TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)

劇場公開日:2016年10月1日

解説・あらすじ

豊洲への移転が予定されている東京都中央卸売市場築地市場を、東京魚市場卸協同組合の全面協力のもと、1年間以上にわたり密着したドキュメンタリー。日本の食文化を80年以上支え続けた築地市場は、仲卸の人々と料理人によるプロ同志の真剣勝負が繰り広げられ、食のプロから世界中の観光客までをも魅了している。本作では、1年を通じ表情を変えていく築地の姿や、四季折々の魚たちなど、これまでカメラが入ることがなかった築地市場のさまざまな顔が描かれる。監督は広告やミュージックビデオなどを幅広く手掛け、本作が劇場用映画初監督作品となる遠藤尚太郎。

2016年製作/110分/G/日本
配給:松竹メディア事業部
劇場公開日:2016年10月1日

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(C)2016 松竹

映画レビュー

4.0 【今作は、魚を知りつくした多数のプロフェッショナルが働いていた築地市場に密着し、働く人々の繋がり、誇りを描き出した稀有なるドキュメンタリー映画である。】

2025年12月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

幸せ

ー 今作は、ご存じの通り、2018年にその役割を終えた築地市場の在りし日の姿を記録した貴重且つ、クオリティとしても稀有なるドキュメンタリー映画である。-

■世界最大の、且つ唯一無二と言われた一日7000Tの魚介を扱っていた築地市場に、一年以上入り込み、仲卸、仕入れの人達の姿と、彼らを頼る多くの和食店主、寿司の名店の店主たちとの人間関係の絆を感じるドキュメンタリー映画。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・最初に気付くのは、築地で働く仲卸、仕入れの人達の表情の明るさと、豊かさである。私の感覚では真夜中に近い時間帯から働き始めるという、過酷な労働環境や、気候温暖化による気象異常に見舞われつつ、世界からの需要に応えようとするプライドが、彼らの豊かな表情を創り出していると思う。
 男の仕事をしている、男の顔が多数映されるのである。

・仲卸、仕入れの人達と食のプロである和食店主、寿司の名店の店主たちとの人間関係も、観ていて面白い。仲卸の方々は”キツネとタヌキ”と言ったりするが、その根底には信頼がある事が見てとれるのである。

・築地には日本人だけではなく、仏蘭西のシェフも顔を出すし、ロサンゼルスからも電話が入る。”世界最大かつ唯一無二”と言った食の評論家が前半に登場するが、観ているとそれは本当だと思うのである。

・1935年に創設された築地市場であるが、最新の物流システムが導入されている事も分かる。働く人たちの役割が明確であり(氷屋、アナゴ専門店、マグロ専門店・・。)、且つ客も贔屓の店で、望みの食材を購入するのである。

・驚くのは、小学校の給食にも関わる方々が描かれている事である。彼らは言う。”小さい時にキチンとした魚を食べさせると、その子は魚が好きになり、健全に育つ。”成程。

<ご存じのように、築地市場は2018年にその役割を終え、今は豊洲市場にその役割を譲ったが、今作は在りし日の築地市場の姿を収めた貴重なるドキュメンタリー映画なのである。>

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NOBU

4.5 元気な人はちゃんと食べてる。ちゃんとしものを。ちゃんとした気持ちで。

2018年10月14日
iPhoneアプリから投稿

築地で働く人や買いに来る客、関係者のインタビューが主なドキュメンタリー。みんな本気で語ってる。とても良い。

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coffee

4.5 感動

2018年8月18日
iPhoneアプリから投稿

日本の食の伝統と文化。日本人も知らず、忘れかけている海の世界がここにある。

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そうたん

3.5 築地

2018年3月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

単純

幸せ

ドキュメンタリーなので映画じゃなくてもいい気はしますが職人さんとか好きなのでこういうのは、ついつい見入ってしまう。

日本でよく知った食に携わる人達や海外の人達の語りもあって世界で認められてるんだなと再認識です。

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ガブ

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