セッションのレビュー・感想・評価
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とんでもない先生
先生の陰湿さ、後半驚いた。
これじゃ才能が有ってもいい音楽は出来ないし
第一、楽しめない。
映画というドラマの中で先生に対し腹が立ったけど
それだけ演技が上手かった、のめり込んで観れたということになるのかな?
セレブな俳優陣の超熱演☆まさに血が滲む音楽にかける情熱映画
【高みを目指す者同士の譲らない切磋琢磨!】
~ポケモントレーナーみゆきは、94点の経験値をもらった!〜
海外セレブの俳優陣の魂のこもった熱演が印象的です。
最高クラスの音楽指導者と、最高を志すジャズドラマーの決戦のような映画。
何かを極めようと努力する姿勢や、手に入れたい自分の理想を感じ、観ている側もハラハラさと情熱を全面に受けます。
そして、衝撃のラストをどう捉えるのかは自分次第。
文字通りの血の滲むような努力と人生をかけた師弟の切磋琢磨が描かれているように感じます。
特に、情熱を感じたい方はぜひ観てみてください。
★大好きなポケモンに例えると★
ブースター
メラメラと湧き上がる情熱は自分を高みに登らせるブースター
こっわ…
控えめに言ってサイコな人では? お師匠。
そんなお師匠とスイングして幸せなの?
それこそファッキン・テンポでは?
音楽のことはわからないので、途中までは普通に楽しめたんですが、終盤になって頭が「????」となり、終わりました。
多分これ私の大好きな「ウォール街」と同じプロット構造(悪のメンターと出会った主人公が元いた世界を捨ててメンターそっくりになるが、自分が騙されていたことに気づき、メンターに逆襲し元の世界に戻る)だと思うんですけど…だとすると終盤の展開は破綻してるし、それを置いても、主人公がどういう感情なのか理解できない。
無理やり解釈するなら、師の病理に取り込まれてあっち側に行ってしまったように見えてしまうけど、それは何の解決にもならないのでは。
それが真の芸術だからいいんだ! と言われたらそれまでですが…
まあ本来邪悪な奴が悪に目覚める話なのかな。これから師匠とタッグで若人をダークサイドにガンガン落としていくのか知ら。
交通事故のシーンは新鮮でビックリしました。
ここまでのめりこめるものがあることだけでも才能
狂気の師弟関係
すごい映画だ。
何がすごいって、J・K・シモンズ演じるフレッチャーという鬼教官。
私は、蜷川さんの舞台演出風景を見た事がないが、よく、灰皿が飛んでくるというくらい激しい指導があったと聞くが、多分、この鬼教官みたいな感じだったのでは?
蜷川さんは、かなりのスパルタではあったけど、尊敬され、罵倒されてもいいから蜷川さんの舞台に出たい!と多くの一流の役者の人たちから切望されていたと聞く。
しかし、この鬼教官は、主人公マイルズ・テラー演じるニーマンを罵倒するどころの騒ぎじゃない。精神的にも追い詰めて、なおかつ、自分の意にそわないと音楽家としての彼の将来を抹殺しようとまでする。
指導という名のパワハラ、恫喝、暴力。
彼の狂気は、自分の指導を認めさせたいという激しい承認欲求と自己愛なのか。そこに教え子に対しての愛情は微塵も感じられない。
でも、なのである。
彼の音楽に対する美意識は半端じゃない。
一瞬にして聞き分ける音のずれ、リズムの微妙な間合い、すべてが完璧なものでなければ許せない激しいまでのこだわりを持っているのだ。
はっきり言って、人としてはこういう指導者とは関わり合いたくない。関わりたくないけど、これだけの美意識を持って罵倒してまで「ここが違う」と言ってくれる人と出会えるか、出会えないかで人生変わることもある。
彼が言った一言。
「俺は、グッジョブ!(Good Job!)という言葉が一番嫌いなんだ!」
そうなのだ。それほど良くもないのにちょっと出来たくらいで褒められて、それで出来た気になるとしたら、一流にはなれないのだ。
普通の人は、自分に甘い。私もその一人。
ほめられて伸びるんです。そう、確かにほめられることは嬉しいし、もっと頑張ろうという気持ちになる。
でも、それだけじゃ超えられない壁があるのだ。
怒鳴り散らされても、殺したいくらい憎らしくても、中途半端なことで、「良かったよ」って言われるくらいなら、「お前はそこが出来ないから、ただの凡人なんだよ!」って、言ってくれる人と出会えるかどうか。
実は、その出会いに気づくかどうかが、人生を変えるのだ。
多分誰しもが出会っていると思う。絶対に自分の美意識を譲らない人、めんどくさい人、なんでそんなところにこだわるんだよと思う人。
そんな人は遠ざけたいけど、そのこだわりを持った人、厳しい言葉を容赦無く浴びせ続ける人が自分を変えてくれることもあるのだ。
主人公のニーマンは、ラスト9分で自分の運命を変えた。
最後は自分の力を信じて、まわりからの評価も恐れずにぶつかっていったのだ。
その捨て身の強さは、潔かった。
【この作品を観てから、JKシモンズの出演のどの作品を観ても、彼を鬼ドラマー教師としてしか見れなくなってしまった程のインパクトある作品。】
ものすごく体力を削られる映画
とてつもない狂気。アンドリューが怖い。
小さいころはただ純粋にドラムが好きだったアンドリューが、音楽学校で狂気におぼれていく様にただただ引き込まれました。
何かのメッセージ性や主題がある映画とは思えず、逆に最大級のエンターテインメントかもと思ったり。
うだつの上がらない、友人も少ない若者が、校内でも有名な教授に気に入られ、様々なものを犠牲にしながら、音楽に没入していくわけじゃないですか。
この映画、印象に残っているのがほぼアンドリューとフレッチャーで、あとちょっとお父さんくらい。
展開するシーンがかなり限定されている分、ほかに意識が飛ぶことなく、ただアンドリューとフレッチャーに集中できました。
唯一、ラストのフレッチャーの仕打ちにアンドリューが奮起し、逆襲に転じるところだけ“ホッと”しました。
その前は、もう良いことがあっても絶対落ちるってわかる雰囲気してるから安心できないし、逆に心が痛むこと痛むこと・・・
説教くさいわけでも、感動のストーリーでもない、でもこんなに引き込まれるストーリー。個人的にはかなりエンターテインメント性の高い作品です。
ただ鑑賞にはかなり体力を使うので心して観ないとだな、と思いました。
ディモールトベネ
息苦しさ、ハンパない
パワハラで精神疾患わずらってしまった人は絶対に観ない方がよいと思う。たぶん症状強く出ちゃう。
そのくらい、“圧”がすごい。あーやだやだ。笑
good jobって言っちゃダメな世界にわたしは生きられん!!と強く思ったけど、そういう人達がいるから、わたしたちは芸術や音楽、映画から心が震えるような体験を得られるのかなぁ。
ありがたいなぁ。笑
やられっぱなしで、ぼこぼこに打ちのめされて、本当に最悪な出会いだったけど、そいつをドラムでぼこぼこに打ちのめして(=興奮させて夢中にさせて)カタルシスを得て、人生でのベストプレイをひりだした。
そしてたぶん「good job」って言われて、笑って、だからこいつはもうこれで良いんじゃないかと。
このあと成功しようがどうなろうがどっちでもいいや。こいつら嫌いだし。笑
作りがシンプルで、余計な装飾がなく映画としてはとても観やすいのと、キャラのアクが強いから、最初から最後まで引き込まれる。
お金かけてるかけてないは、映画の面白さにまるで関係ないな。
👍
息が出来ないほどの緊張感と端的な会話の応酬はある種のドキュメントやスリラー映画を鑑賞している錯覚に陥らせる
そしてラストのセッションのカタルシス、全てはこのためにあると言っても過言ではない
音楽という芸術の中にある狂気を巧妙に切り取った良作
作品としては凄いとおもうけど、もう一度観たくはない
結果何が言いたいのか
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