劇場公開日 2015年10月3日

バクマン。のレビュー・感想・評価

全426件中、261~280件目を表示

4.5これが大根監督の「大バクチ」だぜ!!

2015年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

最初はね、観に行く予定もなかったんです。でも、監督が大根仁さん、と聞いてちょっとビビッと来たんですね。
あの「モテキ」の監督さんですよ。
これ、「オモロいかも」という感じで見に行きました。
結果。大満足!!
もしかして、これって、今年観た映画の中でベスト5に入っちゃうかもしれないです。
やっぱり、映画ってねぇ、何をどう撮ったっていいんですよ。基本、表現は自由なんですから。
どうしても、ちょっと映画をかじると、プロっぽくやろう、とか、あの大監督さんの作風でやってみたいと思うわけですよ。
例えば小津映画の様式美は素晴らしい。洋画のアンゲロブロス監督のスケール感は例えようもない。ヴィスコンティ監督の美意識は酔いしれますよね。じゃあ、自分はどんな映画を撮るのか? 映画監督を志す若者たちは、ぜひ、独りよがりでもいい、自分にしかできない表現を模索してほしいんです。
大根監督はそれを商業映画の中で、どれだけの可能性が示せるのか? 果敢にチャレンジしている監督さんの一人だと、僕は確信します。
映画の中に、書店のポップアップ広告、マンガの吹き出しみたいなのを入れてもいいじゃない!(たぶんこれを最初にやったのは、中島哲也監督の「下妻物語」だと思う)
本作は、漫画家を志す二人の高校生が主人公。
高木君(神木隆之介)は文章、ストーリーを書くのが得意。同じクラスにいる真城君(佐藤健)は絵を描くのが得意。そこで高木君から提案あり。
「俺、ストーリー書くからさァ、オマエ、画を描いてくんない!?」
そして二人でマンガを作って、デビューしようぜ!!というのです。
最初はあまり乗り気ではなかった真城君。さて、クラスには真城君の憧れの女の子がいます。それが亜豆美保(小松菜奈)さん。圧倒的な美貌とスタイルの良さ。まさしくアイドルです。そんな彼女、実はアニメの声優を目指していることを知った真城君。
「もし、俺が漫画家デビューして、そんで、そんで、もしだよ、アニメになったら、その時はヒロイン役やってくれる?!」
彼女の答えは……
「Yes」でした。
「よっしゃぁぁぁぁぁ~!!
おれは漫画家になってやるぞぉぉぉぉ~!!」
真城君は高木君と組んで一心不乱にマンガを描き始めます。
「マンガやるなら、頂点めざそうぜ!!」
二人はマンガ界の巨人と呼ばれる「少年ジャンプ」編集部に、やっとの事で描き上げたマンガを持ち込むのです……
漫画を創作する、彼らの頭の中、どんなアイデア、どんなストーリー、どんな表現をやろうか? 表現者であれば、誰もが経験する、自分一人にしかわからない、実に曖昧模糊とした、ある種の「ゾーン」
それをプロジェクトマッピングという新しい手法で、本作は描いてみせます。彼ら二人の心象風景を、大根監督は、スクリーンで観客に提示することに、見事成功しました。その演出はけっして独りよがりではない、と僕は思います。
また、その手法は、のちに二人がタイマン勝負することになる、天才漫画家との熾烈な競争のシーンでも、実に効果的に使われます。
この天才漫画家を演じるのが染谷翔太君。
彼、いいねぇ~。
ここまでちゃんと役作りしてくるとは思ってもみませんでした。
以前見た矢口史靖監督の「WOOD JOB!」では、まだまだ、新人臭さが抜けていない感がありました。
でも本作では、明らかに役者として成長している姿が見られます。
天才にありがちな、ひとりよがり、わがまま、傲慢、クセとアクの強さ。
普段からかなり猫背な姿で、フラフラと歩く若き天才漫画家を、実に巧みに演じました。
それを演出した大根監督。やっぱ、エッジが立ってるわぁ~、っていう感じですね、
矛盾した言い方かもしれないけど、アマチュアなら、大いに独りよがりでいいと思います。
しかし、必死の思いで努力して、ようやくプロになった。
マンガを描いてお金をもらう。当然、「読者が面白い!」と思ってもらえるものを描かねばならないわけです。
もう、独りよがりでは通用しない世界なんですね、プロっていうのは。
さらに、映画の場合もっとアブナイ……。作品に関わる人が格段に多くなるんですね。
映画に出資してくれる支援者は、まだ、完成品が見れないわけです。
「これからつくる」映画作品に大きなバクチを打つわけです。
それは売れる作品なのか? はたまた、大衆がそっぽを向くのか? もし、そんなことになったら、もう大赤字。最悪の場合は、監督、プロデューサーは首を吊らねばなりません。売れなきゃ、おしまい「the end」です。
そういう意味で、最近では、大ヒットマンガの映画化が進んでいるのは、出資者への、ある種の「保険」がかかった作品作りとも言えますね。
ところで皆さん、映画のエンドロールって最後まで見ますか?
僕は本作については、最後までちゃんと見ました。
なんで?
だって、エンドロールまでも面白いんだもん。
こんなに素晴らしいサービスしてくれてるエンドロールなんて、今まで見たことがないです。
1960年代までの映画は、エンドロールなんて、ほんとあっさりしてました。
あるいは、オープニングロールで、先に出演者やスタッフ紹介がありました。
それも、実に短い時間です。
ところが、映画が巨大産業になるにつれ、関わるスタッフの数が、半端なく多くなってきました。とうぜん、エンドロールも長くなる。
「しょうがねぇじゃん」
それが業界でまかり通ってきました。
また、一部の「映画評論家」「映画通」「映画マニア」と称する連中が、この「糞面白くもない」エンドロールを、最後まで見るのが「エチケット」なのだと、いう風潮を作ってしまいました。
エンドロールを最後まで見るのが「本当の映画ファン」なぁ~んだって!!
笑わせるな!!
だから誰も映画館に行かなくなったんだ!
映画を作る側も、最後の最後まで観客をどう釘付けにしようか、という創意工夫を何にもやってこなかった。はっきり言って明らかにサボってた。
「エンドロールは長くて当然じゃん」
それが業界の常識。
でも観客の立場からは、まったくの非常識。
こんなつまらん、背景真っ黒、知らない人の名前だけ、延々五分以上見せ続けられるなんて、たまったもんじゃない。こっちはお金払ってるんだからね。
我慢大会やってるんじゃないんだよね。
大根仁監督という人は、本当にサービス精神旺盛な人で、観客をどうやって楽しませようか。あっと言わせようか、ニヤッとさせてやろうか、そんな楽しいことしか考えていない、ちょっとイタリアンな感じの人じゃなかろうか。
僕は本作のエンドロールを見ていて、そんな風に感じました。
映画は確かに大バクチです。
でも僕は、あの偉大なスティーブ・ジョブズの言葉を借りて言いたい。
「そりゃあ、失敗する可能性は高いよ、でも僕は一生のうち、一回でも映画を作ったことがあると言えるんだ。それだけで誇りだよ」

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ユキト@アマミヤ

4.5熱くさせてくれる

2015年10月19日
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こんなに熱中できる事に高校生で出会えたら無敵やん!

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ねぎ

4.0エンドロールが良かった

2015年10月19日
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鑑賞方法:映画館

作り手にジャンプや、漫画に対する敬意を隅々に感じる丁寧な作りでした。
作品を産み出す苦労、漫画週刊誌に掲載され続ける大変さなど、モノづくりのドキュメンタリーを見ているような臨場感がありました。
山田孝之は今まで好きになれなかったが、演技がすごくはまっていて好演でした。
アイディアや漫画の進行具合が可視化されているところや、実写と漫画のコマが一緒に見られるところなど映像化されていて、あえて映像にしている工夫が見られて楽しかったです。
少年ジャンプからそのまま、飛び出してきたような二人の主人公も世界観がありました。
あと、あずきちゃんの透明感がハンパない。
今年見た邦画で一番、ヒロインっぽいヒロインでした。
エンドロールが楽しめました。エンドロールだけで、1000円払ってもいいです。

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めいめい

2.5シュッ、サーッ、

2015年10月19日
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鑑賞方法:映画館

というペン音が、頭に残っています。
原作読了し鑑賞。

佐藤さんと神木さんは配役が反対の方がいいのではないかと、発表当初は私も思っていましたが…
それほど問題はなかった。
佐藤さんはもう高校生役は難しいように思いますが、神木さんは見事にシュージンを演じ切っていました。
亜豆役は小松さんではなかったように感じます。可愛かったけど、原作とは少し離れてしまったような印象。
エイジは染谷さんのユーモラスな演技が光っていました。

劇中のプロジェクションマッピング含む演出や映像技術は、新しい映画の姿を感じられて
こだわりのあるエンドロールも面白かった!
物語の進み方としては物足りなさを感じますが、上記のような点で楽しめる作品ではありました。
サカナクションの音楽も良かったです。主題歌も合っていたように感じます。

ただ、原作好きな人は、別物だと思って観た方が楽しめるかと思います。

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エトピリカ

4.0やはりEDはさすが

2015年10月19日
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漫画読む前だったら4.5
どうしても比較してしまう...

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鼻毛のアン

3.0残念賞

2015年10月19日
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鑑賞方法:映画館

もう少しおもしろく感動するのかと思った。なーんだ。こんなもん?で終わった。
やっぱり実写版映画は表現できる限界があるのかなぁ。

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ハチミツ&クローバー

5.0震えるくらい面白い✨配役最高

2015年10月19日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

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さぁ

3.5漫画見た上で観た

2015年10月18日
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Norman

3.5あずきちゃんもっと欲しかった…

2015年10月18日
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実写という面で気になってみてみましたが漫画を読んでなくても話についていけてとても面白かったです。俳優の人達も漫画のキャラクターそっくりで日本も捨てたもんじゃないなと思いました。特に染谷将太さんは一番難しかったと思います。ただ私的にはもっとあずきちゃんを出してほしかったです。お金払ってみる価値は全然あります。

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たける

4.0続きが見たい

2015年10月18日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

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きーこ

3.5ビックリ!面白かった~!

2015年10月18日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知り合いから「おもしろい!」と聞いて観たのですが…邦画のコミカルな作品でとくるとちょっと敬遠してたんだけど、ストーリーもキャストも大変良かったです。

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ガキンチョ

3.5まさに友情、努力、勝利!

2015年10月18日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

さすが大根仁監督のクオリティ。役者のキャラはわかりやすいし、飽きさせない演出もいい。ストーリー展開はまさしく、友情、努力、勝利!健全な青春映画の王道です。

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栗太郎

4.0楽しかったですよ

2015年10月18日
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鑑賞方法:映画館

漫画にもアニメにも全く興味のない私ですが、普通に楽しかったですよ!中2と小4の息子達も面白かった!と。大人向けシーンも無、殺し合いも無

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mary

5.0すごくおもしろくて、いい話でしたT_T エンディングも良かった! ...

2015年10月17日
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すごくおもしろくて、いい話でしたT_T
エンディングも良かった!
最初から最後まで全部素晴らしかったです
漫画を読んだことがなくても普通に楽しめると思います!^o^

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まっさー

5.0純粋に楽しい!

2015年10月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

2回見に行きました、6歳の息子と。
原作は全く読んでいませんが、純粋にエンターテイメントと
してかなり上質な映画だと思いました。
おすすめです。

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geniko

4.5紙に、インクに、人生を。

2015年10月17日
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泣ける

楽しい

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浮遊きびなご

4.0青春!

2015年10月16日
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あさり

5.0最高のエンドロール

2015年10月16日
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エンドロールで号泣。漫画への愛で溢れている。「〜先生の次回作にご期待下さい」を希望に変えてくれました。

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鍵泥棒

3.5ジャンプ見たことない(^^;;

2015年10月16日
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鑑賞方法:映画館

原作があったことも知らず(^^;;
姪っ子と…
評判がいいと今日のビバリー昼ズで高田先生が言ってた(笑)

イキのいい役者陣がキャラ立てていい演技!
だけど佐藤健じゃないんじゃないか?
とも思う…もう高校生として見れない

漫画を描くシーンのペンの走る音
キーキーーキーキーーー
…が耐えられなかったT_T

エンディングロールはモテキ並みに凝ってた

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mamagamasako

5.0ジャンプ( ´ ▽ ` )ノ

2015年10月16日
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ジャンプ世代としては、たまらない作品。佐藤健、神木隆之介も最高にハマり役でー。

最初のジャンプ紹介シーンだけで、泣き始めてしまうとゆー。

スラダンの一幕も笑いながら涙が(T_T)

続編出ないかな。

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丘の上のひじき
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