紙の月のレビュー・感想・評価
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期待して公開日に見た結果…
女友達アラサー三人で楽しみにして仕事終わりに見に行きました。本当に予告が面白そうで、先々週から見に行くのを約束してたくらいです。
結論、全員一致で今まで人生で見た映画でいちばんつまらなかった。途中30分過ぎたあたりで座っているのも苦痛でした。今まで数々の映画を見てきて、エンドロールを最後まで見らずに席を立ったのは初めてです。
なんでこんなにつまらないと思ったのかも分からなかったくらいなんですが…思い出しても、何の映画だったのか分からない。話としてはわかります。平凡な人が横領をしてバレる、その過程と理由を描いたものだと。しかし、その肝心の過程と理由がまったく分からないし、物事の至る経緯、人の心情も伝わってこない。見所もなく、盛り上がりもないから最後のオチのシーンも…とりあえず最後くらい派手にしとけばってことでそうしたの?と言う感じでまったく心に響かない。
役者さんには不満はないです。どちらかというと宮沢りえさんは好きな方の役者さんです。でも話がまったく面白くなかったせいで、美しい宮沢りえの顔どアップもキツくなり、しかもどアップの連続でさすがに美しくても食傷ぎみに…しばらく宮沢りえは見たくないな…とか思う始末。
やってることが同じことの繰り返しなので、画も単調で、見るのに疲れました。ずーっと同じで単調でした。
これ、原作未読では面白さがぜんぜん分からない映画になっているんでしょうね…
なんでこんなにつまらない映画に原作者はGOサイン出したんでしょう…逆に原作読んでみようかという気になったので明日くらいに書店に行ってみようかと思います。
面白くなさ過ぎて怒りすら湧いてしまい、この気持ちのやり場がどこにもなく、どうしようもなく、このレビューを書く為だけに映画.comに登録しました…
1300円もったいなかったなあ…
こんなことしか言えなくて恥ずかしいですが
ぞくぞくと、震え、鳥肌がシーンごとにたちました。見終わると 立毛筋に疲れを感じた。と、そんな言葉まで思いついてしまいました。 小学生の時、犯したことをもんもんと被せて見ていました。 なんだろう、見終わっても引きずるこの気持ち。
原作とは全くの別物
まず、率直な感想として面白くない。
原作既読で鑑賞したが、改変がヒドい。オリジナルキャラが2人、それぞれに重要な役割を担っている。よく角田光代はOKしたもんだなと心配するくらい原作で伝わったものが違う角度で届いてくる。吉田大八は原作を読んでこう解釈したのかと、ある意味、新鮮な気持ちになった。
映画としては何かが起きそうで起きないギリギリの場面を演出している。ただ、原作読んでない人は設定から話しの流れ、登場人物の心情までさっぱりわからないと思う。多分、レビューも宮沢りえが良かったという意見が大多数になるんじゃないかな。
以下はあくまで自分なりに原作を解釈した意見なので参考程度に読んでもらいたい。
そもそも原作は角田光代お得意の何かほんの少しだけ満ち足りない女性を題材にした物語。その何か満ち足りないものを手に入れようとしたけど、結局、それじゃなかったというのが大筋で、そこのアイテムとしてお金や巨額横領事件や恋愛が絡んでくる。しかし、映画では何かほんの少しだけ満ち足りない女性の描写が非常に弱く、横領する動機がはっきりとわからない。しかも横領して行なう行為そのものが目的になっている。なので、劇中に登場する宮沢りえはただの倫理観が逸脱した馬鹿に写ってしまっている。あとは大島優子や小林聡美など対比で登場する2人も弱い。だって、宮沢りえがただの馬鹿にしか感じないし、感情移入や共感が出来ないから。後、オシャレな音楽とか妙に鼻につくから止めて欲しい。もっと自然にオシャレして欲しいね。
と、まあ、こんな感じでため息の連続間違いなしの本作。吉田大八は桐島の一発屋なんて呼ばれないよう頑張ってもらいたい。
やっぱり吉田大八監督は信頼できるなと確信。宮沢りえの魅力がスクリー...
やっぱり吉田大八監督は信頼できるなと確信。宮沢りえの魅力がスクリーンに映える、映える。どうしようもない小僧の借金肩代わりから横領に手を染めてしまいにっちもさっちもいかなくなる宮沢りえ、彼女を追う職場で肩叩きを食らってテンパっている小林聡美・・・すなわち、銀行版ダンテの『神曲』と言っても過言ではない、決して言葉で過度な説明をしない慎ましやかで荘厳な映画でした。
見切り発車という判断が作品をダメにする。
吉田大八が監督、ということなので、私にとっては、この秋の期待作でした。しかし・・・。
この作品に携わった全ての人がある種の不安を抱いていたに違いありません。原作者、脚本家、監督、そして、俳優たち・・・。これでいいのだろうか、このまま公開していいのだろうか・・・。私は原作を読んでいないのですが、おそらくは、原作が余りにご都合主義的に書かれていたのでしょう。角田光代は推敲をしなかったのでしょうか。元々、私は角田光代という物書きを評価していないのですが、これはちょっと、酷過ぎるでしょう。全く、これでは脚本家がいくら手を入れても手の施しようがありません。至る所にぎこちなさが見えます。一番、笑ったのは、宮沢りえが突然、胸のボタンを外して、色仕掛けで石橋蓮司に迫る場面です。いくらなんでも無理があります。それから、話を強引に進めるために、その繫ぎ目がかなり目立っています。終盤、巨額の横領が発覚した後、会議室で宮沢りえと小林聡美が対峙する場面があります。ここで小林聡美が、「私が一番やりたかったのは徹夜だ」と云うのですが、なんの説得力がありません。私は、一番、盛り上がる筈の場面で、このいい加減な科白はないだろう、と白けてしまいました。最後に、それまでのさまざまなストーリー上の矛盾や綻びを吹き飛ばそうとするかのように、宮沢りえが椅子をガラス窓にぶつけて、ガラス窓を壊すという大見えを切るのですが、そんなことで、積りに積もったフラストレーションは解消されません。☆をひとつ半にしたのは、宮沢りえの熱演を評価したことによるものです。本来なら☆半分です。
話の最初と最後に宮沢りえの女学校(ミッション系です)時代の風景を置いて、時間的奥行きを出そうとしているのですが、この手法は最近の大抵の映画に蔓延しているので、もう、いい加減、やめた方がよろしいかと思います。もう、食傷気味です。
また、大島優子は、いまどきのちゃっかりした軽い女を演じていて、はまり役でした。こういうのを適材適所というのでしょう。
いいねぇ!
本当の幸せとは? を考えさせられる。
人間の苦悩、欲望、あるトリガーをきっかけに変化する精神状態、心理状態を演じる宮沢りえが素晴らしい。
小林聡美も最高!
エンディングが?となったので星4つにしました。
上映される所が出てないのは
明後日からなのにまだ上映館が出てないなんてホント不思議です。
どうなってるのでしょうか
他の作品にしても上映される所が定かでは
ないですよね〜
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