予告犯のレビュー・感想・評価
全319件中、41~60件目を表示
クライムサスペンスを装った男同士の友情映画
ざっくりとしたあらすじだけ知ってる状態で鑑賞。
結論としては、めちゃくちゃ面白かったです。
途中まではてっきり最近の映画にありがちなSNS社会へのアンチテーゼ作品かと思って鑑賞していましたがそうではなく、現代版「雨ニモ負ケズ」とも呼ぶべき他人のために文字通り命を懸ける男を描いた作品でした。
ネットに犯行予告動画を配信する新聞紙を被った謎の男と、警視庁サイバー犯罪対策課の女性刑事の戦いを描いた作品です。警察を翻弄し、次々と犯罪を実行する新聞紙男の正体とは?そしてその目的とは?
ラストの展開と犯人たちの犯行動機には賛否両論あるようですが、私は好きです。
特に犯行動機に対しては「この動機のためにここまでやる必要はなかった」という意見も散見されます。しかし映画内でゲイツ(奥田)が語っているように、「誰かのためなら何でもできる」というのがこの作品の一番強いメッセージです。そのメッセージを明確にするためには「この動機のためにここまでやる必要があった」と私は考えています。
宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」も誰かのために一生懸命に生きることの素晴らしさを説いていますが、「予告犯」にも同じメッセージが込められているように感じました。
【”シンブンシ”VS”警視庁サイバー犯罪対策課 ”シンブンシ”の四人組は現代の義賊なのか?流石の中村義洋監督作。】
”シンブンシ”の四人組
1.”ゲイツ” :リーダー的存在(生田斗真)
2.”ノビタ” :元ニート(濱田岳)
3.”カンサイ”:ガタイの良い元バンドマン。好漢(鈴木亮平)
4.”メタボ” :”はい、了解でーす”が口癖。ぽっちゃり体型(荒川良々)
はそれぞれ事情があり、アウトサイダーとして、世間で生きる人々の裏の姿(大小あり)を”シンブンシ”を被り、動画で糾弾する。
<糾弾される、もしくは”シンブンシ”になった人々の背景>
・フィリピン人の出稼ぎ女性を孕ませた男。
・その男の子供が父親を捜すために腎臓を売って日本へ。産業廃棄物処理場で働いていたが、腎不全で亡くなる。
・IT会社で働く派遣社員が正従業員になれる筈が、嫌がらせを受け入院。
・飲食店で働いていた男が、店の調理器で虫を揚げるという独創的な
メニューを考案。
・学生に乱暴された女性に対し、SNSで”男にホイホイついていく女も
悪い、自業自得”と呟いた男。元気玉を注入される・・。
・会社の面接中にその状況をSNSで実況中継した面接官。
<SNS社会のマイナス側面をテーマにエンタメ作品として成立させた中村監督の安定した手腕>
<2015年6月6日 劇場にて鑑賞>
あなたにはわからない。
タイトルなし(ネタバレ)
期待してなかったけど面白かったです。
ただ、最後自殺するほどの必要性が疑問だし、ヒョロの身元を探らせるためとはいえ、みんな良い人なのにゴキブリ食べさせたりレイプのようなことするかな。
人物設定が弱い。
ラストシーンはホロっときましたが。
安っぽい。作戦もなんか安直。てか行動も安直。 ど素人が考えましたみ...
安っぽい。作戦もなんか安直。てか行動も安直。
ど素人が考えましたみたいな作戦ばかりで警察もかなりのあほ。
無理やり結び付けてる感がすごい。
わざわざ仕事の嫌味なおっさんころさなくても良かったのに何故か皆でころすっていうやりすぎ感。
どれだけの期間一緒に働いてたのか分からないのに急に芽生えている仲間意識。
ころしてしまって自分らもしのう、でもまあしぬ前に社会への鬱憤晴らしと仲間の親父探しもついでにしてやるか。
まぁこれはついでにって感じだったからまだよしとする。
これがもし仲間の親父探しのためにわざわざ嫌味なおっさんころしたとかなら本当訳分からんクソ映画だったけど。
つってもトータルでクソ映画。
他の映画は面白かったのに監督どうした?
この映画、意外にイケてる。 原作本、読破済み。こんな話だったかな、...
社会派映画、ではない
釈然としなかった。
ネットの炎上を見つけて独自に制裁する集団だが、実は若くして死んだ外国人の親を見つけ出す仲間思いの主人公が自殺して死ぬ話。
戸田恵梨香の犯人を追い詰めながらも逃げられて放つ台詞を始めとする、刑事の行動の演出がいちいちダサい。
現代日本の格差社会に切り込む内容を期待してたら、なんかたいしたことない友情ごっこを見せられてう~ん‥。
良かった。
予想にはんして感動~!
全319件中、41~60件目を表示