トイ・ストーリー4のレビュー・感想・評価
全341件中、121~140件目を表示
改悪からの、結末に賛否両論
今回のトイ・ストーリーは今までの作品を見たことがない人が作ったのかと思いました。
まず、ウッディが終始独りよがりな感じがしました。常に自分一人でやる感じで…
バズがフォーキーのお守りを代わると言った時もウッディはそれを拒みました。
以前のウッディは仲間の助けをありがたく受けていたと思います。
だからこそ、みんなウッディをリーダーとして慕ってたし、逆にウッディをみんなを信頼していたと思います。
ですが、今回のウッディはフォーキーのお守りから、救出まで全部一人で突っ走って、ボーから何もするなと言われる始末…
これがあのウッディ…?
次にバズです。
ウッディに心の声と言われ、ボタンを押すギャグは個人的には好きでしたが、なんか過去のバズとは違うような…
ボーは… キャラ変わったのはいいけど、陶器なのにどうやって服変えたんすかね
これも過去のボーとは違う。パンフレットで、戸田さんがまるでトイ・ストーリー4を見てないようなコメントをされていて、ちょっと察しました。
そしてポテトヘッド、レックス達の扱いがあまりに雑です。
3まではみんなで力を合わせて頑張って困難を乗り越えていたのに、今作はウッディ、バズ、ボー以外は全員新キャラばかりが活躍していて悲しかったです。
パンフレットにて、声優さん達のコメントがこの悲しさを物語っていて、より悲しくなりました。
この作品で賛否両論となるシーンは、やはり、最後のシーンでしょう。
私も、見ていて、えっ!?と思いました。今までのウッディなら「迷子のおもちゃもいいけど、俺はボニーのおもちゃなんだ」って言ってボニーの元に、仲間のいる元に帰ると思います。でも、今回は違いました。迷子のおもちゃになることを選びました。
別れのシーンもあっという間で、バズ以外のみんなは何あったか知らんのに、まるで全ての事情を知ってるかのように、ウッディにお別れ言うし…
ウッディが子供と仲間より、女を選ぶなんて!
と、私も最初は思いました。
が、しかし、ボニーはこの話の最初からウッディと遊んでおらず、結局最後のシーンでもウッディがいなくなってることに気にも止めてないように思いました。
なので、戻らない方がウッディにとっては幸せだったのかな、と後になり思いました。
にしても、迷子のおもちゃになるって決断するシーンあったかな…
個人的には、なんかのハプニングでギャビーギャビーからボイスボックスを奪い返し、ウッディの元に戻り、そして、仲間達の元へ戻るというエンドを期待していましたが残念です。まぁ、ボイスボックスあげた時点でお別れエンドは少しよぎったけど…
数少ない良かったところを挙げるとすれば、映像の綺麗さとゲスト声優の演技の上手さです。
あと、トイ・ストーリー5についてですが、私はこの終わりでウッディを主役にする続編を作るのはほぼ不可能だと思います。
もし作られるとすれば、バズかジェシーなどのキャラになるでしょう。もう、トイ・ストーリーサーガは終わりです。
最近のディズニーはポリコレ棒でシリーズを終わらせるものばっかりですね。昔の作品の続編を作って、古参ファンから金を巻き上げ切り捨ててるようにしか思えません。
もう、ディズニー映画は見ません。
大人向け
「3」と「4」は大人向けだと思います。
前作までを観てきた大人だけで鑑賞してほしい作品です。
綺麗に万人受けして終わる「3」に対し、「4」は現実味のあるストーリーで、どこか暗い雰囲気がただよっています。「1」の公開からは24年も経っていますから、視聴者の成長に合わせてストーリーもリアルで厳しいものになっていると感じます。
ただその単純に楽しめないストーリーのせいで、大人たちの意見が別れている印象で、そうなると付き添って鑑賞する子供たちは素直に楽しめず、鑑賞後も妙な空気になってしまうかと。子供って、大人が楽しんでいるかどうか、敏感にキャッチしますからね。
実際、私が鑑賞した映画館では後ろの席の子供たちが落ち着きなく騒いでいました。きっとそこまで惹かれるものもなかったのでしょう。
子供たちを楽しませる目的なら、もっと他にも良い作品があるだろうなと思います。
良かった
可愛くて面白いんだけど、、なんだかな、、、
おもちゃにだって自由がある
ウッディよ永遠に
トイストーリーは、子供がまだ小さかった頃に一緒に見ていた。当時はレンタルビデオだったように記憶している。
大人の目からは、当時フルCGのアニメーションとしての完成度が高く、この作品からCGが美麗なものという認識が広まっていった。いまや当たり前のフルCGだが、つい20年前には、まだまだ稚拙な作品も多く、一部CGくらいしか映画で使う事はなかった。当時の子供たちは、これが当たり前の環境なのだから、デジタルネイティブが育ち、考え方も変わってくるのも、うなづける。
子供の成長とともに、2作目、3作目と観ていたが、本作ではすでに子供も大学生。一緒に観る時期も過ぎて、今回はひとりで映画館に。ある意味で感慨ひとしおだ。賛否両論あるようだけど、そんな中でこの物語に一区切りついたことは、自分の子育ての一区切りに重なって、いい想い出になりました。
3>4=1=2の順かなあ
おもちゃの幸せ
ウッディーの物語
何故こんなにモヤモヤするのか考えてみました
期待に胸躍らせて映画館に行きましたが、
期待したものでは無かった、というのが率直な意見です。
それで何でこんなにこの作品に好印象を持てないのか、
考えてみました。
1.前作からのボニーの言動の齟齬
まず一番最初に皆さんが「えぇ!?」となったところかと思います。
前作のウッディ達の持ち主であるアンディが、ボニーちゃんに託した時、何と言ったでしょうか?
思い出して下さい。
その言葉をボニーは忘れてしまったようです。
それだけならまだ良かったのですが、
「なぜアンディの想いを踏みにじるような事をしてしまったのか、あの言葉を忘れてしまったのか」
その経緯が描かれない為、唐突に感じました。
また、この描写と似たような光景は前作「3」にも見られましたが、
「アンディが成長したから」
「それでも大事に取っておきたいという意志が見られたから」
という理由が丁寧に描かれており、
だから我々も納得できる展開だったんだと思います。
今作はボニーのおもちゃに対する心身の成長や変化があまり描かれないので、
「貰って間も無く約束を反故にした」
でも説明がつく描写になっています。
また、中盤〜終盤にかけてのギャビー・ギャビーとある子供の関係のくだり、あの子なんて前作の基準からすれば完全に悪い子ですよね?
今作はおもちゃで遊ぶ子供の描き方がネガティブなものが多く、
子供の頃楽しくおもちゃで遊んでいた自分としては、
かなり感情移入しづらかったです。
というより辛かったです。
2.「おもちゃ」としてのテーマが薄い
前作までは「おもちゃの幸せ」というテーマが描かれていましたが、それは同時に「我々がおもちゃとどう向き合うべきか」を問われていたと思います。
だからこそ「おもちゃが生きている」という設定に自然と感情移入出来たのだと思います。
それが今作ではどうでしょう?
冒頭ではまるで彼らは役者で、
人気商売でもしているかのような描き方です。
(そして落ちぶれた元スターのウッディ)
そして中盤から登場したボーは、
まるで「私達は人の手を離れる事で幸せを得られる」というメッセージを体現しているように感じます。
さらに最後のウッディの決断。
コレでは「おもちゃの話(トイ・ストーリー)」では無く、奴隷解放や脱獄物といった「人間の話」になってしまいました。
また、「おもちゃも人を選ぶ権利があるんだ」という見え方です。
これだと前作までの話を覆したと言われてもおかしくないでしょう。
もちろん、良いところもありました。
まずは技術の進歩。
ピクサーはモノの表現というのがすごくリアルで、
そしてそれが新しい作品を世に出す度にどんどん進化していく。
今作にもそれが見て取れました。
そして新しいキャラを演じたキャストの方たち。
私は吹き替えでしか見られませんでしたが、
少なくとも今作のキーマンとなるフォーキーを演じた竜星涼さん、ダッキーとバニー役のチョコレートプラネットのお二人の演技は「声優が本業じゃない」という事が感じられない程でした。
(ギャビー・ギャビーは……まぁ、うん……)
という事で、
私にはこの作品は見ててあまり好感は持てませんでした。
ピクサー創業メンバーの思いを乗せて
今日、やっと映画館で観てきた。
なるほど賛否両論出るのも分かるというラストだったけど、個人的にはあれ以外の結末は有り得ないと思う。
そもそも、このシリーズはピクサースタジオそのものと深くリンクしていて、ウッディたちには、ジョン・ラセター以下ピクサー創業メンバーのその時々の思いが乗ってるわけで。
自分たちのアニメを楽しんでくれた子供たちはすでに大人になっていて、スタジオにも世代交代が起こっている。スタジオに残る者、新天地を目指して去っていく者もいる。
だから本作で、ウッディの決断は必然で、ある意味、「トイ・ストーリー」とともに育った“子供たち”に向けて書かれたお礼の手紙のような作品と言えるんじゃないかな?
賛否両論あるが自分は肯定派。
僕は個人的に良かった。
3で完璧な終わり方をして4は蛇足になると懸念していたが、さすがピクサー、思わず泣いてしまった。賛否両論だそうだが、おそらくトイストーリーというシリーズをどう捉えるかによって意見が別れるのかな?と個人的に思った。
僕は今作を観て、トイストーリーは“オモチャの物語”だと感じた。トイストーリーを“オモチャ(ウッディ)と主人(ウッディ)の物語”と思ってしまうと今作に不満を持ってしまうかなと。
ストーリーはとても悲しくて切ない、大人なものに仕上がっていたと思う。逆にこれを子供が見てどう思うんだろう。トイストーリーと共に育った世代にとって、感慨深いものがあった。
今作は作った人たちのオモチャへのリスペクトと愛情に溢れた作品だと感じた。大人になった子供達が観るべき作品。
全341件中、121~140件目を表示