の映画に女が強い意志を持つとバランスが崩れる気がしてならないんだな。
兎に角、玉音放送のように皆で心して拝することを望む。
今、全ての日本国民が観るべき映画だ。
毎年夏に中学生・高校でも上映会するべきだ。
救いようのない大和魂
ドラマとしての完成度が高い作品。歴史的事実を扱ってるが故に、内容が浅いとかという意見も目にしたものの、史実に重きを置く人はドキュメンタリーなり歴史書など追求すればよいのでは?この映画はあくまで劇的物語であるわけで、そういった意味であらゆる演出が上手くはまっていたように感じる。
主演陣の演技もすばらしいもので、まさにその時代のそこに生きていた人々の思いがひしひしと伝わってきた。何か儀礼的ただ中で振り回される人々、信じられないくらいに滑稽で、戦争をやめさせようとするもの続けようとするもの全てが悲劇的な喜劇を演じていたのだと理解できる。あの瞬間をつぶさに再構築して見せてもらうだけでも、あの戦争の無意味さを実感できた。
後半に展開されるシーンは全て無駄なことばかり。それに涙する日本人も多いことだろうが、無意味なことに重きを置く日本人のやるせなさを感じずにはいられなかった自分のような日本人も決して少なくないだろう。
高速球でデッドボールを食らった気分だ
名作映画・小説「日本のいちばん長い日」が平成版としてリメイクされると聞いて、公開を楽しみにしていました。
が、いざ見てみると・・・
人物描写が酷いものの、原田さんが高い技術力を持った映画監督ということもあり、私はそうは思いませんでしたが1つの映画としては素晴らしい出来なのではないでしょうか。
しかし、ある程度歴史に詳しかったり喜八版を視聴済の方にとっては本当に本当に駄作と言っていいと思います。以下が私の思う問題点です。
・明らかに一部の人物を極端に悪人に仕立てあげている。
・監督による史実にも原作にもない捏造シーンがたくさんある。
・中立性がない。
・現代の価値観によるバイアスがかなりかかっている。
・日常シーンが長く、ダレる。
・テーマ「家族」に囚われすぎていて、ダレる。
(このテーマはこの映画に向いていなかったのでは・・・)
監督のインタビューで喜八版は嫌いだとおっしゃっていたのを読みましたが、その通り喜八版と同じような描写をするのが嫌なのか、想像の斜め上を行く謎のシーンが多々ありました。
監督の他の映画は素晴らしい出来なだけあって残念です。
日本人として観ておきべき作品
『日本のいちばん長い日』を鑑賞。
「クライマーズ・ハイ」「わが母の記」の原田眞人監督最新作となる。
1945年8月、大東亜戦争(太平洋戦争)が昭和天皇による玉音放送によって集結されるまでの数日間を描いた半藤一利によるノンフィクション作品の映画化である。
終戦間際、本土決戦かポツダム宣言を受諾するかで揺れる鈴木貫太郎(山崎努)内閣。そして昭和天皇(本木雅弘)による玉音放送で終戦が宣言させるまでに何が起こっていたのかが明らかになる。
この作品は終戦を描いた作品であり、戦争自体を描いたものではない。よって戦争の悲惨さや命の尊さなどを直接的な映像では語ってはいない。
しかしその時、国民は、陸軍は、海軍は、それぞれの立場での考えはどうであったかが実に丁寧に描かれており、戦争は始めるより終わらせることの方が遥かに困難である事がひしひしと伝わってくる。
とにかく俳優陣が素晴らしい。山崎努、役所広司、堤真一等のベテラン陣は勿論のこと、本土決戦実現に奮起する畑山少佐を演じた松阪桃李も素晴らしかった。
しかし、やはり特筆すべきは昭和天皇を演じた本木雅弘である。独特のイントネーションや雰囲気などは正に昭和天皇そのものである。
スタッフ、キャストそれぞれのこの作品に対する思いがこれ以上ないという程作品に現れており、終戦70周年に相応しい出来映えとなっている。
内容が内容なので、多少なりとも大東亜戦争(太平洋戦争)に関する知識が無ければちんぷんかんぷんだと思うが、逆に日本人としてそれはあまりにも恥ずかしい事であり、是非予習をしてでも観ていただきたい作品である。
面白いとか面白くないとかそう言う次元で観る作品ではない。俳優たちの熱演を通じて、現在の平和がどのようにして作られたのか。その真実を知り、体験する作品である。
生き様
見応えがあった。
タイトルに偽りなく、降伏前日の描きかたが、重厚かつ濃密であった。
70年前…男も女も、全ての日本人が懸命に何かと戦ってた。
何と戦うべきか知ってたようにま思う。
己に恥じぬようにと。
一生をかけて、何かを全うしようとしてるようにも思えた。
この敗戦を経て、日本がアメリカ、いわゆるマッカーサーと渡り合うには、並々ならぬ度量が必要だったと思う。
軍人の潔さと、豪傑さが印象に残りがちだが、いやいやどうして…その長たる者こそ、類稀なる豪傑である。
穏やかに…だが、その内には鋼の如き信念を。
僕らのおじいちゃん達は、皆、そんな感じだったのであろう。
そして、現代の僕たちを憂いてもいるのだろうと考える。
とても難しく、大人の映画(終戦前夜)
2021年、まるっきり内容を覚えていなかったので5年ぶりに見直した。
岡本喜八の「日本の一番長い日」も見たくなった。今回のリメイクでは、脚本も変えているという。
国外での戦闘シーンは全くなく、東京が空襲され、半壊しているところも少なかったように思う。阿南大臣の奥さんが療養先から戻ってくるところは、よかった。食糧事情がひどく悪いとか、疎開した子供達の生活や授業風景も見てみたかった。そもそも電報とラジオと固定電話と新聞とガリ版と口コミしかなかった当時の雰囲気がよくでていたように思う。誰々がどこにいるとかすぐにわからないとか。
陸軍の一部の青年将校が暴走してクーデターを起こそうとしていたことがメインストーリーになっている。
放送局(NHK)内に押し込み、マイクの前で絶対放送されない原稿を朗々と読み、最後は代々木公園らしいところで自決する二人に興味を持った。
嘘を嘘で塗り固め、上司を殺してそれも利用するというのは、旧日本帝国陸軍の最後にありうる行動に思えた。「東京裁判」も見直してみたい。
戦後76年。
昭和天皇を元木雅弘が演じたことで、スマートかつ知的なイメージが前面に出ており新鮮だった。若いだけではなく国際情勢もきちんと読んでいる昭和天皇のお気持ち。陸軍軍人の一部を押さえきれなかったところは、現代にも通ずるところがあるので、何度も見直したい。
考えさせられる映画
日本という国を愛しているがための思想の暴走、今の世の中にこれほどまでに日本という国の将来を考えている人は何人いるのでしょうかね。まぁそれが必ずしも良いとは言えないのですがね(;´_ゝ`) とても考えさせられる映画でした。途中で笑えるところもありましたし、飽きさせない作品でした。戦後70年である今年に見ても損はないのでは無いでしょうか。
楽しい映画ではないのだけれど
決して、見た後に気持ちいい映画ではありません。
日本人の心に問う映画なのかも知れません。15年の長き戦争に終わりをむかえさせるにあたってのドラマだったのだと。
役者みなさんが好演しており、本木さんは、天皇をしっかり演じ、本人に見えてくるぐらいでした。
自分は、本当の史実を知りえませんが、こういったことがあったのだと理解できます。
また、桃李さんの演技、ひかっておりました。愚直で信じる事に邁進している姿、良くも悪くも日本人なんでしょうね。
ところで、正義ってなんなのでしょうか?
立場が変われば、正義も変わる。お互いの正義のぶつかり合いもまた、考えさせられる一つの事でした。
最後にこの映画を見て、戦争は誰も幸せにしない、そう理解させて頂きました。
天皇は高貴?
原田眞人監督の渾身の作、とは思うが、疑問な点もなくはない。
もう一度見直さないといけないが、岡本喜八版はまさに1日の話であったと記憶している。
陸軍の反乱分子が、昭和天皇が吹き込んだ玉音放送の録音版を必死に探すのを、機転を利かせて守りきるという描写があった。
今回の原田眞人版にはそういうのもない。
阿南惟幾(役所広司)、鈴木貫太郎(山﨑努)、昭和天皇(本木雅弘)、この三者のありようを描きたかったと、原田眞人は言っているわけだが、それなら「日本のいちばん長い日」というタイトルは返上してほしかった。
まず聖断があって、そこからのドラマに徹してほしかった。
本木雅弘には感心した。我々日本人には好むと好まざるとに関わらず、皇室というものが刷り込まれている。玉音放送もいろいろなメディアで幾度となく聞いている。
人間天皇なのだが、どうしたわけか、本木雅弘はある種高貴なオーラをまとっているのだ。東条英機が諌言に赴いたときの昭和天皇の毅然とした態度には、なぜか襟を正さなければ、という気分にさせられた。
この人が聖断を下したのだ。逆らえる理由がない。
反乱の首謀者畑中(松坂桃李)がまったく愚鈍なヤツに見え、彼の言にはまったくの理もない。
そこは映画としては、決定的な欠点となる。
松坂桃李は熱演だったが、相手が悪かった。
原田眞人が昭和史を映画にするとき、それは違うだろうと立ち上がる映画人がいたが、若松孝二はもういない。
思想信念の暴走
立場、思想は違えど日本を思う人々の決意を写した作品。
日本国という誇り、それを国民と見るか戦いざまに見るかが立場により明確に異なります。
国民ありきに生き続けることを、
希望ととるか恥ととるか。
共感するかは置いておいて、どちらの立場の感情も慮ることができ、切なさがあります。
また、それら対立する考えの間に立たされる立場の苦しさが、
役所広司の演技を以ってまざまざと描かれています。
誰かを悪者せしめることで過去を収めがちですが、
誰もが悪者にはなりえないことを実感させられます。
平和な現代に生きているからこそ、
胸を締め付けられるような想いでした。
喜八を越えようとはせず避けようとした結果
せぜこましいだけの淡白な映画になってしまった。
特に喜八版の「一日」の濃厚さを知っている身だと細部を欠いた緊迫感のない後半部に肩透かしを食ってしまう。
前半のセリフ回しやテンポの良さには惹きつけられただけになんとも残念。
喜八を避けた演出で割りを食ったのが阿南(役所)と畑中(松坂)。
喜八版では局所でメリハリある駆け引きを行っていた畑中が単なる思い切りの良いだけのサイコパスと化して、これでは「また国を想っての行動」(まあやり方が正しいかは別にして)というより家に帰りたくないとダダをこねるだけの幼児っぽい。監督はあえて彼への感情移入を排したようにすら思える。
阿南は喜八版よりマイホームパパとしての書き込み(娘の結婚式のエピソードや妻とのやりとりなど)や陸軍との調整苦労話が多くなり、ほとんど中間管理職のおっさんみたい。
この路線自体はいかにもモダナイズといった感じで悪くない。が、全体のプロットとして閣議で衝突するシーンがあまり描かれず、鈴木首相とも終始仲良しで、鈴木との「敵味方を超えた友情」をむしろ感じ取りにくくなってる。
そのせいで鈴木にお別れを告げるシーンの感動も薄い。
せっかく阿南の書き込みを増やすのなら、陸軍を四苦八苦で押さえつける物分かりのいい調整役としてのシーンだけではなく、閣議の場ではあくまでも陸軍の代表として徹底抗戦をつっぱり、海軍と激烈にいがみ合う面も削るより、むしろより深く描くべきではなかったか。
というか、奥さんが東京へ出てくるくだり、いるか?
セリフ回し以外の脚本には不満ばかりだけれど、キャスティングはすばらしい。
本木雅弘はかぎりなく昭和天皇っぽく見える(本物そのものに見えないのは仕方ないというか、彼でなくても無理)し、阿南もキャラの方向にマッチして三船とはまた別の意味で良い。
山崎の鈴木貫太郎はいかにも食えない老爺といった演技で、清廉な笠智衆よりハマっている。
松坂もさすがに黒沢年雄を凌駕する機会を与えられず仕舞いだったものの、一本気な性格がよく顔に出ていた。
群像劇よりメインキャラのドラマを重視したせいで影の薄くなったサブキャラも多多見受けられたけれども、いずれも一定の存在感を示していたように思う。
リメイクとはいえ単体の作品なので、あんまり比較するのもどうかと思う。けれど、好きな子に好きと勘付かれないためにあえて視線を外そう頑張っている中学生男子みたいな自意識がほとばっしているので、逆に観てるこっちも喜八版を意識せざるを得ない作品になってしまった(監督は喜八版嫌いらしいけれど、わざわざ公言するところもまた)。
市川版『野火』に対する塚本版の自然体のように、もう少し、喜八版に対して素直に作っていれば良作になっていたのではないか。いささか惜しい気がする。
日本人は
見るべき映画。面白いとか面白くないとかじゃなく。
当時の日本軍の姿。志。今ではありえない価値観が当時の人達の当たり前だったこと。
もっくん昭和天皇は圧巻。本人のことはよく知らないけど似過ぎ。玉音放送は当時のをそのまま流したのか?というほど。
松坂桃李のいかれ具合は見応えがあり、少し役者としての株が上がった。
思ったよりも、素晴らしい出来。今こそ日本に平和を
第二次大戦の終結に至るまでの、鈴木貫太郎内閣発足から、ポツダム宣言受諾決定の昭和天皇のご聖断、宮城事件までを描いた作品。
思ったよりも、上手く出来ています。
個人的に懸念していた本木雅弘の昭和天皇ですが、意外に良かったです。TV映像などで耳にする、独特のイントネーションも意識して取り組んだようですしね。本木本人の上品な感じが上手くマッチしたことと、昭和天皇が当時44歳、今の本木雅弘が49歳とほぼ同年代と言う事も、良かった要因ではないかと思います。
役所広司や山崎努などの実力派俳優も、その実力を十分に発揮しています。って言うか、年齢のことを言えば、鈴木貫太郎が77歳で山崎努が78歳、阿南惟幾が58歳で役所広司が59歳と、ほぼ同年代の俳優を配置したのが良かったんですかね。
それで気になったのが、阿南惟幾・鈴木貫太郎・昭和天皇と並ぶ重要人物・畑中健二を演じた松坂桃李。松坂桃李が演じた畑中健二は、陸軍少佐で軍事課員だったわけですが、当時33歳なんですよね。それを26歳の松坂桃李が演じるのは、ちょっと・・・。若すぎる。30歳くらいでいい俳優居なかったのかな。そこがちょっと残念なポイント。
その代わりと言ってはなんですが、同じ軍事課員の井田中佐が印象に残ったかな。陸軍省の玄関ホールで、阿南に決起を迫る鬼気迫った表情が物凄く印象的でした。狂気とは違うんですよね。決意というか、信念というか、純粋さと言うか、そう言う感じだなと思いました。
この作品での登場人物の描かれ方には、原作者の思いも入っているのではないかという気がしました。阿南はかなり好意的に描かれていると思いますが、神風特別攻撃隊の創始者として知られている軍令部次長の大西瀧治郎は全く逆。彼と遭遇した阿南が発する言葉に、原作者の半藤一利が大西瀧治郎をどう思っているのかが現れていたような気がしました。
それとこの作品を見て判ったのが、戦争は始めるよりも終わらすほうが遥かに難しいということ。近年も、アメリカがイラクで苦労していますしね。
英語のタイトルは『The Emperor in August』。なるほど。
始めるのは簡単だが、終わらせるのは
面白いと言う表現を使うのは適当ではないと思います。見ておくべきいい映画ですね。
無論、史実をベースにしている話なので、当時の軍と政治の力関係など背景がわからないと、理解しにくいところがあると思いました。
阿南陸軍大臣をやった役所広司は、今の日本の映画界ではこの人しかいないだろうと思います。また昭和天皇役の本木雅弘もよく演じています(少し美化しすぎかなといった印象)。また鈴木首相役の山崎努さんも達者なものです。
それにしてもあの時点に立ってもまだ本土決戦を叫んでいた軍人の感覚と言うのは理解しがたいですね。一度始めた戦争を終わらせることの難しさを痛感します。
日本の武士道!!
清く美しい武士道の世界を見せて頂いた感じです。戦争を終わらせる難しさを描いた秀作ですね。負けを認めるにしても、鞘の納めどころをそれぞれの立場が邪魔をするもどかしさもよくわかりました!阿南の最後の自刃シーンに武士道の世界を感じます。70年を経た現在の平成の世に恒久平和をもたらした当時の日本の指導者の方々に感謝したい8月9日でございます。
全231件中、201~220件目を表示