さよなら歌舞伎町のレビュー・感想・評価
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廣木隆一の「やりたい事をやっている」感が強めの意欲作
今となっては三池崇史と同じくらい、硬軟織り交ぜ、いかなる作品でもお仕事としてきっちり撮り上げる廣木隆一監督だが、こちらは「やりたい事をやっている」感が強めに出ている作品。
言い方は悪いが、「お仕事として引き受けた作品」と「自分が撮りたくて企画した作品」は当然あるわけで、後者となる今作では染谷将太と前田敦子の若々しさをそんなに感じさせない本人たちの素の表情も掬い取っていて秀逸。トモロヲさんも松重さんも出ているんですよ、実は。
悲喜こもごも
ラブホテル。
多くの人が一度はお世話になったことのある、少し非日常なあの空間。
ご休憩ですか?なんて聞かれる宿泊施設はなかなかないだろう。
だって訳すと『泊まりでするのかしたら帰るのか?』だよねあの質問。
なんてことを感想書こうと思ってたらまず浮かべてしまった。
ごく狭い世界の話ではあったけど、そこで繰り広げられる男や女の、人間の、愚かで惨めでみっともなくて、愛おしいありのまま感が、好きな作品でした。
殺されてしまった人は、果たして死ぬ必要があったのか?そこが不満なので点数引いてます。
時効成立おめでとう。
内容聞いたら、逃げて欲しいタイプの人たちだった。
刑法と民法で善悪を引く子持ちの不倫女刑事なんて、全然正しくないと思うわ。
何も知らない人間が雰囲気で描いたような作品
シンプルに面白くないです。
群像劇ですが一人も興味が湧く人物がいません。
歌舞伎町という訳ありの人間が多く集まる人の醜さ世の汚さが密集したような街のラブホテルが舞台ですが、中途半端に綺麗なんですよね。
現実だったら罵られたり暴力を振るわれたりトンズラされてもおかしくない展開でみんなが立派に愛情豊かな行動を取る。
汚く、美しい作品ではなく、汚くも美しくもない作品。
ぼくが考えたさいきょうの歌舞伎町ストーリーといった感じです。
言い換えれば平和で楽しく歌舞伎町の雰囲気を知れるので中高生が観る分にはいいかもしれません。
【歌舞伎町のラブホテルで交錯する男女5組の人生を描く群像劇。東日本大震災により人生が変わった人達の姿を間接的に描いた作品であると共に、荒井晴彦の人間性肯定の脚本が冴え渡る逸品でもある。】
ー 廣木隆一監督は若者向けのラブストーリーから今作の様な人間を描く作品まで、幅広い作風を持つ監督である。今作は「ヴァイブレータ」そして今作後の「彼女の人生は間違いではない」の流れの一作である。-
◆感想
1.周囲には一流ホテルマンと嘘をつき、歌舞伎町のラブホテルで店長を務める徹(染谷将太)。ミュージシャンを目指す同棲中の恋人・沙耶(前田敦子)にも本当のことを言っていなかったが、沙耶は徹が働くラブホテルで枕営業のために音楽プロデューサーの竹中(大森南朋)と関係を持とうとしていた。
2.徹の妹がAV女優として、ホテルに来るシーン。徹は怒るが、妹は東日本大震災のために実家が廃業した事を告げる。
徹は、妹に”初体験はAVじゃないよな”と聞き、妹は好きな人と経験したと答える。
3.ホテルで働く女性(南果歩)は、駆け落ち相手の男(松重豊)を匿いながら仕事をしている。傷害事件で指名手配中の二人だが、時効はもうすぐである。
4.夢を持って日本に来た韓国の女性ヘナは、恋人に嘘を付いてコールガールをしている。恋人は彼女の稼ぎが良い事に疑念を抱いているが・・。
ー ヘナの恋人が、彼女の最後の客としてヘナに目隠しをしてホテルを訪れるシーンなどは、白眉である。-
5.風俗のスカウトの男(忍成修吾)が、家出少女をホテルに誘うシーン。
ー 彼は家出少女の不幸な生い立ちを聞き、組織に立ち向かう。-
<今作は、歌舞伎町のラブホテルを場とした群像劇である。それを、荒井晴彦の人間性肯定の脚本がしっかりと支えている逸品であると思います。>
名曲、月のあかりがだいなし
一度ラブホテルの受付に応募したことがある
面接の最中お客さんがみえたんだけど、中年のカップルが多かった
田舎のせいかな
結局、食事と両方は無理なので辞めました
客室清掃は楽そうでしたが変態プレイの後の始末などの知識があったのでやめました
南果歩と松重豊はバッドエンドの方が良かったんじゃないかな
スカウトと女子高生の話は取ってつけ
話が浅いしいらない
短かったので追加でもう一本追加したのかな
やるならもう少し話を練って欲しかった
イ・ウヌの存在が圧倒的
他にいい作品が無いのが不思議です
運が悪かったんだろう
2014年の作品だから7年前か
前田敦子が、AKBを卒業して役者をやりだしてまだ間もない頃ですね
今でも演技は上手い方ではないから、この頃はなおさら
話題性だけで、彼女である必要の無い役どころ
というか別の女優がやればもっと違った味が出たでしょうね
それより
”月のあかり”を彼女に歌わせたのは不満です
歌えないのを泣いて誤魔化すなよ
名曲がだいなし
ちゃんとした女優に演じさせ桑名の歌をそのまま流せば心にささるいい作品になったかもしれない
人間模様
思ったより見入ってしまった。染谷君のダラダラ演技大好き!ラブホテルの様々な人間模様。
歌舞伎町に潜伏する者。殺される者。脱出する者。短編小説のようでありながら、点と点が歌舞伎町を舞台に最後は線で繋がる作品。ホテルローヤルがいまいちと思った人におすすめ。
長い。けどよかった
5年ぐらい前、歌舞伎町でバイトしつつ、新宿は庭だと豪語する男と新宿界隈と新大久保をほっつき歩いてたので、なんか懐かしかった。(飯屋と宿屋を求めて日夜歩き回ってたおかげで、一時期、痩せてだいぶシャープになってた。あれだけ新大久保歩いてた癖に、一度も韓国料理を食わなかったのが悔やまれる(笑))
ま、それはさておき。
廣木隆一です。「ヴァイブレータ」です。←これは観たけども、他作品はまだなんですよねー
脚本の荒井晴彦?上手いねー。いや上手いねー。
観ながら、そういえば群像劇が好きだということを思い出しました(遅っ)
あっちゃんはマァ、、染谷君は相変わらずハズレなし。南果歩、最高。忍成修吾君が好きなので、足抜けするイケメンヤクザという役柄で嬉しい(笑) 彼と訳あり家出少女の部分を編集して毎日観たいレベル(笑)重苦しい部分も多い映画だから、こういうちょっと少女漫画ちっくなハッピーなエピソードもアリかと。
ヘナ(イリア)役の子と、河井青葉さん?のスタイルがすげぇ。
「愛と金と性」を、歌舞伎町のとあるラブホの一日を通して活写してますね。
歌舞伎町映画、いやラブホ映画の金字塔です。
安定の染谷将太くん
男と女の奥にはロマンがあり
ラブホテルの客も従業員も色々あるなぁと
何が良いわけではないのだか、だからといってダメな映画じゃなかった
なんだろ。
エロの中に愛があり
愛のないこともあり
でもやっぱり愛なんだな。
そんな映画でした。
なんといっても染谷将太くんの
こんな感じの演技は素晴らしい
自然体なんですよね
静かになんとなく過ごしてるんだけど、やり過ごそうとして知らんぷりしたり
でも突然急激に爆発する
そんな彼のエネルギッシュな役どころ大好き。
染谷将太くんが出てる映画はほぼ観たいと思ってますが
どれも文句なしです。
来る日の朝のため、ホテルで過ごす人々の不器用で愛おしい一夜
ラブホテルを舞台に、カップルの今を抜け出すための長い長い1日。濃密な一晩を、時系列と共に進むことで、135分があっという間だった。
歌舞伎町のはしくれに佇むラブホテル。そこで働く徹が、彼女でミュージシャン志望の沙耶に持ちかけられたメジャーデビューの話題にジェラシーを燃やすところから始まる。出てくるカップルは皆、後ろめたいことと前を向くための希望を抱いており、そこに悪たる感情は存在しない。そのための長い一夜が、時系列とともに描かれる。だから、徹の小さなフラストレーションも、各カップルが抱く問題も、時間の経過と共に蓄積されていき、ストーリーに拍車を描けていく。決して大きな感動が来るわけではないが、人の優しさに触れたときの温もりは、肌が触れずとも伝わってくる。分からずじまいでさよならする人もいるが。笑
胸を張って言えるための過程なら、見栄も張りたくなるのが人の定め。人生模様を見ているようで自分が一番見えていないのが人ってものなのだろう。
色々な人生があるけれど
歌舞伎町には訳ありな人達が集まるのは分かりますが、何を描きたいのかが良く分からず、飽きてしまいました。望むも望まなくも社会の下で生きているとか?女性をエロくステレオタイプに消費するのも頂けなかったです。
バイオレンス映画じゃありません。ほのぼの系エロ映画です。
まずタイトルにある歌舞伎町のせいで、僕はてっきりバイオレンス要素が入ってくるのだとばかり思っていたのですが、ほとんどそのようなシーンはありませんでした
(あえて言うなら、忍成修吾さんのゴルフ場でのシーンと向かいのホテルでの…ぐらいです)。
確かに治安は悪いのですが、歌舞伎町というよりは新宿といった感じで、韓国料理店や在日韓国人へのデモなど文化や情勢についてもほんの少しでしたが、描かれていました。
途中でたまに流れる音楽も、登場人物たちが抱える問題の重さとは反して、だいぶ軽やかで愉快な音楽でした。
登場人物たちの重い問題よりかは、最後のハッピーエンドに重きをおきたいのかな?
全体的なストーリーとしては1日でこんなにたくさんの事件起きないだろと言う感じですが、お話なので。
お話だと思ってみれば、時系列に次々と事件が起きるので、観ていて楽しいです。
私は面白かったと思います。
ハッピーエンドと書きましたが、完全なハッピーエンドではありません。
途中まではこれはどの登場人物も幸せにならずに終わるのではと心配しましたが、まあ、なんとか。
また、観る前は染谷将太さんと前田敦子さんがメインなのかと思ったら、前田敦子さんは言うほど出てこず、どちらかというと、イ・ウヌさんか南果歩さんの方がヒロインといった感じでした。
ラブホテルが舞台ということでエロもしっかりと描かれていました。
一部モザイクがかかるほどで、俳優さんの体当たり加減が凄かったですw
先入観で決めつけて観てしまうとがっかりなんてこともあるかもしれないですが、作り話だと割り切って観れば普通に展開も面白い作品でした。
結局何?
この映画はきっぱりいってたいしておもしろくはない。
この映画が伝えたいことがなんなのか分からない。
一流ホテルに就けずにラブホテルに就職する主人公と犯人としておわれてる夫婦と、捨てられたJKとほかにもいろいろへんな人物いるけどよくわからない。
ところどころ笑えるシーンはあったものの、だらだら2時間暇つぶししただけのようなほんとにつまらない作品だった。
切ないけどハッピーでヲワリ
歌舞伎町のラブホを舞台にした人間交差点。
エンディングでは、それぞれみんな良かったね〜。
そんな特に感動とかはない淡々とした、アルアルな流れなんだけど、悪くなかった。キャスティングも良かった。
つまんなかった、
んー、話はわかるけどおもしろくなかったあ。
最後まで見たけど、いろんな人の背景や生き方はわかる、でも、「だから何?」というかんじだった。
登場する女性のおっぱいがどれもキレイ、美乳だったのは特筆すべきことか(笑)
最近「合う」映画に出会えてない。
これも、自分の記録のためのレビュー。
特筆すべき点なし
個人評価:3.3
歌舞伎町を卒業していく人々の、ある一晩の群像劇。よくあるタイプの作品から抜け出す事も無く、特筆するポイントも無い。
「幼な子われらに生まれ」の脚本家荒井春彦との事で見ましたが、その片鱗を感じる事が出来ず残念。
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