心が叫びたがってるんだ。(2015)のレビュー・感想・評価
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学生青春
中高生のリアルな心情は忠実に描いています。誰でもこんな経験したと思ったところはあると思います。わたしは自分だけやる気でもみんなやる気にならず空回りしたりとか。
こどものかわいい勘違いが家族崩壊を招く、おそろしいな~と思いまして、自分の家の近くにラブホテルがなくてよかった、絶対同じことしてた(笑)
あと、この映画の導入、全ての元凶がラブホテルなのでお年頃の子供と親子で行く際にはくれぐれもきまずくならないように。
言ってしまって後悔してしまうこと多いので
久しぶりにうるうるきました。
お母さんが順ちゃんの歌を聴いているシーンが
お母さんにも届いていたらいいな。
劇中の劇と同じで
当たり前なハッピーエンドでもなくて。
これからの皆が
幸せになれるといいな!
歌がとても好きでした。
サントラ買っちゃいました!
ミュージカルがもっと、もっと
みんなに広まるといいな!
劇場で生の役者さんのエネルギーったらたまらないよ。(いつもながら、映画の感想にならないな)
坂上君はカウンセラー
とりあえず、主要人物のメンタルが強いと思った。
たとえば、肘をやらかした野球少年、田崎くん。あんなにクラス全員の前で「実行委員なんてやってられねー!」と豪語していたのに、後日前言撤回。超意欲的になって急に仕切りだす。なおかつ一番タルそうなミュージカルをやろうと宣言してくる。すごい。
委員長と坂上君も、なかなかだけどまあ、とりあえず置いといて、主人公の成瀬が、もうすごい。すごいとしかいいようがない。
まず、今までほとんどしゃべったことがないにもかかわらず序盤にクラス全員の前で歌い出す。私だったら、恥ずかしすぎてその足で火星まで飛んでいきたくなるけど、真面目な彼女は一度お手洗いに引っ込んだ後に、ちゃんと授業に戻ってくる。えらい。
まあ、他にも諸々あるけど、あの舞台の脚本をみんなの前で発表するところとか見てるこっちが「おお、、」となる。あまりにも、内容が赤裸々すぎないか?「言葉を失った女の子」ってどう考えてもお前じゃん。王子様って坂上君じゃん。ほぼ実録じゃん。公開処刑じゃん。そのあと、委員長と坂上君との痴情のもつれがクラスメイトのばれてることが、さらにこの舞台を黒歴史にしている。
終盤、フラれちゃってふてくされている成瀬を坂上君が説得しに来るシーン。もう、あれはどう見てもカウンセリングだった。そう、「呪い」うんぬんなんて言っている暇があるなら、彼女はさっさとカウンセリングにでも行くべきだったのだ。
なかなか理不尽な文句を言い出す成瀬に対して、親身に受け入れる坂上君の対応には目を見張るものがある。その忍耐強さと患者に入れ込み過ぎないドライさ。あのシーンを見て、彼の中に眠る心療内科医の才を見て取った観客も多いのではないか?(心療内科医のことよ―知らんけど)
ラストが王道じゃなくてガッカリとかなんとか言われてるけど、成瀬と坂上君はカウンセラーと患者みたいなもんだから。心のケアに回ったうえに恋愛におけるパートナーにまでなれというのは少々、酷でしょう。
正直、あんな自分の内面をさらし出して、裸でぶつかり合うようなような人間関係を築いたことがないので見ていて尻のすわりが悪い感じがした。
成瀬の弱さを知ったうえで許し、受け入れてくれる坂上君はマジでいい奴だ。あんな子と友達になりたいが、なかなかいねーだろーなー。
心が叫びたがるような。
そんな作品。
1シーンだけ個人的にあの花のようなデジャヴがあったけれども。
メインキャラの感情が溢れかけそうになる微妙な言葉の乱れや、声の高ぶりが観ていてこちらも感情が溢れます。
何度か涙が零れたシーンがありました。
全体を通して見れば、良作だと思います。
最後は、そっちの組み合わせね 笑。
品質はかなり高いけど途中から展開が糞(ネタバレあり)
序盤から中盤にかけて非の打ち所が無い程面白いです。
ただ途中から展開が変です。当初作られたストーリーを無理やりねじまげられたような…。
例えば拓実がピアノに埃が無いのを見て、祖母の仕業だと解釈するシーンですが、埃があるべき→全く帰ってきていない→死んでいるとわかると考える描写です。
そこに更に机に突っ伏している拓実の描写→拓実があの時大変だったと言っている菜月→死んでるって思うよね?
何故離婚なのか。
更に子供の進路で妻ともめて離婚して親権が取れるのか?
また離婚なら離婚で、似たもの同士と言ってくっつくべきでは?
あいまいにしたのは関係を終わりにしたくなかったからと終盤言っていた菜月、かなり序盤に友達の冷やかしに付き合ってないって言ってなかったっけ?
それで関係が終わったんじゃなかったの?あの描写なに?
そもそも女性に聞きたいのですが菜月はこのエンディングの後も、
順と友達友達とか言いながら接していく拓実とまともに付き合えるのか?
無理でしょ?不安になるでしょ?何年立っても順にとって拓実は特別ですよ。そして拓実にとっても。
また順と田崎がくっつくと思いますか?ないない。
恐らく9割9分の人がラブホで順が拓実に告白するのを予想していたでしょう。名前なんか言ってる場合じゃねーよ!と思いながらも待ってた。わかってた。わかって待ってた。
なんだあの返しは…。順が可哀想。声可愛いとか言う前振りは全て順を傷つける為なのか?
順が拓実に言った菜月が嘘つきって言う言葉、事実にしたらだめでしょ。
そもそもまともな中学生なら当日に歌なんか歌えない。
どんな精神力だよ…失恋なめてんの?感動のシーンでテンポよくあの返答。
は?としか言いようが無かった。
完成直前スポンサーに余りにも展開が普通すぎるとかで無理矢理変えられたのではないかと邪推してしまいます。
少なくとも自分にはハッピーエンドには見えなかった。
順視点だからとかではなく、拓実と菜月の恋愛は恐らくすぐ終わるし、
田崎と順もくっつかない不自然ここに極まれり。
結局、順は言葉の「せい」で不幸になってるよ。
菜月は田崎と付き合って、順と拓実がくっつくのが自然でしょう。
僕の中の心が叫びたがってるんだは、順が拓実に告白した所で終わっています。
☆5にしたかったと心が叫んでるんだ。 ☆4です。
期待しすぎました。
公開前にテレビで30分の特集を見たり、タイトルに惹かれて、すっごく期待してたんです。思いっきり泣きたい気分でもあったのでこれは思いっきり泣けるなーと。
けれど期待しすぎたのか、絵もいいし、ストーリーもまあまあいいし、キャラクターも好き。特に主役の成瀬順ちゃんと坂上拓実君の2人が凄く良くて、互いの雰囲気も良かったからこのままくっつくんだろうなーって。
そしたら、ま・さ・かの坂上君はもう一人の実行委員の女の子が好きとか・・・もう思わせぶりです。
これのせいで終わった後も後味悪いし、今まで映画のレビューを書いたことなかったけど、このモヤモヤをぶつけるべく投稿してしまいました。
平均の評価も高かったので、「ないなー」と思ったのは私ぐらいなんだと思います。気分を害されたらすみません。
でも順ちゃんに感情移入していたので一生懸命、必死に順ちゃんを支える坂上拓実くんを好きになっちゃったんです。この2人がくっついて欲しいって。なのに・・・まさかの・・・です。裏切られました。
優しい映画
たぶん、泣く気満々でいったから、泣けなかった。
静かな田舎、緩やかに流れる時間の中で、ともすれば動かないと錯覚するような日常の中の話…。
「普通の事を普通にできない」という悩みを抱えてる人には、どう映るのだろうか?
絵空事?
応援歌?
他山の石?
それでもやっぱり、今が窮屈で苦しみしかないのなら、壊す勇気は必要だと思った。
まさにタイトル「心が叫びたがってるんだ」素直に応じなさい。
「言葉」への警鐘には、凄く頷ける。
肉体的な傷は癒えても、心が受けた傷は何十倍も治りにくく、一生癒えない傷もある。
臆病になるのとはまた違う。
そういう事があるのだという事実を把握する事が大事だと思う。
物語の「転」
なにかよほどの事が起こるのだろうとは思ってたが、まさか、主人公が投げ出すとは思わなかった…。
そうなっちゃうのは理解できなくはないけど、その後が大団円の上に告白されるって…。
誰もが友好的態度ではないだろうし、本人自身の自責と自虐は相当だろうと想像する。
ちょとラストが都合いいなと感じてしまった。
あ…
エンドロールの歌にはゲンナリした。
もっと透明感のある声が良かった…。
なんなんだ、この余韻を破り捨てるような、だみ声はと思ったら、某アイドル達だった。
歌詞は合ってるのかもだけど、
声と歌唱力が…物語が歌ネタだっただけに、ショックも大きかった。
「歌の力」を提示してたのに、歌の力を待ち合わせない人達に最後に持ってくる矛盾を許容できない。
台無しだよ、アレじゃ。
青春
冒頭からラブホに妄想膨らましてる少女に笑わせてもらいましたが、そこから急転。
境遇は可哀想でしたね。
本人は悪くないのに親は勝手です。
喋れない姿は可哀想というより一生懸命で可愛らしく見えました。
そこまでの人生は辛かったんだと思いますが幼い頃の元気さは内に秘めてるように見えました。
ミュージカルは苦手な方なんですが順が歌いながら登場したシーンは素敵だった。
涙したし笑えたし楽しめました。
切なさが際立ってましたが、いい友人達に恵まれた青春物語だったと思います。
まんまと泣かされた(?)
涙もろいので、かなり泣かされたし、観終わった直後はすごくイイ青春映画だったな〜、と思った。
しかし思い返してみると、そもそも少女がしゃべれなくなる原因が、なんともあざとい。(両親ヒドすぎ、そりゃ泣くわ!)
でもそれを、親しくなる前の主人公にあっさりと話してしまうのは違和感があるし、四人を指名した先生の上手く行き過ぎ感とか、失踪の理由がみんなに晒された事とか、思い返すと気になる点も。
とは言え、美術やアニメーションのクオリティは高いし、ストーリーも基本的に不自然な展開はなく、キャラクターそれぞれの描き方も丁寧で最後まで飽きずに観れる良く出来た映画だと思う。
少女のアニメ口調が好きになれないので、この内容なら実写の方がイイかもしれない、とも思った。
幼い頃に自分の言葉がきっかけで家族がバラバラにしてしまったと罪の意...
幼い頃に自分の言葉がきっかけで家族がバラバラにしてしまったと罪の意識に苛まれて誰とも話すことができなくなった順は担任の音楽教師の一存で秩父市恒例の「地域ふれあい交流会」の実行委員に選ばれてしまう。同じく委員に選ばれたのはチアリーダーの菜月、野球部の大樹、DTM研究会の拓実。4人は順が考えたオリジナルストーリーのミュージカルを体育館で上演することになり、歌うことでなら自分を表現できるかも知れないと勇気を振り絞って主役に立候補した順は、実行委員の4人それぞれに人に話せなかった心の傷を持っていることを知る。
一見全く接点のない4人の高校生がぶつかり合いながら心を通わせていく秩父版『ブレックファスト・クラブ』。固く閉ざされた少女の心をピアノの旋律が少しずつ解きほぐし、言葉に傷つき、傷つけた人々が暗がりの中で歌を通じて心を再生していく様子を見つめる視点がとても優しげで、冒頭の悲しい過去から劇中劇『青春の向こう脛』のクライマックスまで頬を絶えず涙が流れ続けていました。傷だらけなのにどこまでも美しい大傑作に惜しみない拍手を捧げたいです。
ミュージカルマジック発動
最近公開された『ガールズ・ステップ』とストーリー展開が被っているのには少し苦笑。
でも校内カースト制度をリアルに描写していた『ガールズ…』と違い。『心が…』では、登場人物のほとんどがヒロインに対して優し過ぎるのは、作り手側の願望が多分に強い表れの様な感じを受けました。
それでも、八方美人に悩む『ガールズ…』のヒロインに対して『心が…』のヒロインは、過去の自分の一言が家庭崩壊を招いてしまったと思い悩む。その心の奥底に潜む根の深さを描いてはいましたね。
ただ言葉を取り戻し、周りから理解され新たな友人達も出来…とハッピーエンドではありましたが。ヒロインが塞ぎ込んだ本質の一つだった母親との確執の氷解を、はっきりと描いていないのは気になるところでした。そこは劇中ミュージカルを最後まで観劇していた場面で察して欲しい…と言った感じなのでしょうか。
「ミュージカルには奇跡が起こる」
作中に担当の先生が言うこの一言は、ミュージカルファンならばついニヤリとしてしまう。
あの名作ミュージカル『バンド・ワゴン』に於ける♪プランを変えよう♪と言った考え方。
逆境を逆にプラスにしよう…の考え方こそがミュージカルマジックを引き起こし、最後にはヒロインに新たな風が吹く。
いきなり♪伊勢佐木町ブルース♪でニヤニヤさせられ。♪八十日間世界一周♪:♪スワニー♪:♪サマータイム♪:♪悲愴♪と続き、♪虹の彼方に♪。
【ア二ーよ銃をとれ】や【ミュージックマン】等の名作ミュージカルには、異曲同士による同一歌唱の場面が有り、その辺りも「うん!うん!そう!そう!」と、楽しんで観ている自分が居た。
(2015年10月7日/イオンシネマ越谷レイクタウン/スクリーン1)
綺麗な映画
ストーリー等に意外性があるわけではないが、ひたすらに綺麗な映画。
テーマは心と言葉だと思います。
自分の心を外に出せない、出すことに臆病になっている人たちが、再び心を見つめ直し、自分の奥底の本心を言葉に乗せて最後は表現していけるようになるっていった感じのテーマ。
クラシック音楽が映画により綺麗さを加えている。
誰もがある意味理想とするような青春を描いている分、観賞後心地いい気持ちになる反面、自分の今の現状と重なって少し悲しくもなる。
落ち込んだりした時にはもう一度見たくなりそうな映画。
青春の叫び
この手のアニメにありがちなキャラと説明セリフが多すぎなありがちな展開。しかし、順の原因が誰かの死別とかではなく“ああ”なのはうまい作りで(ある意味ブラックで、先読みが難しそうな設定)はある。
そして、舞台となる所の「都会すぎず、田舎すぎず」のおかげかメインキャラ以外の “適度にいい人”感がうまく表現されていてリアルでなくとも許せる。
それよりもこのアニメの最高なのはやはり、廃墟のラブホテルでの順と拓実の会話からミュージカルへの流れだろう。
まさしく叫びを感じるから。
これがこのアニメがTVでなく映画になっている瞬間でもある。
そしてそこには映画の感動がある。
良くも悪くも青春物語
ドラマ版「あの花」も放送されて、再度注目を集めている中放映された長井龍雪監督の新作「心が叫びたがっているんだ。」
見終えた後の感想ですが、青春らしいアクティブな学生たちの様子、主人公達の揺れ動く心情描写は、とらドラ!、あの花、から変わらず素晴らしい所でした。セリフで全てを語ろうとはせず、キャラクターの体の一部や動きで心情を想像させる演出が事細かに散りばめられているのは好きな所です。
メインヒロインの成瀬さんは、父親の不倫現場を幼いあまりうっかり喋ってしまい、それが原因で家庭崩壊に至ってしまった過去を持つ少女、それを機に喋る事が出来なくなる。
成瀬さんの言葉に出したいけど、出すことの出来ない挙動、華奢な身体から捻り出す微かな言葉が同情を誘う。
しかし、星3つの評価であるのは、
終盤のくだりが消化しきれない所。序盤、中盤までは、バラバラだったクラスが一つにまとまっていく様子が心地よい展開だったのですが、
集大成のアクシデントとして不可解な痴情の縺れを入れてきたところが「?」でした。本当に、アクシデントがこれでなければならなかったのか?と思うほど、この痴情の縺れのせいで登場人物の殆どを嫌いになってしまい、共感もここで冷めてしまいました。
それと、せっかくのミュージカルが途切れ途切れで見れなかったところ、ここはいただけませんでした。
深夜アニメのビックネームスタッフ陣でもこんなものかと少し落胆した新作「心が叫びたがっているんだ。」です。
ラストだけが……
最初からラブホとか出てきて驚いたけど、それが後のシーンのアクセントになっていました。基本的に絵の独特の透明感や、人物の細かな心の動きなどが楽しめました。しかし、あの花ほどの感動はなかったです。まぁミュージカルのラストで泣きましたが(笑)そしてなにより、ラストの告白がいらなかったです。そこはしなくていいじゃないか!
少年少女の心情はいかに・・・
ストーリーの出だしから…
親父糞過ぎんぞ!何気ない一言かもしれんが、自分で蒔いた種を子供に転嫁するなんて言語同断!…、が現代社会では強ちあり得る展開で、子供に対する社会問題の一つを匂わせる主人公の少女には辛い展開から始まる。そんな中卵の妖精?と出会い、少女は言葉を話せなくされてしまう。(少女がそう思い込んでただけだけど)
そんな少女は数年の時を経て思春期真っ只中に飛ぶ。親しい友人等に支えられて…、という甘い展開ではなく現実的に「ぼっち」の展開。(結構現代のリアルな世相表現をする映画と印象が強いと感じた)また、母親も少女をフォローしきれず社会・仕事に忙殺されており家庭においても少女の孤独感が伝わってきた。
ここまでの展開が前半で語られてきて、現代社会の問題を反映したリアリティーを追求した映画か?と思っていたが、中盤から後半にかけては少女と少年の(ry…
まぁ、全体としては楽しめる内容だとは思う。
感動するけど、でも…
母の呪縛で喋れなくなった少女が、王子の存在によってトラウマを克服するという展開。
母娘関係を解決するには結局男に走るしかないの?また使い古されたその方式使っちゃう?と、がっかりしてしまいました。
ミュージカルや、周辺の人物が少女を介して成長していく様子(特に野球部の彼)、劇中歌はとてもよかったです。
連続アニメにしてほしかった
連続アニメで放送してくれたら大満足だったと思うんだけど。
最後の告白のところとか、どこでいつなぜに好きになったの?って感じだったし、卵の話伏線ちりばめたわりにうまく回収できてない気がする。
でもクラムボンミトさんの作編曲の曲に感動した。歌モノはずるい!
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