NY ANNIVERSARY LIVE! サイモン&ガーファンクル「セントラルパーク・コンサート」 : 特集
あなたは“劇場ライブ上映”を知っているか?
──劇場ライブ上映初体験に、これ以上の作品はない!
映画館で上映されるのは「映画」だけではない──新しい映画館の上映形式として、近年注目を集めている「劇場ライブ上映」。音楽やスポーツなど「映画以外の上映作品」として、4大アーティストの伝説のライブが、5月24日から順次公開される。ポール・マッカートニー、ビリー・ジョエル、サイモン&ガーファンクル、ボン・ジョヴィによる熱狂のライブ「NY ANNIVERSARY LIVE!」は、劇場ライブ上映を初めて体験するのにうってつけのライブ・シリーズなのだ。
■まさにライブ! 興奮と感動を“体感”できる!
4組のアーティストは、世代を超えるスーパー・レジェンド!
音楽ファンはもちろん、“劇場ライブ上映未体験者”にぴったりな注目作「NY ANNIVERSARY LIVE!」シリーズが登場する。60年代以降、各年代の音楽シーンを席巻し、今なお確固たる人気を誇る4組のアーティスト=ポール・マッカートニー、ビリー・ジョエル、サイモン&ガーファンクル、ボン・ジョヴィによる熱狂のライブがスクリーンで復活。彼らの音楽とともに若き日を過ごした、現在30代から60代の“オトナ世代”はもちろん、世代を超えてきっと夢中になれるスーパー・レジェンドたちの作品だ。
ライブ会場を埋め尽くす観客たちととともに、アーティストが繰り広げる迫力のパフォーマンスを体験──今作はまさに劇場ライブ上映未体験者にとっても、そのだいご味を満喫できる絶好のチャンスなのだ。
■ニューヨーク誕生から“350周年”&各アーティストの“アニバーサリー・イヤー”
記念すべき節目が実現した《プレミアム上映》!
「NY ANIVERSARY LIVE!」は、ニューヨークが、1664年に「ニューアムステルダム」の名前から改称されて350年が経った“ニューヨーク誕生350周年”を記念してプレミアム上映されるもの。オペラ、スポーツ、ミュージカルなど、さまざまなエンターテインメントのメッカであるこの地では、ニューヨーカーの記憶に残る伝説的な音楽ライブが数多く存在。今回は、ニューヨークを愛するミュージシャンの中から、今年2014年が、アーティストにとってもアニバーサリー・イヤーとなる面々を選出し、ニューヨークと各アーティストにとってのアニバーサリーという、最上級のプレミアム感を実現した。劇場でその“現場”に立ち合うしかない。
昨年の東京ドーム公演で圧巻のステージを日本で見せつけたマッカートニー。今年14年は、そんな彼がザ・ビートルズのメンバーとして全米進出を果たしてから50周年となる節目の年だ。
「NY ANNIVERSARY LIVE! ポール・マッカートニー『グッドイブニング・ニューヨークシティ』」では、09年7月に開催されたシティ・フィールドのこけら落としライブを収録。3日間で10万人を動員したこのライブでは約30曲のうち20曲がザ・ビートルズの楽曲で、「イエスタデイ」「レット・イット・ビー」ほか名曲が披露される。
生粋のニューヨーカーであるジョエルは、今年生誕65周年を迎える。
「NY ANNIVERSARY LIVE! ビリー・ジョエル『ライブ・アット・シェイ・スタジアム ザ・コンサート』」では、09年にシティ・フィールドに生まれ変わったシェイ・スタジアムの最後の公演となった08年のライブを収録。「ロックンロールは最高さ」「ピアノマン」等のヒット曲はもちろん、ジョン・メイヤー、トニー・ベネット、スティーブン・タイラー(エアロスミス)のゲスト出演、さらにはマッカートニーとの「レット・イット・ビー」共演が、5万5000人を大合唱へと巻き込む。
60年代にその美しいハーモニーで一世を風びし、事実上の解散後も根強い人気を誇るのがサイモン&ガーファンクル。彼らがデビューしてから、今年14年で50周年を迎えることになる。
「NY ANNIVERSARY LIVE! サイモン&ガーファンクル『セントラルパーク・コンサート』」では、81年9月に50万人以上の観客を集めた伝説的なセントラル・パークでのライブを収録。「ミセス・ロビンソン」「明日に架ける橋」ほか美しいハーモニーが披露され、70年以降活動を休止していた彼らが本格的な活動再開を果たした奇跡的な瞬間を垣間見ることになる。
80年代からアメリカン・ハードロック界を牽引し、今やモンスター・バンドへと成長を遂げたボン・ジョヴィ。日本でもアイドル的な人気を爆発させた彼らのデビューから、今年14年で30周年を迎える。
「NY ANNIVERSARY LIVE! ボン・ジョヴィ『インサイド・アウト』」では、08年にデビュー25周年を記念して行われたマディソン・スクエア・ガーデンほか、ニュージャージー、ロンドン会場の映像をシンクロ編集させて収録。「禁じられた愛」「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」「ハヴ・ア・ナイス・デイ」など、ヒット曲満載のライブが繰り広げられる。
映画ファンにとってマッカートニーの楽曲が最も印象深いのは、ポール・マッカートニー&ウィングス名義で提供した「007 死ぬのは奴らだ(Live and Let Die)」だろう。これは「007」シリーズの第8作「007 死ぬのは奴らだ」の主題歌で、同作はジェームズ・ボンド役を2代目となるロジャー・ムーアが初めて演じた作品だ。
マッカートニー本人は、「ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」など多数の“ビートルズ映画”に出演。
若き日のジョエルがシルベスター・スタローンと雰囲気が似ているというのは、古くからの音楽&映画ファン共通の小ネタだろう。映画との関わりとしては、86年のサスペンス・コメディ「殺したい女」の音楽を担当したほか、ディズニーアニメ「オリバー ニューヨーク子猫ものがたり」では、なんと声優にもチャレンジ。
サントラへの楽曲提供は、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」をはじめ枚挙にいとまがない。
サイモン&ガーファンクルといえば、67年のアカデミー賞監督賞受賞作「卒業」のサウンドトラックを語らないわけにはいかない。主題歌「サウンド・オブ・サイレンス」を筆頭に「スカボロー・フェア/詠唱」「ミセス・ロビンソン」などが大ヒットし、彼らに世界的な成功をもたらした。
ポール・サイモンは、このサントラに楽曲が収録されているデイブ・グルーシンとともに、グラミー賞の最優秀インストゥルメンタル作曲賞を受賞している。
ボーカルのジョン・ボン・ジョビは、95年から05年ごろにかけて精力的に俳優として活動。「U-571」「ペイ・フォワード 可能の王国」のほか、人気ドラマ「アリー my Love」シーズン5に出演し、ナイーブな好青年役で魅力を放った。「ヤングガン2」では音楽を担当、近年では「ミッドナイト・ガイズ」に書き下ろしで主題歌を提供している。
ギタリストのリッチー・サンボラも、青春コメディ「オン・ザ・ライン 君をさがして」に出演。
■“NY”の名所の数々──
あなたは、まさにその“現場”をアーティストたちと体感する!
音楽、オペラ、スポーツ、ミュージカル──さまざまなエンターテインメントの代名詞、ニューヨーク。「NY ANNIVERSARY LIVE!」の見どころは、アーティストたちのパフォーマンスだけではなく、ニューヨークを象徴する場所であるライブ会場そのものでもある。ニューヨークを愛する4大アーティストが選んだ伝統的・象徴的な場所だからこそ、かもし出される通常のライブとは異なる雰囲気。劇場に足を運ぶだけで、観客もその現場の空気を“体感”することができるのだ。
アメリカ大リーグのニューヨーク・メッツの新しい本拠地として、09年4月に完成した野球場。08年シーズン終了時までの本拠地だった「シェイ・スタジアム」の老朽化に伴い、その隣地に建設された。
こけら落とし公演を行ったマッカートニーは、65年にザ・ビートルズとして史上初のスタジアム・ライブをシェイ・スタジアムで敢行。当時のライブの模様と映像・音声がシンクロする「アイム・ダウン」のパフォーマンスは必見だ。
64年にクイーンズ地区に建造されたのがこのスタジアム。メッツの本拠地としてだけではなく、フットボールやプロレスの会場としても長く親しまれた。前述のザ・ビートルズを皮切りに、ザ・フーやザ・クラッシュ、ザ・ローリング・ストーンズといった有名バンドが次々とライブを開催し、音楽ライブのメッカとしても伝説を残す。
09年2月の取り壊しを前に、最後のライブとしてステージを飾ったのが、ビリー・ジョエルだ。
ニューヨーカーのオアシスとして、マンハッタンの中心部に広がるのがセントラル・パーク。園内にはメトロポリタン美術館や動植物園、ジョン・レノンを称えるストロベリー・フィールズなどがあり、隣接するアメリカ自然史博物館も含め、映画にも数多く登場している場所だ。
キング・クリムゾンやダイアナ・ロスも行った同地での81年のサイモン&ガーファンクルのライブは、再結成のきっかけとなった、歴史に残る感動的な名ステージとして語られている。
NBAのニックス、NHLのレンジャーズの本拠地であり、2万人を収容するスポーツ・アリーナとして世界的に名高いのがこの施設。アントニオ猪木らもリングに上り、プロレスやボクシングの伝説的な舞台となったことも多く、“格闘技の殿堂”としても知られている。
過去には、エルトン・ジョン、マドンナ、マライア・キャリーなどの大物が登場。数多くの公演を果たしているボン・ジョヴィだが、今回は、08年に行った迫力のステージをピックアップ。