ピース オブ ケイク

劇場公開日:

ピース オブ ケイク

解説

俳優の田口トモロヲが「色即ぜねれいしょん」以来6年ぶりに送り出す監督第3作。ジョージ朝倉の同名コミックを多部未華子と綾野剛の共演で映画化し、現代女性の恋や悩みを描き出した。仕事も恋愛も、周囲に流されるまま生きてきた女性・梅宮志乃。バイト仲間との浮気がばれたことで、DV体質の恋人・正樹からは振られ、バイトも辞めることに。このままではいけないと心機一転した志乃は家を引越し、そこで出会った隣人で、新しいバイト先の店長でもある男・京志郎に本気の恋をする。しかし、京志郎には同棲中の恋人がいて……。主人公・志乃を多部、その相手役となる京志郎を綾野が演じるほか、松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉といった豪華キャストが集う。

2015年製作/121分/PG12/日本
配給:ショウゲート
劇場公開日:2015年9月5日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13

(C)2015 ジョージ朝倉/祥伝社/「ピース オブ ケイク」製作委員会

映画レビュー

5.0面白かった

2024年11月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

クスッと笑える感じ、面白かった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
naomi

4.0クソが

2024年9月10日
iPhoneアプリから投稿

サブカル男女の解像度高くて綾野剛の嘘つきの演技上手いせいで、過去の嫌な恋愛思い出して体調悪くなった
どうせこのカップルも別れる

私も何年も何年も元彼の亡霊に取り憑かれてるけどいちかいい人いたら忘れるもんかな、取り憑かれる人変わるだけかな

コメントする (0件)
共感した! 0件)
less_less_

4.5「たやすいことよね」

2024年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

漫画の実写化の作品のようだ。
「たやすいことよね」
これがタイトルの意味となっている。
高架橋の下を抜けたときに志乃が言うセリフ
さて、
この言葉は何を意味するのだろう。
壊すことはいとも簡単
まずこのようなイメージが浮かんでくる。
志乃は恋愛にトラウマを抱えつつも、「次こそは端然とした恋愛をしたい」と強く思う。
でも、壊れるときはいとも簡単に壊れてしまうこの「恋愛」なるものに、自分の人生が翻弄されている気がしてならない。
元カレの幻想まで見てしまう。
志乃の恋愛に関することには、植物がモチーフとして登場する。
必ず枯らしてしまう観葉植物
枯れてもまたつい買ってしまうのは、失恋してもまたつい恋愛を求めているからなのだろう。
でも、その突然揺れ動いてしまう心の高ぶりを停めることはできない。
「新しい風が、吹いたような気がした」
恋愛感情とはいとも「たやすいもの」で、こんな些細な感情にその先を予感してしまう。
志乃は千葉から「君を一目見たときから新しい歌がオレの中で聞こえてきた」というセリフに思わず自分自身を重ね合わせた。
「こんな理由で、自分の気持ちが揺れ、今度こそこの恋愛は本物だと思い込んでいた」
きっとそう思ったのだろう。
好きだという気持ちを認めながらも、どうせ裏切られるという感覚をいつもどこかに隠している。
それは、そうなったら、自分自身が傷つくのを最小限にとどめられるから。
自意識過剰気味に神経過敏となってしまっていても、誰とでも肉体的感覚は同じで、自分の求めているものが何かわからなくなってしまう。
頭の中を言葉にしても、自分自身を正当防衛化しているだけで、自分が元カレに言われて傷ついた言葉を他の誰かに遣っている。
妊婦になった友人 もう1年以上誰とも付き合っていない志乃。
その理由を友人に見透かされてしまうが、「もう二度とあの時に戻れないと、やっと悟った。結局水をやろうが陽に当てようが、全部元通りにはならない」
しかし、
劇場で再会した店長を見て逃げ出す志乃
追いかける店長
店長の「好きだ」という言葉に反抗する志乃
それは、消そうと思っても消えないアカリとのこと。
堂々巡りの三角関係の続きなどまっぴらごめん。
お互いに気持ちをぶつけあう。
言いたかったことを、腹の底にあったことを言葉に出す。
志乃の気持ちを代弁するかのような観葉植物
もうとっくに枯れ落ちていたと思い込んでいたあのクワズイモが、店長の庭先に群生していた。
それは店長が植え株分けして増やしたものだった。
そしてもう一度店長が「愛してよ」というが、相変わらず逆切れする志乃
喧嘩は更にヒートアップする。
やがて、
もうこれ以上言葉が出なくなる。
「京ちゃんなんて、京ちゃんなんて、大嫌い」
同時に飛びつく志乃
隠し玉などすべて放出した後、新しく始まろうとしている二人の恋
いいんじゃなんでしょうか。
恋をするのも、壊すのも、「たやすいこと」
思っていることを言わないことが思い込みを大きくさせる。
傷つきたくないから信用しないのは大きな間違い。
お互いの気持ちを余すことなく言った後に残った温かさがあれば、その恋は本物だとこの作品は言いたいのだろう。
純粋に楽しめた。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
R41

4.0恋愛って全然楽勝じゃない!!

2023年11月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

幸せ

題名がピースオブケイクだから
主人公が男を侍らせて楽勝!って感じなのかと思っていたけれど全然楽勝じゃない!!むしろ苦しくて大変でした。
ストーリー展開が邦画っぽくない感じ(個人の感想です)ですごく良かった。

まず、志乃の心の声、語りにした人ありがとう。
多部未華子の声がいいって、いち早く気づいて
この演出になっていたおかげか、映画がとても見やすかった。

最初は浮気やし志乃ちゃんほんまやめてくれ、、とか思っていたけれど、一応付き合っている期間に店長は手出さなかったし、おっけーか、という感じでした。
正直彼氏の近くにあんな可愛くて素直な女の子がいたら
あかりが気が気じゃないのは分かるし、逃げ出したくなる気持ちも痛いほどわかる。
あかり目線で見たら、家に女の子連れ込んだりするし、店長に大事にされていないと思うけれど、本当はすごくすごく大事にされていた。志乃からの誘いも誤解を生みたくないから、ってちゃんと断ってるし。

罪悪感がある分、志乃ちゃんに優しくしたり旅行に連れて行くシーンがクリティカルヒットで傷つきました…
浮気したら優しくなるの?やめてくれ、、
多部未華子が怒っている時にゲラゲラ笑う綾野剛、、最悪だ、、

劇団の劇中にあった、話し合うべき話ができていなかった、っていう台詞。
話し合うべき話が怖くて切り出せない関係性ならだめってことだよね、私も恋人とは話し合うべき話ができる関係性なのかな、と今考えています、、

主役の多部未華子、綾野剛はもちろんだけれど、
脇を固める助演の方々も豪華で演技が上手い人ばかりで
とても面白かったです。いい映画でした。
最後、店長とまた結ばれてよかった、、

コメントする (0件)
共感した! 2件)
カプリコルヌス