博士と彼女のセオリーのレビュー・感想・評価
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ずっと泣きっぱなしだった
泣いたな〜
博士がALSだとわかってから、ずっと泣きっぱなしだった。
天才ホーキングの頭の中なんて、凡人が理解しようと思っても無理だけど、妻ジェーンは彼の世界観を理解した上で支えているところが良かった。
「人生に境界はない。どんなに辛いことがあっても、生きているだけで希望はある」と、博士はアメリカの講演で演説した。
それは生死の境をさまよい、声を失っても研究し続けた博士から出た言葉だからこそ、心にしみた演説だった。
主演男優の演技力が凄い
希望を与えてくれた
私はもともと宇宙が好きで、将来この分野を学びたいと思っている人です。また、映画鑑賞も趣味なためこれまで沢山の映画を観てきました。自分は恋愛ものはあまり観ないタイプで、真逆のSF、ファンタジー、アクションなどの様な映画しか見ません。
しかし、なぜか惹かれたこの映画。
確かにジャンルで言えば恋愛映画かもしれない。ただし視点を変えると宇宙へ希望を生み出した人間ドラマでもあるのです。
私は宇宙が好きです。ホーキング博士がどの様な人生を送り、現代宇宙論に多大な影響を与えたのか知りたかったのも鑑賞した一つの理由です。しかし、なぜ余命2年の宣告からの博士は生きる希望を生み出したのか…。
それは、愛だったのです。
この映画は、今を生きるすべての人間に希望を与え、生きるとは何かを改めて感じさせてくれました。
飾り気もなく、外から見ると悪く見える人生かもしれない。でも、そこで諦めたらダメなんだ。空を見上げてごらん。数え切れないほどの星たちが下を向かないで私たちに光を放ってくれている。僕らはそれに応えなければならない。どんな人生でも、希望はある。
美しい映像とゆったりとした旋律を織り成すヨハン・ヨハンソンの音楽。
そして、ホーキング博士演じるエディレッドメインと博士を支えるジェーン演じるフェリシティジョーンズ。二人は実在の人物を演じるという難しい立場ではあったが、賞を超える素晴らしい演技をしてくれた。
以来、私の手放すことのできない映画となった。
ちなみに、今作でジェーンを演じたフェリシティジョーンズは私の一番大好きな女優となりました。
次回作の「インフェルノ」、スターウォーズスピンオフ「ローグワン」は絶対劇場で鑑賞し、blu-rayも買う予定です。また、エディレッドメインは、ハリーポッタースピンオフ「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」に主演として抜擢され、2016年は私にとって忘れられない一年となりそうです!!
それでは最後にホーキング博士の言葉で締めたいと思います。
「There should be no boundaries to human endeavor. However bad life may seem, while there is life, there is hope.」
どポジティブ笑
主人公役の彼がアカデミー主演男優賞だっので、観てみたくて、ようやく観れました。
彼の演技も勿論ですが、脚本というか事実に基づいて作られてるので響きました。
しかも難病映画なのに、お涙頂戴じゃない。
人間の臭い部分も沢山描かれている。
お友達も教授も彼を認め尊重している。
友情って良いなぁと改めて思わされる映画でした。
そして、家庭を持つことも良いなぁと思えました。
ダンスパーティーの洗剤の話も良かったけど、ド文系低回転率女子の私には一度じゃ分からなくて巻き戻して見てしまった笑
だけど後半の主人公のスピーチは素晴らしかったです。なので備忘録として抜粋します。
我々は一千億の銀河のうちの一つの端で平均的な恒星の周りを回る小さな惑星上の霊長類の中の高度な種の一つでしかありません。
しかし文明の夜明け以来、人々はこの世の潜在的秩序について理解したがっています。
宇宙の境界条件に関しては特別な何かがあるのでしょう。
そして更に言えば境界など、無いのです。
人間の努力にも境界はありません。
我々は皆、違います。
いかに不運な人生でも何かやれることはあり成功できるのです。
命ある限り、希望があります。
最後のシーンで、スティーブンが国から名誉勲章を貰った後に、お庭で
Look!what we made.と3人の子供達を見ながら言う言葉が忘れられません。
宇宙、創造そして愛、家庭。
素晴らしい映画でした。
いつか、私の子供にも見せてあげたいです。
素晴らしい
時間は不可逆と
前半は涙出るくらい名作だったが後半は勢いが殺されてしまってたな〜。まあ、話が暗くなってゆくので仕方ないといっちゃ仕方ないのだが…
ストーリーより、エディ・レッドメインの熱演、 フェリシティ・ジョーンズの知的な可憐さが後を引く。特に前半のフランス映画のような粋なきらびやかさ。最後の演出はため息でちゃう。
※この映画の内容を思うに、広告商材などのビジュアルは年取った博士と子どもたち、育児と夫の世話に草臥れ憔悴して髪ボサボサ服もダサダサの奥さんの、家庭の様子であるべきだ。「あなたを愛した。最善を尽くしたの。」とは字幕、喋る彼女の声は過去完了のhave beenが使われた。確実に存在した愛情が時を経て尽きてゆくさま、それでも家族に続く生きるという営み……そういう境地での心情を描いた物語であるゆえに、若くて心身ともに健康で、元気で希望に満ちて可能性がいくつもあって笑いあったキラキラした時間を切り取ってDVDのジャケットやフライヤーやポスターに持ってこられると…読後感(ではないか、鑑賞後感?)とのギャップになんだか対応しきれないし、若い頃だけが、病気の発症する前までの時間だけが良かった、と言っているようでなんだか辛いなあ
人生の機微。
車椅子の物理学者ホーキング博士の半生を、元奥様からの視点で描いています。
約30年間を二時間余りに凝縮させるわけですから、非常にテンポがいいです。
ALSを発症した彼を支えながらの子育てに奮闘、葛藤する結婚生活。常識や価値観を覆される三角関係。愛情が消失しても尚残る義務感、友情。「愛情」や「夢」などのきれい事だけでは済まされなかった難病との闘い。
美しい音楽と凝った演出。主演二人の演技と美しさに思わず見入ってしまう。
愛情は消耗する。
自分を犠牲にして尽くした後に残るもの。
到達できる人の少ない人生の機微。
色んな意味でため息が出ます。
天才であるとともに人間
ああ、
実話だと知らず鑑賞を始めたが、特に派手なアクションのない流れに途中...
THE THEORY OF EVERYTHING
映像がとってもきれい。特に光がきれい。
夜のダンスパーティに花火、結婚式に宮殿、、、大学も素敵。ポスターになったシーンとか。
若い頃2人共に確かにあった純粋な愛。
介護に育児家事、ジェームスだって病気の進行に加えてもっと比重が大きい内側の心の問題。色々なことが積もっていく。
それと同時に愛の形が変わっていく、、、
言葉では表せないものがこの物語の中心にずーっとあるように思えた。
それだけ演出や演技が素晴らしかったんだなぁ。この映画の中にある、言葉で、セリフで言っていなくても伝わるものの多さに驚きました。表情やニュアンスがとっても巧みに使われていたなぁ。
恋人として好きでなくなっても、ずっと変わらない、すきの気持ち。ブラックホールや星や宇宙の不思議と同じくらい不思議。
そしてこの物語が実話で、今も登場人物が存命ということ。映画の元になったのはジェーンの自伝ということ。これもなんだかぐっとくるな、、、
世界観が好き
最高の自伝映画
これは…なんで映画館で観なかったのだろう。むちゃくちゃ面白い‼︎これは傑作だ。エディ・レッドメンのアカデミー賞受賞は当然としか言いようがない。とんでもなく素晴らしい演技を見せてくれて、とても気持ちが良い。あー、久しぶりに良い気分だ。まるで伝記映画を観るかのような錯覚に陥る。しっかりと練られたストーリーと設定。半生を描いているのに、長くも短くもなく見事な采配。そんなしっかりとした脚本を盛り上げる音楽もとても良いのだ。思わず、サントラを検索してしまった。聴いていて心地が良い。徐々に機能が低下していく役柄のエディを支えた衣装・メイク陣もすごい。本当にどんどん本人に似てきてゾッとする場面も所々ある。いやぁ、どれをとっても文句の付け所のない、素晴らしい映画だ。
理解を超えるキレイな人生の映画
難病 ALSを患ったある天才博士と、それに寄り添った女性の人生記録
綺麗事の塊ではなく醜い部分も含む物を現実・リアルというのなら、この映画は世界的成功者が成功するまでを描いたリアルな人生記録。
序盤は学生時代から類い稀な才能を発揮するホーキング博士とある女性との運命的な出会いの物語。
中盤、夢半ばで難病に罹った事を告げられる。
それを理解し未来の苦難を覚悟した上で彼女は共に生きることを覚悟する。
終盤、難病を持つ夫を支える妻の幸福と、それに並行して感じ始める苦悩と葛藤の物語。
若き頃に2人の間に確かにあった純粋な愛情。
だが長い時間を共に過ごしていくにつれ次第に募る様々な感情の数々。
2人の人生においていかなる選択も自分勝手なものがあったが、深く論理的に考えてみればその全ては愛情が故の選択なのかもしれない。
でも人間は恋愛において思考する時、理性ではなく感情に身を委ねる事が殆どであるが故に、相手の行動・発言・思考の真意を見誤ってしまうものだと言う事は避けられない。
そんなことを考えさせられる映画。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)についてはよく描かれてる。
もし自分がALSに罹った時感じるであろう不安や恐怖、疎外感などが随所に散りばめられている。
可能性としてはそこまで高くは無いが、いつ自分の身に起きてもおかしく無い。
そして現在の医療技術では治療は難しく、特効薬等も発見されてはいない恐ろしい難病をよく映し出していると思った。
無知を恥じる
ホーキング博士のこと、
名前くらいしか知りませんでした。
大変申し訳ないことながら、
夭逝の天才科学者とばかり思っていました。
だから、1リットルの涙的なものを期待していたのですが、
一向にお亡くなりにならなりません。
未だご存命だったもですね。
失礼しました。
さて、そんな無知な恥ずかしい私だったので、
映画の良さもきちんと判断できなかったようです。
恋愛ものとしては序盤は純愛っぽかったのですが、
後半はあっさりと描いてはいるものの、どろどろの展開。
感動するような場面はありませんでした。
一方、科学者としての博士の偉大さも伝わっては来ず、
次元の違う雲の上の存在と感じました。
そのことがさらにリアリティーを希薄にしています。
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