劇場公開日 2025年4月4日

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セッションのレビュー・感想・評価

全696件中、581~600件目を表示

2.0恐怖政治が育んだ傑物。全く甘くないプロの世界。

2015年5月8日
PCから投稿

怖い

興奮

難しい

【賛否両論チェック】
賛:妥協することない厳しい指導がもたらす結果に、ハラハラさせられる。ラストの演奏は一見の価値あり。
否:素人目には、指導の根拠は全く分からないので、ただ講師が怒鳴り散らしているだけの映画と感じてしまうかも。

 「グッジョブ」を禁句とし、ただただ生徒を恐怖と悔しさで支配することで偉大にしようとする指導者と、そんな彼に真っ向から真剣勝負を挑んだ生徒の、まさに“戦い”の映画です。ラストシーンの迫力の演奏は、音楽好きならずとも必見です。
 ただ反面、違いも実感出来ぬまま、ひたすらどやし続けられるシーンが続くので、そういうタイプが生理的に苦手な人には、全く向きません。むしずが走ると思います。
 音楽好きな方や、プロフェッショナル指向な方向けの作品といえそうです。

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映画コーディネーター・門倉カド

4.5息吹を感じた、久々の映画

2015年5月7日
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鑑賞方法:映画館

いやー、こんなに凄いとは!
想像以上でした。
かなり期待値高めで行ったのに、それ以上の評価って…なかなか無いですよ。

この映画は、技術とかそういう部分を重視して観るものじゃないんですよね。

そもそも音楽って

頭で考えるな、感じろ。

でしょ。

そういう意味ではちゃんとした音楽映画だと私は思います。

途中、フレッチャーがしおらしくなって「あれ?こういう展開ならつまんないかも…」
と思ったけど、ラストへの伏線だったんだなーと思うと
まさに傑作!!と呼ぶのにふさわしい作品です。

昨夜観たばかりなのに
もう観たくなってるーー

まだ観てない方は、とりあえず観てください(笑)

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arisa

5.0ちょっとでも映画好きなら

2015年5月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

これは音楽好きというより映画好きが観たほうが いいと思う

スゲー言いたい事が 有りすぎて 収まらないから言わないけど まあ編集完璧だと思う映画初めて

この監督 数学得意だな 絶対全部 計算!!

あと小学校以来だな たぶん。映画に入り込めた

この映画 なかなか形容し難いけど

一個言うと ぶったまげた!

最後の最後撮りかた なんて俺が生まれる前の撮りかたじゃねえ?コミカルさもあるね!

とにかく 次回作楽しみ、ハードル高し!!

TOHO CINEMAS 新宿にも生まれてくれて感謝!!
俺は 元々コマ劇広場前の映画館好きだったのに まあ無くなるわ 無くなるわで!

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a-l-m

5.0至高性と狂気についての考察

2015年5月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

単純

興奮

最後までこんなに緊張しながら観た映画は初めてです(抜け殻状態で帰り道を間違えたくらい...)。この衝撃は是非劇場で体験していただきたいです。私はもう一度観ます。

ジャズ映画、音楽映画で曲を楽しむとかいった面を期待していらっしゃる方にはおすすめできないかと。お近くの方達が期待と違ったとの感想を漏らしていましたので。また、テクニカルな面でリアリティを求めたり、超人と凡人といった比較で捉える必要もないのかなと。マンガ的とも言えるくらいシンプルな構成の、至高性と狂気についての汎用性の高い一考察だと思います。

ただニーマンにとっての必然性は描かれているが、登場前から完成されているフレッチャーの存在は、人物であるだけに過去が気になってしまう。そこが続編で用意されているといいな、なんて。

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あるみ

4.0どエス好き必見!

2015年5月6日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

いやあF先生登場シーンからもう腐女子魂がKOされましたよ〜(*^o^*)
「圧巻のラスト」って皆さんおっしゃってますけどつまりアレでしょ?
バンドメンバーを巻き込んでの激烈な痴話ゲンカでしょ?(えれぇ迷惑だ!)

ってな風にニヤニヤしながら楽しみました。
今の自分に暇と若さがあればこれで同人誌一冊作れそうなくらい妄想が……エヘ(^w^)

好き嫌いは別れると思いますが、道徳観念とか芸術論とかリアリティとか棚上げに出来る人にはオススメの怪作♪
サントラ欲しいのに品薄ですってよ!ちぇっ!

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ゆりっち♪

4.0伝わる本気度

2015年5月6日
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後半はとくに感じる。
ここまで吸い込まれる映画は滅多にない!

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satoshi

4.5刺激的!

2015年5月6日
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予定調和を破ってくれることは聴衆としては喜ばしいこと。当事者になった場合はキツイなぁ。非日常を楽しめる人になりたいなぁと思いました。

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量産型シンドバット

4.5叩きつけられる。

2015年5月6日
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冒頭2分位からアクセル全開でJKシモンズが出演。
狂気の練習、みたいなのは出てきますがそれは前半。
主人公がひねくれ、事故り、だんだんラストに向けての準備を始めていく感じが後半だった。
(もっとキツい狂気練習でレベルを上げていく感じのものかなと思って見ていた)

ラストは本当に持ってかれた!あそこまでカタルシスを得られるものをただの(失礼だが)ドラム演奏だけで持ってかれるとは!

主人公の感情などにも左右してBGMを変えているのと、ドラムを辞めてからは流れないということなど、
耳を使う映画。
に加えて、アップのショットもあり目でも楽しめた。

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佐藤

5.0手に汗を本当に握った。

2015年5月5日
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鑑賞方法:映画館

興奮

無駄なシーン一切なし。後半の怒涛の展開、ラストの絶妙なカットアウト。完璧!

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☆北斗☆

4.5最高級の演技力

2015年5月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

久々にいい映画と思える作品に出会えました。

怪演×狂演とだけあり、師弟関係の演出がよかった。
映画で観ないとこの臨場感、緊迫感は味わえないと思う。

是非見て頂きたいひと作品。

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ypk-24

5.0予測不可能、圧倒された!

2015年5月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

単なる音楽映画ではない、緊張感が全く途切れないスリラーで最後は圧倒された。

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Kei Bond

5.0ラスト五分にぞくぞくする

2015年5月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

エンドロールが流れても立ち上がる客は1人もいませんでした。
ラスト5分は息をするのも忘れそうです。(本当はしてるけど…)

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モリゾー

4.0疲れる映画

2015年5月5日
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Love要素は必要だったのだろうか、Love要素切り捨てる暗いの潔さが欲しかった。それ以外は100点です。スタンディングオベーションしたかった…しなかったけど

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DNA_Rhapsody

5.0衝撃の体験!

2015.8.17 シネマeraにて再見。

評価、感想に一切の変わり無し。
唯一の不満点も全く一緒でしたわ笑

物語、映像、演出、音楽、演技…
好く好かない、興味のある無しは別として。

「芸術の王様、映画」

と言われる訳に必要な要素が完璧に揃っている、当代に降りた稀代の傑作!

嗚呼。

麦とろ飯みたいなもんだ。
白米だと噛まずに飲んじゃうし。
噛むから麦飯の旨味が分かるし、滞留時間でトロロの美味しさも増す。
そんな感じ。

要素が絡まって、もっと観たい!もっと聴かせて!その眉の動きの先に?!となる、まさに「バンド感」だなぁ…
コレは鑑賞というより「体感」ですよ…

ーーーーーーーーーー

ナタの破壊力とカミソリの斬れ味を兼ね備えた一本。

とにかく圧巻!という言葉でしか、演出・音楽・演技の凄まじさ表現出来ないし。
決して長くはない上映時間に全てを詰め込んで。
最後の最後まで、全く息切れする事なく走り切ったのが見事!

分かりづらく、頭の悪い言葉を並べて申し訳無いけれど…

「体験したか、してないか」でその後の映画に対する接し方が確実に変わる衝撃作。

コレが未だ三十路前の若者の作品とは…
背筋に嬉しいゾクゾクが走る!!

ただ一箇所だけ…
エンドロールは一曲で乗り切って欲しかった!涙
ただ、そこだけ!!

部品を取り出して講釈するのも良いけれど…
これぞ「まずは黙って観るべし!」と勧めたい作品。

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ

5.0ジャズ映画ぢゃないからね

2015年5月5日
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鑑賞方法:映画館

隣に座っていたカップル。エンドロール終了後に、売れないミュージシャン風ヒモ男のほうが大批判を繰り広げていました(笑)。そりゃそうだろね、キミには辛い映画だったでしょうね。
音楽関係者やジャズファンは観に来ないでね、だってこの映画はジャズ映画ぢゃありませんから!

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kensolo

4.0劇場で観るべき

2015年5月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

この映画は音楽関係者が酷評/映画評論家が絶賛していることで その対立が最近話題となっているようですが、イチ映画好きのわたしとしてはとても面白いものでした
始まった瞬間、ドラム未経験の俳優がたった3ヶ月間の稽古であそこまで叩けるの…?!と驚きました

しかし音楽関係者からすればあの演奏や音楽は「美しくない」ようです
わたしは音楽についての知識に乏しいので詳しいことはわかりませんが、そもそも戦う土俵が違うのですからそこまでムキにならなくても…( ゚д゚) と、ポカーンとしてしまいましたね

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ちょ

4.5怒りが才能を育てる

2015年5月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

興奮

ラストが圧巻とウワサを聞いてたけど、予想を大きく上回るほど、良かった。全身が痺れるほどの出来!最高。
未だ嘗てこんな映画は見た事ない!
悪徳コーチは超天才を生み出すために並みの才能が潰れてしまっても構わないというクソッタレではあるが、そいつへの怒りこそが実は主人公のあのラストを作っていると考えるとなんとも言えない皮肉。
敢えて憎まれ役としていたとしてもあのコーチがクズである事には変わりがないが、主人公の意地でもへこたれない根性はあっぱれ。
元気になれます。

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夢見る電気羊

4.5マイケル・パウエルに捧ぐ

2015年5月4日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

僕はこの映画、たいへん面白かったです!

僕はこの映画を見て、マイケル・パウエルの古典「赤い靴」を思い出しました。お若い方には「赤い靴」をリブートした「ブラックスワン」を上げた方が分かり易いかもしれません。

「赤い靴」も「セッション」も、芸に猛進する師と弟子の話です。
弟子を支配下に置こうとする師匠、それに翻弄される弟子。芸術の明るい面よりも、芸に取り憑かれた怖さを強く感じます。

ちなみにパウエルは、その怖さを掘り下げた「血を吸うカメラ」という傑作スリラーも生み出しています。「血を吸うカメラ」は、観客には受けましたが批評家筋からは不道徳だと批判されました。理性では受け入れがたい、自我の発露を描いていたからだと思います。

「セッション」も、善悪や愛憎では計れない自我の発露を描いています。音楽家はこうあるべきだという固定概念も揺るがしています。

そこに拒否反応を示す人がいても当然だと思います。かつて、パウエルを批判した人がいたように、いつの時代も受け入れられない人はいるのです。受け入れがたい領域を描いたからこそ、映画としての虚構の面白さがあると思います。

マイケル・パウエルは、ヒッチコックをはじめ、スコセッシ、ポランスキー、デパルマ、アロノフスキーなどの作品に影響を与えてきましたが、「セッション」もその影響下の一つと言えます。本作が「赤い靴」のように後世に残る傑作かは、僕には判断つきません。でも、そこを目指した若き監督の野心作と言えるのではないでしょうか。

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Takeshi

1.0確かに情報社会は生きにくい、しかし、バイオレンスだけでは何も生まれない。

2015年5月4日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

単純

連休前に見ておきたいと思った映画「セッション」。
今月のキネマ旬報の批評欄、珍しく3人とも満票、10個つけたいというコメントまであり、昨日いそぎ日比谷に出かけた。
予約なしでも空いているだろう、安易にシネマズに行ってみると、切符売り場は大勢の人だかり。
おかしいなと思いつつ、よく見ると客は老人ばかり、 平日の昼間の上映だからあたり前かもしれない。
しかし、人気は併映の「寄生獣」と見込んだが、なんと行列は「セッション」だった。

映画は音楽大学でジャズ・ドラムスを学ぶ学生とJ・K・シモンズ演じる熱血教師の話。
話は単純で、ただただバイオレンスな暴力教師が新入生をしごきまくる映画だ。
評者の一人は「ドラムスで映画が成立することに感服。」と書いていたが、納得するのはこのコメントのみ、ひどい映画だ。
チャーリ・パーカがまだ新人のころ、セッション仲間のドラマーにシンバルを投げつけられたという逸話を下敷きに、シモンズ先生(だめだ役名も忘れた)が徹底した暴力でアンドリュウー(しごかれたドラマー、シモンズと対照的なやさしい顔立ち)と関わる。
批評家の満票に背き、ひどい映画だと言いきる素人がネタバレを書き散らすのは礼儀を失するので控えるが、根性を鍛えるのは大学の仕事ではない。
学識にしろ技術にしろ、教師に可能なのは学生の納得や得心に関わることだけ。
答えは一つではないのだから、叩き込めば理解されると考えるのは教師のうぬぼれ。
教師に可能なのは、どこまでも学生個々人が持つ想像力に関わることだ。
頭ごなしの、パーカーやマルサリスの逸話を傘にしたバイオレンスだけで何が可能なのだろうか。
学生が血塗れになってバチをふるうのは運動能力のためではなく、自分自身の想像力の問題だ。
もっとも、この映画、若い人には必要なことなのかもしれない。
人生のはじめの頃、何も考えず、何もあてにせず、ただただ遮二無二ドラムを叩きまくったという経験は、ボクにはないだけに、何か貴重な体験がテーマとなっているような気がする。
しかし、その体験を共有させたいという企みだけなら、老人はともかく若者は引く、いや引いて当たり前だ。
まして「ラストシーンに舌をまいた」のは批評諸子だが、ボクは嘘だろうと仰け反った。
これでは安っぽい予定調和の押し付けだ、どこにドラマ(ドラマーではない)があるのだ。
今の時代、自分自身を見つめることは難しい、どうしても、まわりばかりが気になり、羨んだり、蔑んだりしてしまう。
確かに情報社会は生きにくい、しかし、バイオレンスだけでは何も生まれない。

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kthyk

5.0とにかく、予想の上をいく。

2015年5月4日
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鑑賞方法:映画館

何の前情報もなく、飛び込んだ映画でした。
その中で、フレッチャーとアンドリューの対決は、最後まで予想の上を超えてゆくものでした。

フレッチャーの罵声は、凄まじく、人種、性格を的確に浴びせる。ひどい仕打ち。聞いてる自分が十分に気持ち悪くなりました(笑)

アンドリューも決して、諦めず 努力するのも素晴らしいですが、血まみれ具合、もう常軌を脱しています。

ラストに向けて、またパプニングがありますが、フレッチャーとアンドリューの対決はみものです。

決して、ハッピーエンドではありませんが、終始息つく暇はありませんでした(笑)

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