フィフス・ウェイブ : 特集
第5の波(フィフス・ウェイブ)──ある日突然世界の終わりが始まった
謎の知的生命体“アザーズ”の《5段階襲撃》があなたを追い込む!!
平和だった日常が、人間に姿を変え侵略を始めた謎の知的生命体“アザーズ”の4度の攻撃によって壊滅していく人類。数少ない生き残った生存者、少女キャシー(クロエ・グレース・モレッツ)は第5の攻撃《フィフス・ウェイブ》を止めることができるのか? 「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツ主演、4月23日公開「フィフス・ウェイブ」は、正体不明の敵“アザーズ”VS人類の壮絶な戦いを描く、ディザスター・ミステリー超大作だ。
■[WAVE①]
「超巨大飛行物体」が突然襲来! 全電源消失で地球が《暗黒》に!!
クロエ・モレッツ×「アリス・クリードの失踪」監督が描く侵略の恐怖
もし、あなたの平和な日常が突然失われてしまったら? 「フィフス・ウェイブ」は、アメリカ・オハイオ州のごく普通の女子高校生キャシーを主人公に、平凡な日常が謎の敵“アザーズ”の攻撃によって崩壊し、人類存亡の危機を懸けた戦いに巻き込まれていく姿を描くもの。その始まりとなる第1の波とは、超巨大な謎の飛行物体が大空に現れたことだった。当初はなんの動きも見せずただ空を覆うのみだったが、突然強力な電磁波を発して、人間社会のあらゆる電源をシャットアウト。キャシーの目前で自動車が事故に巻き込まれ、空からはジャンボ機が墜落、そして世界は「暗黒」に包まれてしまった。
ヒロイン、キャシーを演じるのは、「キック・アス」で世界中の映画ファンをとりこにしたクロエ・グレース・モレッツ。そしてメガホンをとったのは、巧妙に仕組まれた物語展開で映画好きを驚かせた「アリス・クリードの失踪」の気鋭監督J・ブレイクソン。さらに脚本には「エリン・ブロコビッチ」でオスカー・ノミネート受けたスザンナ・グラントが名を連ね、恐るべきディザスター・ミステリーの世界が構築された。
■[WAVE②]
世界を飲み込む「天災」=ディザスターの連続があなたを襲う!
地面が裂け、街が沈む。そして人類の滅亡が始まる!
電源が失われた世界では、闇夜を照らす明かりはもちろん、社会を支えていたあらゆるインフラが機能を失ってしまう。だが、“アザーズ”の攻撃はそれで終わりではない。電気も水道も使えない状況に陥った人類に放たれた第2の波は「天災」だ。食物の採集に森に出掛けていたキャシーと小さな弟サム(ザカリー・アーサー)は、大きく揺れる地面のエネルギーと、押し寄せる濁流に襲われる。敵は地殻変動まで操ることができるのだ。地震による津波は沿岸沿いの都市や島々をあっという間に飲み込み、かろうじて生き延びた人々も安心して暮らせる場所を奪われてしまった。
大地が揺れ、巨大な波が押し寄せる描写は、通常のディザスター・ムービーのクライマックスに用意されてもおかしくないほどのスケールとリアリティだ。キャシーたちが避難するなか、森を覆い尽くそうとどんどん高さを増していく水の流れや、津波が押し寄せ、逃げ惑う人々もろとも街を飲み込んでいく様子は、見る者の心に恐怖を植え付ける。
■[WAVE③]
最凶の「伝染病」がまん延&生き延びた人類の99%が《感染》で死滅!
それでも、あなたはサバイバルできるのか!?
地球から多くの陸地が失われ、人類が暮らすエリアにも大量の鳥が巣くうようになってしまった。“アザーズ”は、この無数の「鳥」に目を付け、鳥が持つウイルスの感染性と致死量を高め、伝染病の「感染」によって人類を滅亡に追いやるという攻撃に出る。キャシーが伝染病の感染者が隔離されたスタジアムを訪れると、フェンスの向こうには冗談を言い合い、笑い合っていた親友の姿が……。人類はこの病をなんとか駆逐しようとするが、その努力も虚しく、天災から生き延びた人々の99%を失ってしまう。そこには、キャシーの母も含まれていた。
豊かだった文明が崩壊し、生き残るためには自らの知恵と判断を頼るしかないスリリングなサバイバル描写からも目が離せない。キャシーは離ればなれとなった弟と再会するために銃を手に取り、ひとりで終末世界へと足を踏み出すことになるが、そこは謎の敵に囲まれた世界であり、一瞬でも気を抜けば命が奪われてしまう緊張感に満ちている。ほんの少し前まで普通の高校生だった主人公と、観客が暮らす日常に大きな隔たりはなかったはず。それだけに彼女の生き残りの戦いに共感しないではいられなくなる。
■[WAVE④]
謎の知的生命体がついに人類に「寄生」し、地球を《侵略》!
あなたの周りに“ヤツら”はいる! “アザーズ”はいったい誰だ!?
壊滅状態となってしまった地球。キャシーは家族とともに難民キャンプに身を寄せるが、生存者の救出にやってきた陸軍のヴォーシュ大佐(リーブ・シュレイバー)によって「“アザーズ”が人間に寄生し、人々の中に紛れ込んでいる」という衝撃の事実を伝えられる。“アザーズ”自身による本格的な「侵略」が始まったのだ。人命を保護するために少年少女が優先的に基地へと輸送されるなか、再びパニックに陥ってしまった生存者の暴動に巻き込まれ、キャシーは父(ロン・リビングストン)、弟サムと離ればなれになってしまう。たったひとりで過酷なサバイバルに身を投じることになったキャシーは、射撃と医療技術に長けた謎の青年エヴァン(アレックス・ロー)に命を助けられるが……。一方、陸軍基地に収容されたサムは、元アメフト部のキャプテンで、キャシーが思いを寄せるベン(ニック・ロビンソン)と同じ班となり、ヴォーシュ大佐のもと、対“アザーズ”部隊の一員として訓練を受けることに。
“アザーズ”が人間に寄生し、いったい誰が味方で誰が敵なのか?というミステリー効果が出色だ。生き残った人間を狩ろうと、“アザーズ”に乗っ取られたハンターが森をさまよう状況を、キャシーはくぐり抜けなければならない上、出会う人々すべてに「敵かもしれない」という疑惑を持たなければならないのだ。果たして、敵はいったい誰なのか?
■[WAVE⑤]
“アザーズ”はついに人類に最後の一撃=《???》を放つ!
あなたは生き残れるか?それとも人類は滅亡してしまうのか?
いまや人類の中に紛れ込み、人類抹消の機会をうかがうまでになった敵、“アザーズ”。人類を滅亡に追い込む最後の一撃=第5の波を放つだけとなった状況下で、キャシーは離ればなれとなってしまった弟のいる陸軍基地に向かうことを決意する。その陸軍基地では、ヴォーシュ大佐の指揮の下、少年少女たちによる対“アザーズ”部隊化が着々と進められ、ついに“アザーズ”と人類の最終決戦が動き始めていく……。