劇場公開日 2015年3月13日

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「希望を与えてくれた」博士と彼女のセオリー Sisyoさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0希望を与えてくれた

2016年3月5日
iPhoneアプリから投稿

私はもともと宇宙が好きで、将来この分野を学びたいと思っている人です。また、映画鑑賞も趣味なためこれまで沢山の映画を観てきました。自分は恋愛ものはあまり観ないタイプで、真逆のSF、ファンタジー、アクションなどの様な映画しか見ません。

しかし、なぜか惹かれたこの映画。
確かにジャンルで言えば恋愛映画かもしれない。ただし視点を変えると宇宙へ希望を生み出した人間ドラマでもあるのです。

私は宇宙が好きです。ホーキング博士がどの様な人生を送り、現代宇宙論に多大な影響を与えたのか知りたかったのも鑑賞した一つの理由です。しかし、なぜ余命2年の宣告からの博士は生きる希望を生み出したのか…。

それは、愛だったのです。

この映画は、今を生きるすべての人間に希望を与え、生きるとは何かを改めて感じさせてくれました。

飾り気もなく、外から見ると悪く見える人生かもしれない。でも、そこで諦めたらダメなんだ。空を見上げてごらん。数え切れないほどの星たちが下を向かないで私たちに光を放ってくれている。僕らはそれに応えなければならない。どんな人生でも、希望はある。

美しい映像とゆったりとした旋律を織り成すヨハン・ヨハンソンの音楽。
そして、ホーキング博士演じるエディレッドメインと博士を支えるジェーン演じるフェリシティジョーンズ。二人は実在の人物を演じるという難しい立場ではあったが、賞を超える素晴らしい演技をしてくれた。
以来、私の手放すことのできない映画となった。

ちなみに、今作でジェーンを演じたフェリシティジョーンズは私の一番大好きな女優となりました。
次回作の「インフェルノ」、スターウォーズスピンオフ「ローグワン」は絶対劇場で鑑賞し、blu-rayも買う予定です。また、エディレッドメインは、ハリーポッタースピンオフ「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」に主演として抜擢され、2016年は私にとって忘れられない一年となりそうです!!

それでは最後にホーキング博士の言葉で締めたいと思います。

「There should be no boundaries to human endeavor. However bad life may seem, while there is life, there is hope.」

Sisyo