劇場公開日 2015年2月21日

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「戦場での名誉という不名誉」アメリカン・スナイパー Pegasusさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0戦場での名誉という不名誉

2020年6月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

映画館が再開した。さて一発目は何を観ようかと考えIMAXで上映中の今作を復帰作と決めた。
どうやら自分は最高の選択をしたらしい。
まずIMAXがやっぱり凄かった!家で映画をずっと観てたから尚更素晴らしさを実感。
IMAXの紹介映像みたいなのを観ただけでもう満足だった。でもそれだけじゃない!「テネット」の予告が上映されたのだ!公開が待ちどうしくてYouTubeで何回も観た予告だけど映画館、しかもIMAXで観ると興奮しすぎて叫びたくなった。この時点で満足し作品はイマイチでもいいや!って気分になっていた。

そんな軽い気持ちは本編がスタートして10秒で吹っ飛んだ。いきなり緊張感溢れるシーンで始まり完全に没入。子供や女性を武器として使うなど急に戦争の醜さを観せられる。
そして発砲音がIMAXで観たからか心臓が破裂したかのような大音量で終盤は正直、「これ以上精神が持ちそうにないから撃たないでくれ!」と本当に思った。多分そこにイーストウッドがIMAXカメラで初撮影した意味があると思う。IMAXで観ると銃弾1発1発の重みが強調されているように感じた。

ブラッドリークーパの演技はいうまでもなく素晴らしく、主人公が軍人としての名誉を得るたびに人間性が欠けていく様がものすごく自然かつリアルに演じていた。観ていて誰に感情移入していいのか分からなくなる。
主人公が「正義の味方」として描写されていないのもまたいい。伝記映画は最後に主人公がどういう亡くなり方をしたのかが表記される。そしてだいたいがモデルの人物を「ヒーロー」や「良き主人公」のように表記される。
しかし今作は違う。
実にあっさりと死因を表記するだけ。しかもたった1行。アメリカ軍からしたらヒーローだけど人間として160人以上殺害した人物が正義のヒーローか?このラストはそんな問いに対するイーストウッド流の答えだと思う。すなわち「どう捉えるかはあなた次第だ」
これは主人公をどう感じるかで作品の捉え方が大きく変わる作品だ。
沈黙のエンドロール。
あの劇場内の異様な空気は一生忘れない。

Pegasus
NOBUさんのコメント
2020年8月14日

今晩は
 ”インセプションのIMAX” お盆休みだったので、観てきました。
 鑑賞は3回目だったのですが・・IMAXで観ると幾つかの有名なシーンは矢張り凄かったですね・・。
 けれど、私にとってこの作品は一度目は??・・! で、
 二度目、レンタルで観た際には再び??・・!!
 本日は、三度?・・!!! で”論文を書く学生状態”になっています。
ーこの作品を、理路整然とレヴュー出来る人っているのかなあ・・。-
 あと、ご存じだったら申し訳ないのですが、新作の映像が可なり長尺で流されて嬉しかったのですが、”あんなに流して良いのかなあ・・”とも思いました。営業戦略でしょうが・・。
 では、又。

NOBU
NOBUさんのコメント
2020年8月13日

今晩は。初めまして。
 今作品をIMAXで鑑賞されたのですか・・。
 それは、凄いだろうなあ・・。
 ”「どう捉えるかはあなた次第だ」”と捉えたコメントが私の今作品の印象に非常に近く思いましたので。
 では、又。
ー明日、「インセプション」をIMAXで観ようかな・・。ー

NOBU