バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のレビュー・感想・評価
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
私は頭が悪いせいか全編通し難しすぎて全く頭に入らない疲労感MAXの作品でした。カメラワークが斬新かつ新感覚で評価されているようだがとにかく疲れた。ツリーオブライフ以来の駄作でした。
冒頭、宙に浮く主人公のバックカットで、この映画の異様な世界観を理解...
冒頭、宙に浮く主人公のバックカットで、この映画の異様な世界観を理解する。
ストーリーで引っ張る映画ではない。
テーマは、パッとしない人生からの脱出と、現状の商業主義的な映画界への批判、そして排他的な演劇界への批判。
後者はよく分からないところも多かったけど、アカデミー賞を取ったということは、現在の北米では共感する人が多いのでしょうか。
それでもって、主人公が批評しまくった舞台批評家に、最終的には救われるという皮肉。誰もが、見てスッキリするタイプの物語ではないです。
キャラクターと絵(演出・映像)が見所で、それを楽しむべき映画。
24グラムのときはテンポよくてすごいなーと思ったけど、今回はエピソードを詰め込みすぎて、主人公の感情理解が追いつかず、結果的にラストあたりでは映画疲れしていましたw
じわじわくる
「じわじわくる」とタイトルに書きましたが、ド派手なことが多い昨今の映画をやんわり、いやガッツリ否定しながらもまるで一つの流れのようなシーンをシームレスに繋いでいく手法がうだつが上がらない元スター俳優(ヒーローモノで一世を風靡した)のとうとうこんな歳になったけどオレどうすりゃいいんだという焦燥感が徐々に空想と現実が曖昧模糊になっていく彼の心象とリンクしていくかのように世界を切り取っていく様を見せられる。あとでアレはなんだったんだろう?とか色々示唆に富んだセリフなどあとでじわじわくる映画でした。ただこれがアカデミー作品賞っていうのは?って感じでしたけどね。監督、脚本、撮影とあと主演賞だと思うんだけどなあ…。
つまらなかった。人気者が落ちぶれて再起をかけて必死にもがいて挙句の...
つまらなかった。人気者が落ちぶれて再起をかけて必死にもがいて挙句の果てに不本意な形で注目され再浮上がとりあえず成功したけど、心の闇は解消されずに、案の定の結末。うーんと、これをみて何を学べと?生きる力にしろと?エドワード・ノートンは良かった。上手いし、彼が出てくるシーンは見ごたえがあった。「ファイト・クラブ」がまた観たいと思ったぐらい良かった。ノートンがね。
男版ブラックスワン
あれに似てるねって何かに例えるのが癖で、それで言うと「ブラックスワン」。
繋ぎ目のないカメラワーク、ずっと鳴ってるドラム。これは凄い、魅力的な演出だった。キャスティングもいいんだろう。
このヒーローが溢れかえってる時代に、大人向けヒーローの先駆けとなった人が演るからこそ意味があるのかな。
ヒーローを演ってる人に真面目な演技は出来ないなんてイメージを払拭したいとか?
うーんメキシコの人の考え方にいまいち乗れない!
2015年アカデミー作品賞など
彼を見る目であったり彼から見える世界だったり‥視点の切り替わるタイミングが独特。
何が本当で何が虚構なのか混乱する。
思わせぶりなエンディングは、色々な見方ができるのだろうけど‥哀しい。
音楽が印象的でカッコいい!
文句をひとつ
『ゼロ・グラビティ』が凄かったのは宇宙を舞台にしているのに描くのは一人の女性の「生きたい」という単純な感情を本来なら見世物であるVFXを駆使して表現したことで、この作品もリーガンの「復活したい」気持ちを中心に描いており小説に例えるなら心象を描いた日本でいうなら私小説に近いつくりだ。だから冒頭の隕石も浮いているも街角で怪獣と戦闘があるのも空を飛ぶのもリーガンの心象、心の中を描いているからおそらくそのためのノーカット(風)演出なのだろう。
「復活したい」リーガンは自分がいるブロードウェイがリーガンと同じ人間達がたくさんいる場所であることを知りショックをうける。辛口の批評家も浮浪者もおそらくかつては舞台俳優を目指してしていたのだろう。そんなところにリーガンは飛び込んだのだ。
心の中のバードマンはささやく「こんなところやめてはまたヒーローやろうぜ。人が観たいのは中身の無いハデな見せ場なんだ」
そのささやきにリーガンは気がつく、そしてクライマックスでまさしく「人が観たかったものをみせる」のだ。バードマンの目的とはちがう方法でだ。
これがアカデミー賞をとるのはよくわかる。演劇人にコンプレックスを感じているかもしれない映画人ならこのラストを支持するだろう。演劇よりも映画の“勝利”だからだ。
ただ、ひとつ不満がある。リーガンは今の表現でいうと『エクスペンダブルズ』シリーズに出そうな設定だが、演じているマイケル・キートンはけっして下手な演技をしない役者さんだ(だから、ライバルに彼よりも演技が上手いエドワード・ノートンを入れたのかもしれない)だから、そこにどうしても違和感を感じてしまい個人的にはなにかしこりが残ってしまった。
せめて彼に主演男優賞をあげろよ!
新たな金字塔か!?
脚本、音楽、キャストは言うまでもなく素晴らしかったが、カメラの全編一本取りは恐れ入りました。
かつてヒッチコックのやった手法以来とかなんとか。
1日、という単位のない切れ目のない世界では、主人公の狂気も俳優達のストレスも、世の中さえも地に足のつかないスリルを感じることができます。
俳優、有名人という生き物についての映画だった気もしますが、やはり最後は一人間としてのシンプルな感情が浮き彫りにされていくのは大変映画として見ごたえがありました。
出てくる人間たちはすべて、渇いていて何かを欲しています。自分には何があるのか、そんな問いかけもあった気がします
映像と音楽
アカデミー賞を受賞したという事で観に行きました。
賛否両論あるようですが、私は好きです。
やはり、カメラワークがとても面白い!現実と妄想が一緒になっていたり、音楽が盛り上がると実際にドラム演奏者が出てくるところとかツボでした。
思ったよりコメディ色が強くて楽しめました。
ストーリー展開は割と普通。映像と音楽を楽しむ映画だなと。。
あの寺島しのぶのネタバレは本当に罪ですね(笑)でも言いたくなっちゃった気持ちが今ならわかります。ラストカットは最高でした。。エマストーン、いい味だしてました。。
こんな作品に出会って良かったのか…
アカデミー賞。ほんと色々な作品が受賞しているが、この作品がそれに値しているのはさておき、
撮影の仕方に興味ありあり。
見たことない映像で引き込まれていく。。
アメコミ原作のヒット映画を野次りつつ、1日1日を奇妙に描いていく。
この作品にでている人物たちはみんな何かに取り憑かれているのではないか…けど、それがリアルなのかもな、と。演劇の世界では。。。
怪作、としか言えません。けども素敵さが漂っている。見終わった後の奇妙さ、が後を引いてます。
悪夢だとか
ダークファンタジーだと言いながら、細かい笑いがたくさんあったりして、無駄に暗くなったりせず、変な毒を貯めることもなく、わりとライトに見られてよかったです。
藤子F不二雄さんの短編SFなんかにもありそうな感じもしました。
最後は救いもあってよかった。あれは本当に飛んでてくれて良いと思います。
手放しで面白かったといえないが…
午前9時過ぎからの観賞。イメージとしてはもう少しリラックスできると思ってたら、とんでもない。効果音とカメラワークと癖のあるエゴをさらけ出す役者陣にすっかりやられてしまった。元バットマンに元バードマンを演じさせるキャスティングだけじゃなく、舞台が映画より上、とか色々な毒っ気も散りばめてあって、こういうの好きな自称映画通には刺さる映画だなぁ。
終始力が入って疲れたけど、最後の目線にはやられたな。
大人のコメディ
年老いた俳優が過去の栄光にしがみつく…それだけの単純な映画ではなく、大人になることの難しさや複雑さ、やるせなさも詰まっていると思う。
でも、結局みんな色々と考えたり、分析したりしすぎておかしなことになったりしてる。
それぞれの過去や価値観を頑なに信じる大人を皮肉ってるから面白い。
生々しく、笑える
人間の嫉妬、愛、欲望などなどが、生々しいセリフと体当たりの演技で描かれている。
個人的にはとても好きな映画。
ドラムソロ、又はクラシックの名曲を使った音楽もシーンに溶けあっていた。
こんな舞台を観てみたいし、あの舞台の原作を読んでみたくなった。
期待以上だった。
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