マンガで世界を変えようとした男 ラルフ・ステッドマン

劇場公開日:

マンガで世界を変えようとした男 ラルフ・ステッドマン

解説

イギリス出身の風刺漫画家ラルフ・ステッドマンに迫ったドキュメンタリー。イギリスで社会や政治情勢を風刺する漫画家として活躍したステッドマンは、カウンターカルチャーが隆盛を極め、風刺漫画が芸術表現のひとつとして確立された60年代後半にアメリカへ渡る。ローリングストーンやザ・ニューヨーカーといった有名誌で次々と作品を発表して注目を集め、型破りなジャーナリストとして知られるハンター・S・トンプソンの著作「ラスベガスをやっつけろ」では挿絵も担当する。トンプソンとの波乱に満ちた友情物語を軸に、ビートニクを代表する作家ウィリアム・バロウズとの交流などを、ステッドマン作品の収集家でもあるテリー・ギリアム監督や俳優ビル・マーレイの協力によって得られた貴重な映像を交えながら紹介し、ステッドマンの創作活動の源に迫る。映画「ラスベガスをやっつけろ」でトンプソン役を演じたジョニー・デップが、ナレーションとインタビュアー役を担当。

2012年製作/82分/イギリス
原題または英題:For No Good Reason
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2014年3月8日

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映画レビュー

3.0見てて飽きない芸術家の製作現場

2018年6月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

カートゥーン(1コマ漫画)と呼ばれるジャンルで、アナーキーな風刺漫画で名を馳せたラルフステッドマン。破天荒記者ハンターに連れ回されるマンガ家のラルフ。ジョニー・デップが彼の素顔に迫る。ドロッピングから肉付けしていびつな人間を表現、絵や写真を手を加えて歪ませる技法も使う。ラストの作品群が次々と現れるのを眺めると、圧倒的なオリジナリティ溢れる画風だと感じた。

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mimiccu

4.5素晴らしい作品群に感動しました。

2014年3月11日
iPhoneアプリから投稿

興奮

ラルフ ステッドマン…ペンの線はこれしかないというところで生きた生命を持ち、無造作に見える塗り、偶然のドリッピングが彼にしか見えない形で見えているに違いないとすら思う。
真に才能のある人、天才はタブーや規制など軽々と超え、凡人の常識、保身など想像もつかなく、到底行き着かない高みで創作する運命を負わされているのではないかと思う。
たとえそれが世界の一部の人間にしか届かなくても彼の作品が世の中に存在するとしないとでは与えるインパクトが違う、と思える程の強烈な作品群。

まさに本物のアーティスト!
ラルフの作品の創作過程が存分に楽しめ、鑑賞できる。
そしてジョニー デップが出ずっぱり。

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miuman

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