アメリカン・スナイパーのレビュー・感想・評価
全681件中、41~60件目を表示
アメリカンスナイパーみました。
実話を元にした話だということは知らずにみました。
最後の実話テロップ流れた時の衝撃…苦笑
誰か教えといて!と思いました笑
戦争によって時代も状況も違うだろうから比べられないけど、この映画では特に戦闘シーンが淡々と過ぎていった様に感じました。
戦場で感じる気持ちの動きなどはあまり深堀りして描かれていなかったのような。
家族を置いて戦場に向かう葛藤とか、描かれそうなところだけれど、彼の主観はあまり語られず国を守りたいからという信念のみ。
これは実話がもとだから故にだったのかもしれないですね。
戦場のシーンでは淡々とみていた私でしたが、
もう辞める。帰る。
と決めて日常生活に戻っていった彼の姿を見た時の方が、彼の辛い何かを感じました。
何もなくても脳内で鳴り響いてしまう戦地の音…
虚無というか、この人はこのままでは普通の生活をするのは難しいんだろうなっていうことを感じました。
そしてやっと日常生活のなかにも戦ってきた仲間を助けられると道を見つけ始めたかと思いきやでの驚きのラスト…実話だから、悲劇は突然ですね…
特に、家族をもつ一人の男性として
戦地にいくとはどういう人生になるのか…
他の映画と比べても現代に近いと思うので
そういう意味でみてみてもいいかもしれないです。
戦争と家族
英雄と呼ばれた男とその家族の姿をリアルに描かれていた作品。
戦争を経験したことによって、一度家に帰ってきても帰ってきたのは身体だけ…心はまだ戦地に残っている…そういう時に妻はいろいろな不安があっただろうし、ストレスであったと思う。
戦争で160人を殺し英雄と呼ばれた人にも、ごく普通の海兵隊にも、世間では悪と見られるテロリストたちにも家族や友達がいるのだ。
「戦争で影響を受けない人はいない」
戦争の悲惨さの新しい視点が見えました。
うーん?
もっとPTSDの克服について描いてほしかった。
最後の友人の犬を殺してしまいそうになりいよいよヤバイってなったシーンから。
田舎に帰って 妻「あなたは元に戻った」 ⇒END ←???????????????
あまりにあっけなかった。
戦争の悲惨さや、英雄の裏側とか苦悩をこの映画は描きたかったのかなぁと思うのだが
最後があまりにも坦々としていたためどちらのメッセージ性も希薄になっている
題材と序盤が面白かっただけに後半からの流れがもったい
恐れられる兵士もまた1人の人間でしかない
戦争の被害者っていうと、民間人が取り上げられることが多いと思うけど、実際に戦っている兵士も例外じゃないんだよな。むしろ1番の当事者は彼らなんだよ。
テロに憤りを感じた男が、祖国を守る為に軍に入隊する。伝説と呼ばれる程のスナイパーになるも、少しずつ精神が蝕まれていく。
どこにいても戦闘の緊張感から抜け出せない、安らげる場所がない。
家族から反対されても、戦場に戻ってしまう心理は私には分からない。でも、戦友の復讐だけが理由ではないんだろうなとは思うな。
戦闘描写に関しても凄いリアルに感じた。R15なだけあって残虐で容赦ないシーンも多いけど、それもまたリアルなのかな。特に銃声は凄くこだわりを感じた。一発一発が凄く重くて、鋭く乾いた銃声を聞く度に心が擦り減りそうだった。
ラストシーンは何とも報われない。やっとPTSDも克服して、仲間達のため家族の為に生きていこうってところだったのに。
希代のスナイバー、クリス・カイルの生涯
クリント・イーストウッド監督の傑作。実話を基にした感動大作でした。戦争と言う狂気がもたらす悲劇。スナイバーとて稀有の才能を開花させ160人もの敵を射殺したレジェンドと呼ばれるヒーロー。かたや敵には射殺目標の上位に数えられる悪魔。この裏と表の相容れないテーマをイーストウッドは観る側に強烈な問いを投げ掛ける。悪魔かヒーローか?心の中に葛藤を抱きながら病んでゆく帰還兵、今尚、アメリカが抱える闇、病巣ともいえよう。悲しい、たた哀しく人の心を射つ作品である。戦争を是か否かてこの作品の捉え方は大きく変わるし、みえかたもかわる。大量殺戮者の悲しい最後かアメリカの英雄の名誉ある死か。貴方の感想はいかがですか、
これが、アメリカのやりかた、です。
敵、つまりイスラム教徒に対して、まったく何の同情も抱かず、まるで「害をなす野獣」を狩り続けるハンターのような話です。
かつては我が日本がこのように描かれていたのだろうなと感じました。
なぜ敵は攻めてくるのか。そういうことはどうだっていいんでしょうね。
が、それならそれでもいいんですよ。
敵とは、倒すべきモンスターに過ぎないと考えているのなら。
最大の疑問は、なぜ、このテーマにおいて、「敵の射撃名人との殺し合い競争」みたいな陳腐すぎるストーリーにしちゃったのだろうかという点。
イーストウッド監督も、年を取りすぎたのかも知れません。
戦場での名誉という不名誉
映画館が再開した。さて一発目は何を観ようかと考えIMAXで上映中の今作を復帰作と決めた。
どうやら自分は最高の選択をしたらしい。
まずIMAXがやっぱり凄かった!家で映画をずっと観てたから尚更素晴らしさを実感。
IMAXの紹介映像みたいなのを観ただけでもう満足だった。でもそれだけじゃない!「テネット」の予告が上映されたのだ!公開が待ちどうしくてYouTubeで何回も観た予告だけど映画館、しかもIMAXで観ると興奮しすぎて叫びたくなった。この時点で満足し作品はイマイチでもいいや!って気分になっていた。
そんな軽い気持ちは本編がスタートして10秒で吹っ飛んだ。いきなり緊張感溢れるシーンで始まり完全に没入。子供や女性を武器として使うなど急に戦争の醜さを観せられる。
そして発砲音がIMAXで観たからか心臓が破裂したかのような大音量で終盤は正直、「これ以上精神が持ちそうにないから撃たないでくれ!」と本当に思った。多分そこにイーストウッドがIMAXカメラで初撮影した意味があると思う。IMAXで観ると銃弾1発1発の重みが強調されているように感じた。
ブラッドリークーパの演技はいうまでもなく素晴らしく、主人公が軍人としての名誉を得るたびに人間性が欠けていく様がものすごく自然かつリアルに演じていた。観ていて誰に感情移入していいのか分からなくなる。
主人公が「正義の味方」として描写されていないのもまたいい。伝記映画は最後に主人公がどういう亡くなり方をしたのかが表記される。そしてだいたいがモデルの人物を「ヒーロー」や「良き主人公」のように表記される。
しかし今作は違う。
実にあっさりと死因を表記するだけ。しかもたった1行。アメリカ軍からしたらヒーローだけど人間として160人以上殺害した人物が正義のヒーローか?このラストはそんな問いに対するイーストウッド流の答えだと思う。すなわち「どう捉えるかはあなた次第だ」
これは主人公をどう感じるかで作品の捉え方が大きく変わる作品だ。
沈黙のエンドロール。
あの劇場内の異様な空気は一生忘れない。
正解が何か分からないけど…
2ヶ月ぶりの映画館復活の記念として、この作品がスケジュールにあった為久しぶりに鑑賞。
何度見ても臨場感溢れ、作品の世界観に没入できお気に入りの作品の一つである。
この作品に関しては映画館の大スクリーンで観る事が個人的には好きである。
同時にこの作品を何度も観ても自分の中の確固たる答えが分からない。それが何度も観たくなる事にも繋がるのであろう。
クリスは決して復讐心に囚われて戦場に足を運ぶ訳ではないのだろう。身近な仲間を奪われ衝動に駆られる事は一時的にあってもやはり国を守る使命感や責任感が人一倍強いからこそ、平和を掴みとるまで何度も何度も戦場に足を運んだのだと解釈している。その平和とはアメリカ国内だけでは、敵対するイラクやその周囲の国、もっと言えば世界が平和になる事を実感できるまでその責任感や使命感に囚われていたのかもしれない。
終盤にタヤが戦う事は他の人に任せて家族の時間を大事にして欲しいという言葉にピクリともしないクリスの姿がそれを物語っていたと僕は感じた。
もちろんタヤや子供達の事を考えてないわけではない。直接的ではないにしても彼らの未来を守る為にも戦場に足を運ぶ事を決断し続けたのであろう。
ここまで観ていればもちろん戦場に挑み続けたクリスの勇姿は正しかったと確固たる気持ちでいつも観る事ができる。
ただ最後は同じくアメリカの為に戦って心身共に負傷した元軍人に殺されてしまう訳だ。ここでいつもなにが正しいのか分からなくなってしまう。
クリスは天国で何を思い僕たちに何を伝えたいのか聞きたい気持ちにいつも駆られる。
それほど毎回僕は無念な気持ちで一杯にさせられる。
この作品に限らず戦争は勝ち負け以上に失うものが多い事はどの作品を通しても感じる事はできる。この作品もまた同様である。
戦争が良くない事は誰しもがわかっていることではあるが、こういう作品を通して戦争がもたらした色んな不幸を実感、共感し、戦争だからと片付けるのではなく身近な小さな争いから根絶し平和な社会を築き上げる一員でありたいと心から強く思う。
愛国主義の影。
戦争映画なので、彼のヒーローぷりが表現されているのかと思っていましたが違いました。
色々な苦しみ、戦争の中で色々と背負う事が大きい事が分かります。
彼が殺されてしまったのは、なぜなのか?
見終わったで、色々な気持ちが交錯してしまいました。
リアルな戦争映画
戦争は我々がやってはいけないタブーが
許される世界。敵とあらば殺人も許される。
そうしないと自分の命が危ないから。
主人公のクリスが敵を狙撃しても罪悪感を
殆ど感じず「やつらは野蛮人だ。」と
言い放つが
そうでも思わないと従軍できないのだろう。
普通の感覚でいたら気が狂ってしまう。
クリスが戦地から帰還しても心が
家族の所にない、心そこにあらずはリアル。
やはり戦地は異常な環境、心に与える影響は
大きい。
全体にリアルで良かったがクリスがPTSDから
立ち直る過程をもっと丁寧に描いていたらさらに
良かったかな。
ブラッドリー・クーパーもよく演じていた。
反戦映画ではあるが、愛国映画
アメリカ海軍のネイビーシールズの狙撃兵の話。9.11の報復で主人公はイラクへ乗り込むがそこでPTSDにかかってしまう。だが主人公は自分の犯した殺人に全くの罪悪感を感じておらず。自分が殺した人間は野蛮人だと言う。観ているこちらからすると、残虐なイラク人ももちろんいるがアメリカ人も野蛮に見える。反戦というのも分かるが、アメリカが完全な正義と描いてるような気がする。
観てよかったと思わせる作品
イーストウッドの作品は、いつも思うが、究極まで装飾が削られた見せ方だと感じる。それが物足りないと感じることもあれば、無味無臭感が逆に心に刺さったりと作品ごとに感じ方が異なる。
基本的にはハリウッド的な装飾ガンガンでドンパチド派手なエンタメ映画が好みなので、そこからするとイーストウッド作品にはなかなか手が出ないのだが、ハマる作品は人生をも変えるほどの影響力をもつのがイーストウッド作品だから、そこが怖い笑。
僕がもっとも影響力があるイーストウッド作品は、「パーフェクトワールド」だ。面白いとか感動したとかよかったとか泣けるとか、形容が難しいのもイーストウッド作品で、だから影響力がでかいと言うしかない。次いで、こちらの本作だ。
アメリカっぽい感じもいいし、クリスチャンや教会が出てくるところもいいし、ブラッドリー・クーパーがうまい。
戦場での緊迫感は秀逸。
アフガン戦争で活躍したスナイパーの活躍と苦悩を描く物語。
実話を基にした映画です。
戦場でのシーンは臨場感たっぷり。迫力も緊迫感もあり、画面から目が離せません。
子供を撃ち殺すシーン、撃ち殺そうとするシーン等、戦争の残酷な部分もしっかりと描いていて、映画としては好感が持てます。
ただ、鑑賞前に想像していたPTSDに苦悩するシーンはそれ程なく、「戦争の悲惨さ」よりは愛国心を煽る映画のように見えたのは残念です。
映画としては完成度の高い映画だとは思いますが、私的評価は少しだけ評価を落としました。
ヤバい、エグい、ズルい。
アメリカンスナイパー
実在した米軍スナイパー「クリス・カイル」の半生描いた作品。
なんだかんだと見る機会がなかったがAmazon primeにあったので、作業しながら見た。
手に汗握る銃撃戦と束の間の平和、
そして、最後の一文が強烈すぎてヤバい。
泣く間がない。エグい。ズルい。
【”現代の戦争に英雄はいない・・。”クリント・イーストウッド監督が世界に叩きつけた、反戦映画の傑作。戦争によるPTSDの実態にも鋭く切り込んでいる作品。】
ー 国を愛し、家族を愛し、”戦場を愛してしまった”男の姿を忠実に描く事で、戦争に従事する人々への敬意と、彼らを戦場に赴任させるアメリカ国家の歪を見事に描いた作品。ー
・何故、クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)はイラク戦争に4度従事し、米軍史上最多の160人の敵兵を射殺し(当時)伝説のスナイパー(敵国からは”ラマディの悪魔”)と謳われながら、敵国ではなくアメリカ国内で非業の死を遂げたのか・・。
[戦場での息詰まるシーンの数々]
・イラク市街での、子供を撃つかどうか極限の判断を求められるシーン。
・元オリンピックのメダリストの敵のスナイパーとの対シーン。
・ブラッドリー・クーパーは今作に出演するにあたり、クリスの体重に近づけるため、20キロ増量し、撮影中も常に高カロリー食を口にしていたそうである。
又、故クリスの家族にも会い、役作りに臨んだとも記されている。
・クリント・イーストウッド監督が後年、自分の後継者の一人としてブラッドリー・クーパー名を挙げたきっかけになった作品でもある。
<鑑賞後の、”現代の戦争に英雄はいない”という重い気持ちは今でも覚えている。
自らの高い知名度をクレバーに考え、戦争を美化せずに真実を伝える想いを見事な作品に昇華させるクリント・イーストウッド監督の手腕には、敬服するしかないな・・と感じた作品>
<2015年2月21日 劇場にて鑑賞>
全681件中、41~60件目を表示