バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のレビュー・感想・評価
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演劇なのね
「バードマン」は「バットマン」なんですよね、トムソンをキートンが演じてる様に。
そこが分かってると面白いんだろうな。要はこの映画、パロディなんです。
現実の小ネタも結構ぶっこんで来る。
「ウディハレルソンは?ファスベンダーは?呼べないのか?」
「ハンガーゲームとXーMEN撮影中だ!」
とか、ロバートダウニーJrへの皮肉とか、
メグライアンのネタはちょっとブラック過ぎて心配。
その辺も知らないとつまんないだろうね。
ただ万人が認めるあのカメラワークは目が離せない。
全編ノーカットに観せる撮影って、それだけで楽しいし飽きない。
だから現実と夢想の端境がはっきりしない分、あのラストは生きてくる。
ただ、騒がれた割には話は地味だな。
というか、映画ばかり見てる人にとって、演劇は地味に感じてしまうのかも。
だから途中で批評家が「ここはNY、ハリウッドじゃない」と言うのも、
NYでは演劇こそトップアクターのステータスなんでしょう。
バットマン?
バットマンでヒットしたマイケルキートンを落ち目のヒーロー役者に配した時点でブラックユーモア!
他脚本もユーモア満載。かつおしゃれで興味深い作風。
カメラの長回し風や音楽の使い方、小ネタに詳しい人の感想を聞いたら面白そう。
楽屋廊下や劇場周りがリアルで良かった。
鏡の間で悩み、顔をあげると
あ、これ鏡の後ろにどうせ鳥人間がうつるでしょ?
ほら映るぞ! ‥‥ 。映らない。
来るぞ! ‥‥。 映らない。
てな事が自分の中でやり取りされてました。
(知らない間に映ってた)
人それぞれ考え方はあると思うけど、実は主人公は最初に自殺未遂してて夢ループで映画冒頭に戻ってるとか、どうですかね!?
デビットリンチ作品?
目まぐるしく変わるカメラワークに疲れるが、慣れてくると効果的に使われていると感じる。
不思議な映像と少しだけ共感できる内容
ずっと胎内にいるような
.
自宅にて鑑賞。謂わずと知れた第87回のオスカー四部門受賞作。喰わず嫌いで敬遠していたが、知人に薦められ観てみた。終始笑いっ放しで先入観が覆る程、とても愉しめた。出てる人が皆巧い。キャストを追尾するカメラワークは時間や場所、頭の中や幻想、心象風景等を自在に行き来し、交錯するが、シームレスに見せるトリッキーな編集はテンポが良く、中盤辺りから伏線も活きている。打楽器メインのBGMも新鮮に思えた。人が陥る狂気と悲哀が滲み出ており、アートを重視するニューヨーカーの芝居好きさを再認識させられた。80/100点。
・原題"Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)"。パーレンの附いたタイトルでは、初めてのオスカー受賞作となったが、全篇デジタル撮影の作品でも初の受賞作となった。亦、119分と云う尺は、監督最短の作品である。
・インタビューシーンでは、日本人が特撮好きに描かれている。亦、劇中名前が登場するM.スコセッシは、“リーガン”役のM.キートンがブリーフ一丁でタイムズスクエアを闊歩するシーンで観客の一人としてカメオ出演している。
・ワンカットに見える長回しは、当初製作側の上層部に反対されたが、監督の拘りで実現し、これを自然に見せる為、丁寧なリハーサルを二箇月以上重ねたので、編集は僅か二週間足らずで終わった。ただ全編をよく観ると、少なくとも16のシーンでカットされた形跡がある。
・本作はJ.L.ゴダールへのオマージュとして、『気狂いピエロ('65)』や『メイド・イン・USA('66)』等で使用されたフォントをタイトルコール等に使っている。亦、バックステージの廊下のカーペットは『シャイニング('80)』の舞台、オーバールック・ホテルと同じ柄である。
・鑑賞日:2016年2月10日(水)
シンクロ…マイケル・キートンの渾身
第87回アカデミー賞作品賞受賞作。
字幕スーパー版で鑑賞。
ワンカット長回しと錯覚させられる見事なカメラワークに度肝を抜かれました。緻密な計算に基づいた撮影と編集の妙が炸裂していて、これぞ映画表現だと思いました。
マイケル・キートン、久しぶりに見た気がしました。バットマン・シリーズしか彼の映画を観たことはありませんが、キャリアが落ち目だったことは確かなようで…
主人公は彼の俳優人生を投影したような役柄であり、だからこそなのかとても真に迫った演技をしていて、さながらドキュメンタリーを見ているかのようなリアリティーでした。
周りを固める役者陣も、演技派揃いでめちゃくちゃ濃度が高い。演技合戦はもちろんのこと、巧みなカメラワークも相まって、映画の世界に引き込まれてしまいました。
本作へ懸けるマイケルの想いと主人公がシンクロして、一気に物語を駆け抜けているようで圧巻でした。まさに渾身。
それが認められたのか、本作の高評価は言わずもがな。賞レース席巻も当然で、マイケルの華麗な復活となりました。
まさに物語に恵まれた作品。アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督がそこまで計算していたとしたら脱帽もの。
※修正(2023/06/21)
意味のあるワンカット
なかなか興味深かったー。
ワンカット手法で色々とごっちゃになってくるのは面白い感覚。
時系列がわかりやすいのは助かる;
映像の面白さにずっとワクワクしておりました。
エマ・ストーンはラ・ラ・ランド、バトル・オブ・セクシーズ、バードマンと全然違う役を演じててすごいなぁ。
ストーリーはパッととは理解できなかったけど、下の考察記事を読んで納得。
もっと悲しい解釈をしてる人もいるみたいだけど、個人的にはこの考察が一番ピンときた。
https://filmaga.filmarks.com/articles/181/%E3%80%90%E3%83%8D%E3%82%BF%E3%83%90%E3%83%AC%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%80%91%E3%80%8E%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%84%E3%81%AF%EF%BC%88%E7%84%A1%E7%9F%A5%E3%81%8C%E3%82%82%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%99%E4%BA%88%E6%9C%9F%E3%81%9B%E3%81%AC%E5%A5%87%E8%B7%A1%EF%BC%89%E3%80%8F%E3%81%A3%E3%81%A6%E4%BD%95%E3%81%AA%E3%81%AE%EF%BC%9F
現実か非現実か全てが曖昧に・・・。
おっもしろー
最高。
はっはっは〜♪
2014年、わたしは何をしていたんだ!?
なんでこれ観てないんだろう..存在すら知らず。笑
泣
映画館で観たかった。
いまから4年前。
フリーになる直前。会社がしんどかった頃だなー
余裕がないと心の栄養になるものまで逃しちゃうんだな。
ある意味 わたしも病んでたのか..笑
マイケル・キートン、エドワード・ノートンのお二人は
もちろん素晴らしい。
エマ・ストーン、存在感あるなー。
ララランドと同じ人とは思えない。
役者さんってすごいなぁ...
監督、演出全て最高!!!
撮監、ゼロ・グラビティの方なんだ!!!!
この監督さんと脚本家さんが組んだ「ビューティフル」も観てみたいなー。
レビューを平均すると3.5とかになっちゃうんか。
面白くってわたしは興奮が止まらなかったけどなー..
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