ある優しき殺人者の記録

劇場公開日:

ある優しき殺人者の記録

解説・あらすじ

「ノロイ」「口裂け女」など独特のホラー作品を手がけてきた白石晃士監督が、POV(主観映像)方式で撮り上げた日韓合作のサスペンススリラー。韓国の障害者施設から、18人が犠牲となった連続猟奇殺人事件の容疑者の男が脱走する。その後、男から電話で呼び出された韓国人女性ジャーナリストは、いまはは廃屋となっているマンションである映像を見つける。そこには、男の独白とともに衝撃的な映像が収められていた。ジャーナリストの女性役で「息もできない」のキム・コッピが出演。撮影はオール韓国ロケで行われた。

2014年製作/86分/R15+/日本・韓国合作
配給:ティ・ジョイ、日活
劇場公開日:2014年9月6日

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映画レビュー

3.0【白石晃士Meets韓国映画のノンストップPOV・AVバイオレンスサスペンス。ラストの展開は、ヤラレタナア。故、淀川長治さんの名言”どんな映画でも、良いところは一つはある。”を思い出した作品である。】

2025年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

幸せ

■韓国の障害者施設から脱走した連続18人殺人の指名手配犯、パク・サンジュン。
 彼から「独占取材をしてくれ」と電話を受け、呼び出された女性ジャーナリスト、キム・ソヨン(キム・コッピ)は日本人カメラマン田代(白石晃士監督)を連れ、廃屋となったマンションを訪れる。そこにいた。パク・サンジュンは”俺は25人殺した。あと2人殺すと幼馴染で、車に轢き殺されたユンジンと、自分が殺した人も蘇る。”と訳の分からない事を、口走る。
 すると、そこに日本の阿呆なカップルが現れ、男の方はパク・サンジュンに立ち向かうが、アッサリ拘束され、女はパク・サンジュンに犯されてしまう・・。

◆感想

・白石晃士監督と言えば、POV(主観映像)ホラーで有名であり、2024年に劇場公開された「サユリ」は、怖いんだか、可笑しいんだか分からない、怪作であった。(褒めてます。)
 場内の、女子中高生たちは、キャーキャー言いながら、怖がったり、喜んだり、モー大変だったもんな。

・で、今作。
 序盤は、若い頃の白石晃士監督作品って感じで進むのだが、マアPOVだから仕方が無いのだが、手ブレは凄いし、パク・サンジュンは何を言ってんだか、わかんないし、ヤッパリ精神がイカレテルンジャないの?と思ったら、あのラストだもんな。
 ヤラレタナア。
 多分、超低予算で作ったと思うのだけれど、ワンアイディアの勝利カナ。

<故、淀川長治さんの名言”どんな映画でも、良いところは一つはある。”を具現化した如き作品。
 あのラストは、明らかに狙っていると思うのだが、気持ち良くヤラレタし、タイトルの意味も成程な、と思った作品である。>

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NOBU

1.0タイトルなし(ネタバレ)

2025年1月19日
iPhoneアプリから投稿
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ジュディス

3.0良作だが。

2024年8月1日
iPhoneアプリから投稿

白石晃士が繰り返す主題を
正しく昇華させた良作、決定版。
葵つかさ、善戦。
だがコワすぎ工藤市川レベルの特濃キャラは
遂に出て来ず、
スルッと観終えて納得して幕。
なので同監督作では中位。

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きねまっきい

4.5惨劇の後に奇跡は訪れる・・・

2024年5月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

興奮

連続殺人犯への単独インタビュー・・・。 最近はやりのPOV?モキュメンタリー?
何しろ、ひとつのカメラでほとんどワンカットで撮っちゃってるんだからすごい!
サスペンスっぽい好きなジャンルではあるし、このワンカメラ、ワンシーンってのも非常に興味は惹かれたんですが、まあ、もともとこの作品に興味があったのは葵つかさの映画だったからです。

大阪にいた頃、「おとなの子守唄」なる番組を見てました。その時に出てたAV女優だったんですが、可愛い娘だな~って思ってて興味があったんです。 でも、AVってのは、あんまり見ないほうだったので、この番組でしか彼女を見ることはなかったんですが・・・。
そんな彼女が普通の映画に出演となればやっぱ見るっきゃないでしょう!

やっぱり、AV女優さんを使うだけあって、そんなシーンも登場し、初めて彼女の胸も見たんですが、うん、綺麗でした。可愛らしい顔にあの綺麗な体って感じで嬉しかったんですが、ただ、この役がね~・・・。 アバズレっぽくて可愛くなかった。おまけにはっきり顔も見えないし・・・。
それがちょっと残念かな。 でも、作品的には非常に楽しませてもらいました。自分的には好きな一本です!
【ちょっとネタバレ】

ただ、ラストはどうなんだろう?
サスペンスを期待して見てた人には、何じゃこりゃ~~~~~!ってな感じの大どんでん返しだったんじゃないだろうか。 SF、ファンタジー、そんな感じのラストでした。自分は嫌いじゃないけどね。
このテの映画じゃ珍しい、後味の悪くない映画、ハッピーエンドな幕引きでした。でも嫌いな人は許せないだろうな、こんな茶番。

最後に出てた女の子、めっちゃ可愛かった。なんて娘だろう?

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ratien