心が叫びたがってるんだ。(2015)のレビュー・感想・評価
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厨二病
一部の人に刺さるだろうし、良い作品だと感じると思う。
ただ、私個人は正直、道徳観念を疑う。そもそもの脚本家が合わない。人そのものが分かっていないと思ってしまう。どのキャラクターも共感ができないし、どれも記号でしかない。
何よりも狙ってたであろうラブホ。気持ち悪い以外の何物でもない。更には、小学生が憧れるとか本気で人格を疑う。やるならもっと大人な脚本、もっと突き抜けたストーリーで扱うものだと思う。普通の青春、恋愛にラブホを出す意味が分からない。
主人公の口が聞けるようになるくだりも安直過ぎる。事実苦しんでいる人にインタビューもしくは、下調べをしたのか疑問でしかない。調べていたとしても本当に人間心理の複雑さ、難しさ、魅力を何も分かっていないのだろうなと思う。そんな簡単に話せるものでは無い。
そして、両親の心のなさ。世界そのものが嫌な人物で溢れているかのように感じる。もう少し自分自身経験して、情緒的自立をした上で脚本を書いて欲しい。
全てにおいて幼稚、人間に対する興味も愛情も感じない。自分の殻に閉じこもった現実味の全くない作り話。出てくる人物全てが人形扱いされていて正直可哀想になる。
昭和の臭い匂い満載。ビクター・ヤングに対する冒涜。替歌は止めろ!
・『小四喜』振り込んだ事あり。
・ミュージカルに関する感覚。
・野球部に対する観念論。
・部活に対する観念論。
・課外授業に対する気構え。
・選ぶ音楽。
・障害を乗り越える観念論。
・中学生の恋愛感情。
・恋愛感情
以上 全て昭和の感覚。
第二成長期が過ぎ去っているのに、この時期に悩む。今一、理解しがたい。
言葉で人を傷つける?
時と場合によると思う。
ましてや、声に出す事と表現する事は同じでもあり、全く別物でもある。
この場合は『ウマシカ父親』と『被害妄想の母親』に責任がある。勿論、この程度で吃音にはなるまい。吃音はもっと苦しいと思う。
『オーバー・ザ・レインボー』と『Around the World』くらいで、心は晴れない。
それに『Around the world』は冒険だろ。
作った不幸で『すったもんだする』昭和の負の遺産。 また
秩父の町を見下ろす武甲山に自然の思い繫ぐ、がしかし、武甲山はすでに人工の山。1979年に山頂を削って、武甲山の自然に、人の手がトドメを刺した。そうさ!自然破壊の。それが真相。だから、
この話では感動出来ない。
本音を言うのって難しい
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高校の地域交流会を任された4人。
父の浮気を目撃したのが原因で両親が離婚して口を閉ざした成瀬、
両親が離婚し、本音を言わない癖がついている坂上、
実は坂上と両想いなのに有耶無耶なままでいる仁藤、
野球部エースだが怪我で練習できない田崎。
最初はやる気が無かった3人だが、ミュージカルを本気でしたい成瀬に触発される。
シャイでほぼ文字でしか会話できなかった成瀬も、少しずつ声を出せるようになる。
しかし前日リハーサル時、成瀬は坂上が仁藤を好きだと知る。
坂上が好きだった成瀬は当日来なかった。現場は大騒ぎ、坂上が探しに行く。
全員で何とかつないでる中、坂上は成瀬を見つける。
いくらでも傷ついていい、だから本音を言えという坂上。
それにこたえて本音を言う成瀬。それを受け止める坂上。
自分が話せば誰かが傷つくと信じ込んでいた成瀬はついに呪縛から解放される。
こうしてクライマックスに間に合った2人を含め、舞台は成功に終わる。
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誰もが自分を守るため、自分の本音を隠す。
現代社会では多くの人がそんな中で孤独を感じているだろう。
その最たるのが成瀬なわけだが、自らを束縛し苦しんでるのが悲しい。
そして理解しようとしてくれる仲間を見つけ、徐々に呪縛から解放されていく。
現実離れした部分はあるが、こんなのいいなと素直に思えた。
ただの青春ものじゃない
物語の転換点となる終盤の城内のシーン。
そこまでは「言葉は傷つけるもの」として、無意識のうちに対話を拒んでいたヒロインが、主人公を介して、たとえ他者を傷つけたり自分が傷ついたりしても、本音をぶつけることの大切さを認識し、言葉の意味を捉え直す。
もしかしたら見る人によっては、要所要所にツッコミどころがあるのかもしれませんが、少なくとも表題にあるような「想いを伝える」というテーマ性はブレずに、主人公を中心とした各キャラクターの関わり合いによって、いろんな切り口で描かれていて、あぁアニメ映画も想いを伝える強力なツールの一つなんだな、と改めて感じました。
もっとインスタントな印象で言えば、作画やキャラデザ、声優の方々の演技なんかはどれもハイクオリティなので、画で退屈するってことはないと思います。
【”言葉は自覚なく人と自分自身を傷つける。そして言いたいことを言えない後悔。自身が思っている事にキチンと対応する事の大切さ。”を様々な屈託を持つ高校生男女を通して描いた作品。】
ー 恥ずかしながらの初鑑賞である。実写版のフライヤーも持ってはいるが、高校生男女の恋愛物語だろうと勝手に思い、観賞を見送っていた。-
■内容については、これだけの作品であるので割愛。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・幼き時の自覚無き言葉により、家族を崩壊させてしまった成瀬順は、それ以降言葉を口に出来なくなる。
ー 男として、自分が浮気していたのに、幼き順に対し”お前はお喋りだな”と言って去った父親には、怒りすら感じる。順がその後、如何にキツイ生活を送った事か。
それを“玉子の妖精”にお喋りを封印され、言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられると思ってしまった順の哀しさ。-
・高校生になっても、順は声が出せない。だが、地域貢献の活動の役柄を音楽教師から与えられた順は、自ら主役を買って出るのである。
ー この、不可思議な音楽教師の存在が良い。-
■その過程で明らかになる、地域貢献の活動の重要な役を与えられた高校生達
1.成瀬順
2.坂上拓実・・ピアノが巧い、が両親は離婚し、祖父母と暮らす。
3.田崎大樹・・野球部のエースで有りながら、地区予選中に肘を痛め、その後後輩たちから疎んじられる漢気ある男。
4.仁藤菜月・・優良生徒。だが、中学時代に恋仲だった坂上の事を今でも思っている。
◆感想
・そんな彼らが、地域貢献の活動で選んだ事。それはミュージカル。
そこで奏でられる「ピアノソナタ 悲愴」の「心が叫び出す」及び「Over the Rainbow
」
ー これを、声を出せない成瀬順が考え、坂上がアレンジメントしていくのである。ー
・甲子園を目指していた田崎大樹が、投げやりな気持ちを後輩にぶつける中、浮いて行き彼自身がその状態に気づき、後輩たちに詫びるシーン。
ー 個人的は、このシーンは沁みた。
ナカナカ出来る事ではないし、雨の中で今までの尊大な行為を謝罪する事で彼自身の成長にも繋がって行くのである。ー
・坂上と仁藤の関係性。
ー お互いに中学生時代から思いがあるのに、口にしなかったために擦れ違う姿。そして後悔。だが、二人は地域貢献の活動を一緒に行うことで、その壁を越えて行くのである。ー
<今作は、勝手に高校生の恋愛映画だろうと当時、スルーしていた作品である。
全くおバカである。
今作で描かれている事は、社会人でも十二分に通用する。
組織内での陰湿な苛め。様々なハラスメント。
今作が公開された時は、余り話題になっていなかった事が、今や社会の大きな問題となっているのである。
そんなことは置いておいて、今作が発信する
”言葉は自覚なく人と自分自身を傷つける。そして言いたいことを言えない後悔。自身が思っている事にキチンと対応する事の大切さ。”と言うテーマは時代を超えて観る側に響くのである。>
好みの映画ではなかった
青春もの、成長もの、ファンタジーもの。
言葉が人を傷つけるから、言葉を奪われる(精神的に無意識に自ら奪う)という着目点が良かった。
実写のほうが入り込めたかも。
実写映画化もしてるんですね。
現実主義者としては、主人公が変な子ポジションの割にはいじめられてないし(いいことだけど)、病院に通っているエピソードも見られないし(普通は治療を試みるよね)、一旦喋りだせばスラスラ喋るし(声がかすれるとか、どう話していいか慣れてないので思考と口がシンクロしないで口ごもるとか、そういう演出はなし)、なんかへんなストーリーでした。
子供がおしゃべりで困るっていうのはたまに聞く話だけど、まず多動症を疑ってほしい、とか。
子供のおしゃべりを受け止めてきた母親なら告げ口もうまく受け止めて子供のせいにせずに済んだだろうし、親の未熟さをもっと深掘りして描いてほしかった、とか。
まー、キャラクターや環境に異常性がなければドラマにならないんで、現実離れしたおかしなストーリーのほうが多いだろうけどね。
なんで何回も見ているんだろう?
手元に残してある半券を見てたら1番古くからあったのがこの作品でした。
なぜかすごく好きで、たぶん30回くらい見てます。秩父にも2回行きました。
それは置いといて
正直この作品は登場人物にイライラします。
メイン4人のうち野球部の子を除いた3人にイライラします。何回も見たのでもうイライラしませんが
戦犯は火を見るより明らかですが、チアの女ですね。
4人それぞれが主人公として、劇中で成長しますが、チアだけは成長したとは思えなかったです。
成瀬順は自分を苦しめていたのは父ではなく自分であると気付き心の声を出すことも出来るようになった。
田崎は自分の傲慢な態度を改め、今の自分に出来ることを模索し不器用ながらに協力するようになった。
坂上拓実は順の努力に当てられて、以下割愛
チアは分かりやすい悪女役だったのかな?と今でも思います。
主人公にイライラ。
すごく期待してしまっただけにそこまでだった。
途中までは面白かったし感情移入もまあまあできたんだけど…
本番当日の主人公の自己中さに驚き!
すごくイラついた。笑
自分がやりたいって言ったから皆が協力してくれて作ってきた舞台を、あれだけの理由で台無しにしようとする気持ちが全然わからなかった。
子どもっぽ過ぎ!そんであの性格の割にクラスメイトに愛され過ぎ!
たくみくんの名前を連呼するところもよく意味がわかんなくて「?」ってかんじ。
そして本音を言うときの言葉遣いが悪すぎて幻滅…
自分の友達を「あの女」とまで言うことはないでしょ…
言葉を封じ込まれてしまうっていうのは共感できる部分もあったけど、本番前日に玉子にあんな怖い言葉を言われたのにも関わらず、逆に普通に喋れるようになったのなんで!?って感じだし、田崎くんはそんなすぐ好きな人変わるの!?なぜじゅんちゃんを!?って感じだし……
突っ込みどころがおおくて、全部言ってたらきりない~~~
もちろん感動したところもあったから、それを感涙するまで持っていくには、そういうツッコミどころを減らしていくのも大事なのかなと思った。
『そらあお』の後に初視聴.登場人物たちの成長が瑞々しい.
超平和バスターズ作品で一番好きかもしれない.
幼い日のささいな言葉が両親を引き裂いてしまい,「たまご」に言葉をが話せなくなる「呪い」をかけられた少女,成瀬順の物語.
順は高校の「地域ふれあい交流会」の委員に指名されたことをきっかけに委員やクラスメイトとの交流を持つようになり,ミュージカルの準備を通じて「自分の思い」と向き合っていく.
順が再び心を閉ざしてしまう一幕もあったが,最後には同じ委員の拓実の助けもあり「呪い」を克服する.
自分の思いを言葉にすることへのおそれ,思いを言葉にできなかった後悔を,本作品では順にかけられた「呪い」として象徴的に描き出した.
物語は順と「呪い」を中心に回っていくが,委員たちもまた,各々が抱えていた後悔や苦境と向き合い,皆で成長していく様子が瑞々しい.
特に,田崎大樹はもう一人の主人公といいたいくらい,魅力的なキャラクターだと思う.
結局,順の拓実への恋は破れることとなるが,それでも「呪い」を克服し,ミュージカルを通じてクラスメイトとの仲を深めることができた彼女は,もう大丈夫なのだろう.
ミュージカルに現れなかった順の行動に疑問を持つ声もあろうと思うが,幼少期のトラウマの深刻さの表現として,また,声を出せないことから年相応のコミュニケーションを積めなかったことを想像すれば,あの行動も受け入れられるように思う.
ところで,拓実は自らのことを本当の気持ちを話さないと評していたが,順を強く非難した田崎に声を震わせながらも抗弁したり,順の母に,順が頑張っていることを伝えたりと,本人の認識よりもずっと強い思いを持ち,行動ができる人に見えた.
作中で触れられていたように,中学時代の後悔からこれだけの行動をするには,相当な勇気を振り絞ったのだろうと思う.このあたりの設定も,ひとりひとりの成長を描く物語としての完成度を高めているように感じられた.
最高
マジ最高!!
素直にものを言えないってことは誰にでもあるんやねぇ!!
あのいかつい兄ちゃんちゃんとごめんって謝るのんすごい勇気いるやろうによういった!!
しかも鬼の上下関係な感じの野球部で後輩にゆうて!!
ステキやん。
あと恋にあふれる感じヤバい!!
人に告白されたときって気まずいしかないと思ってたけどありがとうってゆえばいいんやな!!
よし!!
誰かコクってくれ!!
男子校にいった自分をしばきまわしたい感情にされました!!
あーーー
おれも共学いったら彼女とかできたんかなーー!!
ってかいま彼女ほっすぃーーーー!!!
青春ってこんなに素直だったかな
まず初めに
思っていた映画と違った。
cmからすごく胡散臭い映画かと思っていた笑
想像していたのとは違う意味の胡散臭さだった。
成瀬は確かに他のレビューにもある通りやばい奴。
完全に同意〜
成瀬に謝る坊主も、
成瀬の言葉を全部受け止めるよって言う成瀬の惚れた男の子も(名前忘れた)、
成瀬の帰りを待つクラスメイトたちも、
なんだか青春ってこんなに素直になれたかなって。
青春ってもっと捻くれてて、
後悔ばかりで、
あの時こうしていればっていう気持ちのがしっくりくる気がする。
大人になってからの物語がみたかったなあ
ミュージカルのシーンも普通によかったし
別に嫌な気持ちにもならなかったけど、
なんとなくコレジャナイ感
まったくいいと思わない
何を伝えたいのかはわかったが
最後とか変な終わり方で残念で
今までのをダメにしたって感じだった
個人的に何も面白くないし
こんな子がいたら自分勝手で
自己中で痛々しい人にしか見えないんだよな
あと主人公の声優の声が気に食わないんだな
汚れていた世界の後から
日本がフリーセックス化社会を黙認しまっている中で若者になってしまった人達。主人公の女子高生は、小学校低学年の頃、ラブホテルをお城だと思って憧れてみていたら、車で出て来たのが父親と知らない女。それがなんだか知らない主人公は台所にいる母親にそれを話してしまう。そして両親は離婚。父親が主人公にお前のせいだと言って別れるところが、最悪の父親で。誰のせいだって父親のせいだろう。汚い時代だから仕方がないアニメのスタートだ。小学生にどう説明すれば良いのか。そしてくだけた時代には妖精まで変なのが現れて、少女の口をきけなくする。話そうとすると腹痛になるらしい。そして女子高生の現在に話が飛び、地域と高校生の交流チームを男女二人ずつで担任が組ませる。そして、携帯のネットを使ってチームの男子の一人にどうして喋れなくなったか事情を説明する。タイトルが長いので略称があるのが幾つもあるスタイルがあるのか?「ここさけ」というとの事。だいたい、怪我をしてぐれている男子が女生徒と一緒になった時に、ラブホテルに付き合えというセリフが、シャレにならない現実である。離婚した主人公の母親は生保レディになって苦労している。男の主人公も、女の主人公とストレートに恋愛する話ではなくて、
別の女性と付き合っていたが別れたというような設定になっている。これも現実のフリーセックス社会が高校にまで蝕んでいるのが作用しているし、男の主人公も両親は離婚している。崩壊している中での物語である。現実が汚れてどうしようもなくなった時代には、こうしたアニメも仕方がないというか、修正を目論んではいるのかも知れないが。だが、男の主人公と別の女は手も触った事がないと言い、男の主人公は純真な真面目な人である。ここら辺に全員が乱倫に感染しているわけでもない事や、乱倫に陥ってしまった人も、克服へのヒントが残されている。男の主人公と同じクラブの男子二人も純情な奴らである。なんだか不倫だ離婚だの1970年代辺りの男女たちが息子や娘たちに恥ずかしいような展開を示して来る。ぐれていた男子高校生も、荒廃した後輩たちも本音を出してしまうと純粋な人達だったのが暴露される。間違いをしでかしてしまった人達も、その心の奥には?母娘の確執も出て来る。四人にチームワークが出来て来る。交流会はミュージカルになる。女性の恋のライバルのような存在は魅力をみせるのが難しい。視聴者に嫌がられたりする。実写の『四月は君の噓』なんかも、広瀬すずの恋のライバルを演じるのは難しい役柄だったと思う。
最初がひどい映画だと思わせてしまうようなのがだんだん純粋な物語構成と、それでも確執が残る部分があるという、現実味もあるが、汚い現実世界を変えていくためには、映画作品もだんだん良くなっていくのは順序である。けっこう砕け気味の世慣れたような担任もこういう時代に高校生をみるには、大事なのかと思わせる。四人の結束からクラス全体の結束へと繋がっていく。これは王道であり、『劇場版YAWARA それゆけ腰抜けキッズ(1992)』などにもみられていた。それを言えば、『木更津キャッツアイ(2002)』だって、『スクールウオーズ(1984)』だって、基本形である。一世代前でも、その時代の作品に触れて、純粋だった人はいたはずで、そういう人は今では夫婦仲良く子育てしていたりするのだろう。そして、四人の中で、三角関係のような片思いが交錯しているのも、不思議に昔からの物語である。三角関係の片思いとは一体何を表しているのだろうか。この作者たちが重んじているのは、『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』にしても、男女混合のチームがあって、その中で友情と片思いの三角関係があったりしている。「少女は王子様の苦しみには気づいていなかったのでした。」最後をハッピーエンドに変えるという所。知らんが結局、ヌーベルバーグとかアメリカン・ニューシネマなどの破綻して現実的な悲劇の終わり方は、機能しない時代に入ってしまったのかも知れない。作者たちもそうした中で育ってしまった複雑さから、新たな修正を感じていたかも知れない。だがそれは最初の不倫シーンのような、現実から逃避しないで見据えるところから始めなければならなかった時代からの要請であったかも知れない。しかし下級生がキスシーンをしている場面は余計だったが、ごく少数でも現実かも知れない。だが、ラ接触的ラブシーンを入れてしまうクリエーターは下手糞であるだけだ。自然なら結婚出来る年頃なんだから人生は長い中で失敗してしまう。主人公たちのほうが上級生でも手さえ触れない中で、三角関係のもめごとの中で、主人公が陰で聴いていたりする。こういう場面も時々、物語に現れる。そして、言葉にしなければ伝わらないという辛い運命的な話は、むしろ凡庸である。最後の手前はちょっと残念な部分だ。マイナス1だろう。主人公のほうが悔しくて泣きながら走っていて転んでしまう。そこで変な妖精が出てきて、「痛みとは腹でなくて胸なんだよ。青春の痛みだ。封印を破った。」「しゃべるというのは言葉だけじゃない。心のおしゃべりもある。」「だからがっかりしたから封印を解く。」これはどうしたものか、難しいところだ。こうしたネタバレを書く下手くそな私のコメントだ。クラスメートが痴情のもつれなんていうのも現在風だ。ラストまでの構成はスリリング。これも基本形。プロの技だ。ここでコメントを辞めるのが素人の技だ。叫んだりもしたくない。じゃ、世代が違っていても教わっていない事になってしまうか。
面倒くせぇ…
最初地上波で放送された時なんとなく共感?してたけど、改めて見直すと単に主人公(鳴瀬?成瀬?)の勝手なワガママなんじゃね?
って思った。オヤジもオヤジだし母ちゃんもまたしかり。 ありがちな全方向ハッピーエンドじゃなかったのが救いかな(笑)
あの後野球部と付き合うのかな?まぁ全く触手も…ですがね。つーか"わーたーしはー"の歌がただただ自分には嫌悪感。軽々しく名曲に下らない歌詞つけんな。以上。
恥をかいて強くなる。
実写版の後で観たアニメ版。こちらがオリジナルということで
実写はほとんどコピー(台詞も音楽も)ということが分かったが、
アチラであまり描かれなかった部分がコチラで強調されており
二本観たからよく理解できました…という感想になった。感動
するシーンもほぼ同じ、あり得ないのは玉子の妖精が登場する
か否かくらいだろうか。両親の離婚の原因が自分にあると思い
自らを封印するような行動をとる主人公二人と、正義感が強く
本当の自分を出さない二人。実写以上に田崎のキャラが詳しく
描かれている今作でより一層彼の素直さが胸に沁みた気がする
が、特に恋愛寄りというわけでもない物語が後半で突如ヒート
アップするのが面白い。クラスメイトそれぞれのキャラも台詞
だけで分かるほど現代化されており、所謂いい子ちゃんだらけ
になっていないところが痛快。そもそも順というキャラクター
が従来のヒロインから逸脱した偏屈さを兼ね備えていることに
より天性の才能に性格はあまり比例していないことを理解する。
言いたいことがハッキリ言えるというのは自身を解放するのと
同時に、共感も反論も受け入れる覚悟があることの提示になる。
思い切り叫んで恥をかいて笑って泣いて、強い大人になってね。
いやまぁ
今更ですがテレビでやってた録画を鑑賞。
このスタッフの前作を見た時も思いましたが登場人物の行動がストーリーの為に動かされてる感をすごい感じてしまうんですよね。行動原理があまりに飛躍があると言いますか。
当然創作物ですのでキャラは恣意的に動くわけですが、ある程度のリアリティや共感は映画を面白いと思う一つの大きな要素かと。
そしてどの範囲までリアリティや共感を逸脱してよいかも難しいところで、見る側の個人差もあります。
とくにこの作品のように度直球の群像劇の劇場版ともなるとその線引きがむしろ致命的になる恐れがあるのではないでしょうか。
劇場アニメということで時間が限られてる中難しかったかと思いますが…。
そんなわけで私は明らかに優しく介抱したら好意をもたれてしまいそうな女の子にあそこまでかまう男の心理も共感できないし、クラスの全員に痴情のもつれを拡散する主要人物達にも共感できなかったりと、共感できなかった場面が多々あったので低い評価になってしまいました。
なんなら変に王道を逸らさずに王子様とお姫様がめでたくなってれればまだ後味が良かったかもしれませんね。
失礼。
全82件中、1~20件目を表示