劇場公開日 2015年8月8日

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日本のいちばん長い日のレビュー・感想・評価

全189件中、1~20件目を表示

4.0あの事件のメカニズムに迫ろうと試みる意欲作

2021年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

1967年に岡本喜八監督版とはかなり相違がある。岡本版はタイトルにもなっている、いちばん長い日、日本の降伏を決めた8月14日から玉音放送までを中心に描き、様々な人間が思惑を抱えてうごめくドキュメントタッチの群像劇だった。特定の誰かの心情に深く立ち入らずに「現象」を外から捉えたような作品だったが、原田眞人監督は、それぞれの立場を深く掘り下げ、なぜ宮城事件が起き、あのような決着になったのかのメカニズムに迫ろうとする。
最も大きな変化は、阿南陸軍大臣の解釈だろう。徹底抗戦を主張し、暴走する陸軍を代弁しているように見える彼の発言は、実は陸軍の暴走を止めるための芝居であると本作では解釈している。この複雑な「本音と建前」は日本人を理解しづらくしているものだが、そこに踏み込んだことで、この映画はある種の日本人論のようにもなっている。また、昭和天皇をはっきりと描いている点も特筆すべき点だ。本木雅弘の強さと静謐さを兼ね備えた佇まいは素晴らしい。

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杉本穂高

2.0艦隊派、同盟締結派、開戦強硬派、徹底抗戦派は日本人自ら戦犯として裁くべき

戦争推進派が我が身の保身のために抗戦継続を叫び、早期講和終戦派が表立って動けずにいる間に原爆投下、ソ連参戦、何十万もの命が、
国防国家は兵士国民の命の損耗を最小限に考えてこそ有能であり、その基準に照らし合わせると当時の戦争指導者は無能であると断言できる。

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全国連加盟国不可侵条約締結、武装中立主義、多様性男女平等自由主義、5名作4良作3いい作品なので他は2以下です。

4.0終わらせることの難しさ。

2024年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

過去鑑賞作のレビュー(レンタルDVD。2023年5月頃)。

同じ原田眞人監督の「クライマーズ・ハイ」とどちらを先に観たのか記憶が怪しいが、本作の方が数ヶ月前であったと思う。
歴史探偵こと半藤一利原作ノンフィクションの映画化2作目。私の昭和史の先生は半藤一利先生。残念ながらお亡くなりになったが、本作の原作も含めまだまだ読んでいない作品も多いので、これからも読んでいこうと思う。

さて、この映画であるが「ポツダム宣言受諾の裏でこんなことがあったとは知らなかった!」という衝撃を受けた。2・26事件未遂のような出来事があったとは。映画は、戦争を題材にしたものだが、残虐な戦闘シーンはなく、薄氷を踏むような駆け引きが展開されるサスペンスドラマのようである。
驚きの史実を描くストーリーもさることながら、昭和天皇を演じる本木雅弘、阿南大臣を演じる役所広司、鈴木首相を演じる山崎努の3人の演技が素晴らしい(松坂桃李の純粋な狂気も良い。しかし、それ以上に3人が良かった)。

始まった戦争は終わらせることが本当に難しいのだと改めて考えさせられる。劇中の台詞にもあるように、終わらせる役割は「貧乏くじ」なのだ。始めたのが自分でなくても責任をとらされるから。それでも、最終的にその貧乏くじをこの3人はそれぞれの形で引いたのだ。
最も重い責任を背負ったのは昭和天皇であろう。本木雅弘が当初この役を引き受けるのをためらったという話を聞いて、それはそうだと思った。しかし、本木雅弘の演技は迫真にせまるものがあった。そこに「人間」としての昭和天皇を観た。
また、侍従として天皇の側で仕えたことのある鈴木、阿南両名も大変な覚悟を迫られた。特に鈴木は「聖断」を迫る役割を担った。ある意味、こんにちの日本があるのは彼のおかげと言えるかもしれない。山崎努は人生最後の大仕事をする首相、役所広司は組織のトップとしての責任の取り方と家族愛を見事に演じていた。

非常に短い期間の濃密な出来事を速いテンポでまとめていく撮り方は原田監督お得意の手法(あるいは癖?)なのだろうか。ある程度の知識がないと、登場人物達の会話や行動の意味、背負うものが理解出来ないまま置いて行かれるかもしれない。万人受けする映画とは言えないだろう。
劇中に登場する昭和天皇、鈴木貫太郎(元侍従長。海軍軍人。2・26事件で襲撃を受けた)、東条英機(元首相。陸軍軍人。戦争を実質的に始めた政府首脳の1人)、阿南惟幾(元侍従武官。陸軍軍人。)、米内光政(元首相。海軍軍人。良識の人)。彼らがどういう人物であったかを知っていると、ぐっと見方も変わると思う。

結論。戦争をやっていい理屈などない。終わらせるのが難しい戦争なんて、絶対に始めてはいけないのだ。

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TS

2.0長い

2023年9月23日
スマートフォンから投稿

昨日、戦争末期のとてもいいドラマ(明日待子)をBSで観たことに触発されたのか、今さらながらレンタルしました。

前作(岡本監督)が余りにも良かったので期待と不安がありましたが、結果はイマイチでした。原作がこの展開ならば仕方ないのですが、この映画だと、「いちばん長い日」を迎えるまでのドキュメントを見ているみたいでした。

前作が描いていた「あの一日」に集約されたドラマは、熱気と、苦悩と、朝を迎えた時の無力感とか疲労感とか、そうした人間臭に満ちていたと思いました。

戦地で非業の死を迎える無数の兵士(前日に見たドラマ)がいる反面、東京の本部で何だかんだと揉めている軍の上層部(この映画)、なんだろうな、やり切れません。

犠牲になった兵士の皆さん、空襲で亡くなった民間の方々、今の日本の平和は本当にこうした方々によって築かれたと思わずにはいられません。

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ウルスアベイユ

4.01945年8月15日の真実

2023年8月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

天皇の生の声と姿。宮城事件とは?
78回目の終戦の日8月15日も過ぎてしまいましたが、
「日本のいちばん長い日」を観ました。
本木雅弘が昭和天皇を演じていて、口調も声も昭和天皇によく似ていて
感慨深いものでした。
でもこれほど鎮痛なお顔をなさったのでしょうか?
私の知る昭和天皇は無表情で時々ニコッとされる印象です。
1945年に昭和天皇は44歳。
日本が1945年の8月14日~8月15日正午を迎えて
敗戦を告げる玉音放送までの24時間をドキュメンタリータッチで
描いています。
広島・長崎に新型爆弾を投下されて7月末にポツダム宣言を受けて、
受諾するかを鈴木貫太郎総理大臣(山崎努)と阿南惟幾(役所広司)など
内閣閣僚が討議するも賛否が分かれる。
天皇は「これ以上の犠牲は避けたい」と説くが、阿南惟幾他陸軍は
「本土決戦派」
しかし丸2日間討議の末ポツダム宣言の受諾を決めて
天皇の生声の敗戦の知らせ(玉音)を15日未明に録音。
12時間後にはそれを全国放送して敗戦を国民に伝えるとの
流れは出来た。

私は「宮城事件」をはじめて知りました。
それもその筈=教科書にも載らない事件で、
宮城は「きゅうじょう」と読みます。
当時は皇居のことを宮城(きゅうじょう)と言っています。

陸軍将校4名を中心に敗戦を受け入れずに「本土決戦」を
行うべきと考える畑中健二陸軍少佐(松坂桃李)他は、
森近衞第一師団長を殺害して玉音放送テープを奪って敗戦を
覆そうと奔走するも失敗して自害した。
これが宮城事件です。
(畑中健二は実名です)
畑中などに計画性や組織力が欠けており大きなうねりにはならなかった。
陸軍には「2000万人を犠牲にすれば勝利出来る」
と信じる者が多くいてまともな精神や判断力ではなかったようです。
総理大臣の鈴木貫太郎は落ち着き冷静で、
「戦争を終わらせる事は、始める事の何十倍も難しい・・・」
と実務的に敗戦に向けて事務処理に奔走。
山崎努は鈴木の飄々とした様子を本人そっくりに演じた。
阿南惟幾役の役所広司。
死を覚悟しており、決起を促す部下に
「俺を殺してから反乱を起こせ!!」
と一喝する。
この映画を観て、敗戦への道筋が良く分りました。
やはり8月15日に密着した臨場感は迫ってくるものが凄かった。
この後は「東京裁判」を観るべきなのですが、4時間超えの大作。
配信でも見当たりません。
ただポツダム宣言を受諾して戦争責任を負うことで、
東條英機などA級戦犯7名が死刑執行され、
それよりもっと驚いたのはB級C級の戦犯5600名が世界中で逮捕され、
日本、上海、シンガポール、マニラなどで1000名が処刑されたとの事。
この事実は重い。
罪無き原子爆弾の被害者たち。
240万人~310万人とされる戦没者。
それを招いたのは《戦争》
(今また世界はロシアとウクライナの戦争で平和が脅かされている)

戦争による多くの犠牲を私たちは
《決して忘れてはならない》
そう思いました。

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琥珀糖

5.0最近では良い日本映画

2023年7月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

なかなか緊張感のある映画で、終戦の直前にこれほどのこと(宮城事件)がおきていたことを知りませんでした。中学・高校の歴史授業ではほとんど近現代に辿りつくことなく、しかもたどり着いたとしてもちゃんと教えられていません。私は授業の参考資料として観る価値のある作品だと思いました。

戦中、日本はもともとアメリカとまともに戦って勝てるとは思ってはおらず、全てはアメリカの世論を考慮しながら早期講和に持ち込む予定だったはずなのにずるずると最後まで行ってしまい『負ける戦争』をしてしまいました。負ける戦争を先導した大本営の中枢の人間模様に天皇が加わり我々には伺い知れない状況の一部を映画を通して知ることができて勉強になりました。

最近では良い日本映画だったと思います

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ペイ

2.5途中まで

2023年4月27日
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鑑賞方法:VOD

途中までで挫折。
知識があるのが前提のような感じなので観てわかりにくいのと、誰か責任者というのはいるはずなのにそれがさっぱりなくて皆が個人としては信念のある良い人に見える、それが何だか違和感。
あと印象的だったのは昭和天皇が多弁だったこと。

いつか機会が来たらみるかも。

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カメレオン

2.5狂気が足りなかった

2023年4月11日
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鑑賞方法:VOD

私の想像では日本軍はもっと狂っていたのではないかと思う。ちょうど3ヶ月前に劇場で「戦場のメリークリスマス」を鑑賞したからか余計にそう思った。坂本龍一の演技の方が狂気に感じた。戦争体験した監督としていない監督の違いなのか。普通すぎてびっくりして、作品が入ってこなかった。

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ミカ

2.0伝えること、伝わること!

2023年2月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

この様な作品を観る度々思うのだが、事実部、脚色部各々有りますが「国」「国民」の運命はこうして決まって行く、人の、人々の命とは視野を狭くし暴走したエネルギーの何とも愚かしい事。
今、2023.2においてもロシア国内等世界の各地で進行している何とも愚かしい事。
「国」をいかにして存続させんとするか!の攻防戦を描いているが、どうも足元をすくわれた感が強い作品でした。

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too-ku-o

2.5戦争の前線ではなく、会議室の中での出来事なので緊迫感に欠ける。 正...

2023年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

戦争の前線ではなく、会議室の中での出来事なので緊迫感に欠ける。
正直前半はかなり退屈だった。
後半はポツダム宣言受諾反対の過激派が活発に動くが、所詮は敗戦が決まった中での悪あがきに過ぎない。
ただ、昭和天皇の国民への思いやりのコメントはよかった。

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省二

4.0役所広司演じる阿南大臣の最後の一時とクライマックスの対比がなんとも...

2022年7月25日
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役所広司演じる阿南大臣の最後の一時とクライマックスの対比がなんとも言えない。。。

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ハラオ

3.0終戦に向かうまでの日々。閣僚を中心に描かれている。 玉音放送が行な...

2022年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

終戦に向かうまでの日々。閣僚を中心に描かれている。
玉音放送が行なわれるまで大変であったと以前テレビで観たことがあったけど、命がけで放送されていたんだと。緊迫感があった。
日本国民を想っての昭和天皇の言葉は心打たれるものがあったし、演じた本木雅弘もよかった。青年将校を演じた松坂桃李も鬼気迫る演技でよかったと思う。
時系列的にもわかりやすく観ることができました。

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よっしー

3.5太平洋戦争の記憶と歳月

2022年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

本作は、半藤一利原作の再映画化であり、太平洋戦争末期、ポツダム宣言から玉音放送までの知られざる真実に迫った歴史群像劇である。豪華キャストで、日本政府と軍部の対立、戦争終結に反発する若手将校の暴走など、様々な困難を乗り越えて日本が如何にして終戦を迎えたかが克明に描かれている。当時を俯瞰して客観的に捉えているので、ストーリーは理解し易く、感情移入し易い。 歴史ドラマとして観ると面白い。

しかし、自国の終戦をここまで客観的に描かれると、日本人として釈然としない。戦争の責任者はいたはずなのに、登場人物全員が、戦争に翻弄された被害者に見えてくる。更に、登場人物は、皆、家庭的で優しい。政府と軍部の対立も、国会での政党間抗争のようだ。戦時下という緊迫感に乏しい。何より、実際に最前線で戦っていた人々の姿が皆無である。自国の終戦を悲劇として踏まえ、生々しい描写で、戦争の狂気にもっとリアルに迫るべきである。

1967年公開の前作は、ドキュメンタリーを観ているような臨場感があり、画面から戦争の狂気が迸り、作品全体が熱気を帯びていた。その鮮烈な印象は今でもはっきり覚えている。戦後22年の当時、太平洋戦争は歴史ではなく、忘れ難い過去だった。

両作を鑑賞して、両作の違いの背景にあるのは、戦争からの経過時間の差であり、戦後70年以上という歳月の経過で、太平洋戦争が日本人にとって遠い記憶になってしまったと実感した。戦後をいつまでも太平洋戦争後にするために、我々に出来ることは、当時を題材にした作品をたくさん観て、戦争の狂気の記憶を保持し、決して忘れないことであろう。

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みかずき

5.0切なく悲しく熱い日本人の物語

2021年4月7日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

決起した青年将校と老練巧みな大臣のやり取り、登場人物皆が陛下の安全と陛下のお気持ちの中で揺れ、それぞれがそれぞれの形で終戦を迎えて行った。

役者陣の迫真の熱演は緊張感を盛り上げ、本当に引き込まれました。

いい映画だ

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shogo

3.0やっぱり岡本喜八版

2021年2月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 鈴木貫太郎(山崎努)が総理大臣に任命され、陸軍大臣に阿南惟幾(役所)が推挙される。陸軍は沸き立つ。戦艦大和も沈み、海軍は金玉までも取られてる・・・と言った阿南。

 天皇(本木)は国民のことを想いポツダム宣言受諾派で、阿南は国体護持が認められなければ戦争継続派。老齢の鈴木は自分の内閣で戦争を終わらせるという一点だ。そして陸軍少佐畑中(松阪)を中心とする陸軍将校たちは戦争続行派。

 後半は主に陸軍将校たちの未遂に終わったクーデターを描くのは岡本喜八版と同じだが、もともとダラダラと描いていたのを何故また同じように描かなければならなかったのか。カラーになってることで人物がわかりやすいという利点だけ・・・

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kossy

4.5戦争は人を狂わす

2021年1月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

知的

信念をもって行動することは大事なことではあるが、
この映画の畑中少佐(松坂桃李)には、やはり危険を感じずにはいられなかった。
阿南惟幾陸軍大臣(役所広司)の「どんどん行け」という言葉にも、戦争は大勢をあおり、立ち止まって考えることをしなかった、当時の軍幹部層の狂気を感じた。
いつの時代も、人の意見に耳を傾けること、自分の行動を俯瞰で見ることは大切なことだ。

令和の時代にも戦争がないことを切に願う。
原作の亡き半藤一利さんを追悼して、DVDを借りて観た。

・・・その後、半藤さんのインタビューをTVで見たが、本当に大切な方が亡くなったんだと改めて思う。
当時の日本としては、必ずしも大衆も戦争を反対していたわけではないと言われていた。
また、半藤さんの父は太平洋戦争開戦時、この戦争は負けると言っていたそうだ。いずれにしても、多様な考え意見を封じ込めることはよくないし、その場に流されずに冷静であることの大切さを感じた。

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かずじー

3.5「千代に八千代に」世界に誇れる素晴らしい国歌をもつ我々はそのことを胸に勲章にしていきましょう。

2021年1月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

きっとこのてのアップは皆さんが最も目を伏せたい、いや回答を出すことも敬遠し、できれば避けて通りたい話題なんだろうなって思います。
でも今、自分なりの答えは持ってないといけない戦後70年談話にも通じる自身のアイデンティティ。
万一、本土決戦となってたら私たちは今この世にはほぼ存在しなかったという事。先人の多くの命と引換に私たちの今ある命があって、だからこそ日々私たちは命の炎を燃えたぎらせて未来の子供たちにバトンを繋ぎ、生きて生きて生きてこの国の繁栄に各人が尽くさなければ英霊は絶対に報われない。
「千代に八千代に」世界に誇れる素晴らしい国歌をもつ我々はそのことを胸に勲章にしていきましょう。

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masayoshi/uchida

4.5それぞれの愛国心と、苦悩

2021年1月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

太平洋戦争の終戦をめぐる日本政府、大本営内のやり取りを描く。
日本内の厄介な組織、陸軍をまとめた阿南大将の苦悩がよく分かった。上司、部下から慕われていたことに加え、鈴木総理との信頼関係、陛下への忠誠を考慮すると、陸軍大臣は阿南大将しかおらず、陸軍を抑えられるのは阿南大将しかいなかったのだと思った。開戦時に阿南大将が大臣であれば、開戦は避けられただろうかとも思ってしまう。歴史の運命は皮肉だ。
畑中少佐率いるクーデター側の動きは一見馬鹿げているが、愛国心の一端から来るものであるというところは、現代にはないものであり、羨ましく思った。
以上の様なことを考えさせてくれる良い映画だった。松坂桃李、役所広司らの迫真の演技にも圧倒される。
ぜひ多くの方々に見ていただき、日本を守ろうとした先輩の方々の思い、苦悩を共有していただきたい。

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マルコ・ヨドガワ

5.0緊張感、役者のリアリティ素晴らしい

2020年11月8日
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新旧どちらも見たが、歴史の大きな転換の中でのギリギリの選択の緊張感があった。こんなことがあったのだ。もし、戦争を続けたと思うと恐ろしい。北と南に日本は分断されたのだろうか。

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M.Joe

4.0美しい

2020年11月5日
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映像が美しく、力がある

いろいろ説明がない分、観る側のリテラシーが問われる

こういう映画も良い

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babydoll