虎影 : 特集
過激で、カオスで、刺激的──あなたの「映画の常識」をブチ壊す!
これぞ日本が誇る《グラインドハウス・アクション・エンターテインメント》
人気の実力派・斎藤工を主演に、実写版「進撃の巨人」の特殊造型プロデューサー・西村喜廣がメガホンをとったアクション・エンターテインメント「虎影」(6月20日公開)が完成した。芳賀優里亜、しいなえいひ、津田寛治、鳥居みゆき、清野菜名、村杉蝉之介ほか個性派キャストも集結した壮絶なバトル・ロイヤルが、あなたを新たな映画世界へと連れて行く!
■「なんだ、これは!?」アクション、ホラー、コメディ、ドラマがごった煮──
あらゆる要素が詰まった本作が、“驚天動地”の世界を作り出す!
映画といえば、アクション、ホラー、コメディ、ヒューマンドラマなど、必ずと言っていいほど、その内容をイメージできるジャンル名が付いているものだが、そのどれもが当てはまる「ごった煮」感覚が満載の日本映画が登場した。映画、テレビドラマ、舞台など、幅広いフィールドで活躍し、今が旬の男として熱い視線を浴びる斎藤工を主演に、話題の実写版「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」の特殊造型プロデューサー・西村喜廣がメガホンをとった「虎影」がそれだ。
描かれるのは、忍びの者たちによる壮絶な財宝争奪バトル・ロイヤル。過激で、混とんとし、そして刺激的──センセーショナルな映画ばかりを上映したアメリカの映画館文化、クエンティン・タランティーノが愛した「グラインドハウス」に通じる、新時代のアクション・エンターテインメントなのだ。
もしあなたが、普段は日米のメジャー大作や、アカデミー賞ノミネート作を中心に鑑賞している映画ファンなら、「虎影」を見始めるとすぐに「なんだこの映画は!?」と驚かずにはいられないはずだ。シンプルながらも力強いストーリーに、香港映画やタイ映画に匹敵するほどの濃密なアクション、そしてホラー風味あふれるクリーチャーまでが登場し、「そこまでやるのか!?」という過激描写(時には笑いまで誘ってしまうほど)が展開するのだ。そのどれもが本気に次ぐ本気。トッピングできるものは全部乗っけた濃厚で熱いエネルギーが、観客を圧倒する。超個性派の本作が、あなたのこれまでの「映画の常識」をブチ壊すのは確実だ。
物語の舞台は、群雄が割拠する戦乱の世。生か死しかない殺伐とした世界を嫌い、刀を捨てた“最強の忍”虎影(斎藤工)は、妻・月影(芳賀優里亜)、息子・孤月とともに里の片隅で静かに暮らしていた。しかし、かつて仕えていた忍者の頭目(しいなえいひ)が、隠された秘宝のありかを記す2つの巻物のうち「銀の巻物」を入手。孤月を人質に取られた虎影と月影は、頭目の命により、「金の巻物」を持つ藩主の館に忍び込むことになる。だがそこには、虎影と因縁浅からぬ刺客が立ちはだかる。隠された財宝は果たして誰が手にするのか? そして、愛する者のために、再び刀を抜くことを決意した虎影を待ち受ける運命とは?
■カルト的傑作「東京残酷警察」監督、「進撃の巨人」特殊造型プロデューサー
世界的鬼才・西村喜廣監督がこの世界を作り上げた!
従来の常識を一新し、観客を新たな映画の地平へと連れて行く奇想天外な世界観を作り上げたのは、前後編の2部作として製作中の実写超大作「進撃の巨人」(監督:樋口真嗣、主演:三浦春馬)で、特殊造型プロデューサーを務めている西村喜廣。「冷たい熱帯魚」「愛のむきだし」の園子温監督や、「ライヴ」「ヌイグルマーZ」の井口昇監督とのコラボレーションでも知られる、特殊造型の第一人者的存在だ。2008年の初監督作「東京残酷警察」(西村監督は脚本、特技監督、編集、クリーチャー・デザイン、出演までを兼任)は、当初から海外マーケットを意識した残虐描写が満載の衝撃カルト作で、世界各国のファンタスティック系映画祭を席巻。井口監督とのコラボ作「片腕マシンガール」の実績ともあわせて、海外から熱い視線が注がれる鬼才クリエイターとしての評価を高めた。
こうした西村監督、井口監督、そして西村監督とのコラボ作も多い山口雄大監督(「地獄甲子園」「デッドボール」)らが生み出す過激描写とエネルギーに満ちた世界観は、日本国内以上に海外でカルト的注目を浴びる人気ジャンル。この世界にまだ触れたことがないというユーザーは、よりエンターテインメント性を重視した「虎影」が入門編としてはベスト。ぜひ、これまでの映画観を超える映画世界に飛び込んでみてほしい。
■アクション映画ファンよ、斎藤工を“勘違い”していないか?
肉弾アクションに全身全霊を掛けた“本当の彼”が、ここにいる!
“最強の忍”虎影を演じるのは、ドラマ「昼顔 平日午後3時の恋人たち」(14)で上戸彩演じる主人公の不倫相手に扮して、女性層への人気がブレイクした斎藤工。パリ・コレのモデルも務めた長身と甘いマスクから、「女性に人気のイケメン俳優」イメージが浸透しているが、実は幼いころから映画館に通い、高校卒業後は本気で映画美学校に進学しようとしたほどの生粋の映画好きだ。パーソナリティを務めるWOWOWの映画情報番組での映画の博学ぶりに、驚いた映画ファンも多いことだろう。
西村監督作「ヘルドライバー」「吸血少女対少女フランケン」のほか、井口監督の「ヌイグルマーZ」や山口監督の「赤んぼ少女」にも出演済み。そう、斎藤はすでに“ジャパニーズ・グラインドハウス”に欠かせない重要俳優なのだ。
そして、カポエイラ、合気道、ボクシングの経験者というバリバリのアクション体質。本作では、ほぼ全てのアクション・シーンを自らが演技。冒頭から、刺客を相手に殺気あふれる壮絶なソード・アクションを披露している。ちまたで見かける斎藤工のイケメン・イメージは、まやかしに過ぎなかったのだ。