アイアムアヒーローのレビュー・感想・評価
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思ったよりかは面白かった
先に『新感染』(こちらは星5)を見ており、ネットでの評判を読んで本作にはそこまで期待していなかったのもあってか、予想していたよりは面白かったです。
良くも悪くも漫画的だなぁという印象。
見てよかったですが、もう一度見たいとまでは思いませんでした。
日本なりのゾンビサバイバル術
突如ゾンビ化した世界を売れない漫画家とJKが生き抜く話。
これホントにR15で良かったの?と心配するほどに血や四肢が飛びます。しかも映画の殆どの時間で。
日本でのゾンビサバイバルで圧倒的に不利なのが銃。
銃が身近にあるアメリカなどに比べて、持っている方が稀な日本。しかも合法的に。
(現実にもロケ地が韓国だったらしい)
そんな縛りがあった中でちゃんと昇華できているのが凄い。エアガンには笑った。
有名どころの邦画でこんなにムチャクチャにしていいことにも驚きました。
序盤の調子のままで疾走していれば。
序盤で修羅場化する日本の日常空間描写の速度と密実のまま90分を疾走すれば傑作たりえたろう。
同棲彼女の貞子的肉体豹変表現は驚いた。
風間と塚地も良い。
早々に転調し、非日常空間の暴力描写過多な集団対集団の抗争は頂けぬ。
ロメロ原典もか。及第点。
世界的トップレベルのエンタテインメント作品!
正直、ハリウッド映画に寄せてみた的な日本のB級ゾンビ映画かと思いきや先入観を叩き壊された!脚本の面白さ、CGのクオリティ、美術の徹底さ、編集の緻密さ、総合的に妥協の無い演出...どれをとっても世界に通用する、いやいや世界中の人類を熱狂させるには充分な出来高でしょう!!!57年間生きてきた中で観てきた日本映画の中で...こんなに心動かされた映画はありませんでした!日本にもこんな映画を作る人がいたんですね(涙)「I'm a Hero.」 タイトルにも込められたいる通り、全ての根源にあるべきモノは「英雄」の存在であるということ。それが如何に大切なモノか?!本気、叩きのめされた作品です!!
「英雄」と書いて「ひでお」ではなく「ヒーロー」(笑)
普段はほぼ洋画なんですが(笑)、急に興味が湧いて観たら面白かったです! 生存者の集団と出くわして、ムカつく奴がいる場面とかは本当にムカついちゃうんですが(笑)、最後の戦いがよかったです! 邦画でよくぞここまでやってくれました! 架純ちゃんまさみちゃんが無事でよかった(笑)
爽快感…ではないよね。あとあのアニメに似て…
パニックアクションものって、やっぱりこういう表現になってしまうのかもしれないけど、猟奇的な退治描写には正直ニガテだなぁと思いつつ最後まで観てしまった。
アクションもさることながら、そうそうたる美術スタッフや、映像スタッフが作り上げた作品なんだと思います。
にしても、設定が「鬼滅の刃」に似ていると思った人は少なくないみたい。というか、こちらが先行なのかな?
面白かった
迫力があって面白かった!!!
ぐちゃぐちゃで血が飛び散るシーンが綺麗なものではなかったけど、楽しんで見れました!
大泉洋さん演じるひでおの回想シーンが面白かった!!
最後にヒーローになれたのは、よかった!
有村架純ちゃん演じるひろみちゃんは、謎すぎて‥よくわからなかった。
ゾキュンって…ゾンビの名前可愛すぎませんか?笑
ゾンビ映画の中でもトップクラス
「漫画原作の成功例」としてもよく名前が挙げられる今作。ちなみに原作は未読です。
ジャンルとしては所謂「ゾンビもの」です。歴史に残る名作から吐き気を催すほどの駄作まで、幅広い映画が作られるジャンルですね。前評判がめちゃくちゃ良かったので、かなり期待しての鑑賞になりました。
結論から言えば、「ゾンビ映画に求めるものが詰まった映画」でした。前評判の通り、最高です。
これまでの個人的ベストゾンビ映画「新感染」と肩を並べるくらいの良作です。ゾンビ映画として押さえるべきセオリーはキッチリ押さえつつ、オリジナリティのあるゾンビの造形や、「日本が舞台」という設定を最大限活用したストーリー展開が実に見事でした。原作を読んだことのある人曰く、「原作から多少の改変は見られた」らしいですけど、多分その改変が映画化にあたって良い方向に作用していると思います。
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冴えない漫画家アシスタントである鈴木英雄(大泉洋)は、漫画家としても大成できず、何のとりえも無く、付き合っている彼女の徹子(片瀬那奈)とも冷え切った関係になっていた。ある日、原因不明のウィルスにより人間が「ZQN(ゾキュン)」と呼ばれるゾンビとなって復活するという事件が日本中で発生。「ウィルスは高い場所だと死滅する」というネット掲示板の書き込みを信じ、ゾンビから逃げる最中に偶然知り合った女子高生・早狩比呂美(有村架純)と共に富士山へ向かうのであった。
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日本映画でここまでのゾンビ映画が作れるとは。本当に素晴らしい作品でした。
昨今のゾンビ映画は「低予算映画」の代名詞みたいになってしまってて、安っぽい作品が多いような印象です。私が過去に見た作品で言えば「がっこうぐらし!」がそれに当たると思います。こちらも漫画原作のゾンビ映画でしたね。ゾンビ役のメイクや登場する小道具がチープで、役者もアイドルを起用していたりして、かなり「安っぽい」印象を受けました。(あまり評価が高くない映画ですが、決して悪くないゾンビ映画ですので一見の価値はあります。)
しかし今作では、生理的拒絶感を抱くレベルのクオリティの高いゾンビメイクや迫力のカースタント、大型ショッピングモールを貸し切っての韓国ロケなど、かなり贅沢に資金を使って作られたゾンビ映画であることが見ていて分かります。
役者陣の演技も素晴らしかった。大泉洋の「冴えない男」っぽさ、マキタスポーツの「いけ好かないオッサン」っぽさ、片桐仁の「何だか天才」っぽさ、吉沢悠の「外面は真っ白・中身は真っ黒」っぽさ。キャスティングがまず素晴らしいし、各役者陣が「自分に求められる演技」をキッチリこなしているのが本当に素晴らしかったです。
脚本に関してのレビューは賛否分かれているみたいですが、私はかなり肯定的に見ています。
「映画後半で比呂美の活躍が全く無く、空気キャラになっている」とか「何故比呂美だけ他のZQNと違うのかの説明が無い」という批判もありますが、それは「原作では後に活躍するから」「原作では後に説明されるから」ということであって、原作を改変して強引に活躍の機会を設けたり、強引に説明をねじ込んだりするよりもよっぽど良かったんじゃないかと個人的には思います。比呂美が本気出しちゃったら「比呂美を守るために英雄が勇気を振り絞る」という展開の説得力が欠いてしまうので。
上記のような「漫画原作の弊害が出ているなぁ」と思う部分が多少はありましたが、「冴えない男」だったはずの英雄が崩壊した世界の中で勇気を振り絞り、真のヒーロー(英雄)になっていくストーリーは映画的なカタルシスをビンビンに感じる素晴らしいものでした。私も「冴えない男」の一人として感動しましたし、勇気を貰えました。ライムスターの宇多丸さんの言葉を借りれば「こういうの観たくて俺は映画観てるんだよ」という気持ちです。最高でした。
R15+指定の映画ということで、グロ描写ゴア描写は容赦なく出てきます。
そういう描写が苦手な人には流石にオススメはできませんが、ある程度グロ描写に耐性がある人であれば、是非ご覧になっていただきたいです。オススメです!!
タイトルなし
原作未見です。
冒頭の片瀬那奈が襲ってくるシーンなんかハラハラさせられて序盤の掴みはバッチリ。ごく普通のしがない35歳独身男性が世界がひっくり返っても何も変わらない、変われないと嘆いた後、窮地に追いやられ初めてヒーローになれた様は、ありきたりだし、その場しか解決はしていないものの、初めて変われた瞬間だった。そこがカッコ良かった。
美術面も中々良かった。ハリウッドのゾンビよりよほど気持ち悪くて嫌悪感が凄かった。吉沢悠のあのシーンと造形は本当に気持ち悪かった(褒め言葉)
しかし、序盤は良かったものの、噛まれた有村架純は何故か半分ゾンビになっただけ、力も凄いのに、それ以降は特に活躍の場もなくただのお荷物だったのが残念。結局有村架純に何が起きてどういった経緯であの状態なのか何の説明もなく終わりを迎えるため消化不良なのは否めない。
時間経過の描き方が微妙に感じた。ショッピングモールにたどり着くまでの間、大泉洋が髭面になってカートを押していることで時間経過を演出したのかもしれないが、有村架純はそのままだし、神社みたいな場所で一夜を明かして以降は時間経過をあまり感じられなかったため、ショッピングモールの人たちはパンデミック化して間もない割に、大分慣れた生活してるなーという風に見えてしまった。
屋上が全滅させられた割には余裕で女の子を背負って梯子を降りてきてゾンビ一人にも気づかれず地下まで来れてしまった長澤まさみには笑ってしまった(笑)
それから、長澤まさみと吉沢悠の関係性はもう少し描いてくれても良かったのでは?そもそも一人一人のキャラクターがポッと出で薄いが故にあまり深みが感じられないため、あの最後の件に重みが感じられなかった。
最後のスポーツマンゾンビ、何であいつだけあんな身体能力高かったの?
日本中がパンデミックで酷い有り様なのに、描かれたのはショッピングモールでの話のみで、序盤はスケールのでかい話のように描いていたが故に、凄く小さいスケールの話だったので残念だった。
序盤のタクシーの運ちゃん何処行ったの?(笑)せめてぶら下がったまま死んでる画ぐらいは欲しかった。まあ、死んでたら二人も無傷じゃすまされない訳なんだけど、シートベルトしてるだけで無傷なんだよなー(笑)傷をおったのはぺちゃんこになってしまったメロンパンのみ!
原作ありきなのかもしれないが、映画一本に纏めるのであればそれ一本で分かるようにしてほしかった。
見ごたえはあったけど、特に何も解決せず終わってしまったので、続編がないなら評価はこんなもんかな。
誰だってヒーローになれる
グロい映像が得意ではなく途中で観るのをやめそうになりましたが、最後まで観て良かったです。
ラストの方に主人公が勇気を振り絞ってゾキュンに立ち向かっていく姿には感動しました。
大泉洋の演技が素晴らしかったです。
特撮の技術はすごいが脚本はもっと頑張れたのでは?
長編コミックの映画化のためか、前半から中盤の展開にやや強引さを感じてしまった。登場人物の
キャラ付けに深みをもたせて欲しかった。タクシーやアウトレットモールという日本人に馴染みのある場所でのアクションや、生前の記憶を引きずるゾンビの生態に今までにない新鮮さを感じたが、冒頭で嫌悪感を感じていた殺戮シーンも、数を追うごとに何も感じなくなっていく自分に言いようのない虚脱感があった。映画の本筋とは関係ないが戦場で人が狂っていくのに近いような感覚なのかもしれない。特撮の技術は圧倒的で、この気持ち悪さをここまで美しく撮れることには感動。
この手のパニックムービーによくあることだが、世界の問題は依然として解決していないのにラストシーンのこれを安堵と言って良いのかわからない。京子ちゃんの半ゾンビ化の問題も謎のまま。映画としては一応のけじめをつける必要はあったのだろうけど、ややモヤモヤが残るため3点。
ちょっと合わなかったかも
原作未読。
情けない英雄(ヒデオ)が真の意味での英雄(Hero)になるいい話です。
やっぱり大泉洋さんは色んな役柄を演じられるいい役者さんですね!カッコよかったです。
ただスプラッターは苦手ということもあり少し引いて観てしまいました。
有村架純さんがなぜZQNにならなかったのかが???ですし、発症しかけに英雄を助けたりした時の火事場のクソ力(下品ですみません架純ちゃん)的活躍は最後まで封印でしたね!ちょっと期待してましたが。
長澤まさみさんはいつもいい役どころですね~カッコよかったです。
『キングダム』につながる布石?!
吉沢悠さんも久しぶりにお顔を見ました。
20年ぐらい前の『星に願いを。』で竹内結子さん相手にいい演技されてて隠れた名作と個人的には思っていますが、当時20代前半の爽やか青年がいつも間にか怪しい40代前半(のおじさんは失礼かな?!)になってこちらもいい演技されてました。
悪くはありませんし皆さんがおっしゃる通り日本のゾンビ映画の代表格なのはわかるんですけど…まあ合う合わないはありますよね。ごめんなさい。
今だから見るゾンビ映画その3
物語の進行上必要であるとはいえ、有村架純が演じる早狩比呂美だけ完全には発病しないという設定はどうか。ゾンビに噛みつかれることで感染する奇病。比呂美はまだ歯がない新生児ゾンビに噛まれたからということであるが、であれば発病しないのではないか。さらに、頭をクロスボウで撃たれて死なないのもどうか。
大泉洋が演じる主人公、鈴木英雄は漫画家のアシスタントであるが、たまたまクレー射撃用の散弾銃を持っているというのも、そういう人もいるかもしれないが。
というような都合のよい設定が気になったが、しかし、ゾンビ映画はそういう粗さがしをするよりも、2時間ハラハラドキドキできればそれでよいのかもしれず、特に新型コロナで外出自粛が求められる日々には。
「大丈夫ですか」
原作より好きです。メガネ超いいヤツじゃん!!
居候だし根暗だし風態もパッとしない。そして低い自己肯定感。
でも彼はパニックの最中にあっても「大丈夫ですか」と他人に声をかける。
非力でも、一瞬でも、「大丈夫ですか」
大泉洋力ってのは確かにあるにせよ、真っ当に主人公足り得るキャラクター。清々しいほどアンタが主人公だよ!
「薮さん、伏せて」、痺れました〜…
そしてラストバトルの決め絵っぷりの良さったらもう!コントラスト強い逆光、静かな動き、映像が漫画に勝った瞬間を味わった。
このタイミングでの鑑賞というのも相まって、力を貰える映画になった。
追記、高跳びの彼の神感も良かったですね!「神、降臨!」みたいな。
日本でもゾンビ映画は出来る!
あの漫画の映画化ですが、ゾンビとのバトルシーンは、アメリカのゾンビ映画に負けない。日本でも出来るんです!(撮影は韓国ですが)パッとしないけど意外な特技で最後に無双する主人公を大泉さんが原作のイメージと本人のイメージを融合させて好演してます。
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